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2024年2月10日 (土)

栄枯盛衰

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


この業界でよく言われることわざ。

  急がば回れ。

道を急ぐのであれば、逆に遠回りとなるかもしれないが、基礎を固めてその基盤の上にいろいろな新しい取り組みを構築していくことで、最終的には目指すあるべき姿に早く到達する、というような考えである。

  うさぎとかめの例えにも用いられよう。

この業界はとりわけ、安定した売場の維持を基本とする傾向がある。

  それはそれで正しいこの業界の本質ではある。

しかし、重要なのは、その基本をしっかり磨きこんで土台にすることであり、それはあくまでも土台であるという意識を持つことなのである。

  土台であるからそれはあくまでも基盤である。

そして、基盤をしっかりと固めたうえでそこに何を建設するかが、その後の成長に繋がっていくのである。

  土台の上に何を建設するのか。

それによって、建設した建物が新たな集客と売上を構築していくのである。

  しかし安定の本質はそこではない。

土台の上に建設した建物自体も、一部は土台化していくのである。いや、土台化していくかどうかは企業や店舗の戦略次第。

  いつまでも同じ土台に安住することではない。

それではいずれ土台自体もほころびが生じ、いずれその修復に追われることになる。重要なのは新たに建設した建物自体も、一部土台化させ更に安定化させていくことを意識しながら土台の安定化という意識をもつことである。

  そうやって土台を進化させ将来的な安定化を図る戦略を持つこと。

これが、本来の安定化である。これは、当方のファイブマネジメントの講義の中の「競合マネジメント」の中の五感に出てくる「安定感」の内容と連動する。

  鮮度感、季節感、安さ感、安定感、親近感。

この五感を競合店以上に高めて、顧客の吸引力を高めていく手法である。

  その中の安定感。

まさにこの安定感が前述した将来を見据えた安定感なのである。

  単に今の安定に安住することなく未来の安定を目指す。

そこに、栄枯盛衰ということわざが当てはまるのである。

  今の安定に安住するから栄光盛衰が生まれるのである。

その為には、急がば回れで土台を築く。そしてその土台の上に目の前の集客を高める建物を建設する。その建設物とていずれは未来の建設物の土台としなければならない。

  集客力の高い建設物と同時に土台となる部分も立ち上げる。

要は、土台の上に建設する建物自体も未来の土台になり得るか、という視点である。

  ちょっと遠回りな内容であったかもしれない。

これも、急がば回れ、として読んで欲しい内容である。






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食品商業2024年3月号が発売されました。

20243

当方の執筆は以下の通りです。

1.特集「売場作りの改善法」
    目的買いと衝動買いという顧客購買行動から
    将来的な来店動機を高めていく手法を解説

2.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(2月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。


AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

全くその通り。
如何に、良きパートナーとして人間が使いこなせるか。
特に52週毎のMD対応、気温対応、そして数値効果、しかしそれら全ては意志の入った人間力から生まれていくもの。

この原理原則を無視すると、逆にAIに振り回されて現場が混乱してしまうことになるでしょう。

暴スーパーでも自動発注に翻弄され売場がガタガタ状態😓。

投稿: てっちゃん | 2024年2月10日 (土) 14時19分

私達が主役の時代はAIなんて無かったですから否が応でも感と経験に頼わざるを得なかったですからね。昨今はAIが主役の感が有りますがその背景には感度差や経験差を本部がリスクと捉えるからでしょう。それも正解ですし一番の課題は企業、トップとしてどのようなスーパーにしたいのかとその想いを具現化し顧客に受け入れて頂く事が大切かと。私的にはAIは良きパートナーであり主役であってはならないと思いますね。

投稿: dadama | 2024年2月10日 (土) 14時07分

hatabosさん、コメントありがとうございます。

昔と違って、今は教える側も自分が育った環境を捨てて学びながら共有するというスタンスが重要かと思われます。

それが組織内の結束力に直結しますし、ギスギス感も緩和される時代。年代別の優劣ではなく、学び実践する人材での優劣評価に移行していくのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2024年2月10日 (土) 12時44分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

かっては「感」と「経験」の時代。
しかし現代は「データ」と「AI」の時代へ。

しっかり仮説を立てて数値検証しなければ、いずれその作業がAIに取って代わられてしまう時代が迫ってますね。しかしいくらAIといえども人間の意志には敵わないと思いますし、そう信じたいですね。

投稿: てっちゃん | 2024年2月10日 (土) 12時40分

今年から基礎をしっかりと、ということで月1で社員教育の時間を作りました。
教えていたようで教えてない、何がわからないのかわからない、そんな状況でしたので自分が入社してからどんなことをやってきたか、学んできたか。
背中を見て覚えろなんて時代ではなくなってきましたね。
急がば回れですが急ぎながら回ります(笑)
時代の流れがかなり早くなってきましたので。

投稿: hatabo | 2024年2月10日 (土) 08時26分

安定的成長。とあるコトPOP好きな女性の方が「コトPOPを描いた商品の売行きをデータで見る事を覚えたら販売に益々張り合いを持てるようになった。」と述べていましたし、とある店長も「目標数値と進捗達成度を見える化したら販売力が高まった」と言ってましたね。
気温、時間、速度等近代文明以前は「暑い寒い、短い長い、早い遅い」で済まされた事が今は数値化して語るのが当たり前。では売場や商品を数値化して語れる担当者がどれだけいるのか?「まーまー売れたかなー。ちょっと取りすぎただべー(笑)」私達はまだまだ原始人ですよ(笑)。もはや数値で語る時代であり、折角POSと言うデータの宝の山があるのですから味方にすれば基礎力の維持増強も数値として把握出来ますし少数先鋭の生産性を求められる今、当たる確率の高い商売を数値で語る事でまだまだ伸び代はあると感じますね。

投稿: dadama | 2024年2月10日 (土) 06時33分

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