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2023年9月 1日 (金)

分かり易さ

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日から9月。

  秋へと移り変わる9月。

といきたいところであるが、今年の秋はいつ到来するのであろうか。

  東北の福島でも38度の最高気温が予想されている。

また、秋田や新潟の日本海側でも異常な暑さが続く。流石に今年のような猛暑の続く暑い夏は私も記憶がない。

  お盆後には朝夕の涼しさが明確になってくる。

それが従来の8月の季節感であったが、今年はようやくその気配を感じるが、日中に猛暑は依然として続いている。

  このような年ほど注意が必要であろう。

それは、三温四寒で徐々に寒さが訪れるのであるが、三温の次に訪れる寒がハンパない強烈な落ちこみとなって到来するからである。

  そこで一気に秋から冬?へとなだれ込む。

これが今年の9月~10月で到来するのではないかと感じているのだ。注意をしておきたいところである。

さて今日は「分かり易さ」。まずは分かり易い売場作りについて。

  その為に日々売場作りに悩む日々。

分かり易さを提供する相手はお客様。だからこそ、お客様の視点に立って売場を見る視点が重要なのである。

  分かり易い売場。

簡単に言うが、それじゃぁ、具体的にどんな売場?。

  そこから店舗という現場で具体的な取り組みが始まるのである。

商売とは常にその事への追求の歴史だったのではないだろうか。そしてお客様も変化し続けていくわけだから、尚更お客さまにとっての分かり易さという理解度も変遷しながら進化していくことになる。

  だから正解は無いのかもしれない。

それと同時に、組織を預かるリーダーは、部下に対しての分かり易いコミュニケーションが求められるであろう。

  確かにこの業界は独特の用語が用いられる。

MDとかオペレーションとかカラーコントロールとか。確かにある程度経験を積んで組織を率いるリーダー的な地位となると、このようなワードをしようした方が完結に説明できるのは分かる。

  しかし現場の店舗ではどうか?。

正社員なら部門責任者クラスは理解できるかもしれないが、入社間もない若手やパートさん達にはほぼ無理であろう。と同時にチーフクラスでも突然難しいワードで具体的な話をされてしまうと、従来からの流れとどう結びつけて自分を整理すればいいのかが見えなくなってしまうものだ。

  要は整理がつかなくなってしまうのである。

「魚の目」→「鳥の目」→「虫の目」、の流れを完結に説明していかないと、従来からのトレンドと現状の大局、そして現場での具体性が連動するから、チーフクラスは過去の経験を活かして今後へ繋げられるのである。

  その納得性が重要なのである。

そう考えると、上記の「魚」を比喩に使ったトレンド情報を得ることはその後の納得感を高める重要な視点なのだということがわかる。

  まずは「魚の目」で流れを把握する。

それが見えてくれば、いずれ蝙蝠の目へと連動出来るようになっていくであろう(笑)。





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食品商業9月号が発売されました。
20239   
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



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部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


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  52週MDマネジメント(9月編)ダイジェストの視聴はこちら
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農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。






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コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。

リーダーも紆余曲折しながら、最後はシンプルにリーダーシップを発揮するようになっていくのでしょうね。それもリーダー自身の学びからの変化でしょうか。

そして最後は山本五十六の名言「やってみせ・・・」に行きつのかと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2023年9月 2日 (土) 06時54分

よく人を使うのが上手い人は解りやすいシンプルな単語をならべて指示をだす。中途半端な知識ある人はやたら難しく話してひけらかす。今や外国の方も沢山働いてもらってるので簡単な言葉で解りやすく話さないとならないと思います。私のような曲者(お馬鹿さん)にやらせるには講釈垂れるより行動の意味示しながら話してもらえると直ぐ動きます(^^ゞ

投稿: k,k | 2023年9月 1日 (金) 19時31分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

競合の売場をリアルに肌で感じるということは、この上ない刺激だと思うのです。何年経験しても、それだけは言えますね。

やはり自社や自店だけで同じ業務をルーチンワークしていると、目の前の業務以外は何も見えてこないもの。やはりどの企業のどの店長や担当者も競合を視察しる回数の多い人間ほど問題意識も高く、そして的を得ていると思います。

投稿: てっちゃん | 2023年9月 1日 (金) 12時09分

昨日も訳ありで色々なスーパーを見て周りましたがどこのスーパーも自店業務に追われ井戸の中の蛙状態でしょうか。他店を見ると自店の強みや改善すべき事が見えてくる。百聞は一見に如かずや他人のフリ見て我が身を正す。「あの店のあの売場や陳列を見てきて感想を聞かせて」と言う事も大切な業務だと感じますね。忙しくやってられるかーと言われるでしょうが(笑)。

投稿: dadama | 2023年9月 1日 (金) 12時02分

hataboさん、コメントありがとうございます。

常に普段の会話で使用している企業はいいですが、プロパーを定番と言ったり、コンコースを主通路と言ったりしている企業は、面食らうでしょうね。

“日本語あるんだから日本語で言えよ”と言いたくなったりもしますが、これも企業毎のDNA。是非、自社に合った分かり易い言い回しで、末端のパートさん達にしっかり伝わるコミュニケーションを意識してほしいものです。

投稿: てっちゃん | 2023年9月 1日 (金) 11時46分

ある会合に出始めのときに、業界用語が飛び交い後で調べたことがあります(笑)
プロパーとかコンコースとかでした。
私もパートさんたちにはなすときは、一番理解しなさそうな人に対して噛み砕いて話をするように意識をします。
みんなの知識を上には引き上げることも重要ですが、下に降りて同じ目線、同じ言葉で話をしなくてはなりませんね。

投稿: hatabo | 2023年9月 1日 (金) 09時48分

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