販売員の育成
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
人材不足。
いやもはや人員不足であろうか。
とにかく人手が足りない。
どの企業も現実問題であろう。
しかし、人員がいない中でも競争は激化し、客数は減少し、コスト増で利益が圧迫しているのも現実。
如何にして打開するか。
しかし、このままでは負のスパイラルを止めることは永遠に出来ないであろう。
如何にして上昇スパイラルへ持ち込むか。
人手不足を理由に、単に売場に商品を並べるだけに留まるのか、それとも並べたら売れる仕組みを人員不足でも実践するのか、その発想だけでも大きな成果をもたらしてくれるのではないだろうか。
“てっちゃん、どうやって?”
皆さん、そう問いかける方がほとんどではないだろうか。
もう一人の販売員の育成である。
そう表現すると、理解される方もいるであろう(笑)。
そうもう一人の販売員である「コトPOP」である。
食品商業でも連載されている山口先生のページの、月別コトPOP集。
実際に掛かれているのは前田りかさん。
このような非常に役立つコトPOPが無料で配布されているのだから活用しない手はない。更に言えばこのようなPOPや媒体を作成できる能力のある方や、そのような方が存在する店舗はもう一人の販売員を育成するチャンスはいくらでも転がっていると思われる。
もう一人の販売員はコトPOPだけではない。
探せば、いくらでももう一人の販売員は成長機会を待っているのである。
サンプル表示
糖度の表示
味の見分け方
美味な食べ方
謂れの表示
どれが一番お得
等々、知恵を出せばお客様が買いたい、食べてみたい、自分で選んでみたい、のスイッチを入れてくれる販売技術を持つ工夫がいろいろと存在するものである。
いずれももう一人の販売員の能力を有するものである。
もう一人の販売員とはなにも人間である必要はない。むしろ下手な人間の販売員よりも、有能なPOPや媒体、そして見本等がたくさん存在するのである。
そんなもう一人を如何に見つけ出して露出させられるか。
確かに、それも一つの作業ではあるが、手間ひまかけないで単にモノを出す作業を優先するのであれば、単なる素材を如何に購入したくなるような販売員の活用は必須ではないだろうか。
手間暇かけたら利益を追求する。
でなければもう一人を育成する。
そうやって、利益を追求するところと、もう一人を活用して点数を伸ばすところ。
それぞれに役割を持って明確に活用し結果を追求する。
これもまた、今後有効になっていくのではないだろうか。
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研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
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食品商業6月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.「生産性を高める 作業割当表の活用法」
2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(6月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメント(5月編)ダイジェストの視聴はこちら
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨日は、hatobo(鳩暴)呼ばわりしてしまし、申し訳ありませんでした。
決して意図的なものではありませんので、悪しからず😎。
いよいよ本格的に、我々が育った時代の価値観を捨てる時が来たのかもしれませんね。
そして対象はZ世代への対応。彼らの価値観とは?、そして働きがいとは?、それらを知り、そして歩み寄り、共に人生を語れる場がどう設けられるか、企業であり組織でありに問われているのではないかと思うのです。
かって存在した企業内でのバス旅行や懇親会、送別会や歓迎会。コロナを良いことにそのような交流の場が消えてから、その代替として何を媒体として交流を果たすのか。
人間の歴史は交流の歴史であり、そこから動物とは異なる人間本来の進化が隠されているわけで、もう一度人間本来の交流の隠された意味を問う時が来たのではないかと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2023年5月30日 (火) 10時04分
hataboさん、コメントありがとうございます。
コトPOPで有名になるということは、そのPOPに見合った商品の品揃えがあってこそですので、そのどちらも極めようとするスタンスが重要ですよね。そういう意味では、それが数値結果としてどのような数値効果があるのか、その為のこだわり商品の品揃え率等も参考にさせて頂きました。
但し、継続的にお客様からの支持が高まるかというと、そこからが時代に合わせた対応力であり、それこそそれに追随していくことが進化なのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2023年5月30日 (火) 09時56分
何れにせよやらせ感を如何に排除するのか?
人が集まらない育たないのは魅力や働き甲斐を見出せない事が全てなのでしょう。
単純に商品出しのみに徹して時間当たりの品出し数で評価するも良し、色々な工夫やチャレンジの結果として人時生産性を見るも良し。
その職場での働き甲斐を創出せねば元々3Kと忌み嫌われる業界ですからこれからの人材確保は益々困難になるでしょうね。
ローカルスーパー程働き手も買い手も地域密着度が決めてだと思いますし、現実繁盛しているスーパーは有りますよ。そこで働く従業員は必ず輝いてますしそのオーラがお客様にも伝わり好循環をもたらしてますね。コトPOPも大切では有りますが先ずは働き手の活気=波長の高さが店舗の基本である事を改めてて感じるこの頃です。
無論人間ロボットに徹する事で支持、成長される企業は有りますしそこを目指し極める事も良しとは思いますが(笑)。
投稿: dadama | 2023年5月30日 (火) 09時41分
コトPOPで有名なスーパーを目指して、毎週社員を集めてコトPOP品評会をしています。
パートさんは勝手に書くので社員だけ強制的に(笑)
そのなかで、書けない人のコトPOPって自分の言葉になってなかったり、ネットて調べたことをそのまま書いたり…
自分で感想ないの?って聞くとあまり商品に興味が無いような発言(泣)
コトPOPって自分の売りたい意志の表れだと思ってるので、売れる喜びを教えてるつもりでも、理解されてないんだなと凹みました(笑)
今のままだと書かされてるという認識でしょうから売るために書く、に変えて行けれるように試行錯誤致します。
これから新しく入ってくる人とかにもちゃんと説明、理解、実践してもらえるようにする勉強だと思って。
投稿: hatabo | 2023年5月30日 (火) 08時29分
k,kさん、コメントありがとうございます。
高齢の方がその年齢と共に現場から離れていくのは、ある意味致し方ないことかと思います。
が、若手が別の理由で離脱していくのは何とも悲しい現実ですね。
いずれにしてもイエスマンを貫くということは、いずれそのストレスを溜めてしまう結末になってしまうということですね。もっとも以前はそのストレスを発散する場も組織内で儲けられていたのですが、今の時代はそうもいかない。
せっかつの若手を今の時代に合わせてどう育成し、いずれ組織の土台を支えてくれる存在に出来るのか。それも競争の時代であることは明白ですね。
投稿: てっちゃん | 2023年5月30日 (火) 07時18分
確かにどうにもならないくらい人員不足です。自店は少ないな~っと数年前に思っていましたが最近では近隣他店のほうが人員不足が深刻です。高齢の従業員が多いために体調不良(ガン等)でリタイヤされる方が多い一方で若手、中堅の人間は心を病み休職、退職が続出。 言い訳もしない、できないイエスマンが多いですね。 コトPOPもなれてしまえば描くことへの躊躇もなくなってきます。 販売実積が上がれば売れる楽しみの一つにも成りえますね。 たまに描きもしないで馬鹿にする人、けなす人もおります。売り場が乱れる、統一感に欠ける等 笑笑 人が少ないながら売れる工夫を試行錯誤してるんだから前向きな姿勢だとおもうんですねどね~ とりあえず描くことが大事ですね。 POP大賞も楽しみです(^○^)
投稿: k,k | 2023年5月30日 (火) 06時24分