マスク着用という日常
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日は3月13日。
本日よりマスク着用が個人の判断に任せられる。
新型コロナ対策としてのマスクの着用について、政府は3月13日から屋内・屋外を問わず「着用するかどうかは個人の判断が基本となる」としたのである。
その初日が本日となる。
事前にテレビ等では二週間前ぐらいからその話題に対して、街の反応とか、企業側の対応、そして医療関係者等のコメント等を報道していた。
そのスタートが本日となる。
思えば、長い長いコロナ禍の中でのマスク着用という日常であった。
それが一気に解消されるのか?。
と、本気でそう思っている日本人は皆無ではないだろうか。いやおそらく都市部の若年層はマスクを外して外出する方も出てくるであろう。
しかしそれは例外であろう。
誰もが、こんな息苦しいマスクなど早く外したい、とは思っている。特に外で働く方達は一日中マスク着用の中で生活しているのである。そしてちょっとでも走ったり、急いだりするとマスクが邪魔になって息苦しさを感じるのであるが、それでも感染リスクを考慮して、否応なく着用してきたのである。
それがまさか3年も続くとは思ってもみなかった。
それが、政府方針で解除された、という現実に対して、どれほどの日本人がマスクを外して行動するかと言えば、当面は周囲の状況を観察するであろうし、その後の感染状況に応じて徐々に行動が変わっていくのであろうと思う。
特に接客業であるサービス業は当面従来を維持するであろう。
かって3年前に「マスク論争」なるものがあった。
2019年12月26日の「毎日更新宣言」
そして
2019年12月31日の「毎日更新宣言」
いずれも、このブログにリンクを貼っている結城先生のブログの記事である。その時の内容は、大手GMSが接客上において基本的にはマスク着用しないで実践するという方針を出したことが発端であった。
そこからいろいろな視点からの意見が飛び交った。
私も、当時店長として就業していた一企業人として、ブログへのコメントをアップしたのを思い出したのである。
その翌年の2020年2月からのコロナ禍。
これによって、マスク着用という常識は一変した。
小売業ほどマスク着用義務へと一変した。
もちろん、コロン禍による環境への対応である。あれから丸3年。サービス業に従事する者たちは、個人の判断をどう解釈するであろうか。逆に企業側はどう判断し、どう指導するであろうか。
私は逆にこのことを観察したいと思っている。
おそらく、従来の接客業という枠にとらわれている企業ほど、従業員のマスク着用を当面は周囲の状況を見据えながら維持するであろう。
逆に、新進気鋭の企業ほど、若手従業員が多い企業でもあり、その若手従業員の判断にゆだねる企業としての判断を持って対応するであろう。
そんな風に思っている。
それだけ、新進気鋭の企業はお客様にどう思われようかという視点以上、働く従業員が自分の判断で自己責任を前提としながらも積極的に新たな環境を自らの意志と行動で作り出してほしいという視点を重視するのではないだろうか思うのである。
これは環境の変化である。
そして環境の変化の時ほど、スピードある判断と行動によって、ピンチをチャンスに変えていけるのであり、そこの大きな格差が生じる時なのである。
こんな時ほど斬新な判断と行動が明暗を分ける。
スピードある行動。そんな視点でこの状況を見据えてみたいと思うのである。
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ヤオコーとヨークベニマルの戦い
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
如何に、商売に対する意識、そして数値に対する意識を持ち、その意識を行動に移す意志を持つか。これからのこの業界を牽引していく原動力になっていくのではないでしょうか。
今年をそのチャンスの年と位置付けることが大切なのかと思います。
投稿: てっちゃん | 2023年3月13日 (月) 12時02分
マスク然り、周りの様子を伺いながら極力リスクを避ける企業。自社のポリシーを明確に打ち出す企業。自社自店のポリシーを如何に強力に発信し顧客と共鳴していくのか。マスクに限らず商品、販売、運営全てに言える時代でしょうね。とある大手GMSの動きを見ても総花的スーパーは終焉を迎え発信力の高いスーパーが生き残っていく。
尚更人口減の時代、顧客シェアと買上率には意識を持たねばでしょうか。
投稿: dadama | 2023年3月13日 (月) 10時06分