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2023年6月 3日 (土)

お金の使い方の変化

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日の池上彰のニュースそうだったのか。

  30年前と現代でのお金の使い方の変化がテーマだった。

30年前かぁ~。俺が30代前半の時代。もしくは独身の時代もふくまれるのであろうなぁ~、と思いながら見ていた。

  今と昔では何にどれほどのお金を使うのか?。

そんな絶対金額を出しての比較をしていたが、意外に30年前の方が無駄にお金を使って浪費していたことがわかってきたのである。

  なんとお気楽な時代だったのだろうかと赤面してしまった(笑)。

まずは、ファッション。若い時代である。着る服にも気を使い時期。そして当時の流行なども気になる世代であった。

  昔 ~ 月2万
  今 ~ 月1万

今の方がファッショにカネをかけているのではないかと思うのだが、そうでもないらしい。最も今はノーブランド、又はユニクロやGUといった店舗が低価格で人気のある商品を開発しているわけであるから、昔の一流デザイナーブランド品の金額は無駄?な使い方だと今更に思うのである。

次は、食事

  昔 ~ 有名寿司店、イタ飯等のお洒落なお店で食事
  今 ~ 回転すし、宅配ピザ他自宅で個食という食事

もっとも、回転寿司等の店舗が無かったというのも事実である。また皆で食事に行けば必ずアルコールも入り、それも2件3件とハシゴが当たり前。やっぱり食事にも金つかってたんだなぁ~。

そして、娯楽

  昔 ~ 月3万 スキー、海外旅行、外車等のクルマ
  今 ~ 
月8千 コスパ高い韓国旅行、クルマはレンタカー

確かにクルマを持たない若者が増加しているわけである。もっとも昔はスキーとかドライブとかリアルに移動することでの余暇の過ごし方が一般的ではあった。

更には、レンタルショップの活用

  昔 ~ レコード、ビデオ、CD他、たくさん使っていた。
  今 ~ スマホ活用での音楽他各種配信を利用。

よって、音楽はスマホに保存、ビデオは有料無料のオンデマンド利用、写真も昔は現像料支払って写真を購入していたが、今はスマホに取り放題。時代の変遷と共に、若者が掛けるお金の使い道も大きく変遷してきたのである。

最後は、税金。

  昔 ~ 9万
  今 ~ 11万

公共料金は

  昔 ~ 7千円
  今 ~ 1万5千円

これが現実のお金の使い方での30年前と今での違いである。どうしても公共料金や税金といった自由に使えないお金の使い方が増えているのは現実のようだ。

しかしこうやってみても、お金の使い方に変遷はあるが、生きる為の食事を摂ることに対しての出費は減りもしないし増えもしていない。外食に掛ける金額は減っているが、その分内食への出費は増えているのではないだろうか。

  よってこの業界、競合が無ければ安泰ではある。

外食との競合関係はあるが、現代の若者が外食に対しても無駄な使い方をしていない方が意外に多いのにびっくりである。テレビ等ではいろいろな外食での食事の報道がされている。特に別腹としてのスィーツやデザート等の紹介が多いが、とは言ってもそれは特別な時という限定での消費のようである。

そして上記の通り、現代では年齢を問わず「通信費」が異常に高騰しているのであろう。

  昔 ~ 固定電話代
  今 ~ スマホ他の通信費

昔はスマホなど無いから、当然自宅の固定電話代だけであり、リアルに電話をするのも豆には出来なかったから、結局は通信費とはいっても固定電話の使用料がメインであったろうか。

  そう考えると非常に不便な時代ではあった。

しかし、そのおかげ?でリアルに接触することが当たり前の時代でもあったのだ。そして企業側のお金の使い方にも大きな変遷があるようだ。

  昔 ~ 運動会、歓迎会、忘年会、バス旅行
  今 ~ ほぼ全てのリクリエーションの廃止

そして、コロナ禍を経て、可能な限り在宅勤務という働き方が定着していった。

  そう考えると益々お金が回らない環境になっていくのであろうか。

だからこそ、この業界での働きがいの追求は、益々重要になっていくのではないだろうか。







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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

→日替わりで彼女が云々のくだり以外は、おそらくdadamaさんと同じような社会人生活を歩んだのではないかと思います😎。

自分達の20代~30代が一番輝いていた、と思いたいですね。但し、どの世代も同様の感想を持っているのかもしれませんが(笑)。

得るものがあれば失うモノも必ずある。長い人生の中で、その事もしっかり学んだようが気がしますね。

しかし失ったものは永遠に戻ってこないだろうし、これからそれに代わる人生の楽しみをどう獲得していくか。それがこれからの人生かと信じて、前進していきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2023年6月 3日 (土) 19時24分

当時は休みとなればドライブやスキー。
年間3万キロ越えの走行&日替りで彼女が変わるのも当たり前(笑)。時代遅れ?懐古主義かも知れませんが昭和が一番輝いていたと思うのは私だけでしょうか。個人主義、少子高齢化、貧富の二極化・・・便利になった反面失いつつあるものも多いのでしょうね。

投稿: dadama | 2023年6月 3日 (土) 13時49分

hataboさん、コメントありがとうございます。

当時私もペイペイの新人?。あなたが学生時代の時のようなヤンキー上がりの先輩に脅されながら仕事をしていた記憶がございます(笑)。

食の安全への関心は極端に高まったような気がしますね。
当時はアニサキスがかつおに混じっているのが当たり前、鮮度のいい証拠だなどとほざいていたのですが、現代はアニサキスは悪の根源ですからね。

特に値付けラベルの表示義務は厳しくなく一方ではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年6月 3日 (土) 07時20分

30年前はまだ中学生(笑)
随分とバブリーだったんですね(笑)
ただ、私が成人したころもその名残があり、いい車に乗って、財布などはブランド物が当たり前、今は個性の時代でノーブランドでも被らなければいいみたいなそんな時代。
就職するとき、母親にスーパーに就職する、と告げたら猛反対されましたが最終的に人は食べ物がなきゃ生きていけないからスーパーならそれを担うことができるってことで了承を得ました。
スーパーで働いてなかったら建築関係とかで未だに金髪とかで働いてたんだろうなぁ〜と感じます(笑)
食の安全というものは昔よりも敏感になっている人が多いと感じますので、(昔は危険なものが少なかった)そういうこ商品も大事にしながら、価格軸のお客様も取り込まないと行けないと感じています。

投稿: hatabo | 2023年6月 3日 (土) 06時53分

k,kさん、コメントありがとうございます。

過ぎてみれば、どれもいい思い出ですね。
そして現実との比較をしてしまう。

そして言えることは、やっぱり人がいるということの充実感。職人の世界もアカデミックな世界も同じ人間の暮らす世界で周囲に人がいるということ自体の充実感は何ものにも代えがたいもの。そしてスマホ等が無くても人がいるだけで接触があり、助け合い、励まし合い、そうやってリアルに生きてきたことに誇りが持てますね。

そしてそれを受け継ぐ我々世代がそのようなリアルな人間関係をしっかり次世代に伝えていきたいものです。

投稿: てっちゃん | 2023年6月 3日 (土) 06時35分

私もこの番組観ていました。金の使い道が大分変わりましたね、給料出たら居酒屋からのスナックは当たり前、運動会や全社での新年会、定休日は先輩達と遠出。携帯電話はないけどかなり従業員同士が密でしたね。嫌なこともあったけど大変貴重な体験談も聞けました。やりがい。これも今思うと人それぞれで朝から晩まで15時間は当たり前に仕事して充実感たっぷりで終える店長もいます。でも鮮魚で出刃包丁を13時間も振り回していたら緊張感がもちません。刃物をもったままの長時間は大分疲労しますね(笑) やりがいと長時間労働はイコールではない事を願います

投稿: k,k | 2023年6月 3日 (土) 05時48分

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