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2023年8月23日 (水)

役職の向き不向き

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日、ある店長との会話から。

  「私は店長に向いていないんですよ」

そんなやり取りがあった。私は言った。

   「誰も初めから向いているとは思ってないよ」

私自身もそうだった。チーフ時代にはどちらかというとマネジメント志向が強く、人をリードして率いるという役職には向いていないと思っていた。

  そいう中でも副店長~店長へと昇格してしまった。

店長昇格後の、最初のお店は思い出したくない。それほど、初めての店舗では敬遠されたのである。

  なぜか。

向いてないとは思いながらも、昇格させてくれた企業のトップや幹部、そして上司に対して、何とか報いる為にいい仕事をしようという意識で店舗運営をしたからである。

  上を向いての店舗運営。

しかし、意外と誰でも初めはそのような意識で店長業務にあたるのではないだろうか。

  店長のあるべき姿。

それをマニュアルや通達を通して自らがリーダーシップを発揮して実現しよう、という意図。そしてそのような店舗での行動を直属の上司を通して経営幹部に伝わればいいなぁ、という意図。

  しかしそれらは全て部下に見通されているのである。

そこからの、店舗内での空回り。

  意外と誰もが経験している“失敗”。

そして、そのような失敗を通して、二店舗目から自らの立ち位置を見直して、店長という存在をどっち側の存在として改めて位置付け直して自らの行動を改めるのである。

私はその時に気付いた。

  “リーダーとは役割ではなく覚悟の問題だ”

リーダーの役割として如何に組織内で機能するか。それは、その覚悟を持って意志を貫くからこそ、そのリーダーシップが組織内で活きるのであり、自らの役割を問うことだけでは機能しないことを学んだのである。

  だから店長に向き不向きなどない。

重要なのは「店長としての覚悟」なのである。そして、その覚悟を以って自分マネジメント(ファイブマネジメントの中核)を積み上げていく事なのである。

だから、店長に向き不向きなどない。

  強いて言えば「人間」に強くなることであろうか。

それは強い人間になる、ということではない。

  対人関係に強くなるとうことである。

だからといって、強硬な態度で人付き合いをすることでもない。

  リーダーシップの発揮を認めてくれる人間関係作りだけである。

リーダーシップとは、コミュニケーションの受信者が主役であることを知り、その主役である部下から店長としてのリーダーシップの発揮を許される存在になることである。

  だからこそ部下の聴く耳が生まれるのである。

そのような関係作りが出来てくると、店長としてのやりがいも生まれてこようか。





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食品商業9月号が発売されました。
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当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
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今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



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農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。






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コメント

dadamaさん、再びのコメントありがとうございます。

商品仕入れ、商品販売、やはりこの二つの行為はどこまでも小さい組織を目指していく必要があるかと思います。

チェーンストア理論からの組織拡大を図れば、役割の分割が必要でしょうし、そのスケールメリットを追わずに、自店の顧客満足と商品回転を高めようとすれば、仕入れ~販売の一気通貫を求めて、そのメリットを活かす方向に逆に向かわねばならないのかと、最近痛切に思い始めました。

それだけ、10店舗以下のローカルスーパーが多いといことでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年8月24日 (木) 09時16分

hataboさん、コメントありがとうございます。

随分と店長としてリーダーとして成長してきたのですね(笑)。
そして店長なりたての時を思い出したくないのではないでしょうか。

それだけ、思い出したくない経験の積み重ねが自分を気付かせ、成長出来たのかもしれません。初めから店長は楽しいとの思いで船出をしたら、逆にそこに居座って進化の無い時代を迎えたのかもしれませんね。

そしていつしか、店長不在でも勝手に部下達がその思想、考え方を踏襲して活躍し始めている。

そこに正社員もパートも関係ありませんからね。

投稿: てっちゃん | 2023年8月24日 (木) 08時40分

k,kさん、コメントありがとうございます。

→ビジネス本を読むと私のような人間は一定数いるようですね~
当方、今読んでいる本に
 
 三枝匡氏「V字回復の経営」

がありますが、組織改革の本にもk,kさんのような方が登場しますよ(笑)。

組織改革。今の現状のどこに課題があって組織が廻っていないのか。その結果、どこの結果が出ていないのか。k,kさんのような立場で仕事をしている視点が今後、組織貢献していく時が来ると思いますよ。

投稿: てっちゃん | 2023年8月24日 (木) 08時36分

自分が店長になったときは、店長のマニュアルなんてものはなく、引き継ぎもほぼなく(笑)
上には自分にやらせるほうが悪い、と開き直って仕事ができたので、色々とチャレンジできました。
自分の想いがどれだけ伝えられるか、現場には未来予想図、上には結果を言えばいいやくらいで考えてました。
変に引き継ぎしなくてほんとによかったと、良くも悪くも自分の考えで店を動かすことができました。
最初はワンマンでしたが現在は店長の存在が薄まるくらい現場の方たちのほうが活躍してます(笑)

投稿: hatabo | 2023年8月24日 (木) 06時39分

何を書いても、ひがみにしかならないので今日は辞めようと思いましたが。 覚悟がなくても次第に生まれる責任感だと思います。そして私に足りないもの。それは愛社心。転職が多かったからかもですが。会社の守るべきルールより世間一般のルールを優先しています。だから仕方がないのかも。自分の売場は本部主導サンプルは参考にだけして自分の想いや世間の動向をメインで考えてます。それで結果がまずまずなら文句はないだろう。調理方法や簡単レシピなら自分で創作出来るからほおっておいてもやるだろうと。とどのつまり可愛くない部下(笑) ビジネス本を読むと私のような人間は一定数いるようですね~

投稿: k,k | 2023年8月23日 (水) 17時10分

勿論、作と演の中でより質の高い演技の為に相手の条件を飲む事は必要ですし、結果業績がプラスになればそれは正しいのだと思います。魚心あれば水心を否定はしませんよ。然しながら作者のが目上だとか特に本部集中化が進むと作者の資質により演技全体が左右されますから作者と演技者の信頼関係は大切ですし、作者の意図を見抜くスキルも演技者の座長には求められますね。
現場に近い程ドロドロした物事を感じている筈ですから動脈硬化や血栓となり心筋梗塞を起こす前に血液を循環させるのも店長でありお店を患者と捉えるなら名医にならねばです。お店も人間も基本は同じですよ。成人病にもなれば癌にも侵されますから。

投稿: dadama | 2023年8月23日 (水) 13時22分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

→そのお陰で、怖いオヤジ顔のブログに出会い
なるほど、商品部から放り出されたお陰ということでしたか(笑)。人生、どこでどういう出会いがあるか分かりませんね。

しかし、やはりトップ次第で組織風土は大いに左右されますね。それが組織社会でありオーナー企業の特性でもあるでしょうか。もっともオーナー企業でなくても組織のトップ(店長等)が変わると組織風土が変わり、業績に連動していく。特に現場のトップの人事で大いに現場の士気が変わるのは昔からの事ですから、今更という意見もあるでしょうか。

その長い歴史の繰り返しがあるにも関わらず同じ歴史を繰り返す。それだけ機能的仕事観が固定しきっているのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2023年8月23日 (水) 06時49分

私は商品部と取引先の闇(笑)を見てから顧客最優先を貫きましたね。顧客は嘘をつきませんから自らの信念を売場に出せば必ず応えてくれましたし結果業績も良かったですよ。商品ラインから放り出され運営ラインに拾われても顧客は何を望んでいるのかに常にアンテナを張っていたでしょうか。そのお陰であの怖いオヤジ顔のブログに出会い今が有るのですが(笑)。
肩書はお客様の代りに会社が与えてくれるもの。
肩書にしがみついてる輩ほど肩書を外された時は惨めですし人生そんなもんですよ(笑)。
折角与えて頂いた肩書と権利。その原資の全ては顧客の荒利からなのですからそこに固執する事が出来るか?商品部に散見される(勿論素晴らしい提案も有りますし企業によっても違うでしょう)不都合に顧客の代りとして意見を述べれるか?更には保身も必要。いざと言う時守ってくれるトップはいるのか(笑)。まともなトップなら経営理念=顧客最優先の筈ですから守ってくれる筈ですよ(笑)。

投稿: dadama | 2023年8月23日 (水) 06時28分

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