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2023年7月15日 (土)

2024年問題

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今週は割り切って「てっちゃん会25幕」特集。

  今日は2024年問題を取り上げる。

毎回メンバーのスライドによるセミナーも短時間ながら設けられている。

  今回はあるメンバーからの「2024年問題」。

よく言われていた2024年問題。

  “何それ?”

ほとんどの現場の人間は、そう思っているのではないだろうか。

  それだけまだ身近な問題とは捉えていない。

しかし、2024年であるから来年早々のことである。おそらく、お盆後から本格的に具体的な方向が定まり、そして配送業者や運送業者との具体的案折衝が始まるであろう。

  この問題は個店の仕組みにも大きな影響を与えることになろう。

従来は当たり前に行っていた、

  当日発注~翌日配送

これが不可能のなる確率が高まるということである。特に特売商品等に関しては一週間程度の前倒し発注でしか対応不可となるかもしれない。

  従来以上にリスクを負って確定数量を決定しなければならない。

そんな環境が現場側には襲い掛かってくるであろう。

  更には産地限定の可能性も。

それはどういうことかというと、従来であればワンオペで運転手が大阪から福島まで配送出来たのが、法改正によって大阪からは東京までが限度となるのという。

  遠方からの入荷が不可能となるかも。

そうなると、例えば九州熊本産のミカンが、東京まで配送されないかもしれない。

  従来は販売していた熊本産ミカンが来年は入荷なし。

そうなるかもしれないというリスクを、今からどう52週MDに入れ込んでいくか。

  バイヤーの大きな仕組み作りが問われるのである。

もしかすると、トラック輸送から列車や船舶での輸送に切り替わる商品も発生するかもしれない。

  先ほどの熊本みかんを船舶で入荷。

コスト増を考えると、そのような輸送手段もあり得るということである。そうなるとどういうことが起こりえるか。

  単品大量販売へと移行せざるを得ない状況となろうか。

従来であれば、市場に品揃えされている多品種を選択できたが、今後は市場自体にも近場でセレクトされた産地のみかんのみの品揃えとなるであろう。そうなると、企業別に差別化として導入していた遠方のみかんの品揃えから、エリアで画一された産地のみかんのみの品揃えに限定されてしまう可能性もある。

  自社独自の産地品の取り扱いが出来ない。

そんなリスクも考慮しなければならないのである。従来以上に単品大量による物流へと移行する為、単品大量が可能な企業や絞り込んで単品大量を可能としているディスカウンターに有利な2024年問題となっていく可能性がある。

このような背景を踏まて、都内大手4社が手を取り合って物流分野で協調していこうという行動に移ってきているのである。

  そのような背景からどう行動するのか。

おそらく、お盆後の大きな課題として商品部が動き始めるのではないだろうか。






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コメント

hataboさん、コメントありがとうございます。

そちらも意外に遠い地域(笑)。
ということは遠隔地への配送問題が地元では頭を悩ます事態になっている可能性が高いですね。

但し魚は調理技術も差別化になりますから、そこを追求していくことでしょうか。
と簡単には言いますが、人材獲得競争を勝ち抜くもことも前提。企業としての魅力をどう確立していくかですね。

投稿: てっちゃん | 2023年7月16日 (日) 06時46分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

2024年問題が如何に小売業界のコスト増を促すか、論理的に理解できた瞬間でした。

このような課題の波が猛烈に押し寄せて来る2024年。飲み込まれるか、防波堤を築けるか。今からでも遅くないので、一人一人が商売人としての意識を身に付けることが重要でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年7月16日 (日) 06時43分

非常に危機感を覚えるお話でした。
CGCグループだからと安心してましたが、農産物や水産物はあまり考えてませんでした。
逆に言うと、弊社の武器の勝浦港の魚は遠方まで行けなくなる地場で消費する、競合にも卸しますなんてことが出てくるかもしれませんね。
そこら辺も踏まえて対策を練りたいと思います。

投稿: hatabo | 2023年7月15日 (土) 14時28分

漠然とは理解してましたが具体的影響の予測を知れたのは大変有意義でしたね。自社でもまだ話題になる事は少ないのですが関連部署では色々と協議してるとは思うのですがリスクは店舗と情報共有しながら大波に備える準備は必要では無いかと感じました。

投稿: dadama | 2023年7月15日 (土) 06時55分

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