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2023年8月12日 (土)

永続の安心感

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


概ねの方は、学生生活の後に就業する。

  とりあえず、企業に就業して稼ぐ。

そのような人生を歩まれる方がほとんどではないのだろうか。

  かってと違って現代は起業も一つの選択肢かもしれない。

しかし、学生時代に起業されて、そのまま起業した場所で働き続ける方もいれば、最終的には企業に就くかたもいるであろう。

  それだけ多くの企業が生まれては去っていく。

だから、多くの方は企業人として定年まで安定?した人生を送り、現在の定年である60歳までは一定の企業もしくは転職しながらも自らの定年までは企業人として生活し続けていくのが概ねの方の人生であろうか。

  そこまではなんとなく想像が出来た。

この仕事を定年まで継続していくという選択。あるいは、転職を重ねながらも今現在の企業で概ねの企業人人生を終えるであろうという予測を立てている時は、定年までの自らの人生はある程度見通しが付くものだ。

  しかし定年後はどうだ?。

その後の自分の人生の見通しまで立てて、今現在を過ごしている方は何人いるだろうか。定年後にその企業を離れて、その後の自分の人生を想定している方は何人いるだろうか。

  “定年後もなんとかなるさ(笑)”

大方の見通しはそのようなものではないだろうか。

  定年後はその時になってみなければわからないもの。

経験しなければ、絶対に分からない心情が湧いてくるものである。

  要は収入源が消えるわけである。

いままでは、黙って働いていればなんとか食えるだけの給与が就業する企業から報酬として毎月銀行振り込みとして家計を支えてくれていた。

  がしかし定年後は自分で決断しなければならないのである。

むっと昔は、無条件で退職せざるを得ない環境であっただろうが、現代は65歳程度までは、定年後も準社員として再雇用をしている企業も多くなってきたとは思われるが、とは言っても定年直前の給与と比較すると大幅減となる。

  それも毎年再雇用契約が待っている。

さて、俺はいつまで再雇用をしてもらえるのか?。

  おそらく70歳までであろうか。

とは言っても、まだまだ元気であり、更に各種ローンも残っている。更には年金だけで生活できるほどの額にはならないであろう。
このように、60歳以降は一気に従来の安定した生活が送れるという保証はどこにもなくなるのである。

  “それを見越して準備しておくんだったなぁ~”

おそらく、60歳を超えた多くの方が、その瞬間に後悔したのではないだろうか。

  60過ぎて同じ企業に属するということ。

それは、従来の部下の下で就業するということでもある。それもお互いにやりずらい関係でもあろう。立場が逆転した関係で就業するということは、考え方を大きく転換するということである。

  従来の「阿吽の呼吸」は一切通用しない。

自分の上司(後輩)の為に自分が支えるという関係になれるかどうか。

  それも高い壁となるかもしれない。

そのような世界が50歳の方であれば、あと10年もすれば巡ってくるのである。

  10年なんて意外に早いものですよ。

  



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食品商業9月号が発売されました。
20239   
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



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部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
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  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
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農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





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コメント

hataboさん、コメントありがとうございます。

これも人生一度切りの経験ですからねぇ。
そして定年を経験してみないと、それが自分にとってどのようなものなのかを知ることは出来ないと思います。

企業から離れ、その後を自分の意志で切り開いていく事が求められるということですので、急にその時になって考えても遅いですからね。

もっとも、老後の資金があれば何の問題もなく隠居できるのでしょうが、私の周囲にそのような方は一人しかおりませんので(笑)。

投稿: てっちゃん | 2023年8月12日 (土) 10時54分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

なにもdadamaさんを標的に書いたわけではありまあせんよ(笑)。私自身の経験談ですので。

来年からの5年間の食い扶持。後日問い質さねば(笑)。

投稿: てっちゃん | 2023年8月12日 (土) 10時37分

k,kさん、コメントありがとうございます。

鮮魚の販売技術を持ち合わせている方にとって、その技術活用の場面は残されていると思います。出来る若手が激減しているから。と考えると、私も刺身ぐらいは切れるのでチャンスあるかなぁ(笑)。でも体がついてこないでしょうね。k,kさんのように常に体で仕事をしていた方は、60歳だろうが70歳だろうが関係ないと思いますが、とは言っても、50後半からはいろいろと体力の減退を感じると思いますよ。

是非、今持ち合わせている趣味の世界のチャレンジも人生一度切りで挑戦してみてはいかがですか👍。

投稿: てっちゃん | 2023年8月12日 (土) 10時35分

定年後はどうなるんでしょう(笑)
年金も先延ばしされるのか、生涯現役で働き続けないと生活できなそうです。
投資なんかもしたほうがいいのか考えてるうちに年齢重ねています(笑)

投稿: hatabo | 2023年8月12日 (土) 08時36分

今日は身につまされる内容ですね(笑)。
私も老後の生活なんて50代半ばまで考えた事無かったですよ。基礎年金と厚生年金年金の区別も知らなかったですし、会社が半分負担してくれてた事を知り感激もしましたが、ねんきん定期便をまともに見て愕然としましたねー(笑)。
当社も65歳までで社会補償枠が外れる雇用になるので一先ずはこの業界を引退する予定です。
幸いローン、残債は無いので年金を繰下げて貯金代りにしながら70歳まで食いつなげれば何とかなるかなー。来年からの5年間の食い扶持は㊙️ですが(笑)

投稿: dadama | 2023年8月12日 (土) 06時26分

低い希望をいえば65の定年から5年間を鮮魚担当者として元部下の下で働き、そこからシルバー人材に登録して体が元気なら80位までに働けます。魚を扱う人間が少ないから可能なんですよね。ただそれでいいのか?色々やれることはあるんじゃないのか?つまらない人生でいいのか?自営したい野望は有ります。どのみち今も年下の上司の元で仕事してます、頭を切り替えれば屈辱に耐えられます。チーフの給料なんて担当と大して変わりませんから(((^^;) 生活も大差無し。でもプロパーから定年の方々には耐えられるのか?歳をとってからは同じ会社で逆転は辛いかも。昔の現場は、俺の現役の頃は~は嫌われますからね~

投稿: k,k | 2023年8月12日 (土) 06時15分

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