« 入荷業務 | トップページ | 食品商業10月号の発売 »

2023年9月 7日 (木)

マニュアルの活用

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日のテーマは「マニュアルの活用」。

  店舗でのマニュアルは活用されているか?。

そんな問いである。

  その前提が「作業割当表」の作成でもある。

昨日は、そんなテーマで「作業割当表」に関しての記事であったと思う。

  そして重要なのは「作業に人を付ける」作業分担。

それによって、一人何役でもこなせる部下育成となり、結果的に部門内での全ての課題が解決されていくことになる。

  必然的に作業マニュアルも活用されていくのである。

何故か?。

  同じマニュアルだから作業に人を付けられるのである。

これが「人に作業を付ける」システムで回している企業であれば、その人がマニュアルを習得した段階で、作業マニュアルはほぼ不要となる。
  
  もしくは作業マニュアルはむしろ悪となる。

そして、その部門のその役割に関しては、その担当者がマニュアルとなって偏った形で作業マニュアルが継承されていくのである。

  但し誤解してはならない。

このように記載すると、作業マニュアルは絶対的な物であり、一度作成されたマニュアルは時代の変化や新たなツールの開発においても曲げられないものとなって、いずれ時代の取り残されてしまう可能性が高い。

  よって作業マニュアルも進化しなければならないのである。

そしてその進化の過程で、現場の試行錯誤から生まれるより効率の良い、そして競争力のある商品化へと進化し続けていくべきものでもあるのが作業マニュアルなのである。

  ここを誤解すると作業マニュアルは無用の長物と化していく。

そんな進化を理想の姿として、作業マニュアルが活用されていければ、それによって各店各部のオペレーションも進化し、実践する担当者のモチベーションも高まっていくであろう。

  そんなマニュアルに組織として進化させていきたいものである。
  






株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業9月号が発売されました。
20239   
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(9月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
  
  52週MDマネジメント(9月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(8月編)ダイジェストの視聴はこちら


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。







|

« 入荷業務 | トップページ | 食品商業10月号の発売 »

マネジメント」カテゴリの記事

コメント

V店長さん、コメントありがとうございます。

→マニュアルを臨機応変に変化させるための
マニュアル
それ、面白そうですね(笑)。そしてそれがあることで、若手がどんどん新たなマニュアル作りにチャレンジ出来るのではと思います。

それが出来たら大改革となるでしょう。完成を楽しみにしております。

投稿: てっちゃん | 2023年9月 7日 (木) 23時10分

hataboさん、コメントありがとうございます。

→今作成中です。
最新の御社独自のマニュアルの定着、そして徹底を図ってください。と言っても当初は無視されることも多いと思いますが、素直なパートさん達から浸透していくのではと思います。

そしてマニュアル作成業務を通して、自分自身ももう一度自社自店の作業の見直しが図れると思いますよ。

投稿: てっちゃん | 2023年9月 7日 (木) 23時08分

丁度、今マニュアルを作成しているところです。

なんでこのマニュアルがないの!?
とビックリする事もありますが、
だからこそ問題となっていたんだと、、、。

マニュアルを臨機応変に変化させるための
マニュアルとか色んなマニュアルが作れそうな、、、。笑

投稿: v店長 | 2023年9月 7日 (木) 18時14分

マニュアルがないと評価にも繋がらないので無いとだめですね。
そんなうちはほとんどマニュアルがございません(笑)
今作成中ですが、何十年と同じ仕事してきた人たちですから説得から始めないとですね。
最初からあればなんの文句も出ないのでしょうが。

投稿: hatabo | 2023年9月 7日 (木) 08時18分

k,kさん、コメントありがとうございます。

あるべき人員が揃っていての作業マニュアルがほとんどでしょうね。これからは売上規模、店舗規模に合わせて作業マニュアル作りが必須かと思います。

特にこれから考えられるであろう人材不足を想定したマニュアルも用意しておく必要はあるでしょう。

そしてそれを誰が作成するのか。やはり今現在工夫しながら現場で実践している人間の知恵は絶対に必要かと思います。

そこから効率化の追求心が生まれていくのかと思います。

投稿: てっちゃん | 2023年9月 7日 (木) 06時24分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

作業割当表、そして作業マニュアル、更には作業に人を付ける、これらの考え方は、一つのセットだと私は考えています。

セットとして機能するから、売場の安定、部門内の安定、生産性の向上へと連動して、全ての課題のそこで解決されていく。

皆で達成したという感動は一人一人の感動と同等以上にその職場の内部を一つにしていく大きな力を持っていると思います。そしてそれを着実に目指していけるリーダーシップも重要ですが。

投稿: てっちゃん | 2023年9月 7日 (木) 06時21分

マニュアルは必要ですが‥‥何十年前のやつをお使いですか? 人がわんさかいた時のマニュアルを固意地張って守っている人と仕事すると大変です。新たに段取り変更して効率上げたくてもやらない。定期的に見直すことは必要ですが、入社の時にきっちり仕込まれた人ほど融通訊かない。ある意味素直なんでしょうね。この仕組みになるにはどんな経緯があったんだろうと第三者的に想像することもないんでしょう。私のように外部から来る人間を支配するにはマニュアル押し付けは最適ですが数年すれば見えないところではしないのは考えれば解ると思います。改善の定期報告会もやってます、やはり一部の人間は直しながら効率よくいきますが考える事をしない人が多すぎてびっくりします。どうしたら固い頭の人を変えられるんでしょうか。

投稿: k,k | 2023年9月 7日 (木) 06時14分

この件に関しては激しく同意ですね。金太郎飴的化石マニュアルではスキルの平準化は期待出来ても更なる成長はかなりのハードル。マニュアルも習得度によって初級、中級、上級、マイスター等更なるスキルアップ出来る仕組を昇給も加味された制度となれば目標にチャレンジするメンバーは出てくるでしょうね。工場的仕組による生産性最優先の売場オペレーションを目指すのか臨機応変機動力優先のオペレーションを目指すのか?
作業割当はカイゼン手法が源=流れ作業的でイレギュラー作業が少ない前提でのオペレーションですからイレギュラーが日常のスーパーに押し付けると理論と実体に乖離が生じ、作業割当表を作る事が部門責任者の負担になっている。データと同じで振り回されてる作業割当でなく使い倒す作業割当であって欲しいですね。

投稿: dadama | 2023年9月 7日 (木) 00時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 入荷業務 | トップページ | 食品商業10月号の発売 »