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2023年10月14日 (土)

報告義務

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


報告義務。

  業界内でもいろいろな報告義務があろうか。

例えば店長だったら、週間日報やMR報告書、更には部下評価報告書、次年度パート従業員時給提案書等も年度末には要報告となるだろう。

  しかし業績対策書が最重要課題であろうか。

自店の前月の業績に対して、要因を見出し、課題を明確にして現在進行形で課題解決に対して取り組んでいる項目をまとめて報告するもの。

  この報告義務の為に実践が強要されるのではないだろうか(笑)。

これには賛否両論があると思われる。

  “やらせの報告ほど無駄なものは無い”
  “いやいや強制するから実践するのだ”

どちらも正論だと思うが、人間どこから強制されるからそれに対して行動するという性質もあるのも確かである。

  このブログを書き続けると決めたから現場にネタを探す。

私が現役時代に、今ブログを継続できたのは、毎日更新を心に決めたからであり、それはある意味強制でもある。しかし心に強制を決めた段階から、その為のネタ探しが始まるのである。

  ネタという表現を課題に置き換えれば納得がいくだろう。

ネタ=課題 と置き換えれば、業績報告書の提出という強制に対して、ネタ(課題)を探し、そのネタを解決していい報告をしたいがために課題解決策を見出し実践し、そして結果を載せて提出するのである。

  その結果をよりよい結果にしたいから本気で取り組む。

それが、結果的に自分自身の販売力や業績達成能力を高めてくれることに繋がるのである。

  私が提携先の店長に敢えて課題を与えるのも同様である。

そして、それに呼応して取り組んだ店長や従業員ほど、販売力を高め自信を身に付け、更に同様の取り組みを他の商品で実践して業績を拡大させていく。そしてその過程で他の商品特性を知り、その特性に応じた販売力という自らの懐の深さにしていくのである。

  だからきっかけは重要なのである。

そのきっかけを「ピンチ」と取るか「チャンス」と取るか。そこに蝙蝠(こうもり)の目を持つことが重要となるのである。

  報告義務をチャンスと捉えられるかどうか。

このように、自分に対しての「負荷」をどう考えるか。そして負荷をチャンスに変えられる人間だけが、上昇スパイラルに乗れるし、ピンチと捉えればやらされ感によって、自分の意志とは逆のモチベーションが働いて行動が鈍るのである。

  重要なのはすべての行動を自らの意志として置き換えること。

これが今後の人生を分けることになるのではないだろうか。







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食品商業11月号が発売されました。
202311
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

2.「POP大賞」における優秀賞作品等へのコメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(10月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
  
  52週MDマネジメント(10月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(9月編)ダイジェストの視聴はこちら


AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





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コメント

通りすがりの業界人さん、コメントありがとうございます。

報告書の中身、そして報告書のフォーマット次第では、報告の為の報告書になってしまうこともあるでしょうね。

だからこそ、フォーマットに沿ってPDCAが回せるような報告書にしていく事が重要かと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2023年10月14日 (土) 23時11分

k,kさん、コメントありがとうございます。

報告だけを求めるのであれば、無くてもいいと思っております。

報告に対してきちっと返答できるかどうかが大切なのであって、それがなければ単なる上司の自己満足に終始するだけかと(笑)。

投稿: てっちゃん | 2023年10月14日 (土) 23時07分

dadamaさんへ、今週のコンサルのテーマでもありました(笑)。

報告で終わりにせず、また重点商品の売り込みで終わりにせずに、その後の定番に戻した後が大切であることを強調してコンサル致しておりました。

投稿: てっちゃん | 2023年10月14日 (土) 23時05分

報告不要論、できることからやりたくない?
プロセスやロジックが合っているか、頭ん中で整理できるでしょか?
複雑な課題に対して、様々な角度から物事を見極め進めて行くのに必要だと考えます。
それでも不要論が多いなら其れもまた然り

投稿: 通りすがりの業界人 | 2023年10月14日 (土) 20時53分

報告書は以前より少なくなりました。人がいないのをやっと解ってくれたのでしょうか(笑)朝イチからの帰りのグリスト掃除までチーフがやってる事実を理解したのでしょう。残業もしないさせないなので簡単な報告だけになりました。改善がない店舗はトレーナーが入り込みます。でも売り上げが極端に他店舗より悪ければ自分で探りますよねー 荒利もしかり。上を向いての仕事時間より目の前のお客様の対応に時間裂いたほうが正論だとは思うのですが。

投稿: k,k | 2023年10月14日 (土) 20時28分

了解致しました。
自主性は大切ですね。要らぬお節介は控えるように致します(笑)。

投稿: dadama | 2023年10月14日 (土) 19時42分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

やって終わり。という報告書のスタイルが多いと思いますが、単品量販後に定番に戻した後の実績が重要かと考えております。

同様に、結果を出した後のトレンドの確認とその修正が、報告には無いかもしれませんが、自主的に取り組むべきことだと考えます。そこまで取り組む事で、成功事例がDNA化されるのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年10月14日 (土) 17時46分

hataboさんに御意!(笑)。
更には報告書により何が変わり何が課題で次へのステップを目指すのか?その繰り返しが遠心力と求心力を加速させ、自己成長への繋がって行きますね。片道切符、一方通行の報告書ではやらされ感が強くなりますからモチベーションを高める報告書のあり方を店長やトップは意識せねばですね。

投稿: dadama | 2023年10月14日 (土) 09時15分

hataboさん、コメントありがとうございます。

褒めてもらいたいから、いい報告が出来るように数値にこだわる。褒めてもらいたいからいい売場を作る。褒めてもらいたいから重点商品で1位を目指す。そしてそれが自らの進化につながっていく。

その構図を利用して店長やリーダーは自らをマネジメントして組織を牽引する。

全てがそこに繋がるような自らの行動を目指せば、組織は勝手に進化し続けるのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2023年10月14日 (土) 09時08分

ちょっと視点を外しての投稿なので的外れかもしれませんが。
報告書ははめんどいですけど、最終的にはは褒めてもらいたいからやってるような(笑)
てっちゃん会でアップするのも褒めてもらいたいから。
誰でも褒めてもらいたいもの。
けなされて負けん気根性でやる人は稀ですね。
某会にはたくさんいそうですが(笑)
褒めるということ、従業員は意外と店長に褒められたいと思ってるんだと感じたことが多々ありました。
多分優秀な店長はそういうところが長けているんだと思います。
ある店長さんは涙を流すこともするんだとか聞いたことがあります。
そんな従業員のことを大切にできる店長になりたいてすね。

投稿: hatabo | 2023年10月14日 (土) 09時02分

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