« 選手入場 | トップページ | 競合店を変える »

2023年8月10日 (木)

財務の視点

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


本日のテーマは財務。

  財務から見た経営とは。

もう、これは営業部や商品部とは全く異なる視点で自分の目先の仕事、そして経営上の視点で仕事をしているし、当然そうでなければバランスの取れた経営管理は出来ないであろう。

  財務。

要は、金勘定を担う部署である。当然、私もその詳細はよくわからない。

  しかし企業の存続を直接担う部署であることは間違いない。

企業の存続とは、経営破綻しないということであり、その為には、銀行取引停止処分を受けずに、現金を回し続けられるかどうかに掛かっているのである。

  今日の売上、明日の売上、今月の売上。

それに対して、今日の返済、明日の返済、今月の返済、等を計算して、日々の銀行への借り入れ、今月の借り入れ、今年の借り入れ等の詳細な計算の上に積みあがれらた損益計算書、貸借対照表とのにらめっことなる。

  彼らとの会話には笑顔は無い。

あるのは、事実だけである。

  昨日の売上、今月の売上、そして毎月の売上トレンド。

その結果、この企業はあと何年持つか、というドライなコミュニケーション。結局、営業部だろうが商品部だろうが、幹部だろうが社長だろうが、現金の回転は変えられない。

  そこに人情という外部要因は入り込めないからである。

だから、金という事実でしか物事を捉えられない視点が身に付くのである。

  明るい未来という夢を持てない部署なのである。

先日も、財務を担当する方とお話をさせて頂いた。

  「好調の時ほど憂鬱になるんですよ(笑)」

その企業は、決して不振に陥っているわけではない。逆に好調を維持している企業である。しかし、財務担当から出てくる言葉は暗い(笑)。

  「今が良くても、いつまで続くのか?」

常にそのような意識であるという。このような売上が好調に推移すると、必ず従業員が浮かれ出す。今の売上は過去一年間の血と汗の賜物であり、その時の苦渋の連続が今の業績であり、これで浮かれ始めたら、また元の木阿弥になってしまう。

  それを何度も経験してきたのであろう。

だからこそ、企業内の空気は常に引き締まった状態であることが、好調を維持するという空気感を持っているのである。

  なるほどなぁ~。

思わず関心してしまった。確かに今現在の好調さは、過去一年間の試練の賜物であった。ようやくここに来て安定して顧客の支持を得始めている。

  しかし我々に力が付いたのか?。

そして確実の顧客の信頼を得たのか?。競合店はどうなのか?、これから世の中どう変化していくのか、それに対して自社は変化対応できるのか、人材はそれに対応できるのか、等々思慮をめぐらしてしまうと、やはり笑えないのであろう。

  財務担当が笑える日。

それは、そのご自身が財務を離れた時ではないのだろうか。






株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業9月号が発売されました。
20239   
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(8月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
  
  52週MDマネジメント(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(7月編)ダイジェストの視聴はこちら


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





|

« 選手入場 | トップページ | 競合店を変える »

マネジメント」カテゴリの記事

コメント

hataboさん、コメントありがとうございます。

従業員に対するお買い物優遇制度。
何と言っても、自店のパートさんは優良顧客ですから、更に売上拡大と雇用確保の二兎を追えるのではないでしょうか。

従来からの慣習で、なぜかこの業界は小売で働く従業員に対する対応の厳しさで有名ですから、このような機を利用して従業員の雇用制度の一新を図ってみてはいかがでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年8月11日 (金) 07時25分

財務は私もわかりませんが、プレゼンをして5個提案して1個採用されればいいほうですかね。
お金がかかるのはわかってますが先行投資はとても重要だと思います。
今は社割りで従業員に10%引きの提案をしました。
時給は中々思い切って上げられないので離職率を減らし、応募が増えればと…
計算してみたら従業員の買い物は2%ありました。
そこから費用を算出してプレゼンしました。
なかなかいい手応えでしたが最後の砦の牙城が崩せるか(笑)
再来週答えが出ますが無うなることやら。
他にもグロのNB自動発注システム導入で、少しでも負担を減らして、うちの持ち味の時間を作れたら、なんてことも考えております。

投稿: hatabo | 2023年8月10日 (木) 22時01分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

財務の方もまた、現企業のV字回復の為に、企業としての人、物、金、のサイクルをどう回しながら、初年度、3年目、5年目のトレンドで経営を改革していこうという視点が重要ではないでしょうか。

そんなサイクルと、そのサイクルの一翼を担う現場との温度差は当然あるでしょうが、財務の視点が現場で見えてくると、組織としての現場が当面優先すべき事項も理解できるのかと思うのです。

それを誰が橋渡しするかでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年8月10日 (木) 08時52分

財務の苦労は推し知るもないのですが、利益を出すのは店舗しかないのですから是が非でも黒字にせねばならない。更には将来投資に回せる余力を積み上げねばですから店長は個店経営者として人、物、金のバランスを見極め無ければですね。
更には財務の方が投資してくれるような店舗の有るべき姿をしっかりと持ちたいですね。
企業によってどこまで店長権限で入り込めるかは温度差はあるでしょうが。

投稿: dadama | 2023年8月10日 (木) 08時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 選手入場 | トップページ | 競合店を変える »