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2023年6月 1日 (木)

スピードの根源

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


人間にとってのスピード。

  生きていく上でも非常に重要な要素であろう。

もともとは、動物としての獲物を捕らえるスピードであり、逆に敵から逃げるスピードも重要だったはずだ。

  生きるか死ぬかの瀬戸際でのスピード。

人間として他の動物との進化の差が明確となり、動物間でのスピード競争の時代から、人間同士のスピード競争の時代へと移り、いつしかそれが結果を出すスピード競争の時代へと移り変わっていった。

  生きるか死ぬかから結果を出すすピード感へと変遷。

今の時代は、決してスピードが生死を分ける時代ではない。

  が、・・・ 。

企業の生死という視点でみると、以前としてスピードという意味が持つ重要性には変わりはないのではないだろうか。

  人間個人は死なないが企業が死を迎えるという結末。

そこには、スピードを以って変化への対応という行動を起こしたかどうかが関わってくるのである。

  行動が早かったことによってチャンスを掴むことが出来た。
  逆に行動が遅かったことによりピンチが拡大してしまった。

現代は、皆さんが思っている以上に競争環境が激化している時代である。

  どの企業も変化への対応を競い合っている時代なのだ。

だから、単なる環境の変化に対応するだけのスピードでは、敵対する競合とのスピード勝負で勝てない。なぜなら、競合の存在自体がチャンスを掴むスピードも、ピンチから逃れるスピードにもより一層のスピードが求められ、そこから脱落している組織が多くなってきているということである。

  そしてそれは一人一人の個人のスピードをも求められる時代なのである。

企業のスピード、変化対応のスピード、チャンスを掴み取るスピード、ピンチから逃れるスピード、いずれも個人個人の行動のスピードがもたらすものであるからだ。

それでは、個人のスピードを決定する要因とは何か。

  それは素直さである。

素直な態度と精神が、変化を受け入れるスピードと行動するスピードを生むのである。

  時にそれを経験が後押しし
  時にそれを経験が邪魔する

難しいものである(笑)。しかし一つ言えることがある。

  素直に現実を見る姿勢だけがスピードに繋がると。

過去の経験からの成功事例にすがり、そのことだけで成功を掴んできた人間は残念ながら、新たな環境における勝ちパターンやチャンスを掴もうとするスピード感のある行動は出来ないし、常に勝ちパターンを追い求めたきた人間だけが、素直に新たな環境におけるチャンスの在りどころを探るアンテナを張ることが出来るのである。

  そのアンテナに掛かった情報をスピードを以って引き寄せるかどうかである。

それは普段からのアンテナの張り方によって鍛えられていくものである。

  明日の天気は?。
  今後の相場は?。
  52週の変化は?。
  競合の進化は?。

いろいろなアンテナを張り、そしてそこに掛かった情報への対応スピード。

  そのようなアンテナがスピードをもたらしてくれるのである。







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食品商業6月号が発売されました。
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当方の執筆は以下の通りです。

1.「生産性を高める 作業割当表の活用法」

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今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




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AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
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   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。




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コメント

hataboさん、コメントありがとうございます。

その通り、熱いうちが一番強い意志のある時であり、その意志が突破力のある行動になり、結果が伴い、そしてそれが再び喜びとなって次へと繋がっていく。

冷めないサイクルが上昇スパイラルを生むのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2023年6月 1日 (木) 13時14分

勉強しても実践しなきゃ意味がない、勉強したてで気持ちが熱いうちに実践するから
興味もあり、PDCAが回る。
常に仮説を立てながら迅速に行動できる企業が強いんでしょうね。

投稿: hatabo | 2023年6月 1日 (木) 12時29分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

コロナ禍から再び戻るところと戻らないところの見極めに遅れると、結果としてリアルなお客様を失うことになりますね。

そして天候不順、コスト増、そしてアフターコロナ。時代はどんどん変化(進化)してきているし、働く従業員も変化(進化)してきている昨今。変化に後追いせずに、共に歩みたいですね。

投稿: てっちゃん | 2023年6月 1日 (木) 08時43分

あちらのグループ投稿に本日の朝刊記事をしれっとアップしましたが今日からの食品&光熱費値上。消費者の財布の紐は堅くなる一方なのに未だコロナぼけの売場も散見され(笑)。
最近、グロッサリーの単品データを眺めているのですが明らかに購買行動の変化が起きています。
忙しい、人がいない、興味がない(笑)。
購買心理や動機を読んで仕掛けする事が益々大切である事に気づき、この時間こそ作業割当で創出、活用して頂きたいですね。

投稿: dadama | 2023年6月 1日 (木) 06時30分

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