料理を化学する
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日は日曜日。
芸能ネタの日(笑)。
毎週金曜日22時~ TBSで放映されているドラマがある。
「フェルマーの料理」
志尊淳と高松文哉が主演を分け、そこに小芝風花、板垣李光人、及川光博、宇梶剛士、仲村トオル、高橋光臣らが絡むという、豪華なキャストが揃うドラマである。以前のブログでも簡潔に触れたと思う。
仲村トオルと高橋光臣が絡むシーンはサスペンス的な場面が残されており、今後彼らのどう関わっていくのかも楽しみではあるが、それ以前にこのドラマのメインである料理における味付けや料理方が味付けを決める、という部分での興味の方に視聴意欲を掻き立てられるのである。
この辺の話題にはk,kさんは欠かせない存在であろう(笑)。
我々が扱う食材も、料理というテーマに対してその素材を販売しているのである。だから当然にその素材がどのような調理を経て、食卓に上り、食する人を満足させているのかには興味を持たなければならないのである。
売場作りや陳列技術も重要だ。
しかし、それ以前に自分が販売している商品という素材が、購入後にどのような過程を経て人々の口に入っていくのか。
家庭によって千差万別かもしれない。
造る人の数だけ、その味付けや楽しみは存在するであろう。
だから尚のこと知りたくなるのである。
他人は、この単品をどう調理をして、どのように味わっているのであろうか、という疑問。
ある料理人のブログに書いてある。
物質が別のものに変わることを研究する学問が「化学」、だという。そしてこんなことも記載されてあった。
例えば、茄子の色素はアントシアニン色素で水溶性なので水に溶ける。なので出汁で煮るときは一度油で揚げて色素と出汁の間に油の膜を作ってから煮る。これを料理用語で「色止め」と言うらしい。
また、お肉など高温で調理すると風味が増すが、これはメイラード反応というらしい。
煮物など煮終わってのも、高温時は物質の中の水分が出て行き、低温になるにつれ水分が入って行き、味も入っていくということも浸透圧が関係しているという。
まさに料理は化学なのである。
いや、化学に裏打ちされた味付けの手法が料理なのだという表現が適当であろうか。
そこから逆算してどう調理してどう販売するべきなのか。
それが分かれば、そこに徹底してこだわり、それを自社の強みとして確立することが出来るであろう。そこまでいくとプロの領域になっていくであろうが、その一歩手前の、どの素材とどの調味料や素材の組み合わせが、料理を引き立たせてくれるのか、という視点でコトPOP等を有効に活用すれば、情報提供店舗として確立されていくのではないだろうか。
株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
当方の執筆は以下の通りです。
1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(12月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(11月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
*今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 東京三姉妹物語(2024.10.06)
- 「団地のふたり」から(2024.09.29)
- 秋の新ドラマ案内②(2024.09.22)
- 秋の新ドラマ案内①(2024.09.15)
コメント
kazuさん、コメントありがとうございます。
仕事での化学反応。
それもまた、一人の人間が多くの人間と交わることによって引き起こされるものなのでしょうね。
上司と部下の化学反応。店長とパートさんの化学反応。いろいろな化学反応から、誰もが想像もできない売場が創造され、そこにお客様という人間が交わることで購買という化学反応が脳内に醸成される。どんどんあらぬ方向に行ってしまいましたが、そのようなことなのかなと思いました。
投稿: てっちゃん | 2023年11月12日 (日) 07時37分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
まさか日曜日に、それも「フェルマー」のワードを使いこなしたコメントがdadamaさんから入るなんて😳。
そこから見れば、酒と麹の関係など単純な化学反応なのですね。そしてそれが人間の舌を通じて胃袋に入ると、体内に浸透して更に化学反応を起こす。
私には、未だにその化学反応に付いて行けませんが😎。
投稿: てっちゃん | 2023年11月12日 (日) 07時35分
k,kさん、コメントありがとうございます。
流石の料理人👍。
あちらのホームページだけでなく、是非当方のこのブログにも週一回でいいですので、メニュー提案の記事をお願い致します🙇。
投稿: てっちゃん | 2023年11月12日 (日) 07時31分
kazuです。
「料理は化学」なんて面白い表現ですね。我々はその食材を販売していますので、もっと勉強せねばと思いました。
しかし我々の仕事も「化学」ですよね。
通常ですと10個しか売れない商品でも、会長の十八番「単品量販」で化学反応させると50個や100個などと販売数が化けます。
この「化学」も我々にしか味わえない楽しさの様な気がします。
投稿: kazu | 2023年11月12日 (日) 07時14分
日曜日に失礼します(笑)。
フェルマーの定理ならぬ料理ですか。
フェルマーの定理は単純な式ながら解が見つからない数学の最難問ですから、料理も答えが無いと言いたいのでしょうね。料理と科学反応も密接な関係ですね。デンプンから糖への変化、卵料理のタンパク質の変化、水と油の乳化作用、柿の渋味から甘味への変化・・・
味の素やほんだしなぞは科学変化を利用した調味料ですし。料理を科学的視点で見るのもまた楽しですね。
投稿: dadama | 2023年11月12日 (日) 06時36分
ご指名ありがとうございます😊最近は9時に寝てしまいますので全く見ていませんでした、録画してみます! その通り料理は科学反応の連続です。色止めも私はもう一手間加えてます、料理は逆算。最短段取りを考えて手間をかける作業、手抜きしていい作業を見極めてます、これは鮮魚の朝イチに行う作業にも応用できます。卸し方もスーパーだけではなく飲食店の卸し方も合わせてます。だからどんどん変わり者になっていっていますが、ちゃんと裏付け実証を繰り返しながらの変更なんです笑 会社に男の料理教室やらせてくれと言ってますがシカトされてます。でも魚の食べ方提案を定期的にホームページにアップするのを企画させてもらえそうです。料理は慣れていけば家族も幸せにします。是非始めてくださいね🎵
投稿: k,k | 2023年11月12日 (日) 05時29分