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2023年7月12日 (水)

幹事役

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日のブログ。

  「てっちゃん会25幕顛末記」を記した。

年3回の開催を継続してきたてっちゃん会。

  よって4カ月に一回の開催が年間サイクルとなる。

そしてその運営はほぼほぼ、主催地のメンバーが幹事役を全うすることになる。それは個店の店長の場合もあるし企業の幹部の場合もある。そして幹事役となると以下の役割が廻ってくる。

  まずは開催日程等の公開。
  次に参加者希望者の把握。
  そしてスケジューリング。
  その中に視察や会場設置。
  最後は食事会会場予約等。

このような運営の具体的確定と共に、今回の構想力が問われるのである。

  “今回の会合にどのような意義をもたせようか”

そのような構想があって初めて、具体的なスケジューリングが可能となる。

  開催以前に相当の疲労感がたまるのである(笑)。

以前は単なる飲み会のみであったから、そのような幹事役に徹すればよかったが、11幕以降からは幹事役の方のそのような構想力が問われる会合になっていった。

  だから会が終わると疲労感が襲ってくるもの。

しかし顛末記もで記載した通り、その幹事役から「T&T理論」なるものを表明された。確かに相当な疲労感もあったと思うし、それはその幹事役だけではなく、その部下達が売場作りするわけであるから、同時に店舗としても企業としてもある程度の疲労感を伴うものであるはず。

  しかし最後は笑顔で閉幕の挨拶をして頂いた。

この笑顔が、参加者達の最高の土産となったのではないだろうか。

  “誰の為の意見交換?”

それは最終的には、幹事役のお店であり企業の為の、参加メンバーのノウハウの集結なのである。

  それも育ちも企業も異なる個性から発揮された貴重な情報。

同じ企業グループや組織内から発せられる情報と異なり、上記の通り生まれも育ちもDNAも異なる個性から発せられる情報は、もしかすると生まれて初めて得る情報も意外に多い。

  そんな貴重な情報が新たな実践のモチベーションとなる。

だからこそ、明日への気持ちの高まりを得て欲しいが故の、意見交換会となるのである。もしかするとある者にとってはそれが相当な負担となってテトリスの重荷になって敗北を喫するかもしれないが、逆に明日へのモチベーションとなって笑顔で幹事役を終えるかもしれない。

  「T&T理論」とはまさにリスク大の賭けかもしれない。

しかし、その賭けに毎回勝利して笑顔で終えることが出来るのが、参加者のメンバーにとっては嬉しい限りである。

  そしてそれはどんな幹事役でも大切なことなのではないだろうか。

例えば、企業グループの研修会等があったとしよう。

  幹事企業は大きな負担を強いられることとなる。

そして、その研修会が成功するのか失敗するのかは、幹事役のエンディングでの笑顔で全てが決まるのだと思う。

  “ただただ疲れただけだった”

最期のエンディングでそう感じる研修会もあるかもしれない。

  “予定のスケジュール通り手落ちなく完結出来た”

そう感じて、つつがなく幹事役を全うしたことを自己満足する幹事もいるかもしれない。

  “疲労感はあったがその数倍も得るものがあった”

そう感じて、その後の企業内の雰囲気が激変し、大きな前進力を得た企業もあるだろう。理想は、このようなステップを踏んで欲しいし、それが幹事役を全うした恩恵であると思われる。

  どうせ幹事をやるのなら。

そこに行きつくような構想力のある幹事を実践したいものである。

  




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食品商業8月号が発売されました。
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当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
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今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



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40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
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   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
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イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





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コメント

hataboさん、コメントありがとうございます。

おっさん達が好き勝手言わないで、遠慮してたら、まったく意味のないそれこそただの呑み助の集まりでしかなくなりますからね(笑)。

そしてそこから翌日の視察と意見交換、そして取組み発表へとながれていくそのギャップもまた魅力のひとつでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年7月13日 (木) 07時21分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

→前向きに捉える姿勢が相手に共感を生み、新たなる力を産み出す。

まさにその通りですね。

前向きの話と後ろ向きの話。自分に勇気を与えてくれるのは前向きの話。だからこそ前向きの話が出来る集まりに自然と足がむいていくのでしょうか。

そしてまた自らがリーダーを務める組織で前向きの話が出来、そしてそのチームが前進と進化をしていく。

それも仕組み化の一つと捉えていいのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年7月13日 (木) 07時17分

うちな幹事のときは必ずブグの後でしたので食事に一番気を使いました(笑)
冗談はさておき、幹事企業は色々な気づきがや学びがありますから、どう感じてどう実践するかになりますね。
おっさんたちが好き勝手言いやがってと思いながらどう実践するかを考える。
どうすればできるかと考えるボジティブさが身につきました(笑)

投稿: hatabo | 2023年7月12日 (水) 18時59分

何事もポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかで自ずと結果が変わるのも量子力学の教えですね(笑)。前向きに捉える姿勢が相手に共感を生み新たなる力を産み出す。25幕は大成功で終わりましたが幹事の尽力から産まれた後後座の四藤一鉄会はこれからも続きますよ。

投稿: dadama | 2023年7月12日 (水) 08時27分

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