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2024年2月28日 (水)

起業仲間

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日、ある人物からHPのお問合せにメールが入った。

  「以前一緒に同じ部署で働いた〇〇です。」

よって、彼のHPに記載されていた携帯に直接電話してみた。

  そこからリアルなダイレクトな会話が始まった。

彼も定年を前に起業したのだという。

  彼は青果をメインにした起業。
  私は店長をメインにした起業。

とは言っても、青果のコンサルという領域だけではなく、コンサル兼流通の仲立ち的な業務を担っているようだ。

  だからいろいろな方とのお付き合いが多い。

産地や生産者の方と販売店との仲立ち的な業務がメインであるという。以前青果バイヤーを担っていた経験からの開業という。

  今の環境は何ものにも縛られない環境だという。

確かに、その通りだ。

  組織から離れた途端に「縛り」が全くなくなった。

ここまで、何も縛りが無くていいのかと不安になるほどに、まったくの「ノー縛り」的な生活環境は、企業してみて初めて味わる環境の変化であろうか。

  かっての仲間との会話。

確かに、以前就業した企業のOBで、コンサル等で起業されたかたもいるが、私自身が起業してからの交流は無かった。よって、今回初めて先方からの連絡が入り、直接の電話からの会話となったのである。

  競合店の店長との会話が意外に共感し合える。

現役のころ、良く思ったのは同じ境遇にいる競合店の店長との企業間の壁を越えてのコミュニケーションだったが、今回も競合店という位置づけではないが、同じ起業した者同士の共感を得るお互いのコミュニケーションが図られたように思った。

  特にお付き合いする相手先に対する見解は共感を得られた。

やはり、共に同じ小売業に就業し、同じエリアで同じ事業部で同じ境遇で仕事をした仲間であるから、取引先の小売業や業界における小売業の情報交換には学び合えることが多かったように感じる。

  “やっぱり同じことを考えていたか(笑)”

そして彼が言う私の強みとは、やはり「店長目線」であるという。

  店長目線。

この業界で起業する人間は多いが、それはどちらかと言えば「バイヤー経験者」や「企画室経験者」の方が多く、「店長経験者」や「店長専門家」を領域とする方は少ない。

  それでもこの業界で店長の数は多い。

そして彼は、自分自身店長経験がなく、店長目線で売場全体を見るという視点を深掘りすることも無かったという。バイヤーとして同じ部署で他部門のバイヤーとのコミュニケーションや営業方針等に触れることはあったが、店舗という現場で未経験部門を深掘りする経験が無かったという。それが自分の弱みであり、それが私の強みだと語った。

  他者から聞いて初めて確信できることがある。

それが、私自身の他起業家から見た強みであることが、彼の口から聞いて、初めて確信したと言ってもよかったのである。

  “やっぱりそうなのか”

そんな印象であったろうか。

  しかし「強み」は活かしてナンボである。

そして、自身の強みを活かしきれない方がなんと多いことか。だから私もその例に習わぬように、強みを活かせる行動を起こしていきたいと思うのである。



  



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食品商業2024年3月号が発売されました。

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当方の執筆は以下の通りです。

1.特集「売場作りの改善法」
    目的買いと衝動買いという顧客購買行動から
    将来的な来店動機を高めていく手法を解説

2.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(2月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。


AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

→少しでも私の蝙蝠視点からの経験値を次世代に残せれば嬉しい

その通りですね。そうやって、伝達者の名が永遠に消えることなく刻まれていくのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2024年2月28日 (水) 18時18分

私も今日で店長を卒業して8年が経ちました。
それから色々有れど今日までこの業界に身を置けたのも自分なりに色々チャレンジし失敗成功を重ねた経験値かなと。流れに身を任せるのは楽ですが洪水や干魃に備える事も必要ですね。
人生とは何か?最後にはご縁あって極悪男に耐えてくれた家族の平穏ですしサラリーマン生活に終止符が見えた現在、残りの人生を如何に平穏に生き抜くかに尽きると感じます。
てっちゃんみたいにこの業界に人生を捧げる気はございませんがリーマン中は少しでも私の蝙蝠視点からの経験値を次世代に残せれば嬉しいですね。

投稿: dadama | 2024年2月28日 (水) 12時17分

hataboさん、本日も怒涛の3連続コメント、ありがとうございます‼。

→今は起業する気なんてありませんが

それでもいつかは定年という現実が迫ってきますから、その後の生き方もある程度頭に折れておくことは大切でしょうか。

定年後、自分の趣味を活かして生活するという優雅な老後を過ごしてみたいものですね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2024年2月28日 (水) 10時37分

店長目線、現場で実績を作り続ける、ということが財産なんでしょうね。
今は起業する気なんてありませんが、この先どうなっちゃうのかわかりませんが、万が一に備え色々チャレンジして財産を増やしておきたいと思います。

投稿: hatabo | 2024年2月28日 (水) 10時33分

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