月間目標
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
目標を持つこと。
重要なことである。
特に現場では毎日のルーティンに流されてしまい、当初の目標が流されていく傾向にある。
ここにくさびを打って目標に拘る姿勢が重要なのだ。
部門では、特に旬の季節商材の期間計での数値目標の設定が業績達成への糸口となろう。毎日の売上目標や月間の数値目標という大きくて曖昧な目標設定は大切だが、それはあくまでも単品やカテゴリーの積上げの結果であるから、もっと具体的なカテゴリーや単品の期間目標を設定し、そこから導かれる日々の目標が、より身近で行動に直結する数値目標となるのである。
例えば・・・ 。
この季節となれば「スイカ」が主力となっていく時期である。
店舗の視点で言えば「猛暑」という横串を刺す。
そこで「猛暑」というキーワードを設定したら、次に猛暑を部門毎により具体的なカテゴリーや単品で設定した場合に、果実であれば「スイカ」が登場する。
昨年のスイカの月間販売金額は?。
そんなデータを拾い、そこからスイカの今年の月間目標を設定する。
6月月間で50万の販売だったとする。
そこから今年は60万の目標を立てたとしよう。そこから日々の目標金額の2万が算出される。
毎日2万を目標として販売計画を立案しよう。
そこまで具体的な数値目標があると、より具体的な目標達成の為の売場、アイテム、製造計画、値頃作り等が具体性を帯びてくるのである。
そして日々の明確な販売行動が生まれるのである。
それを、店長一人が一から十まで背負うのではなく、部門チーフや部門担当者、更には部門パートさんまでが一人一人単品の数値目標を持って日々のルーティン流されることなく販売活動という行動に移されれば、その積上げられた店舗計は相当大きな効果を生むであろう。
そこに店長が大いに関わるかどうかだ。
大きな関わりを必要とするパートさんもいれば、一声かけただけで理解するチーフもいる。
ポイントはより多くの人員を巻き込む事。
そして、そのことによって結果的には上位単品の数値結果に結びつき、より大きな店舗計という数値効果が生まれるのである。
それがリーダーの存在価値であり仕事の楽しさなのである。
そんな楔(くさび)をどんどん打ち込んで欲しいものである。
株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
食品商業6月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.「生産性を高める 作業割当表の活用法」
2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(5月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメント(4月編)ダイジェストの視聴はこちら
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
| 固定リンク
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
意志が入るということは、そこに集中する事。だからこそ自分のあらゆる引き出しから売れるパターンを駆使してお客様に伝わるのでしょうね。
上位10単品で徹底して構成比を高めていく。それが結果的にそのカテゴリーを底上げしてくれる。重要な勝ちパターンですね。
投稿: てっちゃん | 2023年5月19日 (金) 06時26分
コロナ禍の影響で試食や積極的なアプローチが出来なかった3年間でしたが、現場は活気があってナンボ。勿論、生産性を極めて並べたら「はい終わり!」でも安いよー的商売も是でしょうが、このブログを見られてる方々はそこを望んでいるのか?今後は益々消費の二極化、顧客のメリハリ消費は進みますから目的買い(価格)に強くなるのか、衝動買い(価値)に強くなるのかと言う主従を明確にし自店の強みを上げていかねばならない。衝動買い動機を上げるには売場の波動を高める=活気が大切であり、ヤラセの活気では無く従業員が本気になってお客様にお伝えする事が必要ですし、本気になるには的を一点に絞ってど真剣に売る。二兎を追うもの一兎も得ず。毎日一品に執着し、あらゆる手法を駆使してお客様の琴線に触れて買って頂く。衝動買い(価値)志向を目指すスーパーと量子力学の関連性が少しはご理解頂けたでしょうか?(笑)。
投稿: dadama | 2023年5月18日 (木) 08時48分
hataboさん、コメントありがとうございます。
企業や店舗の誰が牽引するかというよりも、理解した人間が社員パート問わずに先頭を走れる組織風土がいいですね。
何も経験の無いパートさんや新人社員のほうが従来の成功体験に囚われずに最先端の情報を基にした実践スピードが勝ることもありますからね。
そんな従来の販売技術と最先端の情報を組織内で共有して地域一番の情報館を創設したいものです。
投稿: てっちゃん | 2023年5月18日 (木) 06時56分
目標を掲げて、実践していく。
某会では弊社の転換期となるタイミングで提案してもらい、背中を押され自分ひとりからパートさんへの波及。
社員はあとからついてくる(笑)今のスタイルが確立されました。
いかに各部門に首を突っ込むか、部門からの報告を自然にできるようにいつも心穏やかな気持ちで臨んでまいります。
投稿: hatabo | 2023年5月18日 (木) 06時49分