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2023年12月15日 (金)

食料調達の未来

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今週の記事に載せた「買い物難民」

  クローズアップ現代の放映だった。

今日のテーマもクローズアップ現代で放映されていたものである。

  一つはコメ農家の激減
  二つは畜産農家の激減

コメ農家の平均年齢は70歳近いという。

  人口減に伴う農家の後継ぎの問題。
  収入減に伴う農家の後継ぎの問題。

この二つの要因。そして地方の農家に嫁ぐ方が激減しており、結局は農家の跡を継ぐ人間の不足が大きな要因であるのだろう。
この問題に、いろいろな方がいろいろな意見を述べてきたように思うが、やはり主要因はひとつのような気がする。

  コメの生産を株式会社形態にして組織化すること。

今の現状は、コメ農家のほとんどは家族経営で、それぞれ一個の農家が生産に伴う全ての器具、備品、農業機械を揃えて生産しているのが現状。

  それぞれに大きなコストを費やしている。

こんなに効率の悪い事業があるだろうか。農業や畜産業を知らないから言えるのかもしれない。だからこの意見に異議を唱える方も多いのかもしれない。しかし敢えて言わせていただければ、あまりにも非効率な手法で土地を整備し、植物を収穫しているのが日本の現実であるような気がする。

  確かに日本の国土は狭い。

よって、複雑に入り組んだ土地で、それぞれの農家が自らの土地でコメや農作物を収穫して、それぞれに生計を立てているのである。

  他の全ての産業は全ての効率化を図りながら成長してきた。

農産業会だけが、個々の農家さんに依る生産方式を一途に営んできたのである。その中でも若い生産者の中には改革によって新たな事業や新たな生産物の開発によって現在の至っている方々も多いとは思う。しかし全体で見れば、大きな環境の変化の中で、次の世代へ受け継がれる事業とはなっていないのが現実なのであろう。

  もっと大規模運営にならないのだろうか。

農家さんを巻き込み、大規模な土地で少ない農機具により、大人数で、他業界のように週休2日制度を導入して、月間作業スケジュール、就業スケジュール、勤務スケジュールによる作業効率、生産性向上、就業人口の確保が出来ないものなのだろうか。そうでなければ、世の中の食料は冷凍品のみになってしまうのではないだろうか、という不安が一気に膨れ挙げっていくのである。

  確かにこの報道の最後はそのような提案もあった。

他業界の心配をしている場合ではないのかもしれないが、将来の日本の食料調達という大きな課題を解決しない限り、我々の食品スーパーという業界も成り立たなくなっていくのである。

  この業界の効率化。

それもまた、大きな課題ではある。しかし地域に根差した小売業は地域に無ければならないが、更に大きな組織で生産形態を構築していくのが、第一次産業なのである。

  農家や畜産業の方々が安心して働ける環境。

日本の将来にとって重要な課題であろう。
  




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食品商業2024年1月号が発売されました。

20241

当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



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部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
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52週MDマネジメント(1月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(12月編)のダイジェスト版をアップ致しました。


AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。




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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

hataboさん、コメントありがとうございます。

確かに太陽パネルの設置面積が激増していると思います。新幹線に乗っていても、やたらと目に付く太陽パネル。しかしこれも定期的なメンテナンスが必要で、将来的な利益になるのかどうか。不安はありますね。

それよりも重要課題の食料の自給自足。
ここは是非、hataboさんに株式会社hataboを立ち上げて頂いて、コメの大量生産に貢献してください。せめて田植えと稲刈り時には時給10,000円で伺いますので(笑)。

投稿: てっちゃん | 2023年12月16日 (土) 13時23分

まだ某会に入る前に脱サラして、農業の会社を作ろうかと考えたことがありました(笑)
嫁さん家が米農家で、その周りの田んぼも空いたりしてたので。
結果儲からなそうだなと思ってやめましたが、法人化は必要でしょうね。
このまま行くと遊んでいる田んぼはみんな太陽パネルになってしまいそうです。

投稿: hatabo | 2023年12月16日 (土) 13時08分

dadamaさんへ。
再びのコメントありがとうございます。

やはり仕事へのプライド、その為のプロ意識、そこから生まれるリーダーシップ。

男女、職位問わず、そんな意識を持って行動することに大いなる評価が得られる職場環境の構築を進めていきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2023年12月15日 (金) 21時07分

非効率を是とするならばやはり人間力とモチベーション。それもポジティブ思考でないといけない。顧客満足と共に従業員満足も念頭におかねばならない時代。地域スーパーが必要である理念をトップが明確に持ちメンバーと共有するプライドが必要でしょうか。作業効率を追求すると何処かにお客様の不利益となる裏があるはず。
そこを一目瞭然とお客様に伝えるスキルが必要でしょうか。

投稿: dadama | 2023年12月15日 (金) 18時42分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

確かに、自ら属する業界においても対岸の火事ではないです。

非効率的店舗運営を強みとする話題をおおいに語りたいものですがね〜。

投稿: てっちゃん | 2023年12月15日 (金) 17時27分

色々な数値資料を見ても集約化、専門化したスーパーの業績は押し並べて好調を維持してますね・・・今日はポジティブコメントが見出せません(笑)。

投稿: dadama | 2023年12月15日 (金) 17時04分

k,kさん、コメントありがとうございます。

→スーパーと個人商店も同じですね

確かにそうですね。
先日は、買い物難民の記事をアップしましたが、結局それも個人商店に近い中小スーパーの撤退がほとんどの要因。

とは言っても、こちらにはなんとか頑張って地域と共存してほしいもの。その為にお互い頑張って参りましょう👍。

投稿: てっちゃん | 2023年12月15日 (金) 07時45分

農家問題。色々聞いております。専業でも400万位の年収、土地は先祖代々受け継いできたのもで簡単には売れない、貸しても返ってこないかも知れないから貸さない。農家で独身の友人も複数おります。そして小売業を馬鹿にしている。農協の言いなり、言い値でやってます。まあ勉強してない友人なので頭は硬いですね。もちろん前向きに収入アップの為に動いている農家さんの知り合いもおります。農家改革は個が殆どで代々繋いできた伝統もあるので簡単ではないと思います。会社組織にして年収上げて商品クオリティもランク選別して農薬や肥料等も大量買付して管理体制、分業にした方がお互い楽のような気がします。あ、スーパーと個人商店も同じですね~

投稿: k,k | 2023年12月15日 (金) 05時50分

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