部下の人生
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
我々の仕事。
結果的には業績を挙げること。
その業績とは、目先では売上であろうし、その奥にある利益である。
その過程で点数や客数、そして生産性等の階段を上ることになる。
そして、それを組織のリーダーは組織に属する部下と共に、その業績を達成することになろう。
それが組織のリーダーの役割となる。
それと同時に、組織は時代の流れと共に変遷していくのである。
世代が徐々に交代しながら組織が維持されていく。
ベテランはいずれ定年を迎え、若い世代に交代しながら組織は維持、成長していくものである。
“俺に定年なんて無いよてっちゃん(笑)”
そう、大風呂敷を広げる方もいるだろうが(笑)、定年前なら何とでも言えるが、実際に定年を迎えてみると意外に大風呂敷を畳んでしまうのである。
そして確実に世代は交代していくのである。
それが嫌なら、自分で新たに独立をして組織を立ち上げていくしかないのである。
それが組織に属する人間の性(さが)である。
しかし、そんな組織人ではあるが、確実に自分の部下が出来ていく。
自分の企業ではないが、自分の部下は生まれていく。
現在の私には、部下はいない。自分で営業をし、自分で企画を立て、自分で講義をし、自分で店舗クリニックに赴く。だから部下を持つ時代が懐かしくなる時がある。
部下と共感しながら飲んだ日々。
そのような日常を部下と過ごせる方達が羨ましいと思う。そしてそのような方々は部下の人生をも背負って生きているのである。
だからこそ尚更その覚悟が人間を強くするのであろう。
そして、そんな上司の姿を部下は一番近くで見続けているのである。そしてその姿を追い求めながら成長していくのである。
ある意味上司は部下の人生を背負っているのである。
それだけ、部下にとってみると上司次第で部下の人生は大きく左右されるのである。
“あの上司のお陰で俺の今がある”
そう思われているのか、それとも
“あの上司に俺の人生は狂わされた”
そう思われているのか。これは大きな違いである。
部下を成功に導くこと。
組織を明るい未来に導くこと。
いずれも、組織のリーダーの役割である。その過程で、たまたま偶然に出会った部下の人生が変わっていくのである。
部下の人生を背負うという覚悟。
これも、組織のリーダーの業績とはまた別の覚悟なのである。
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食品商業9月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(9月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(9月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメント(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
k,kさん、コメントありがとうございます。
→自分が〇〇だったらどう行動するか?。
その問いは非常に重要ではないでしょうか。
例えば、競合店視察の際にも、自分がこのお店の店長だったら、部門チーフだったら、どう動きどう売場を作り、どうマネジメントするか?。
このような推測をすると、売場をモノとして見るのではなく、活物として見えるようになっていくと思います。特に、現場で働く人間は、他社や他店を活物として見る蝙蝠の視点が重要かと(笑)。
投稿: てっちゃん | 2023年8月26日 (土) 06時04分
dadamaさんにかぶりますが💦慶応の監督の談話で選手に自分が監督だったらどう動くか。各々に考えさせたそうです。考える現場。私も一つの部門を経営してるつもりで仕事しろと言われた事があります。だから水道代やエアコン温度の調整、ケース不調の時も出来ることは自分で直す。一度修理業者を呼んだら何故そうなったのか、素人でも直せるかを聞いて出来ることはやっています。急に休まれても出来ることはやります。残業はその時はつけますが🎵上司も年上の部下を使うのはダルいと思いますがこちらも見張る感じで仕事しています。向こうもそうでしょうが部下が上を見る視線は事細かく見てます。まるで中学高校の先輩を見る感じで。手抜きも見てますよー(笑)
投稿: k,k | 2023年8月25日 (金) 20時43分
hataboさん、コメントありがとうございます。
上司は部下の人生を背負う。
そしてのその逆もまた真なりですかね。
あんな上司の成りたくない。そしてその根拠は?。という経験から、自分が同じ立場になった時に、その経験を活かして部下が納得できるコミュニケーションを心がける。
そう言う意味では、部下も上司から人生を学ぶのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2023年8月25日 (金) 07時08分
部下は上司を選べないという言葉がありますのめ日々精進してまいりたいと思います。
私は上司とぶつかるとこが非常に多かったです(笑)
なぜかというと、仮説もなく思いつきで現場を振り回し、フォローはない。
この経験が今に生きているんだと思います。
先入観を押し付けるわけでもなく、経験価値の継承とチャレンジする舞台づくり、一緒に喜びを分かち合えるそんな上司になりたいです。
よくやるのは、チャレンジ成功した部下のところにいき、ヘイっと声をかけながら手を差し出すと一瞬キョトンとしますが、すぐ気づいてハイタッチ。
そのあと成功した内容を話すということをしています。
ハイタッチしたときの嬉しそうな顔がたまりません(笑)
笑顔を見続けたいですね。
投稿: hatabo | 2023年8月25日 (金) 06時57分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
慶應高校のハツラツとしたチーム全員の言動は、このような甲子園の異様な空気も内部で浄化させてしまうほどの爽快感を感じましたね。
そしてそれを球場全体が後押ししているような一体感。
個人的には仙台育英に二年連続で優勝旗を白河の関を超えて東北に持ち込んで欲しかったのですが(笑)。
上司を反面教師として更に強くなっていく部下も一つの生き方でしょうし、誰しも理想の上司だけに付けるとは限りませんからね。
私も商売の原理原則を教わったのは、大嫌いな店長からでした(笑)。
投稿: てっちゃん | 2023年8月25日 (金) 06時20分
企業内に限らず外の景色に触れる事も人生の幅を広げる事はあちらの会で実証済でしょうか。
受け入れる受け入れないは各々の判断でしょうが出会いのチャンスをポジティブ思考でいると自ずと得る物も増えますからね。
苦手なタイプな上司や部下に巡り合うのも良し。反面教師として学ぶべき事も多い。
話は変わりますが高校野球で優勝した慶應高校のスマイルが話題になりましたね。長髪であろうがニコニコ顔であろうがキッチリと成績を残し頂点に上り詰めた。慶應高校の野球姿勢に私達も学ぶべき実践すべき事は多々あるなと感じました。
仕事も野球も楽しめたら強いですね。
投稿: dadama | 2023年8月25日 (金) 06時10分