« 12月商戦の前哨戦① | トップページ | 店舗改装の意味 »

2023年11月 2日 (木)

12月商戦の前哨戦②

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は112月商戦の前哨戦①を記した。

  今日はその②となる。

昨日は七五三へ向けての和の提案。そしてそれが12月商戦の年末商戦への期待値への布石と記した。

  今日はXmas商戦としての洋の布石。

そういうと、もうお分かりであろう(笑)。

  ボジョレーヌーボーの解禁である。

かっては日本人のワインブームをの火付けイベントとして大いに盛り上がった。

  夜中の0時からのテレビ報道が凄まじかった。

そしてそれを契機に徐々に日本人のワインブームが定着し、昨今は円安もありボジョレーヌーボ‐自体が非常に高価なお酒として定着されつつある。

  確かに安価なものもあるが・・・ 。

それはそれ相応の味でしかなく、普段からワインを飲みなれた方にとっては、非常にコスパの悪いワインになってしまったに違いない。

  その結果としてのボジョレー解禁日の低迷。

同時に、ボジョレーヌーボー自体の需要激減となってしまった。だからと言って日本人のワイン離れにつながったかと言えば、その逆である。

  要はワインに対する舌が各段に深化したのである。

そこはやはり舌の敏感な日本人である。美味しいワインとはどのような味わいがあるのかを見極める舌を獲得したのである。それはワインの原材料である葡萄の産地を多く持つ日本という国土。そこで収穫される葡萄は、本来日本人の舌に合うし、味わいを見極める舌を持ち合わせていたのである。

  だからこそのワインの安定需要。

そして若年層を中心に広がったワインは、いずれ熟年層にも拡大していく。アルコール摂取を普段から日常とする熟年層からすれば、お腹にたまるビールを卒業して日本酒やワインへと流れていく塾年世代が多く生まれたと言ってもいいのではないだろうか。

  話はワイン談議になってしまったが(笑)。

要は、ボジョレーヌーボー解禁を火付け役として12月のクリスマス商戦への布石が打てるということである。確かにボジョレーヌーボー自体の需要は激減したが、逆にこれを契機にワインが食卓に上る機会増えるであろうし、それに合わせた食事のメニューやおつまみの需要は拡大していくであろうし、それが翌月のXmas商戦の来店動機に繋がるのである。

  いや繋げなけれならないのである。

そう考えると、11月とは昨日記した七五三への対応次第で年末商戦への布石となり、本日記したボジョレーヌーボー解禁によるワインを軸にした食事の提案にてXmas商戦への布石となることを考えると、月間を通して12月商戦への布石を打てる最後のチャンスなのだと言えるのではないだろうか。

  52週MDをマネジメントするということい。

それは、昨年の年末商戦からの反省を今年のXmasや年末に活かすという発想と同時に、今年の11月商戦を翌月に活かすという発想を同時に突き詰めるということなのである。






株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業11月号が発売されました。
202311
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

2.「POP大賞」における優秀賞作品等へのコメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(11月編)のダイジェスト版をアップ致しました。


AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。




|

« 12月商戦の前哨戦① | トップページ | 店舗改装の意味 »

商売」カテゴリの記事

コメント

hataboさん、コメントありがとうございます。

→いつまでもアタリメではだめですね。
アタリメも随分高くなってしまいましたね。今では高級おつまみではないでしょうか(笑)。

そちらの地域は海産物は豊富でしょうから、肉での差別化を図ることが重要かと思われます。そこからまた別のステージに進めるような👍。

投稿: てっちゃん | 2023年11月 2日 (木) 15時26分

k,kさん、コメントありがとうございます。

→年末の見通しが読めない。
だから年末なのではないでしょうか(笑)。
年末商戦に対して、皆がよく読めるようになったらもう年末商戦とは呼べなくなってしまったということではないかと思うのです。

読めない年間最大のイベントを読み切り、利益を出してこその年明けの上手いお酒が待っているというもの(笑)。

そしてそこに自らの成長を感じる瞬間でもありますね。

投稿: てっちゃん | 2023年11月 2日 (木) 15時22分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

一升瓶のワイン。私もチャンス大だと思っております。ワイン好きにはたまらない容量とコスパ。どうせなら外国産の渋々しいワインよりも国産のまろやかでのど越しのいいワインに惹かれますし、やはりがぶがぶ飲めるのがいい(笑)。

しなし、なかなか出回ってこないのが難点でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年11月 2日 (木) 15時19分

ワインが売れるようになってきて、逆にボジョレーが売れなってきました。
日常的にワインを飲むようになってきて、それに付随するおつまみなんかもかわってきましたね。
チーズの品揃えはちゃんとしておかないといけませんね。
いつまでもアタリメではだめですね(笑)

投稿: hatabo | 2023年11月 2日 (木) 08時10分

最近当社でも国産ワインの初絞り又、どぶろく?の予約販売が半数になりました。もちろんそちらを選んで買っています。地域性もあります。洋が弱い地区なのであまり販売数はありませんがケーキは思った以上に予約あるようです。今月後半の休みは家にこもって年末計画作成です。年間でいちばん11月が好きな季節なのでなんかもったいない(笑) 今回は読めない、どうなるのか? あ、毎年そう言ってました(^_^;)

投稿: k,k | 2023年11月 2日 (木) 07時41分

居酒屋にワインを予約される方だけにお詳しいですね(笑)。なんちゃらヌーボーはバブリーな時代背景と共に家庭にワインを普及させた貢献は高いですね。とは言え、ガラス瓶&空輸と言う形態ですから円安&燃料高で中身とかけ離れたコスパの低い物になってしまいましたね。
なら、地産地消?国産国消発想で新酒ワイン提案も多いに受け入れられる可能性はあるのではないでしょうか?無添加ワインが多いですからエグ味もなく飲みやすいのでガブガブと飲めますよ。
一升瓶ワインも意外性とコスパから提案すると面白いかと。バイヤーには「一升瓶なんて重い物誰が買うか!」と揶揄されましたが結果1週間で100本完売しましたよ。衝動買いとはそう言う物です(笑)。

投稿: dadama | 2023年11月 2日 (木) 07時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 12月商戦の前哨戦① | トップページ | 店舗改装の意味 »