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2023年6月 5日 (月)

若者世代の取り込み

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


進む日本の高齢化。

  地方ほどその度合いは高い。

そして、地方スーパーほど客層の高齢化は進む。ということは、地方ほど普段の店内の品揃えに関しては依然として従来通りの品揃えを維持する傾向が強いと言える。

  食品商業6月号の信田洋二さんの記事。

高齢者ほど、冷凍食品の購入を嫌う方が多いらしい。

  主婦としてあるまじき行為。

冷凍食品の使用自体が「手抜き」と感じている高齢の方のご意見は、ある意味貴重である。そしてそれが地域の食品スーパーの売れ筋を決定し、店舗側はその売れ筋に沿った品揃えを優先的に行っているのである。

  しかしそれでいいのであろうか。

いずれ世代は変わり、来店する顧客も変化していく。そう考えた時に、徐々に品揃えも段階を経て変えていかなければならないのではないだろうか。

  そこに付け込まれて若者世代を他業種へ奪われてはいないだろうか。

現代の高齢の方の暮らしには、国産の素材(地場産)を使用して、手作りで自前の味付けにて料理をして3食食べるという暮らしが基本であろうか。しかしそれには大いに手間ひま(時間)が掛かるというデメリットが存在する。

  現代はタイパ(タイムパフォーマンス)の時代。

ご夫婦二人が共に稼ぎ、共に子育てをして生活していく時代。

  よってタイパの良い食材の利用が進んでいる。

とは言っても、早い=不味い という構図ではなく、より早くとしてより美味しい食材の購入意欲は高く、生産側もそのような商品の開発が急ピッチで進められているのである。

  食の商品開発は猛スピードで進んでいるのである。

特に冷凍技術の進化は目を見張るものがある。従来では産地でなければ食べられなかった刺身の鮮度やお酒の搾りたてが、冷凍技術の進化によって、どこでも味わえることが可能となってきているのである。

  それは大きな価値ではいだろうか。

とは言っても、まだまだ冷凍食品の味に関しては納得できない商品もあろう。我々の舌がその見極めを問われているのである。

  バイイングとしての企業力。

そして、若者世代のリアル店舗への取り込み。

  キーワードは「冷凍」「輸入」「別腹」であろうか。

これらのキーワードは、若者世代は高齢世代よりも違和感なく受け入れられているように思える。

  冷凍スィーツなどはその典型かもしれない。

更には、皮ごと食べられる輸入ぶどうなども若者世代の食べやすさを刺激しているのではないだろうか。
個人が単品を大量に消費する時代から、日々当たり前に食後のデザートが用意されている時代へと大きく変化しているのである。

  そんな時代に追随するスタンス。

それが求められているのが、地方なのではないだろうか。







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食品商業6月号が発売されました。
20236
当方の執筆は以下の通りです。

1.「生産性を高める 作業割当表の活用法」

2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




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部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
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52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(6月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(5月編)ダイジェストの視聴はこちら


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
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イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。




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コメント

hataboさん、コメントありがとうございます。

逆に今は小学生のお子さんの方がSDGsを語る時代ですから、子供たちが成長した段階で、倫理観は大きく異なっていくのではないでしょうか。

いずれhataboさんもお子さんに
「パパいつまで無駄な排気ガスまき散らしてバイク乗ってんの?。」
と御叱りを頂く日が来るのでは(笑)。

投稿: てっちゃん | 2023年6月 5日 (月) 18時51分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

果実の提案の件、全く同感ですね。

果実は青果素材以外の、菓子、アイス、スィーツ等で食するのが当たり前になってきているし、その分青果の果実は徹底して絞り込み、絞り込んだ単品を旬の独り占めとして地域で一番の販売力を誇れる営業をしたいものですね。

投稿: てっちゃん | 2023年6月 5日 (月) 18時47分

真空、冷凍が当たり前の時代になりましたね。
後押ししたのがSDGsでこれにより食品ロス、という言葉が一般的になり、冷凍などの抵抗感を薄くしてるんでしょうね。
次の改装では冷凍ケースを増やさなければなりません。
食品ロスといえばいつも気になるのが飲食店だとお客様に提供しないまま廃棄してしまう食材はどれくらいあるのか?いつも気になってます(笑)
スーパーみたく値段を下げたりはあまりしないでしょうから。

投稿: hatabo | 2023年6月 5日 (月) 16時13分

皆平等に歳老いていきますから、今のミドルエイジがシニアになった時は冷凍食品やミールキットが当たり前の時代になるでしょうね。大抵は先行投資で先走りし過ぎて失敗し再チャレンジしなくなる(笑)。私は蝙蝠男ですからこれからの時代はフルーツも生果実にこだわらなくても良いと思うのです。菓子カテゴリーをフルーツで攻めると若者にも喜ばれ廃棄のリスクも低く高荒利も取れると思いますね(笑)。生果実は旬の単品種集中販売で季節感に徹したいですね。

投稿: dadama | 2023年6月 5日 (月) 16時06分

k,kさん、コメントありがとうございます。

鮮魚部門ほど若者層の取り込みが大きな課題ですが、なかなかそう簡単に進まないのが実態でしょうか。

そして若者世代を取り込むにはそれ相応の資金も必要。だからこそ鮮魚で資金調達して店舗全体として若者層の獲得を行っていくという流れでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年6月 5日 (月) 10時51分

先日、毎月恒例の改善書を書くためにデータを探っていました。ロスリーダーは何かな?Cランク商品は辞める見極めしなくちゃ。やはり圧倒的に簡単レンジ商品等がロス、廃棄だらけ。正販出来ていません。優秀なのは塩鮭、ほっけ等。若い客層が少ないからでしょうか。いい加減飽きてしまいますが売れ筋は切らせません。塩干が多いから取れるはずの粗利が取れていません。田舎すぎて近海魚の刺身も売れないのに必死に作ってるからですね~ 当然変わった魚も売れてません。品揃えはしてますが(^_^;)泣けてきます

投稿: K,k | 2023年6月 5日 (月) 04時50分

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