みかんの2S
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
みかんを量販する季節。
まさに今がその時だ。
さて皆さんは、自宅で消費するみかんは、L、M、S、どのサイズを購入して食しますか?。
「私は絶対Mですね。ちょうどいい大きさだから」
「うちはLかな。値段も安いし食べ応えあるから」
「なんと言ってもSでしょ。中の個数が多いから」
というように、個人的にいろいろな意見があると思われる。だからこそ、均等に売れ行きがあるのだろうが、なんと言っても一番高額になるのがMサイズ。上記の理由にあるように一番適切なサイズだからであろうか。
MサイズよりLサイズの方が甘い。
SよりMの方が、皮を剝きやすい。
LよりMの方が、箱内の数が多い。
よって、ギフト用の他人に贈答するサイズは圧倒的にMサイズである。
だからMサイズが一番高額となる。
それでも、Mサイズが一番初めに無くなっていく。自宅用でない場合は尚更Mサイズに集中するようだ。
それじゃ食べて美味しいのは?。
そう問われると、私は2Sサイズを迷うことなく購入するだろう。
同じ銘柄なら一番甘いからだ。
業界関係者なら、周知されている事実かもしれないが、意外に分らない担当者もいたりする。
一粒の中の甘味は同じ。
だから、大きくなればなるほど甘味が緩和されていくのである。だから、一番小さいサイズの2Sが一番甘いことになる。もっとも3Sのサイズもあることはあるが、ここまでいくと剝きづらいだろう(笑)。
今年は2Sサイズが売場で多く見かけるのである。
従来であれば、Sサイズまでの一番小さいサイズなのであるが、今年はその下の2Sサイズの品揃えまでしている店舗が多く存在するように思える。
“いいことではないか(笑)”
しかし、購入する方はいいが、店舗でのリスクも高くなる。
小さくなるほど鮮度落ちも早いから。
やはり、皮の厚さとかもあって、気温に左右される確率も高くなるのだろう。よってあっという間に箱の中の痛みが広がってしまうから、日々のチェックが重要になる。
いま各店ではみかんの鮮度チェックが花盛りであろうか。
是非、みかん箱のチェックを万全にして、Xmas~年末商戦を乗り切ってください。
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。
株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
当方の執筆は以下の通りです。
1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(1月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(12月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
*今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
| 固定リンク
「商売」カテゴリの記事
- 12月商戦へ向けて(2024.11.30)
- 魚部門を支える顧客層とは?(2024.11.23)
- 即食がこだわるべきもの(2024.11.22)
- 入口の五感(2024.11.19)
コメント
hataboさん、コメントありがとうございます。
2Lが一番人気だったとは地域性なんですね。
とは言っても、そちらはミカンよりもメロンが圧倒的な地元果実なんでしょうから、そちらへのこだわりもハンパないのかと思います。
投稿: てっちゃん | 2023年12月22日 (金) 08時25分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
試食の復活、これも大手や都心部から順繰り復活していくのでしょうね。中小ほど積極的にチャレンジしていくスタンスが重要だと思うのですが、どうしても大手の後に付いていこうとする。このスタンスを変えない限り下剋上は厳しいと思う、今日この頃です。
投稿: てっちゃん | 2023年12月22日 (金) 08時22分
今年のみかんは味がいいですね。
うちは田舎なんで一昔前まで、愛媛の赤箱が、Theみかんでした。
サイズも人様にあげるのにみっともないから、剥くのがめんどくさいから、ということで2Lが人気がありました(笑)
何年かかけて高糖度みかんでSが甘いですよ!と伝え続けた所、ようやく小さいサイズが売れるようになりました。
投稿: hatabo | 2023年12月22日 (金) 06時48分
今年は天候の影響で小粒が多いながら甘味は上々のようで事実私があちこちで買い漁るみかんも総じて当たりが多いですね。今年は全体的にフルーツ不作高騰の中、この季節1番人気のみかんをしっかりと売込み年末のお宝アイテムにして頂きたいですね。幸い試食も復活出来る環境に戻ったので2Sの小粒は単価も知れてますからどんどん食べて頂き安心してお買い求め頂くのも一手でしょうか。更には訳ありコトPOPやみかんの美味しさに叶う美声?アナウンスでしっかりと顧客のハートを掴んで頂きたいですね。
投稿: dadama | 2023年12月22日 (金) 06時20分