忍び寄るAI転換
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
昨今のAI技術の進化は止まらない。
先日は「がん発見にAIが活躍」
様々な情報を入力し、それを解析する技術が進化するにつれて、AIの活躍ステージも広がりながら、より深掘りされていくのであろう。そして我々小売業界にも、AI技術が投入されつつある。
自動発注。
防犯カメラ。
顔認証。
今でもこのようなAIが業界で導入され、その存在感を高めているのは周知のことと思う。
更にこの傾向は急速に進化していくと思われる。
特に、資本力のある大手企業はその傾向が高まっていくに違いない。
そして更に効率化が図られ店舗数を増やしていく。
もはやこの流れは止められないと思う。なぜなら大手ほど急速に店舗数を増やし、その数が競争力といして規模の論理から収益力を高めていける要因なのだから。
しかし中小SMとなるとその流れには乗れない。
なにせ絶対的な資本力の差が、上記のようなAI導入のタイミングのズレを生じさせ、それがAI活用の機会を失わせていくのではないだろうか。
AI導入で得るものと失うもの。
その失うものをしっかり認識し、中小はそこにしっかり入り込む必要がある。
そういう視点で見ると小売業はあくまでも現場力なのである。
現場は人間の意志と判断で構築されていくもの。
そこにAI導入で失うものをどうカバーするか。
カバーするだけでは収まらない。どう強みに転換出来るか。
人間の意志と判断。
そこの根底にあるのは、売る楽しさと売れる喜び。何度も言うが、この人間の本能こそが最大の強みなのである。この部分だけはどんなに時代が進化しても不変の定理なのである。
どんな人間だって「楽しさ」と「喜び」を求めるもの。
この業界には幸いなことに、現場の一人一人にそれを追い求める要素が豊富に残されているのである。
パートさんだって自分の売場を持ち自分で考え自分で売る。
それが可能であり、そこから全ての歯車が回っていくのである。
しかし現場力強化には時間がかかるもの。
だからこそ、常にその努力と継続が将来を明るく照らしてくれることになるのである。
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
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当方の執筆は以下の通りです。
1.特集「売場作りの改善法」
目的買いと衝動買いという顧客購買行動から
将来的な来店動機を高めていく手法を解説
2.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(2月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
*今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
通りすがりの業界人さん、コメントありがとうございます。
流石、経験者は語る、でしょうか。
確かに、自動発注も部下育成の概念で付き合わないと痛い目に遭いますからねぇ~(笑)。
投稿: てっちゃん | 2024年2月20日 (火) 07時38分
AI導入には資金が必要、しかも軌道に乗せるまでのデリバリー、店舗オペレーションに時間も掛かりトップの覚悟が必要と考えております。
いきなりAI導入したから効率よくできるだろ〜と思ったら大間違い痛い目あうゼェ(☆ϖ☆)©⌒
投稿: 通りすがり業界人 | 2024年2月19日 (月) 19時22分
hataboさん、コメントありがとうございます。
「個性」というワードを「強み」として理解し、身に付けていければ、安定した固定客が定着してくれるのではと思っております。
投稿: てっちゃん | 2024年2月17日 (土) 16時58分
機械に監理されて、機械の言いなりになって、誰でもできてしまう仕事にだけはなりたくないです。
会長の言う通り、売れる喜び、楽しさを感じながら人対人の商売で頑張ってまいります。
投稿: hatabo | 2024年2月17日 (土) 15時34分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
中小ほど来店客数も大手より少ない。ということは顔見知りのお客様がほとんど。
よって、チラシで何人来店するか分からない客数と売れ数を予測するよりも、予約販売に特化するとか、数量限定の予告販売に徹して、ある程度決められた数量を無駄なく売りさばいて、利益を確定していくという手法。
どこかの中小店舗で実践してみたいですね。
投稿: てっちゃん | 2024年2月17日 (土) 12時07分
AIの期待値は株式市場からも明らかですね。人材逓減不足からも明白でしょうか。ただ、現実はAIよりも40年前から導入されたPOSシステム分析でさえ知らない使わない社員。行き着く先はAIが社員に置き換わりパートがAI指示をにより売場に商品を開店前に短時間で並べてレジはセルフレジ。
要は社員は要らなくなるし、そうしなくては採算が合わなくなってくる。まだまだ上がる原材料、物流コスト、固定費、人件費等に耐えれず🙌するしかないですから。生鮮、惣菜も大手はPC比率をどんどん上げてながらパッと見は手作り感や鮮度感を演出する施策を取っている・・・
この流れに如何に対峙して行くのか?
連続的に利益を上げれない企業に先は無いと感じますし、現実それらの企業は明白な方向性を持ってますね。
投稿: dadama | 2024年2月17日 (土) 07時24分