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2023年11月10日 (金)

一気に秋へ

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今週月曜日のブログ

  「遠い秋」

を記した。11月になったのに秋らしい気温にならないという記事であった。11月10日(金)の今日も、まだ秋らしい気温にはなっていない。東北や北陸でもまだ最高気温20度を割っていない。

  しかし日曜あたりから一気に低下する。

そのような天気予報である。

  東北では最高気温が15度程度まで低下。

東京でも軒並み20度を割り、日曜日には15度前後まで一気に低下するという。

  一気に上着が必須の気温となる。

この業界(食品小売業)は、やはり暑い季節には暑く、寒い季節には寒くなって欲しいのである。52週毎のイベントや季節感に応じた売場の変遷をしているわけであるから、その時期にはそれ相応の気温や気候になっていく事で、全面的に展開している秋型商材の動きが活発になるのである。

  小売魚はあくまでも待ちの商売。

こちらから営業を掛けられるのであれば、まだまだ暑いのでサッパリメニューの商品は如何でしょうか、と積極的に夏型商材を売り込めるのであるが、如何せん待ちの商売であるから、秋には秋の品揃えをメインにし、それに応じた気候が伴って初めてそれらの商材が売れていく。

  そのタイミングがようやく到来したようだ。

いままでお盆後から一足先に売場に大々的に展開してきた鍋スープや鍋材の動きがいよいよ本格的に始まっていくであろう。

  いやこの週末から一気に爆発すると思われる。

なにせ、10月から11月にかけての反動があるから、この週末は思い切っての鍋材祭りを仕掛ける必要があろう。

  そう体が欲するのである。

人間の体は敏感に出来ているから、この気温低下と共に暖かいものを欲するのは当然である。そして不思議なもので暖かいものを食べようとすると、必ず息を吹きかけてそれを冷まそうとするのである。

  冷まして食べようとするから舌が敏感になる。

これは私の持論だが(笑)、この季節はこのようなメカニズムが働き舌が敏感になり、だから秋の味覚を敏感に感じるのである、その為にそのような食材が食べたくなるという関係であろうか。

  急な気温低下がそれを加速させるのである。

まだまだ15度程度と思ってはいけない。

  25度から数日で一気に10度も下がるのである。

人間の体は、その気温のギャップに反応するのである。だからマイナス10度を感じた時に、温かいものを急激に欲することになる。そのように体が出来ているのである。

  海鮮鍋、すき焼き、豚汁、クリームシチュー等。

とにかく、舌で冷まして食べるメニューを欲するのが、この週末から来週にかけてではないだろうか。

  15度まで低下するそのタイミング。

そこに、販売計画上のチャンスを掴めるかどうか。今週から先手必勝で取り組めるかどうかである。






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AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。




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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

→当家はキャベツやニラが鍋野菜の主役
流石は極悪鍋ともなると、ニラは必須アイテムでしょうか(笑)。

でも今日の夜は暖かいものが食べたい気分ですね。それだけ北陸~東海地方も気温が一気に低下してきました。

投稿: てっちゃん | 2023年11月10日 (金) 18時08分

鍋野菜。昭和世代と平成世代&Z世代の鍋野菜は異なりますから鍋スープの裏面表記やSNSで話題の鍋は要チェックが宜しいかと。ちなみに当家はキャベツやニラが鍋野菜の主役です(笑)。

投稿: dadama | 2023年11月10日 (金) 12時09分

hataboさん、コメントありがとうございます。

その通り、一気に冬への支度が始まりますね。

インフルやノロウィルスの急増も今年の冬の課題となりそうですね。

投稿: てっちゃん | 2023年11月10日 (金) 07時19分

k,kさん、コメントありがとうございます。

今年の記録的な10月~11月での高温。
しかしようやく明日から一気に12月の気温に急展開。

鍋材の充実へと急展開するでしょうが、k,kさんのお店は準備万端山積みにてお客様の来店を待つ売場が想像されますね。

投稿: てっちゃん | 2023年11月10日 (金) 07時16分

ようやく例年通りの気温になりそうですね。急に寒くなり、インフルエンザもさらに流行、人手不足がさらに懸念されます(泣)
野菜もだいぶ相場が落ち着いてきて、鍋物系の野菜も買いやすい値段になったので今週末は鍋一色になりそうな。
チャンスロスのないように発注気をつけます。

投稿: hatabo | 2023年11月10日 (金) 06時44分

晩秋なのに半袖でいられるのは異常です。季節的に昨年塩だらが売れてきてるのに何故売らない?本部はデータだけ見て突っ込んで来ます。でも生食やもずく、めかぶがロスなく売れてます。昨年より大幅に生食海藻が売れて朝きたら穴だらけが目立ったので夏と同じくらいにしました、鍋商材は不調です。数字を追ってる店はロスまみれです。それだけ昨年とは体感温度が違うと言う事。現場は肌で感じるので修正を重ねてます、鮮魚が好調気味なので精肉パートが相談にきました。近隣の大型企業ではなく小規模店舗見ればわかるよと言いました、よほど困ったようです。ただ前年数字見て追っかけて並べてるだけでは対処できません。コトポップオススメしましたがやらないでしょうねー 

投稿: k,k | 2023年11月10日 (金) 05時10分

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