6つの未来
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
正月のNHK特番。
「2024私たちの選択 -AI×専門家による“6つの未来”」
を放映していた。
AIを使って未来の日本を想定する報道番組。
いろいろな情報をAIに入力した結果、見えてきた日本の未来の姿が見えてきたという。
それが2054年の時点で6つの姿として浮かび上がってきたという。
その中で、主に取り上げていたのは二つの両極と言える姿にスポットライトを当てていたのである。
一つは「地方分散・マイペース型」
二つは「多様性・イノベーション型」
地方分散・マイペース型の特徴は、
人口△ 賃金✕ 働き方△ イノベーション〇 幸福度〇
多様性・インベーション型の特徴は、
人口〇 賃金〇 働き方〇 イノベーション〇 幸福度✕
上記のような特性の違いがあるという。どちらもメリット・デメリットが共存する社会である。
大きな違いは「賃金」と「幸福度」が真逆であること。
マイペース型は賃金は上がらないが、幸福度は高い。
イノベーション型は賃金は上がるが、幸福度は低い。
賃金か幸福度か。
その選択肢は大きいのではないだろうか。しかし、この番組の流れでは、イノベーション型に向かうために、2028年と2029年、そして2040年の段階で、日本がどの分岐点を選択するか、その為にどうするか、によってそれ以降の未来の姿が変わっていくという。
2028年では「賃金」が上がるかどうかの分岐点。
2029年では「出生率」が上がるかどうかの分岐点。
2040年では「イノベーション」が盛んになるかどうかの分岐点。
その為に、2028年までにやっておくべきことは「テレワーク導入企業を増やす」「育休取得率を増やす」「労働時間を減らす」こと。その為に、ドイツの事例を紹介していた。リーダー二人制を導入することで、マネジメント層の安定による労働時間の短縮とマネジメント力の強化。
2029年までにやっておくべきことは、「保育士の増加」「保育所定員の増加」「子供学習費の低下」の三項目。
2040年までにやっておくべきことは、「大学・企業の共同研究が増加」「科学技術研究費の増加」「世界トップ10%論文数の増加」という。
このような推移によって、人口、賃金が増加し、働き方改革が浸透し、イノベーションが活発となっていく、が逆に幸福度は下がっていく。
この推移を勧めていくことと、幸福度が同時に高まっていくことの両立はできないものだろうか、というのがこの番組の最終テーマとなっていた。
幸福度とは何か?。
それが本質ではないだろうか。幸福度とはおそらく自分の人生を見通した時に、老後まで不安の無い安定した生活が送れるという保証があるから幸福感を感じるのではないだろうか。
人口が増え賃金が増え働き方が改善される。
しかし逆にこのことで競争社会になっていく可能性が高まるということかもしれない。
さて、どう両立していくか。
そう問われると、今目の前に立ちはだかる壁は同じなのかもしれない。だからこそ、今目の前の壁に対してどの世代もその壁に対してどう克服していくのかが問われているのだと思うのである。
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当方の執筆は以下の通りです。
1.「店舗視察の方法と学ぶべきポイント」
前半 ~ 事前準備としての五感の認識
後半 ~ 写真で解説する最新ポイント
2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(1月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(2月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
*今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
k,kさん、コメントありがとうございます。
→ただ体をずっと動かせばいい時代は終わってます。頭を切り替えて指導する立場の人間から変わらないと
全くその通りではないでしょうか。そして今その具体的な改善事項を実践出来るのは現場のベテランチーフ達ではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2024年1月13日 (土) 17時46分
最近、グロサリや日配のパートさん方からk,kはグロサリや副店長を目指していないの?と聞かれます。そうは言っても声がかからないからしょうがないよ(^_^;)と。何で?と聞いたら鮮魚配は居ないのに皆定時で帰ってる。もう嫌なんだけどどうにかならない?と。段取り変更や細かい改善をしてるから。でも他部門にちょっかいは出せません。要望あれば切り込みますが。そんな視点からも今後の働き方改革は必要です。ただ体をずっと動かせばいい時代は終わってます。頭を切り替えて指導する立場の人間から変わらないと。楽しい施策はそんな環境からは産まれませんよね~ 又生意気コメント失礼しました(笑)
投稿: k,k | 2024年1月13日 (土) 16時55分
hataboさん、コメントありがとうございます。
我々の世代は結果的には、成長を優先した時代だったのでしょうね。でも個人的には幸福感を求めて仕事をしていたと思います。
さて、現代はどうなのか?。
おそらく、皆幸福感を求めて生きているからこそ、国家としての成長にもう一度目を向けなければ世界から取り残されていくという現実に向き合う必要があるのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2024年1月13日 (土) 08時23分
賃金と幸福度はイコールかと思ってましたが違うんですね。
会長の年代の?高度成長期は前者と後者どちらだったのでしょうか?
私は就職氷河期世代ですのでお金が入ったら幸福のために自分でガンガン使ってました(笑)
今思えば貯めときゃよかったかなと(笑)
普通に生活できるだけで幸せだと思わないといけませんね。
投稿: hatabo | 2024年1月13日 (土) 08時19分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
個人的には「地方分散・マイペース型」の未来に魅力を感じるのですが、番組では「多様性・イノベーション型」をメインに未来への道筋を組み立てていましたね。
成長をメインにするのか、幸福度をメインに未来を目指すのか。ここが大きな分岐点になっていくのでしょうね。幸福度を求めた過去の道筋から、成長を求める道筋に転換していく今後の日本。
見も持って行きたいですね。
投稿: てっちゃん | 2024年1月13日 (土) 08時14分
悲しいかな何れの分岐点も過ぎ去し世代(笑)。
共感や危機感を「これからの世代は色々と大変だなぁ」他人事に受け止めてしまう。
守るべきは家族が1番でしたから家族が平和に暮らしてくれたりあの集まりのような気を許せる仲間が少数いてくれれば自分の存在は保てるかなと思うこの頃です。
とは言え、まだ残された時間はありますら、42年間のスーパーマン人生経験で今後も何某らのお役に立てるような事が有りましたら引き寄せの法則如くお伝え出来ればですね。
投稿: dadama | 2024年1月13日 (土) 07時56分