食品商業4月号の発売
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日が食品商業4月号の発売日となる。
「食品商業2023年4月号」
今月号も、定番の
1時限目 ~ ファイブマネジメント。
2時限目 ~ 52週MDマネジメント。
を執筆しているので、是非ご購読ください。
また、今月号は「宇都宮ヤオコー」の出店の記事の載せられている。
「競合エリアレポート」。
こちらも、当方がレポートしたものであり、是非読んで欲しい内容となっている。
埼玉県川越市に本拠を持つ「ヤオコー」。
このヤオコーが北上し、JR宇都宮駅前に出店するという意味は大きい。栃木県内に5店舗を出店しているヤオコーであるが、いずれもその出店は県南地区であり、県都である宇都宮市、それもJR駅前出店により、宇都宮市民に対して「ヤオコー」という食品スーパーへの認知度を高めるには絶好のシチュエーションと言えるのではないだろうか。
しかしJR宇都宮駅前という立地は難しい。
というのは、宇都宮市とはもともと東武宇都宮駅周辺から広がっていった街であり、JR宇都宮は後発で栄えてきた歴史がある。よって従来からJR宇都宮駅周辺に食品小売業が出店するが、いずれも撤退している。
そんな歴史を持つJR宇都宮駅前に「ヤオコー」が出店。
業界関係者にとっては大きな話題を提供するであろう。というのは、同じJR宇都宮駅の今回「ヤオコー」が出店した反対側に、昨年8月に「ウツノミヤテラス」という商業施設が建設され、その地下1階に「ヨークベニマル」が出店していたのである。
「ヨークベニマル」に「ヤオコー」との戦い。
一気にそのような様相を呈してきた、JR宇都宮駅。
業界関係者としては興味深い両者のせめぎ合いであろう。
そんな状況の中での、「ヤオコー」の今回の出店と、売場作りを開店初週と翌週で視察しレポートした内容が今月号で記事となっている。是非購読して頂き、両者と周辺競合店の考え方と取り組み方を比較してほしいと思うのである。
また、定番のファイブマネジメントは、前月号に引き続き「商品力」に触れた。
商品力を分解する。
そんなテーマで、商品力を分解してみて、現場が自ら有する販売力を駆使して、商品を武器として如何に有効に活用できるかをテーマに執筆してみた。
販売力がクルマの後輪なら商品は前輪。
そして前輪は変化に対応しながら、有効に市場を切り開いていく攻めの道具であり、武器でもある。しかし商品を武器に出来るかどうかも、現場次第なのである。
商品を武器として磨けるかどうか。
そこに、これからの食品小売業の優劣が生まれていくのではないだろうか。
そんな内容が食品商業4月号の当方の記事であろうか。
食品商業4月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.「ヤオコー宇都宮初出店」
ヤオコーとヨークベニマルの戦い
2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(3月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメント(2月編)ダイジェストの視聴はこちら
イプロス「都市まちづくり」にも、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
モチベーションは現場特有の領域でのみ引用されるのではないでしょうか。リアルに人間対人間の関係性が強いのが現場であり、そこが見えない全社的な数値化が比較しやすい指標として活用されるのは致し方ないとは思います。が、現場視点で言わせてもらえば、そんな指標以上に重要視しなければならないのが、一人一人の売るの楽しさからもたらされるモチベーションであり、逆にそこを重視する企業と、仕組みの構築を重視する企業に分かれているように思います。お互いに自企業が選択していない階段の上り方からもたらされるメリットを理解した上で、自企業が選択する階段を力強く登っていってほしいものです。
投稿: てっちゃん | 2023年3月 9日 (木) 07時41分
商品力と販売力。現場は販売力を如何に高めるかがポイントでしょうか。販売力の指標として人時生産性が有りますが個人的には人時生産性は指標と結果であって目的では無いと思うのです。
組織が大きくなると売上や利益の安定や担保をとりたいが為に目的とする場合が多いのですが結果個人のスキルとかモチベーションをリスクとして標準化したがる。販売力はモチベーションですからモチベーションは現状数値化出来ないので信頼が置けないのでしょう。勿論作業標準化で業績を伸ばしている企業は存在しますがそれは他社を圧倒する仕組みがあってこそ成せる技。自社の強み、弱みを見極め強みを伸ばす事で相対的に弱みに勝る仕組みを作っていく。それがモチベーションとかやる気とか人間力だと思うのです。
だからこその量子力学的思考なのです(笑)。
コロナ以前に言われていたオールドマネジメントとニューマネジメント。この考えも量子力学的に相通じますしこの差が一気に現れるのが今年ではないでしょうか。
投稿: dadama | 2023年3月 8日 (水) 21時19分