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2023年11月14日 (火)

自分の強みを磨く

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


自分の強み。

  その強みを活かして行動出来れば最高である。

しかし自分の強みは理解しているが、その強みを活かして目の前の仕事に就業しているか、と問われれば“否”ではないのだろうか。

  それだけ「強み」を発揮する場が無いのが現実。

しかしそれも自分の考え方次第なのかもしれない。

  店長とはこうあるべきだ。
  主任とはこうあるべきだ。
  店舗とはこうあるべきだ。
  教育とはこうあるべきだ。
  競争とはこうあるべきだ。
  研修とはこうあるべきだ。

等々の、組織内での評価基準があると思う。その評価基準に対して、自分なりの回答をしている場合がほとんどである。

  私も当初は「コンサルとはこうあるべきだ」と思い込んでいた。

しかし実際にコンサル業に就業して見ると、そう思い込んでいた自分の了見の狭さに気付かされていくのである。

  “自分の強みを発揮するステージを見つければいいんだ”

そんな風に思えるようになってきた。かっては、コンサル業だからあれも出来なければならない、これも出来なければならない、全てが出来なければコンサル業として評価されない、のではないだろうか。

  そう思い込んでいたのである。

しかし、そうやって一年が経過していくと見えてきた。

  なんでもできるは全てが中途半端。

なんでも専門家として習得しているコンサルなどいない。必ずどこかに強みがあり、その強みを最大の武器として活用しているのである。
そして、ある結論に至った。

  現場と会話出来るコンサルを目指す。

要は、現場の人間と喋れてナンボ。それはある意味、自分の領域を狭めているのかも知れない。しかし、まずはそこから自分の強みを発揮していこう、と決めた。その瞬間から現場の人間達と教育という概念ではなく共有という概念で付き合える関係が構築されていったのである。

  人はコンサルを「先生」と呼ぶ。

最近は慣れてきたが、当初は相当違和感があった。

  先生は教育者。

しかし、自分を教育者とは思っていない。しいて言えば「共有者」であろうか。そういう意味では、共有する専門家としての先生という存在になれればいいかと思っている。

  だから現場からどんどん情報を共有する。

共有するから、現場との会話が色濃くなっていく。それが、現場の楽しさでもあるのだ。

  “このコンサルとは会話が出来る”

そんな専門家として存在していきたいものである。







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食品商業12月号が発売されました。

202312
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(12月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(11月編)のダイジェスト版をアップ致しました。


AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





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コンサル業務」カテゴリの記事

コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。

→先生と一緒に役員が歩いて来ますから

概ねの企業はそんなスタイルを取っているでしょうね。根本的に企業がコンサルに求める目的の差でしょうか。

コンサルが役員に指導して、それがどれほど現場に届くのか。大いに疑問が残るところです。

投稿: てっちゃん | 2023年11月15日 (水) 06時02分

コンサルの先生が現場の人間と視線を同じ位置にあわせてくれれば本音も引き出せますね。でも半分はきれいごと。先生と一緒に役員が歩いて来ますからそうそうと話しは出来ませんよ(^_^;) 会社は平均的に出来るのがいいのか?一点とんがった人間がいいのか?うちは平均的に総合点が高い人が好まれますね。だからつまらない(笑)

投稿: k,k | 2023年11月14日 (火) 19時57分

通りすがりの業界人さん、コメントありがとうございます。

→敵は己である、敵は今までの自分だっ!

早速、吠えてくれましたね(笑)。
まさにその通りでしょうか。なんだかんだと言っても、競合以前に目の前の顧客に対して、自店がどう進化したかがはっきりと見える事。その為には、常に進化し続けるという意志の高さが重要ということですね。

その強い意志を持って、毎週月曜日のブログの執筆をお願い致します😎。

投稿: てっちゃん | 2023年11月14日 (火) 17時23分

お久しぶりでございます///∀`*>
敵に勝つ❗️(p*・ω・)p🆚q(・ω・*q)
敵とは経験、今までの概念です!
柔軟な発想や環境の変化に対応できないとやられちまいますよね( • ̀ω ⁃᷄)✧キリッ
敵は己である、敵は今までの自分だっ!
今日の自分を明日越えられるかっ!
そして、仲間を諭し共有し共謀できる組織にするかが大事と考えております(*´・∀・)ホォホォ♪

投稿: 通りすがりの業界人 | 2023年11月14日 (火) 17時00分

hataboさん、コメントありがとうございます。

教育者→共有者。
もともとこのブログもそのような共有によっての共感が、そこに集う方々の和を拡大してきたのではないかと思っております。

横目線で突っ込まれると、意外に現場の担当者も「この人にはウソをつけない」と本音を言ってくる。そこからが本番だと思っています(笑)。

投稿: てっちゃん | 2023年11月14日 (火) 07時42分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

月一のコンサル来店日。そこで最高に売場を企業として創造しコンサルの指導を受ける。
問題の本質が露出しないというデメリットもあれば、月一でもこんな売場が出来るんだという自信を得るというメリットもある。

どちらを選ぶかというよりも、両方身に付けたいメリットですね。もっとも私の場合はいい売場悪い売場別にして、現場の店長や担当者と極力共有し、相手の考え方の共感するようにしています。

投稿: てっちゃん | 2023年11月14日 (火) 07時39分

共有者、いい言葉ですね。
店長の延長線上にあるような会長らしい考え方ですね。
上から目線じゃなくて横並びで話してくれれば伝わりたかも捉え方も全然違いそうです。

投稿: hatabo | 2023年11月14日 (火) 07時09分

コンサルが来るとトップが構えて現場にハリボテ売場を作らせ如何にもやっているんだとアピールする事が多いのは過去の経緯や現場の叫び(笑)から良く聞く話ですね。
先生と呼ばれたいならあちらの会でもお呼びしますよ(笑)。
鎧を外し同じ釜の飯を食う事がロボット的扱いを望まない企業であるなら最大の武器で有ると思います。現場の叫びや本音を受け止めてトップに意見する蝙蝠コンサルも有りじゃないですかね(笑)。相手が聞く耳を持つかの壁はあるでしょうが。

投稿: dadama | 2023年11月14日 (火) 06時42分

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