情を学ぶ
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
以前ブログに「知」の管理と「情」の管理を記した。
「知」の管理~知性と論理で人を管理する
「情」の管理~情熱と恩義で人を管理する
概ね、そのような区分けであろうか。人間には「知」で管理する部分、そして「情」で管理する部分がある。
重要なのはその振り幅の大きさである。
大きく「知」に触れたら、逆側の「情」にも「知」と同等に大きく振れること。
要は両方とも高いマネジメント力を有しているということ。
そのようなマネジメントを有するリーダーには組織員は高い信頼関係を寄せている。
「知」と「情」のマネジメント。
「知」に関しては、一言で言うと「頭」良さも大いに関係していると思われる。
それも現場での仮設検証の質とも置き換えられる。
そのPDCAを如何に高い上昇スパイラルを描いて仮説検証し続けてきたかが、本人の高い「知」として現場力に貢献しているのではないだろうか。
それでは「情」はどう学ぶのか。
「情」には必ず人間が媒体に入るものである。それもリアルな人間同士の間に「情」が生まれていくのであり、それが「知」とはまた別の信頼関係を構築されていくものである。
情は人間との接触の回数である。
と私は思っている。だから、人間は「情」を学ぶ上では、多くの人間と会わなければならない。食事会でも研修会でも地域のコミュニティでもいい。もっともそれ以前に社内や組織内での会議も重要である。
そういう場で「情」は養われていくのである。
とりわけ、自分の上司の働き方であり言動は、その部下に多くの「情」を植え付けるものである。
特に上司が自分を守ってくれた体験は大きい。
自分を守ってくれるという体験は、動物の生への根源なのであろう。
とにかくこの人に付いていけば安心
とにかくこの人を信じていれば安心
その結果として、この人の為なら自分は全力で支える、という意識となっていくのである。
そして立場が逆転して自分の部下への「情」。
その連鎖が、組織内での「情」の伝達となり、固い組織が作られていくのである。
「知」と「情」。
バランス良く、そしてより振幅の幅を広げてリーダーシップを発揮したいものである。
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当方の執筆は以下の通りです。
1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(12月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(11月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
*今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
hataboさん、コメントありがとうございます。
→情(怒り)で無理やり動かしていた
同じ「情」にもいろいろな感情が入り乱れるものですね(笑)。
違う血筋の輩から異なる視点での「知」であり「情」を学ぶもの。逆にそんな方々の視点は新たな発見をさせてくれますからね。
当方もhataboさんから、ヤンキーの「情」を学ばせて頂きました🙆。
投稿: てっちゃん | 2023年11月16日 (木) 16時50分
店長になりたての頃は情(怒り)で無理やり動かしていたような(笑)
経験や勉強で少しずつですが知が身について、某会での先輩方から情を学びました。
着いていきたいって思われるような情、必要な知識で助け舟を出せるような店長になりたいですね。
投稿: hatabo | 2023年11月16日 (木) 14時56分
k,kさん、コメントありがとうございます。
→適材適所
その通りでしょうが、やはり昔からの関係が尾を引いているのでしょうね。どうしても当時の関係からの情に流されてしまうのではないでしょうか。
但し、あくまでも情と知の振り子の大きさですから、情ばかりが振り幅を広げても大きくバランを損ねてしまう。やはり情に振れたら知にも大きく振れなくてはならない。それがリーダーシップだと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2023年11月15日 (水) 23時24分
そうあって欲しいものです。うちは情が弱い。っていうかいざとなると上は手のひらを返してくる。私自身は部下は体を張っても守ります。ただし若い経験の浅い子限定です💦自分よりも入社が早くて出来ない人はダメなら見切りも早いです。そういう輩を守る上層部も多いのでなんとも言えませんが、窓際をそのままにする前に適材適所を考えてあげるべきだと思いますがどうなんでしょう?
投稿: k,k | 2023年11月15日 (水) 18時54分
通りすがりの業界人さん、コメントありがとうございます。
まさに「情」の勝利ですね。
特に小型店ほど「情」は従業員同士でも店舗と顧客のとの関係においても重要ではないでしょうか。
新入社員も「情」の重要性から、その後「知」の重要性を学ぶ姿勢にも積極性が生まれるのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2023年11月15日 (水) 07時45分
知の管理と情の管理をコントロールします必要があると感じております( ー̀ωー́ ).。oஇ
知だけじゃ行動に移せない
情だけでは行動するも方向がブレブレ💦
でも、考える前に行動をすることで経験値を得ることができる٩(。˃ ᵕ ˂ )وイェーィ♪
※周りに迷惑がかかりますが…
【新入社員の事例です】
昨年はかなり優秀な社員で、販売コンテストで1位を取りました
さて、今年の新入社員は?昨年よりはΣ(゚Д゚ υ) アリャw
今年は販売コンテストどーしょ(^ω^;)
新入社員にいいました、毎日店の従業員全員と笑顔であいさつを欠かさずしなさい。ソレナ ( ᐛ )σ
販売コンテスト1ヶ月前から朝礼で予約販売のお願い🥺🙇 そりゃ日頃から挨拶されてる息子、孫だと思ったらみんな買うでしょ( -᷄ ᴗ -᷅ ) フフッ
見事!情の管理の勝利🏅
新入社員いい経験になったと思います“〆(゚_゚*)フムフム
゚+.゚(★・'ε゚)ノまてぇーい
知の管理は??我々先輩社員が販売計画のフィードバックをしながら作成の仕方、売場作成の仕方を一緒になって教育しました(〃ゝ∇・)ゞえヘッ♪
でも、これも今年の新入社員が毎日素直に挨拶していたから、こちらも関わろうとする情が生まれたからです(^^)
やはり、情の勝利🏅🏆
投稿: 通りすがりの業界人 | 2023年11月15日 (水) 07時33分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
知の管理と情の管理。
それはまさに現場のリーダーである店長や部門主任が大いに学び大いにその振り子を大きく振って欲しい分野ですね。
情とはリアルに接する人間同士のマネジメントでその強みを発揮できるのかと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2023年11月15日 (水) 06時07分
私的には情によるモチベーションアップは大切であると思いますが、効率や標準化、更には世代の変化で積極的に推進する企業は減って来ている。
流されるか?蝙蝠目線で差別化の武器とするか?
少子高齢化の時代どのような組織風土を目指すのか。働き甲斐のある職場とは何ぞやを再度見直す時期で有ると感じます。
投稿: dadama | 2023年11月15日 (水) 00時10分