食品商業8月号の発売
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今月の食品商業。
本日の7月7日が発売日。
当方の今月の執筆は
①ファイブマネジメント
②52週MDマネジメント
上記の2講座の執筆となっている。
ファイブマネジメントは人材マネジメント。
前月号ではZ世代に注目して、如何に能力発揮の場面を見出していけるかを記した。今月号ではそんな世代の従業員が、自ら考え自ら行動する為に必要な仕組み作りについて考察した。
「自ら考える」仕組みとは
「自ら行動する」仕組みとは
これらを二つに分解して、各々の仕組み作りに必要な上司の考え方や行動、接し方についての考察となっている。
人材は失敗の数だけ成長していく。
失敗したら荒利益を損出していく。
この二つを如何に融合させながら、失敗を糧に成長し、その成長から利益を獲得していく上昇スパイラルを形成していけるかが大きな鍵となろう。
目の前の儲けと未来の成長。
その狭間で、組織のリーダーや店長は常に模索し続けているのである。そして二つのタイプに分かれていくのである。
一つは、自分の未来の為に部下に絶対失敗させないタイプ。
二つは、部下の未来の為に部下に失敗を経験させるタイプ。
私は、このどちらも間違ってはいないと思っている。上司だって人間だ。自分の未来という視点だけではなく、企業の為、そして部下の為に部下に失敗させないという覚悟を持った上司がいてもおかしくはない。だから、一つ目のタイプの上司を否定してはいけないと思っている。
二つ目のタイプは蝙蝠(コウモリ)の目をもつタイプである。
一つ目とは異なる視点、更に言えばもっと深い視点でマネジメントを実践するタイプではないだろうか。しかし、この二つのタイプの上司の部下には大きな行動の違いがいずれ現れてくる。
自ら考えることに対しては違いはない。
しかし、自ら行動する段階になると、意外に一つ目のタイプの上司を持つ部下は行動が伴わないのである。逆に二つ目のタイプの上司を持つ部下は行動はスピーディーだ。
“失敗できない”
という暗黙の不安が、自ら実践するという行動のスピードに影響を与えてしまうのであろう。
どんな部下も自ら考えてはいるのである。
しかし、その段階では上司には伝わらないし、上司も部下の考えを理解はしていない。
部下の行動によってはじめて周囲が理解するのである。
だからこそ、上司として部下の行動を誘導することがマネジメントの第一歩なのである。
その為に何が重要なのか。
今月号はそんなファイブマネジメントとなる。
そして52週MDマネジメント。
今月号は、9月商戦へ向けての内容となる。夏商戦から一転して秋冬商戦への売場作りに転換される時期。とは言っても本格的に気候も30度を超える日が続くし、商品的にも本格的な生鮮商材の入荷はない。
その繋ぎをどう展開するか。
更には、イベントも後半には目白押しとなる。そんな52週に付いて触れてみた。
是非、ご購読を。
食品商業8月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
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研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
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PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(7月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(7月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメント(6月編)ダイジェストの視聴はこちら
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ファイブマネジメントの一つに人材マネジメントがありますが、私はそのキーワードを共有にしています。
共有。
これは、上司から部下への一方通行から、情報をお互いに共有するという意味。そこから上司も部下の失敗に学ぶことが可能となる。その失敗の情報共有は非常に効果大ですね。
そうやって店舗全体が一個の商品化していくのかと思います。
投稿: てっちゃん | 2023年7月 8日 (土) 06時56分
部下に失敗をさせない上司は成功させる事も難しいのではないでしょうか。部下と言えど喜怒哀楽を持つ人間ですから上司の命令をロボット的に動く事は何処かに無理が生じる。私的には人間らしく「考動」する組織を目指したいですね。
昨日お邪魔したお店の1型の店長の名残?でお店の考動力が弱まっているのかな?と感じました。
今の店長は3眼?4眼?ひょっとしたら心眼を持つ2型の店長ですから考動力を如何なく発揮してお店に新風をドンドンドン♫と吹かせてくれる事でしょう(笑)。
投稿: dadama | 2023年7月 8日 (土) 06時49分
hataboさん、コメントありがとうございます。
確かに昨日の会話で出てきた内容ですね。
特に若手の場合は未経験者がほとんどですから、とにかくやってみることが何よりの学びの場。そしてそんな上司の決断は、若手が同じ立場になった時に初めて理解し、感謝するものだと思います。
投稿: てっちゃん | 2023年7月 7日 (金) 09時03分
私は完全に失敗させるタイプです(笑)
昨日も店長のお二人が、副店長のアタフタシている姿を見て楽しんでいるとありましたね(笑)
あの方たちもシッパイさせるタイプなのかな(笑)
自分も失敗から多くのことを学んできた人間です。
一番いいのは失敗させない場面、失敗させて経験を積ませる場面を見極められ使い分けられることが理想だと思いました。
投稿: hatabo | 2023年7月 7日 (金) 08時36分
k,kさん、コメントありがとうございます。
確かに相手によりけり、ということも確かにありますね。若手限定のチェレンジ。後々の伸びしろも含めた失敗と学びとその後の組織貢献度。
そこは一概には言い切れない上司の判断を要するとことかと思います。
昨日の会合では、チャレンジというよりも更なる未知の世界を予測しながら、今をどう戦い乗り切るか、そんな店舗視察とその意見交換が本日開催の予定です(笑)。
投稿: てっちゃん | 2023年7月 7日 (金) 07時36分
今日も楽しい会ですね。かなり暑くなるようなのでご自愛ください。失敗は将来の為に小さいものを学びながらしたほうが良いと思いますが失敗無しでトントンと上がりたいから失敗しても他人に責任をなすりつける事が上手い人が世渡り上手なんですよね〜 もう先が見えてる私のような人間は部下のやる気、好奇心を見守る方なのでやりたいといえば相談しながらやらせます。但し若い輩限定ですけどね。長い間やっていても失敗ばかりの人間は許せません笑
投稿: k,k | 2023年7月 7日 (金) 05時26分