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2023年3月

2023年3月31日 (金)

新生活者への対応

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は3月31日。

  3月も最終日となってしまった。

これを「早くも4月」と表現するのか、「ようやく4月」と表現するのか。

  新生活者にとっては「ようやく4月」という心境だろう。

それだけ、ここ数か月、そしてこの数年は長い長い時間の始まりとなるであろう。

  誰もが経験する新生活。

それは、新たな生活の始まりの方もいるだろうし、従来から住む土地での環境の変化である方もいるだろう。

  新たな土地で新たな生活のスタート。

それが、新入社員の場合であれば、この4月から本格的に新たな生活が始まるのである。今まで学生生活で学問として自分の未来像を描いてきたが、明日からはそれを現場で現実に自分の身をもって体験していくのである。

  仕事後に自宅で自炊。

そんな生活がこれから毎日続いていくのである。

  その為のマイストアの選択。

それが明日からの新生活者の課題となる。

  我々は自分で勤務する店舗がマイストアだった(笑)。

それは当然であろう(笑)。たまには他のスーパーで買い物もするが、基本的には自分が勤務する店舗で就業後にそのまま買い物をして自宅に帰った。

  いやいや現実は会社の寮に帰ったのであるが。

ある寮では、同じ店舗に勤務する後輩が全員の夕食のメニューを調理しておくのが役割のお店も経験した。

  だから就業後も自由な生活は出来なかった。

それでもそれを通して自由な交流があり、孤独感など無かった。それはある意味「幸い」だったのかもしれない。

  話はそれてしまったがこの時期は新生活者の生まれる時。

それに対して、我々小売業、特に食のインフラを扱う食品スーパーとしてやるべきこと。

  それは新生活者のマイストアとなることである。

新生活者だけの為の店舗になれ、ということではないが、従来の顧客を失いながらも新たな顧客獲得がこの時期の使命であるとすれば、店舗運営の全ての志向を新生活者に対する対応に回してもいいのではないかと思うのである。

  新規顧客獲得の最大のチャンス。

それが今だからである。逆に言うと、

  従来顧客喪失の最大のピンチ。

でもあるからだ。顧客を失うピンチと同時に、顧客獲得の最大のチャンス。

  どちらを取るかと言えば簡単だ。

それが今なのであれば、絶対に新規顧客獲得へ向けて、店舗運営を実践しなければならない。

  簡便メニューの徹底提案。
  即食メニューの夕方提案。

上記の2点は、4月月間の最大テーマとなろう。

  そしてこの時期獲得出来た顧客はリピーターとなるのである。

それを4月の最大の課題として行動したいものである。



  


食品商業4月号が発売されました。
20234
当方の執筆は以下の通りです。

1.「ヤオコー宇都宮初出店」
    ヤオコーとヨークベニマルの戦い

2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから



AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表



農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 


52週MDマネジメント(4月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(4月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(3月編)ダイジェストの視聴はこちら
  



イプロス「都市まちづくり」にも、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。




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2023年3月30日 (木)

個性

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は「異質の文化」を記した。

  組織人が異質の文化に触れる。

そうやって、新たな気づきに触れ、新たな世界観がもてるようになる。

  結果として自分自身の進化を後押しする。

そんな内容だった。

  今日は「個性」。

個性、というワードを使うと、我も我もとしゃしゃり出てくるのが、私の仲間達ではある(笑)。

  個性の塊のようなてっちゃん会の仲間達(笑)。

個性が強い、ということは、どういうことなのだろうか。

  自由奔放。
  自分優先
  わがまま。
  我が強い。

なんとなく、そのようなイメージを抱いてしまうが、個性とは

  「組織内で流されることなくリーダーシップを発揮できる自分を持っている」

ということかと思っている。

  組織内で流されない。

昨日は、異質の文化に触れることを記したが、組織内で流されているんじゃないかな、との想いがよぎったら、それは「異質の文化に触れる」時が来たのだと認識すべき時なのではないだろうか。

  個性と自由とは異なる。

しかし、個性を身に付けるということは、自由な発想に触れる機会を増やし、そこからもう一度その組織を進化させるために必要な価値観を自分自身で獲得することなのかと思う。

  個性とは再び組織における自分を確立することなのである。

確立するということは、組織の進化の為に自分自身のリーダーシップを確立するということであり、組織におけるブレない自分の思想と行動を自分自身に誓うということである。

個性とは組織としての最終到達点が、個人個人で異なることではない
。その到達点に至るまでの組織内の資産の使い方が個人それぞれの手法を用いることである。

人間は課題解決の為に行動を起こす。それはある意味、その思想と行動が必ず課題解決への最短距離だと信じるから、その手段を使って課題解決の為に行動するのである。

  要は自分を信じて行動を起こすのである。

その確信の強さが、個性として認識されるのではないだろうか。その自信の表れが、周囲からは個性として認識されるのだと思うのだ。
  



 


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2023年3月29日 (水)

異質の文化

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


組織人。

  人々の多くはサラリーマンとして生きている。

私もそうだった。

  それが当たり前だと思っていた。

そして今でも、それは当たり前だと思っている。たまたま定年を迎えたことを一つのきっかけとはしているが、続けられるものであればサラリーマンとしてなんの違和感も無く生活していると思う。

  しかし今こうして独立してみて想うこと。

“もっともっとサラリーマン時代に異質の文化に触れておけばよかったなぁ~”

  そう想うのである。

現役時代(定年前)で、二つのスーパーマーケットを経験しただけでも、異質の文化に触れてきたと思うが、それでもまだまだ外に出て異質の文化を持つ企業であり、人間であり、自分が育ってきた環境と異なる方達との交流をしておけばよかったと後悔するのである。

  それだけ異質の文化に触れることは自分を目覚めさせてくれる。

どんな人間でも、そのような異質の文化を持つ組織や人間と出会った時に、大きな衝撃を受け、刺激され、そして従来の考え方から方向転換するきっかけを掴むのである。

  しかしそれも自分次第。

還暦を迎えた人間がそう言うのだから、そうなのだろう(笑)。

  もう一度人生を繰り返せるのなら。

そう思うと、もっともっと異質の文化に触れておくべきだったと思うのである。しかしそれは今からでも遅くはない、とも思っている。いままではサラリーマンとして就業していたから、休日以外はなかなか時間も取れなかったが、フリーとなった今はそのような制限はない。

  何といっても自分で時間管理できる。

だからこそ、従来から思っていた異質の文化に触れるチャンスは無限に出来た。

  そこからの出会いで何が見えるのか。

発見である。今まで同じ組織の中で活動することで、使われる言葉や思考、手法が一定であるから、同じ文化の中で生活するようになる。そうすると何の不安もないままに、課題に対して従来通りのPDCAを回すことしか考えられない思考回路が出来上がってしまうのである。

  そこに異質の文化が攻撃してくるわけである(笑)。

これは衝撃である。いままで同僚や同企業のとのコミュニケーションで、入社当初は同じ世界観を共有するのに時間がかかったが、慣れくれば同じ思考回路に対して安心感と共に物足りなさも感じていたが、その物足りなさを異質の文化に触れることで一気に目覚めてしまうのである。

  “この真逆の思考が見たかったんだ”

そんな想いであろうか。

  だからこそ積極的に行動したいものである。

どうしたって、従来通りの行動をしている限り、そのような異質の文化に触れる機会はほとんど巡ってこない。

  自らそのめぐり合わせを呼び込むこと。

そんなめぐり合わせは、同じ想いを持つ仲間を、組織を飛び越えて引き合わせる力をもっているのであろう。


  


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   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
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参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



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2023年3月28日 (火)

虫の目を養う

皆さん、こんにちは。
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魚の目~鳥の目~虫の目、そしてコウモリの目。

  各視点の重要性を説いた比喩。

当方のセミナーでもよく使用するワードである。

  魚の目 ~ 推移でありトレンド。
  鳥の目 ~ 概略でありダイジェスト。
  虫の目 ~ 現場でありフレッシュさ。

そんな区分けが出来ようか。そしてこれらの異なる視点で同じ課題を発見し、同じ課題を分析し、同じ課題の解決策を多岐に渡って実践するという問題発見からの問題解決への手法である。

  虫の目で問題を発見
  鳥の目で問題を整理
  魚の目で問題を解決

そんな流れで、課題を解決していくストーリーとなるのである。その為の課題解決の視点とその視点を持つ部署の役割を示した構図とも言える。

  上記のように課題解決にはそれぞれの役割がある。

企業として課題を解決していくことは、小さな課題ほど見えないものであり、それには現場の問題発見能力と、発見からのスピーディーな対策という行動が重要となるが、まずは現場で虫の目という視点で最先端の現状から課題を捉える必要がある。

  その為には最先端の鮮度が重要となる。

最先端の鮮度とは、店内に入店されたお客様の買い物行動そのものである。

  その買い物行動の把握こそ現場の強みそのものなのである。

店内で買い物されるお客様の行動を把握できるのは、リアルな現場でリアルなお客様の買い物行動を、リアルに観察している現場の人間以外には存在しないからである。

  “店内の防犯カメラがあるでしょ?”

そんなのは言い訳に過ぎない。

  なぜか。

買い物とは、来店されてからどのように買い物ルートを通り、どの売場で立ち止まり、どのような視点を経てからその商品に手を伸ばし、リアルに買い物かごへ入れたのか、という一連の流れを掴むことである。

  重要なのは売場作りをした人間が観察することにある。

自分が作った売場で、リアルにお客様が自分の意図に対して、どのように反応したのかというやり取りをリアルに掴む必要があるからである。

  それを掴むためにリアルに観察する必要がある。

そこには、販売側の意図がその売場に反映されているからだ。その意図を持つ販売者が、購買者であるお客様のリアルな反応を検証するから、次へのステップへと進めるのである。

  次へのステップとは課題解決へのステップとなる。

点数を伸ばすという課題、単価を上げるという課題、客数を伸ばすという課題、そしてトータル的な売上を拡大するという課題。それら全てがリアルに来店しリアルに購入するお客様の買い物行動に全てが隠されているからである。

  その検証が最先端の情報となるのである。

だから、現場で検証する虫の目とは、最先端の鮮度が重要なのであり、その情報を有することが現場の強みなのである。

  この強みは現場以外では有することが出来ない強みとなる。

だからこそ、現場の人間はバックヤードでデータをチェックするのではなく、売場という現場で顧客の動きや感情を掴むことが最優先なのである。そしてそこで掴んだ情報を自らの引き出しに納め、その情報を基に再び売場作りを修正し、検証を繰り返していくこととなる。

  その繰り返しが販売力へと昇華していくのである。

そしてその経験を積み上げながら、鳥の目、魚の目と連動させながら、より大きな商売の強み、店舗の強み、組織の強みへとステップアップしていくことが、個人の進化となる。

  入社3年目までは目の前のお客様から目を離してはいけない。


  


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2023年3月27日 (月)

見える画像の違い

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


時代は確実に変化している。

  そして一人一人に見える画像も変化している。

もしかすると、私が見えている商売の画像と20代の入社3年目の人間が見ている画像は全く異なるかもしれない。

  お彼岸にはお刺身。
  お刺身は盛合わせ。
  盛合せは本まぐろ。
  本まぐろにはお酒。
  お酒は絶対ビール。
  ビールは生ドライ。
  生ドライから乾杯。
  乾杯では一気飲み。

等々、私が描くお彼岸の画像から連想されていく画像は上記のような光景が浮かんでくる。

  その経験から販売計画が立案されていく。

しかし、入社3年目が想像する画像は上記の昭和の画像とは全く異なる光景が映っているのであろう。

  お彼岸はお墓参り。
  お墓参り後は帰宅。
  帰宅後は近場行楽。
  近場行楽はBBQ。
  BBQには輸入牛。
  輸入牛とノンアル。
  その後はドライブ。
  家飲みには生食肉。

上記のような光景が映っているのかしれない。

  地域によっても世代によっても異なる光景。

その光景をどうしたら現代に置き換えてみることが出来るのだろうか。

  それはやはり「経験」してみること以外ない。

それも、その世代の人間と共に経験することである。そこで初めて、見える光景のギャップが分かり、その理由が分かり、そしてその意味が分かるのである。

  “だから今このような売場になっているのかぁ”

自らが持つ光景と、その光景からもたらされる確固たる確信。それが世代と共に徐々に変遷していくのである。

  徐々に変遷していくことの恐ろしさ。

だから、ある時に気付いた時には、既に手遅れとなっていることがほとんどではないだろうか。しかし、それでも人間は経験を積むことで回復できる動物でもある。

  それが意志を持つ人間の強みでもある。

そして、上記の世代間での見える画像の違いによって、店舗の品揃えであり売り込む商品が変遷してきているのも事実である。

  “刺身が売れなくなったなぁ~”
  “彼岸でも盛合せが残ったぁ~”
  “BBQ商材が絶好調だったぁ~”
  “生食肉が意外に売れたなぁ~”

このように、徐々に知らないところでいつの間にか変化していくのがこの世の習い。だからこそ、その変化を体験しなけらばならないのである。

  “周りには着いていけねぇ~なぁ~”

そんなことは言ってられないのである(笑)。そして、両方とも経験した希少価値のある人間として、だから最後は今後どうなっていくのかという判断を自ら下し、未来予見能力によって組織を成功に導いていけるのである。

  今の暮らしを積極的に体験する。

このことが、目の前のお客様の暮らしと結合し、そして最前線の競争に勝ち抜く近道であることを自らの体験から知ることが重要なのである。




  


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2023年3月26日 (日)

WBCを振り返る

皆さん、こんにちは。
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今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

先週の木曜日に既に週一の芸能ネタを披露しているので、本来は本日は芸能ネタを取り上げるべきではないのかもしれないが、皆様の期待?に応えて、芸能ネタを再び取り上げてみたい。

  とは言ってもネタ不足。

よって、先日のWBCでの話題から引用することにした。

  今回で第五回を迎えるWBC(ワールドベースボールクラシック)。

日本は過去2回の優勝を誇る常勝集団である。そして今回で3回目の世界一。日本の野球のレベルは世界でもトップクラスであることは間違いないのである。

  今回の優勝でも選手層の厚さが際立っていた。

最後のアメリカ戦では、なんと7人の投手を送り込んだ。その全員が見事がピッチングでアメリカ打線を2点に抑え込んだ。

  毎回が最終回のような緊張するゲーム運び。

そして最後は大谷翔平が締めて、今大会のMVPを獲得し、大谷の大谷による大谷の為のWBCとして閉幕した感が強い。それだけ今回の侍ジャパンにおいての大谷の存在感は際立っており、投げれば3試合、打てば毎試合のようにチャンスを作りチャンスで打ち、タイムリーを放ち、チームの勝利に貢献してきたのであるから、当然と言えば当然ではある。

  決勝戦前の円陣での大谷の言葉。

試合前にロッカールームで円陣を組み、毎回主要メンバーが言葉を発するのであるが、最後の試合では大谷が栗山監督の使命で試合前の気運を高める話をしたのが名言となった。

  「憧れるのをやめよう」

要は、相手のアメリカチームの選手たちは、いずれも大リーグの主要メンバー。だから日本人にとっては憧れの存在でもある。しかしそんな視点で相手と向き合えば、どうしても下出に出て、心理的に勝とうという精神力が萎えてしまうもの。大谷選手はそのことを前もって伝えることで、相手は同じ人間であり、従来通り心理的にも自信を持ってこの試合に臨もうというアドバイスであった。

この言葉に上記の投手達が奮い立った。

  “打てるもんなら打ってみろ!”

とばかりに、グイグイとストレートでありスライダーでありフォークで真向勝負を掛けていく。

  20代半ばの若手投手陣が爽快な投手リレーで繋ぐ。

それも低め低めを徹底して突いていき、相手打者が思わず空振りをする場面が多かった。

  相手に媚びない堂々たる姿勢。

それが、相手打者を威圧し、低めのスライダ―に思わず手を出してしまう結果となったのではないだろうか。

  それも試合運びとしての能力ではある。

自分が持つ能力を、その場面で発揮できるかどうかで、本番は決まってしまうものである。

  その為には自らの心持ちが重要となる。

その心持ちを気づかせてくれたのが、大谷のあの言葉ではなかったのだろうか。

  以下全文である。

「1個だけ、憧れるのを辞めましょう。憧れてしまったら超えられない。今日は僕たちは超えるために来た。トップになるために来た。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。さあいこう!」

  




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2023年3月25日 (土)

商品価値

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


価格訴求と価値訴求。

  よく言われる対比である。

価格訴求は分かりやすいし、見えやすい。

  同じ商品を絶対的価格で一目瞭然。

しかし価値訴求となると、見える化が難しい領域となる。

  味で美味しい。
  健康に嬉しい。
  使って便利だ。
  今話題の商品。
  まさに今が旬。
  
等々、いろいろな切り口があり、そして受け手のお客様の判断が大きく左右する領域ではないだろうか。

  商品の価値。

それを、何を以って評価するかと判断は、受け取りてに委ねられることになる割合が非常に大きいということである。

  だからコトPOP等による価値訴求が重要となる。

しかし、大抵はメーカー側が作成した既成の媒体を設置して終わりということになっていることがほとんどではないだろうか。

  こだわり商品を品揃えするという姿勢。

それは大いに評価すべきであるが、自らが、そして企業がこだわりを以って品揃えするということは、まだまだ認知されていない価値ある商品をしっかりと受け手であるお客様に伝わらなければ、その価値は永遠に認められないまま、品揃えから消えて無くなっていくという運命にあるというのが、私が経験してきた価値訴求品であった。

  商品価値の一つに「作り立て」がある。

製造部門である鮮魚や惣菜、ベーカリーは、同時に鮮度落ちも早い商品群が多い。

  刺身。
  弁当。
  揚物。
  ピザ。
  パン。

等々、作り立てがそのまま「鮮度」「美味しさ」「食感」「暖かさ」等の美味しさ感を訴えるに十分な価値を有する商品群。

現役時代、あるベーカリーチーフが私に言った。

  「焼き立てパンは売価の2倍の価値があると思っています!」

彼が言うには、通常売価が250円の照焼きチキンパンがあったとする。その商品が作りたてて、焼き立ての照焼きチキンをほかほかのパンでサンドした商品が売場に陳列されたとする。

  その瞬間の価値は250円ではなく500円の価値。

というのが彼の持論だった。だから彼は焼き立てのパンが製造され、売場に陳列した直後に、必ずマイク放送にて店内のお客様に出来立て商品が今この瞬間に売場に陳列されたことを告知していたのである。それは他の従業員やパートさんも同様であった。

  惣菜やベーカリーの商品価値。

それは鮮魚の刺身類も同様であろう。

  作り立ての鮮度。

これは、この瞬間に最高の価値を持ちながら、時間と共に低下していく。

  だからこそ一番商品価値の高い時点で全力で売り込みをかける。

それが、味の評判に繋がっていくのである。

  彼は程なくして店長に昇格したのである。







食品商業4月号が発売されました。
20234
当方の執筆は以下の通りです。

1.「ヤオコー宇都宮初出店」
    ヤオコーとヨークベニマルの戦い

2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
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AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表



農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
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2023年3月24日 (金)

グロサリーに踏み込む

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一昨日は、企業や店舗の方針を記した。

  ストアコンセプトと52週MDの連動。

そこから、52週が毎週継続され、そこからPDCAが回り始めていくのである、というテーマであった。

  今日は私自身の方針発表である(笑)。

昨年一年間は、どちらかというと自分自身でも得意とする「青果」「鮮魚」「精肉」「惣菜」といった、食品スーパーの強みを活かす生鮮部門をメインにセミナーやコンサルの指導項目として取り組んできた。

  しかし食品小売業はグロサリーの売上ウェイトも高い。

そして、生鮮部門よりも高い人時生産性によって、ある意味店舗の稼ぎ頭としても役割も果たしているのがグロサリー部門であろうか。

グロサリー部門と言っても更に分割される。

  日付管理が短く、要冷蔵を扱う日配部門。
  日付管理が長く、非冷蔵を扱うドライグロサリー部門。

大きくは上記のような分類になろうか。

  日配部門は、和日配と洋日配に分類。
  ドライグロサリーは食品と菓子と酒。

そこに、雑貨等の入り込んで、生鮮と区別する意味でのグロサリーという大枠となって食品スーパーには配置されている。

  生鮮以外でのグロサリー全般をどう強化していくか。

それを、今年は本格的に入り込んでみようと思っている。

  当然取組み当初の企業には生鮮からスタートする。

しかし、従来から取り組んでいる企業に対しては、生鮮部門をある程度定着してきたと判断し、今年度はグロサリー部門をどう立て直していくか。

  ここは意外に難しいカテゴリーとなろう。

生鮮部門や惣菜部門と異なり、インストアによる独自性を発揮する領域が少ないからである。よって、大手の仕入れ力の高い企業が有利となるカテゴリーだ。

  仕入れ力による単価高。

更に、売上高に応じた品揃えや集客力に応じた展開力に格差が生まれ、圧倒的な価格と品揃えで差別化されているのがグロサリー部門だからである。

  その格差をどこでどう埋めるのか。

そして、生鮮と相まってグロサリーでどう顧客を吸引していくのかは、全国の中小スーパーの大きな課題でもある。

  生鮮惣菜の強みを引き出しグロサリーの弱みを克服。

そのような構図で、中小スーパーが独自の存在感を基礎商圏で確立していくことを、大きなテーマとしていきたいと考えている。とは言うものの、先ほども述べたように、NB商品の売上ウェイトの高いグロサリー部門である。どのように切り込んでいく事が有効であるのか。

  商品自体での差別化の難しいグロサリー。

だからこそ、現場の販売力という視点で売場を見直すことが必要なのであろう。

  今年の取り組み。

成功させていきたいと思う。
  




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2023年3月23日 (木)

祝・侍ジャパン

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今日は日曜日、ではない。

  が、芸能ネタの日とする(笑)。

侍ジャパン、WBCでの優勝おめでとう。

  2009年大会以来14年ぶりの世界一である。

準決勝、決勝は流石に手に汗握る、という表現ピッタリの試合内容であった。

  一昨日昨日と日本列島は歓喜の嵐であろうか。

予選は案外楽勝だった。

  結果的には、である。

しかし、どの試合も前半は均衡状態であり、韓国戦をはじめ先制点を奪われてからの粘りと、その後の連打がいつの間にかコールドゲーム寸前の試合状況となって、結果的には楽勝で終わるパターンであった。

  村上宗隆を除いては。

他の打者達が揃って5割近い打率を残している中、村上一人が1割台という大不振状態であった。よって決勝ラウンドからは、それまでの4番から5番へ打順を下げての出場となった。

  しかし“彼は必ず活躍する”

私にはそんな予感があった。今更言っても遅いかもしれないが、彼は5番になってリラックスできるのではないか、そして必ずそこから彼本来の“ここぞ!”で存在感を現すのではないか、という予感があった。

  侍ジャパンでの4番バッター。

それは相当のプレッシャーがあるに違いない。先シーズンに三冠を達成し、更に年間のホームラン記録を王貞治が持つ55本を56本に塗り替え、「村神様」と称されるまでに上り詰めた。

  しかし彼はまだ23歳の若造でもある。

長丁場のペナントレースでは、本来のパワーと若さが持つタフネスさが結果をもたらすが、WBCは短期決戦。全てが初めての出来事が続く。

  このような場面では経験がモノを言う。

従来の自ら体験した経験が、そのような短期決戦ではその一瞬一瞬が全てであり、その一瞬に自ら経験した過去の学びが集約されて発揮されるのである。しかし彼はやはり一流の野球人であった。

  失敗をスピーディに活かして準決勝で蘇った。

しかし、よくもまぁ、最終回のあの場面で村上に打順が廻っていくものだ。そしてここぞの一番大切な場面で、よくもまぁ、絵に描いたような逆転サヨナラタイムリーヒットが打てるものだ。

  村神様は伊達ではなかった。

彼は一生、村神様を背負って生きていくことになったのである。

  この大会は侍ジャパン全員がヒーローであった。

そして、打撃陣が予選であれだけ打てたのは、4番に村上が居てくれたから、最後は村上がなんとかしてくれるであろうというお気楽さ、ノンプレッシャーからくるリラックスな精神状態からくる打撃だったのではないだろうか。

  全員のプレッシャーを一人村上が背負って戦っていたのである。

そこに23歳という若さも手伝って、予選での不振であったと思われる。しかし決勝ラウンドからは、その4番のプレッシャーから解放された。そして準々決勝でのイタリア戦でようやく強烈な当たりのタイムリーに結びついた。

  それまでの彼は打撃練習だったのである。

短い時間で、WBCの試合を通してしっかり打撃練習を積み重ね、それが決勝ラウンドから発揮されたのである。そしてそれは準決勝でも同様に、3連続三振という打撃練習を積み重ね、内野フライを経験し、それが9回のサヨナラタイムリーヒットを呼び込んだのである。

  決勝は前日の勢いそのままに侍ジャパンが常に先行しながらの試合展開。

そして、決勝以前で打撃練習を重ねた(笑)村上が同点弾。この打球も凄かった。一直線で二階観客席へと消えていった。そして今日が最後の試合であり、侍ジャパンはほぼ全ての投手陣を豪華に継ぎ込んだ。

  最後は手に汗握るクライマックス。

女房は心臓に悪い、と言ってテレビ画面から遠のいたほどの緊張する場面が続いた。

  最後は大谷の大谷による大谷の為のWBCで閉幕。

しかし、最後まで、このチームは全員がヒーローとしてどこかの場面で活躍し、その存在感をしっかりと示した。

  それが最後に結実しての世界一。

この感動は忘れないであろう。





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2023年3月22日 (水)

年度方針

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今が年度方針を決定する季節であろうか。

  今年一年の企業方針や店舗方針を打ち出す時期。

それを受けて、店舗としてのストアコンセプトを立案し、今年のお店の店舗方針の決定からの部門方針やカテゴリー方針が徐々に決定し、細部の具体的な行動指針が立案されていく時期である。

  多くの企業は企業方針は決定される。

しかし、そこから店舗であり、更に具体的に部門に落とされ、そしてカテゴリーにまで落とされていく企業は少ない。

  更に、それが一年間継続される企業や店舗は更に激減する。

当初、今の段階での店舗までの方針やコンセプトは店長が立案し、本部にて方針発表会において報告はする。が、そこから毎月の検証であり、毎週の実践であり、という継続が52週というスパンで継続されるという店舗は全体の4分の1程度であろう。

  なぜ継続できないのか。

それは、店長が部門やカテゴリーまで深掘りした内容を部門チーフと共有していないからである。そして一度は共有したものの、そこから更に具体的なカテゴリーコンセプトまで部下と共有していないのが最大の要因である。

  52週のMD継続とは上記のストアコンセプトの継続なのである。

ストアコンセプトが、年度初めの年頭に立案され、企業トップの承認を受けたのちに、今後は現場の担当者と更に深掘りして、

  カテゴリーまで具体化する。
  52週の毎週まで具体化する。

この2点を毎週、部門チーフと共有していくことの継続が、要は52週MDの実践と継続なのである。

  それが継続されないのは具体性が無いから。

具体的に、52週のどの週から、どの単品を、重点的に販売強化して、実践するのか。

  その具体的な共有が部下と為されているのか。

という行為。

  それが店舗運営ということなのである。

が、年頭の立案とトップへの報告で終わった、とする店長がほとんどであるかだろう。

  誰の為のストアコンセプトであるのか。

そう考えると、トップに対しての報告の為のストアコンセプトとみなしているから、そこで終わってしまうのである。

  極端な言い方をすれば、トップへの報告などどうでもいい。

もっと重要なのは、店長自身が単独でもストアコンセプトを立案し、それを基に部門コンセプトを詳細に立案し、それを基に部門チーフと部門コンセプトを共有しながら、毎月のカテゴリーコンセプトと毎週の販売計画へ連動し、実践し、検証するという行為を、毎週継続し続けることなのである。

  52週MDとストアコンセプトの両立。

これがあるからこそ、52週MDは店舗においてストアコンセプトを土台に継続されるのである。
そして、上記が連動するからこそ、部門チーフとの共有が図られ、部門において確実に実践されていくことになり、その継続がその年の部門の販売力を高め、翌年からの販売計画立案に大きな貢献を果たしていくのである。

  そこから本当のPDCAが回っていくのである。






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2023年3月21日 (火)

かれいの相場安

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ここ数週間、かれい類が相場安である。

  k400円前後とか。

特に、なめたがれいはちょっと小ぶりだが、1枚で780円程度でも販売可能である。

  それでもスーパーの店頭には並ばない。

いや、量販している店舗もあれば、それでも品揃え程度の店もある。

  この違いは何か?。

ここに、仕入れ役のバイヤーと販売側の担当者とのズレが発生するのである。そして最近はバイヤーも市場に行かない方も多いという。

  百聞は一見に如かず。

市場に行って、豊富にセリにかかるかれい類を眼にすれば、行動は一変するのであろうが、そこにチェーンストアの限界があるのかもしれない。そして働き方改革による市場と現場とのズレが拡大して生きているのかもしれない。

  生鮮食品スーパーの強みを発揮するチャンスは今。

このように、市場連動によって、青果同様に相場対応しながら大漁の生魚を鮮度感よく量販するのが生鮮食品スーパーの強みであり、そこで従来から不振が続く鮮魚部門の活性化が図られるのである。

  が、
なかなか呼応しない店舗が多くなってきた。

たしかに、かれいは小骨が多く、ヒレ付近は一番脂が乗って美味しいのであるが、ヒレの小骨も多く余程エンガワ好きな人間でなければ好んで食べる部分ではない。

  ちなみに本当に好きな方はヒレを吸って小骨を吐き出すのだが(笑)。

しかしそんな方も年齢と共に少なくなってきたのであろう。そしてかれいの相場安とはいえなかなか家庭での料理に登場しなくなり、かれいの食べ方を知らない世代が、今の価格でも購入に至らないのは、本当に寂しい限りである。

  それ以前に鮮魚売場に大陳していないのも問題だが・・・ 。

こういう場面では、やはりその役割を担うのは市場に買い付けに行くバイヤーであり、その役割がしっかりと果たせている企業は、これでもかと店舗に送り込みを図り、店舗もそれに呼応して販売し、更にバイヤーにリクエストを出すチーフが登場してくるのである。

  その結果として地域一番の鮮魚の販売力が身に付いていく。

それが、仕入力と販売力のクルマの両輪としての連動であり、そこから結果としての売上が110%へと連動していくのである。

  それが上手く回っている企業の鮮魚は好調である。

昨年比で110%近い業績をたたき出しているのであるが、逆の企業は相変わらず塩干品や冷凍品に頼り、縮小均衡へと進んでいるのであろう。

  いわしから始まる相場安。

しかし、それは相変わらず日本海の構図ではあるが、太平洋側ではかれい類が青森、岩手で豊漁のようである。よって東北各地においては鮮魚部門の力量の差が明確に出ていると思われる。

  相場というチャンスの女神。

後ろ髪を引こうと思っても、もう遅い。

  今がチャンスですよ。





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2023年3月20日 (月)

彼岸での来店動機

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彼岸商戦真っただ中。

  先週末から明日迄がピークとなろうか。

徐々にコロナ禍からの心理的な解放感もあり、春彼岸での帰省やその後の行楽に関しても、好天という背景もあり、久しぶりに賑わいのある週末からの春彼岸となっていくであろう。

  春彼岸商戦。

帰省するかしないかに関わらず、お墓を近くに持つ家庭では、お墓掃除から始まりお墓詣りの準備に忙しいのではないだろうか。お墓参りの為に準備するもの。

  その第一は「生花」である。

生花、仏花は、自分自身の食材ではない。ご先祖様に対するお供えとしてのものである。よって必ず用意しなければならないものである。

  だから確実に「生花のある売場」に買いに行く。

要は、彼岸での来店動機の第一は、お店に生花が確実に在庫を揃えて売っているお店であるかどうかという点である。

  それが彼岸での来店動機の第一となる。

よって、お客様は彼岸やお盆においては、確実に生花が圧倒的な在庫を以って売場を作っているかどうかで、お店を選択し、豊富な在庫から生花を購入し、そして翌日のお墓参りに安心していけるのである。

  彼岸商戦はそこから明暗がくっきりと分かれていく。

生花があるかどうか。そしてその毎年の経験値が、翌年の期待値となって、来店動機を高め、その繰り返しで彼岸商戦は一極集中となっていくのである。

  彼岸商戦に勝ちたかったら生花を徹底して強化すること。

これは、鉄則である。生花は食材ではない。よってそのことで食品の売上になんら影響は与えない。だからこそ、花を納入する花屋さんとの情報共有にて、出来るだけ欠品しない在庫量を納品してもらい、期待値を持って来店されてお客様の期待を裏切らないことが、毎年の最重要課題となるのである。

  それとて早急にお客様からの期待値が高まるものでもない。

52週毎の毎年の繰り返し。そしてそれを受けて次のお盆での売場作り、その結果からの秋彼岸での売場作り。そのように連動して生花が在庫と販売が連動しながら、翌年の春彼岸では更に拡大された期待値によって多くのお客様の来店を実現することが出来るのである。

  今年の春彼岸は生花の展開で大きな成果をもたらしたであろう。

そしてそれを次回のお盆商戦でしっかりと活かしきることが、次へのステップであり、そのような売場と展開が身に付いていくと、彼岸やお盆、そして年末商戦におけるサイクルが回り始めていくのである。
 
  サイクルが回り始めていく事で得られる「売る楽しさ」。

そして結果としての「売れる喜び」。

  「売る楽しさ」と「売れる喜び」。

この連動が、PDCAを回し続け、イベント時の重要な来店動機というポイントが身に付いていくのである。

  是非今年の彼岸商戦を一つのきっかけとしてほしいものである。






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   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 


52週MDマネジメント(4月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

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2023年3月19日 (日)

クライマックス

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

1月スタートのドラマが続々と終焉を迎えている。とは言っても、結局最後まで見続けたドラマは少なかった。

  「女神(テミス)の教室」 ~主演 北川景子。
  「忍者に結婚は難しい」  ~主演 菜々緒。
  「ブラッシュアップライフ」~主演 安藤サクラ。

この3本のみとなってしまっていた。100万回言えばよかったも
、夕暮れに手をつなぐも当初は視聴していたのだが、ある時から挫折してしまったのである。

その違いはどこになるのだろうか?。

  “次が見たい”

私の場合は、次はどうなるのか?、という願望が芽生え、そしてついつい次回もみてしまうという欲求と、とは言ってもお気楽に見たいという軽快感であろうか。

  中でも「ブラッシュアップライフ」は軽快だった(笑)。

人生を何度もやり直すという、現世ではあり得ないストーリーが、なにやら今の人生を振り返って、あの時やり直していたらどうなったのか?、という夢物語をドラマが演じているような気がしたのである。とは言っても、その都度都度の人生の繰り返しの中で登場する場面が、前世でも起こっていたことであり、その都度、悪い状況を避ける為の行動が、「徳を積み上げる」ことに繋がり、次世は更に恵まれた環境で生まれ変われると信じて現世を生きようとするところに、何とも言えない笑みがこぼれたしまうのである。

  その最終段階がパイロットになることだった。

それは、ある飛行機が流星群と衝突して墜落し、多くの命を奪ってしまった。その飛行機のパイロットになって、親友をはじめ多くの命を救うことが「徳を重ねる」ことだと信じて、パイロットの道を親友と共に歩み、予定通りにその運航会社のパイロットとなってその便に、いろいろと紆余曲折を踏みながら搭乗することが出来た。そして多くの命を救うのである。

  その紆余曲折がまた最高に面白かったのである(笑)。

前世と同じ人生を現世も歩むという道を毎回選択するのであるから、何度も同じ家に生まれ、何度も同じ幼稚園から小学校、中学校、高校、大学と進学し、同じクラスメートと交友関係を結ぶのであるが、毎回、瀬戸際で行動を変えることによって人生が全く別の方向に進んでいく。

  “あの時こうすればよかった”

をまさに、このドラマは実現してくれており、そこから先にどう展開していくのかも、毎回の楽しみではあった。

  最近は「どうする家康」もなんだかなぁ~、である。

有村架純見たさで録画してきた。確かに、先週は側室を正室の有村架純と家康の実母が決めるという、これも当時としてもあり得ないストーリーなのだが、このような場面での単純な面白さはあるが、戦国ドラマの鬼気迫るものが見えない。もっとも、これからが信長や信玄等の大物が関わってくるであろうから、見続けてはいきたいが、どこかでフッと切れてしまいそうな気がするのである。

  よって、4月スタートのドラマ群に期待したいものである。





食品商業4月号が発売されました。
20234
当方の執筆は以下の通りです。

1.「ヤオコー宇都宮初出店」
    ヤオコーとヨークベニマルの戦い

2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。





PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから



AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表



農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
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2023年3月18日 (土)

名刺の追加作成

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


名刺。

  大方の幹部の方は自分の名刺をお持ちであろう。

当方もかって、独立時に名刺を作成した。

  2021年の6月に作成したのが200枚。

その時のブログが「名刺作成」(2021年6月19日)

  その時に刷った数が200枚だった。

そして先日、ようやくその200枚が無くなり、追加印刷をかけて受け取りにいった。

  “200枚さばくのに随分と時間がかかったなぁ~”

名刺200枚(二箱分)など、あっという間に配布完了してしまうだろうなぁ~と思っていたのだが、意外に消化するのに2年もかかってしまったのである。

  逆に店長の時の方が消化が早かったような気がする。

お店にいると、外部の取引先の方やブログからのお付き合いの方が結構来店されて、その都度名刺交換していたように思う。もっとも、コロナ禍という環境に代わった途端に名刺を渡す相手も、激減したという社会的な環境の変化もここ数年はあったのであろう。

  よって名刺を渡す機会も激減したという要因はある。

しかしそれにしても、初版の200枚を消化するのに、2年もかかるとは思わなかった。

  ようやく第二版を請求し受け取ってきた。

さて、この200枚はどれほどの期間で配布完了となるか。今まで小売業として待ちの姿勢で行動してきたが、コンサル業とは攻めの姿勢で行動しなければならない業界でもある。

  自らの営業努力がモノを言う世界。

それにしては、あまりにも消極的な名刺配布の量ではある。

  “もっと積極的に自ら行動せねば”

とはいつも思っているが、コロナ禍によるリモートでの接触は増えたが、逆にリアルに行動するという機会と意志に欠けた面は否めない。そんな反省を想う、今回の名刺の第二版であった。

  再び名刺を眺めてみる。

当方の名刺は、上部4分の1程度が紺色に配色され、その下4分の3程度が通常名刺の白で配色されている。

  上部4分の1の部分にてっちゃん塾のロゴが入る。

このロゴは、有志の方が作成してくれたのであるが、てっちゃん塾の最後に「/」が付け加えられている。

  てっちゃん塾/

こんなイメージであろうか。最後の/は、右肩上がりをイメージしたもので、これはコトPOPの山口先生が何かの折に「この/がいいねぇ~、てっちゃん塾のロゴに引用してみたらいいよ」とのアドバイスからてっちゃん塾のロゴに入れたのである。

  ホームぺージを参照して頂ければわかりやすいかと

いろいろな方からのアドバイスとご協力を頂きながら作成した、てっちゃん熟/の名刺。

  今年こそはどんどん配布していきたいと思う。







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    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

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PS
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40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
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2023年3月17日 (金)

満額回答②

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



今年の春闘(しゅんとう)。

  もはや春闘は死語であろうか(笑)。

春の賃上げ交渉をかっては「春闘」と称していたが、現在は春の賃上げ交渉と改名して表示しているのがネット上では目立つ。そんな春の賃上げ交渉が、2月より本格化し、会社側と労働組合側で妥結し、今年の従業員の給与体系がほぼ固まったのではないだろうか。

  目立つのは満額回答。

満額とは、労働組合側が企業側に提示した今年の賃上げ要求額であり、それを昨年の年齢と同じ今年の年齢見た場合の賃上げ率で解答を頂いたり、支給総額で提示して、その要求通りの賃上げで妥結したときに、満額回答という表示となる。

  私も一時労働組合側の幹部をしていた。

そして、毎年の要求に対して、満額回答という企業側の答えは一回も無かった(笑)。

  しかし今年は満額回答が続々と生まれている。

トヨタや日産、ホンダ等の従来から春闘を牽引してきた企業が、今年は満額回答を牽引している。

  概ねはトヨタの妥結に準じて組合側へ解答する順番となる。

よって、トヨタの妥結額がトップに来て、それ以降は、その妥結額や妥結率を参考に回答をしていくという流れ。

  そのトヨタが満額回答であるのが今年の春闘。

そして、その満額回答を引き出したのが、岸田首相の「インフレを超える賃上げ」を企業側へ要請していたことへの回答でもあろうか。

  それが我々小売業に直結するかといえばそうではない。

トップ企業が満額回答を受けて、従業員の収入が増え、それが日常生活においてカネが回り始めてから、ようやく小売業の業績へと連動し、そして最終的にサービス業へとカネが入り始めていくのである。

  但し売上に連動する基礎は出来たとは思われる。

よって小売業界は、世間にカネが回り始めてきたことを受けて、どう商売を好転させていけるかというステージに入っていくのである。

  とは言ってもコロナ禍で結構満額回答以上の利益を創出してきた業界。

よって、トヨタや日産以上に、本来であれば我々小売業界は満額回答が可能な業界なのではある。

  それを積極的に世間に示していける絶好の年。

それが今年なのではないだろうか。そしてそれを一つの話題性として、従業員獲得に活かす。それもこのピンチをチャンスに展開していく手法ではないのだろうか。

  それを積極的に活かそうという企業も出現し始めている。

小売業界では、その先陣を切ったのがユニクロではないだろうか。

  初任給30万¡?。

驚きの初任給である。

  はやり自社開発自社販売。

このことが、売上以上に利益創出を生むのであろう。我々小売業も自社開発自社製造を有する、生鮮惣菜で如何に利益を創出するかをもっと念頭においた視点を持つべきであろうと思う。






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第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
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2023年3月16日 (木)

人事異動後の初仕事

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



新生活を迎える方々が続々誕生する今月。

  特に3月中旬以降は加速する。

そして、この業界関係者も2月後半から3月いっぱいがその時期であろうか。

  “てっちゃん、人事異動先でまず何から始めればいいでしょうか


以前、店長達の多く集まる研修会で、問われた内容である。

  人事異動によって赴任先へ異動した直後の行動。

これに関して、多くの企業はそのマニュアル等は存在しない。当然、引継ぎにおいての内容等はマニュアル通りの引き継がれると思われる。

  しかし現実に単独で異動後の優先行動は記載されていない。

これこそ、その個人個人の有する優先順位に従って行動しているのが現実ではないだろうか。だから、個人個人で人事異動後の最優先行動が異なるのである。

  そこで思わず見えてくるのが前任者のアラ(笑)。

これが出来ていない、あれも出来ていない、更には全て出来ていない等々。自分のことはさておき、他人のアラはよ~く見えてしまうのが人間の性(さが)であろうか。

  そのアラを既存の担当者にぶつけてしまうのが通常。

だから、新任早々に、これがダメ、あれもダメ、全てダメ!、と吠えまくるのである(笑)。

  だれもが経験のあることではないだろうか。

マニュアルに従順な人間ほど、上記のような視点で赴任先を見てしまうもの。そして新任の店長ほどそのような視点でしか赴任先を見れないのも事実であろうか。

  見えるものを変えるには見えないものから変えること。

これが、新規に赴任した人間が行動すべきことなのではないかと私は思う。

  だから人の心を変えていく事が重要なのである。

店長という存在が人事異動によって赴任してきた。店長は自分以外、みな敵に見えてしまうのである。しかし、迎える部下は、“今度の店長はどんな方なのであろうか” と観察から始めるのである。

  敵という視点ではなく味方になりたいという視点なのである。

だから味方になるためには、新任のリーダーの人間であり、その人間の考え方を見極めようとするのである。

  “この上司は何をすれは褒めて何をすれば叱るのか?”

要は、新任上司の価値基準を推測するのである。

  “この上司が褒めてくれるよう自分の行動を変えよう”

そう考えるのが、上司が変わった部下の心理であり、見えない部下の心境なのである。そんな部下の心境に対して、上司がまず初めに実践する事とは?。

  部下の名前を覚えること。

単純であるが、新任上司はなかなか部下の名前を覚えられない。

  “あれぇ~誰だっけ?”

ではダメ。

  「〇〇さん、この売場いいねぇ~」

明確に、氏名で、自分がいいと思った部分を評価してやること。

  この瞬間に部下は上司を一瞬で信頼するのである。

そして、そこから一気に店舗内の空気は変わり、そして部下の行動が変わっていくのである。






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2023年3月15日 (水)

日本海の豊漁

皆さん、こんにちは。
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なにかとテレビ等で話題となっている。

  日本海のいわしの豊漁。

お付き合いのある企業の鮮魚売場を見ると、やはりいわしが激安である。

  「いわし豊漁なんだって?」

鮮魚バイヤーの質問すると、

  「はい、激安です!」

私は聞いた。

  「どんな売り方してる?」

バイヤーは言った。

  「単に丸のまま売ってます」

やはり、浜での売り方は、新鮮な生魚は丸のままパック詰めで売るのが一般的なのであろう。これが内陸だと店舗側で調理をしてやって初めて購入動機が高まるのであるが、魚を知る浜のお客様は自分で調理をするから、店舗側が余計な手間を掛けなくてもいいのであろう。

しかし、売場を見ると大漁なのはいわしだけではなさそうだ。

  「赤がれい」
  「小あじ」
  「ひらあじ」

等の魚が浜から直送されて販売している。

  この日は「ひらあじ」が鮮度感よく大陳されていた。

浜の鮮魚部門の鮮度感とは、このように近場の浜で水揚げされた魚種がその日のうちに売場に展開され、売り切られることによって、毎日が新鮮な売場となるのである。

  それが漁師によって口コミとなって広まっていく。

だから、浜の鮮魚部門の優劣が明確に分かれていくのである。

  しかしやっぱりいわしだけでは売上には繋がらない。

どうしても、「かれい」や「さば」そして「あじ」のような高単価の魚種の水揚げによる販売が鮮魚の数値を引き上げるのである。

  全国的な鮮魚部門の不振。

そこにはいろいろな要因が重なっており、単純な理由だけではない。

  不漁による魚価高。
  いか秋刀魚の不漁。
  小骨の
食の複雑化。
  魚の調理の複雑化。

いろいろな課題によって、魚以外の食材の普及の一般化も魚離れの大きな要因であり、魚価高だけが要因ではないが、とは言ってもその発端に魚価高があるのは間違いない。

  特に内陸部における魚離れは著しい。

だからこそ、沿岸部での豊漁による鮮魚部門の回復は大いに喜ばしいことではある。

  お客様の五感。

その筆頭に来るのが、鮮度感。

  その鮮度感を牽引するのが丸魚である。

よって、都市部の新店における鮮魚部門も客動線の先頭には必ず「丸魚」を配して、店舗としての鮮度感の向上に位置付けようとしているのが特徴的である。それだけ丸魚とは、未だにお客様の五感に訴えるカテゴリーであり、その鮮度感の優劣がお客様の店舗選択に影響しているのも事実である。

  日本海の豊漁が太平洋側にも感染してほしいものである。






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2023年3月14日 (火)

3.11から12年

皆さん、こんにちは。
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毎年、3.11が近づくと放映される東日本大震災に関する報道。

  2011年3月11日午後2時46分。

たまたま休日でテレビ報道を見ていたが、午後2時以降からは続々と3.11の報道をするテレビ各局が増え、いよいよ午後2時46分となると、全ての局で3.11によって亡くなられた方々への黙祷(もくとう)と、当時の映像が流れ始めた。

  “こんな穏やかな日だったなぁ~”

最近では、3.11を経験していない従業員も相当数存在し始めている。そうやって徐々に震災によって改めて、我々食品小売業に従事する者としての使命であり、この業界の存在意義を思い知らされた業界関係者が多かったのではないだろうか。

  ここ数年のコロナ禍によるエッセンシャルワーカーの存在。

この業界は、事が起こる度にその存在意義と業界の全体の使命を、従事するもの全てに振り返させるものなのであろう。

  震災直後。
  震災当日。
  震災数日。

震災からの一週間は、毎日が激変の連続であった。

  地震直後の自分の行動。
  そこから数時間の行動。
  発生後から閉店の行動。
  閉店以降の自宅の状況。
  翌日以降の店舗と自宅。

いままで経験したことのない日常が、時間の推移とともに新たな環境の変化として襲ってきた。

  たまたま自店は大きな被害の遭遇が無かった。

しかし、周囲の自社店舗は甚大な被害を被った。自社以外にも周囲の競合店も被害を被ったお店がほとんどだった。

夜遅く来店されてお客様から言われた。

  「遠くから光が見えて買い物に来たのよ」
  「国道を走り続けてここだけ開いていた」

等々の言葉。全てはお客様の話から聞こえてきた周囲の状況である。後に知ったのだが、周囲は地震直後からの停電で営業も出来ず、また信号等も機能しない状況だったらしく、ようやくこのお店に辿り着いたらしいのである。そしてこのお店だけは大きな被害を被らずに通常営業をしていたらしい。

  自店の状況しか知らない自分にとっては大きな情報であった。

それだけ、外部からの情報が遮断された震災後の状況がそこにあったのである。

  普段の営業ができるという日常。

それが、震災後からは日常ではなくなるという環境。そしてそこで初めて知るのは、食品を販売する小売業としての存在であった。

  それは人間が生きる為に必要不可欠な商品であったということ。

そして、その生産や流通が、そして販売という場が失われた段階から、人間の暮らしにとって重要な存在となるという存在意義を教えられたのである。

  当時50歳の私の初めての経験であった。

それだけ、長い年月をこの業界で過ごしてきたのであるが、そこまで認識させられたのは初めてであった。そして同時に多くの業界関係者、とりわけ店舗に従事する人間にとっては重大な経験であったのである。

  “俺の仕事とはこれだったのか!”

そして、多くの店舗従事者は、その使命感に驚き、それ以降の自分の使命感を強く持てるようになったのである。

  あの強烈な経験があるから今がある。

そう振り返る業界関係者は多いのではないだろうか。

  今コロナ禍という環境。

しかし、あの時の使命感がコロナ禍に直面した3年前にも大きな心の支えになったことは間違いない。

  ピンチはチャンス。

決して自分は、あの震災で大きなダメージを負ったわけではないが、それでもピンチをチャンスに変える視点を持てるようになったのかもしれない。






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第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
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2023年3月13日 (月)

マスク着用という日常

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



今日は3月13日。

  本日よりマスク着用が個人の判断に任せられる。

新型コロナ対策としてのマスクの着用について、政府は3月13日から屋内・屋外を問わず「着用するかどうかは個人の判断が基本となる」としたのである。

  その初日が本日となる。

事前にテレビ等では二週間前ぐらいからその話題に対して、街の反応とか、企業側の対応、そして医療関係者等のコメント等を報道していた。

  そのスタートが本日となる。

思えば、長い長いコロナ禍の中でのマスク着用という日常であった。

  それが一気に解消されるのか?。

と、本気でそう思っている日本人は皆無ではないだろうか。いやおそらく都市部の若年層はマスクを外して外出する方も出てくるであろう。

  しかしそれは例外であろう。

誰もが、こんな息苦しいマスクなど早く外したい、とは思っている。特に外で働く方達は一日中マスク着用の中で生活しているのである。そしてちょっとでも走ったり、急いだりするとマスクが邪魔になって息苦しさを感じるのであるが、それでも感染リスクを考慮して、否応なく着用してきたのである。

  それがまさか3年も続くとは思ってもみなかった。

それが、政府方針で解除された、という現実に対して、どれほどの日本人がマスクを外して行動するかと言えば、当面は周囲の状況を観察するであろうし、その後の感染状況に応じて徐々に行動が変わっていくのであろうと思う。

  特に接客業であるサービス業は当面従来を維持するであろう。

かって3年前に「マスク論争」なるものがあった。

  2019年12月26日の「毎日更新宣言」
  
そして

  2019年12月31日の「毎日更新宣言」

いずれも、このブログにリンクを貼っている結城先生のブログの記事である。その時の内容は、大手GMSが接客上において基本的にはマスク着用しないで実践するという方針を出したことが発端であった。

  そこからいろいろな視点からの意見が飛び交った。

私も、当時店長として就業していた一企業人として、ブログへのコメントをアップしたのを思い出したのである。

  その翌年の2020年2月からのコロナ禍。

これによって、マスク着用という常識は一変した。

  小売業ほどマスク着用義務へと一変した。

もちろん、コロン禍による環境への対応である。あれから丸3年。サービス業に従事する者たちは、個人の判断をどう解釈するであろうか。逆に企業側はどう判断し、どう指導するであろうか。

  私は逆にこのことを観察したいと思っている。

おそらく、従来の接客業という枠にとらわれている企業ほど、従業員のマスク着用を当面は周囲の状況を見据えながら維持するであろう。
逆に、新進気鋭の企業ほど、若手従業員が多い企業でもあり、その若手従業員の判断にゆだねる企業としての判断を持って対応するであろう。

  そんな風に思っている。

それだけ、新進気鋭の企業はお客様にどう思われようかという視点以上、働く従業員が自分の判断で自己責任を前提としながらも積極的に新たな環境を自らの意志と行動で作り出してほしいという視点を重視するのではないだろうか思うのである。

  これは環境の変化である。

そして環境の変化の時ほど、スピードある判断と行動によって、ピンチをチャンスに変えていけるのであり、そこの大きな格差が生じる時なのである。

  こんな時ほど斬新な判断と行動が明暗を分ける。

スピードある行動。そんな視点でこの状況を見据えてみたいと思うのである。






食品商業4月号が発売されました。
20234
当方の執筆は以下の通りです。

1.「ヤオコー宇都宮初出店」
    ヤオコーとヨークベニマルの戦い

2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
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2023年3月12日 (日)

4月の新ドラマ②

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

先週は、4月スタートのドラマを紹介した。

  どちらかというと夜9時~10時のゴールデンゾーン。

今週は、ゴールデンゾーンがら枠外(午後11時以降)を取り上げてみたい。また、このゾーンは60分枠から30分枠での放映も多いことから、コンパクトに見れるというメリットのあるドラマ枠でもあり、最近は火ドライレブン、などというフレーズで紹介されることも多くなってきたゾーンかもしれない。

まずは、フジテレビ系列 火曜夜11時~11時30分放映(4月~)

  「ホスト相続しちゃいました」

主演は桜井ユキ、三浦翔平。
番宣は「桜井ユキが主演を務めるオリジナルストーリーの人間ドラマ。叔父からの遺言で、ホストクラブを相続することになった広告代理店勤務の久美子(桜井)が、オーナーとしてイケメンホストたちと共に、つぶれかけのホストクラブを立て直していく。三浦翔平、八木勇征、宮世琉弥、鈴木ゆうからがホスト役で出演」。

  一人一人のホストに芯がある、という。

どのような芯あるホストが登場し、ストーリーを描いていくのがが楽しみである。

  三浦翔平といえば「ハコズメ」。

あの時の、三浦翔平、山田裕貴、戸田恵梨香、そして主役の永野芽郁とのからみは最高だったが、今回はどのような人間ドラマが登場するのか楽しみである。

次は、NHK、4月3日スタート、毎週月~木 夜10時45分~11時放映(いわゆる夜ドラらしい)。

  「おとなりに銀河」。

主演は佐野勇斗。
番宣は「久我一郎(佐野勇斗)は売れない漫画家。親を亡くし、幼い妹・まちと弟・ふみおを養うため、必死に漫画を描く日々を送っている。ある日、一郎の漫画に憧れてやってきた臨時のアシスタント、五色しおり。彼女の助けで一郎は締め切りぎりぎりの危機を脱するが、疲れて眠っているしおりの体の一部からとげのようなものが出ていることに一郎が気づき、確かめようとそのとげにふれた瞬間、狭い仕事部屋が宇宙に変わった! とある島の王族の姫だというしおりは、「とげにふれたことでふたりの婚姻関係の契りが結ばれました」と理解不能なことを一郎に告げる。 」

  ちょっと意味不明な関係から始まる純な恋愛ドラマか。

NHKの朝ドラは視聴しているが、夜ドラの視聴は初めてである。しかし最近のNHKのドラマは話題性もあり、内容も考えさせられるものが多い。一昨年のNHK正直不動産も面白かったし、あの時の福原遥が朝ドラの主演というのも偶然ではないだろう。

  ちなみに今年の冬に「正直不動産」特別編が放映されるらしい

ちょっと先の話になるが、こちらも見逃せない特別編である。

更に、テレビ東京系列、4月12日スタート、毎週水曜深夜0時30分~深夜1時。

  「隣の男はよく食べる」

主演は倉科カナ。
番宣は「美波はるこによる同名作を倉科カナ、菊池風磨のW主演で実写化。料理上手な独身オトナ女子の手料理をきっかけに始まる、肉食年下イケメン男子とのピュアで不器用なラブストーリー。35歳の麻紀(倉科)は、彼氏いない歴10年を順調に更新中。ある出来事をきっかけに、隣の部屋に住む蒼太(菊池)と交流するようになる。 」

  倉科カナ主演では見ねばなるまい(笑)。

35歳前後で、彼氏いない歴=年齢、というテーマでYouTubeをアップしている方が急増しているらしい。そのような世相を担ってのドラマであろうが、倉科カナが彼氏いない歴10年とはどう見てもあり得ないとは思うが、彼女見たさで録画をしようと思う。

そして最後は、フジテレビ系列、4月13日スタート、毎週木曜夜10時~11時。

  「あなたがしてくれなくても」

主演は、奈緒、永山瑛太、共演が岩田剛典、田中みな実。
番宣は「主人公は32歳のOL・吉野みち(よしの・みち/奈緒)。建設会社の営業課で働き、平凡ですが不自由ない生活を送っています。夫・吉野陽一(よしの・よういち、37歳/永山瑛太)とは結婚5年目の今でも仲は良いのですが、ただひとつ、セックスだけが足りていませんでした。気がつけばレス歴2年。 」

  30代夫婦のセックスレスに切り込んだ作品。

結婚して夫婦生活を送りながら、お互いの人生を共有していくなかで見えてくる結婚相手。それはカップルの数だけの人生模様が存在するものであり、どのケースも同じ内容のものは無い。だからこそ永遠の課題であり、話題なのである。

  このドラマだけはゴールデンタイムでの放映。


今期も結構見たいドラマが多数である。






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2023年3月11日 (土)

始まりは「意識」

皆さん、こんにちは。
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全ては「意識」から始まる。

  始まりは「意識」。

今日のテーマである「意識」。人間の行動は全て脳が「意識」することで、その脳から全ての行動が具体化されていくのである。

  そして「行動」に移って初めて周囲に認識されるのである。

その為には、昨日の「見えることの重要性」を再度理解し、見えることが共有され、そこから組織の一人一人が具体的に自らの意識へと連動されていくことが、組織内の個人個人の意識を作り、そして個人個人の行動に反映され、それが周囲の認識、お客様の認識へと繋がり、スピードを以って結果へと連動していくのである。

  全ては「意識」から始まるのである。

その意識を、単なるルーティンとしての意識から、改善とか効果とか、更には改革へと繋がるような意識に昇華していくことが、人間本来の姿なのではないだろうか。

  そのような意識の昇華が人間の進化を生んできた。

その末裔が我々なのである。よって、意識の昇華から生まれた新しい行動が利便性を生み、それが見える化によって周囲に伝達し、一つの成功事例として整理されマニュアル化されて、周囲へ広まっていく。

  しかしそこからまた意識の昇華による進化が始まる。

その連続で、我々業界も進化してきたのである。

  結果としての現在のSMの存在と役割。

そのような経緯からの現在のこの業界ではあるが、それでは我々個人が意識することとは何なのだろうか。今まで語ったような大それたことを一人一人が意識することかといえば、そうでもありそうでもない。

  もっと普段のルーティンを意識することも重要。

ルーティンである毎日の基本の繰り返しの精度を高める為に、何を意識し行動に結び付けるのか。その為には、成功というあるべき姿がしっかりと見えている化が重要なのである。

  成功が見えるからそこに意識が集中するのである。

成功が見えない、到達する頂きが見えない、目的が見えないから、そこに到達するという行動に至らないのであり、それは意識の問題である。

  成功の見える化。
  実現への意識化。
  
その意識の強さが、更なる成功への鍵となるのである。

  如何にしたら強い「意識」が持てるのか?。

それは確固たる目的に到達するという意識であると私は想う。毎日のルーティンにしても、そのルーティンを実践するということの裏側には必ず目的が存在するのである。

  その目的とは何ぞや?。

目的が明確に見える化されており、その効果も見える化されているからこそ、実践する人間も強い意識を持つことが出来るのである。

  実践することで最終到達点に近づくという信念。

これらがお互いに交差しあって、強い意識となるのである。
  




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2023年3月10日 (金)

見えることの重要性

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「見える化」

  一時話題となったワードである。

しかし、この見える化を今現在、どれほどの企業が組織的に有効活用しているであろうか。

  “やってみたが継続デキなかった(泣)”

そんな組織や企業が多いのではないだろうか。

  なぜ続かないのか?。

それは、その見える化による効果が見えなかった(笑)からであろう。

  何事もそうだが、体に染みついて初めて効果となるのである。

そして、その効果とは継続して初めて見えてくるものであるからこそ、意外に早々に効果として見えてこないものである。
更に、それは継続していく中で改善されながら維持されていくことで、進化していくものである。よって継続し続けながら強みとなって現れていき、いつしかその進化の過程で競合他社以上に強みとして存在しているのである。

  気が付いたら競合各社以上に進化していた。

そういうものである。それでは、何を見える化させていけばいいのだろうか。私は基本5つの分野があると思っている。

  ① 個人の暗黙知を組織内で共有する
  ② 個人の成果を見える化で共有する
  ③ 作業の工程を見える化で共有する
  ④ 顧客の見える化で販促を共有する
  ⑤ 企業の方針を見える化で共有する

この五つの項目を見える化によって、組織は大きく前進していくのではないだろうか。

  なぜか?。

組織を構成する人間が、同じ方向を向くことが可能となり、リーダーを中心にまとまることが出来るからである。

  しかし店舗では意外にこれが弱いのである。

それぞれの部門毎に本部商品部が中心となって部門を牽引し、店舗内での共有がまったく図られていないことが要因であるからだ。

  人間には五感が備わる。

視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚。

  それらを総称して人間の五感という。

そのなかで、人間の最大の強みは視覚による理解であろう。人間から視覚を奪ったら、そのほとんどは生活できなくなってしまう。

  だからこそ「見える」ことは全ての基本なのである。

その人間の五感の基本である視覚は、全ての場面で当てはまるのではないだろうか。

  組織においても同様である。

だからこそ、組織内でも視覚と同等の「見える化」によって、組織の構成員の理解度も高まり、構成員の行動、方向性、そしてスピード感も統一されていくのである。

  組織での見える化。

まずは52週MDの実践と共有からスタートしたいものである。






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2023年3月 9日 (木)

引きずらない

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人間には、必ず紆余曲折がある。

  そしてそれに呼応してトラブルが発生する。

いや、トラブルや障害の無い人生などない、と言った方が正しいであろう。

  人間にはかならず想定外のトラブルが降りかかってくるものである。

そして、その都度、悩み、苦しみ、もがきながら、なんとか前を向き始め、リ・スタートを切るのである。

  如何に早くリ・スタートが出来るかどうか。

それによって、その人間の価値がわかるのではないだろうか。人間とは場数であり経験を積むと、同様の事態に対してある程度の余裕が生まれてくるものである。

  “これはあの時と同じだな”
  “この程度の事では大丈夫”
  “この後はこうなるだろう”

そうやっていろいろと経験してくると、その後のストーリーも見えてくるから、居ても立っても居られないというよなうな心理状態から解放されるのである。

  が、・・・ 。

それが若いころであれば、本当に居てもたっても居られない状態だったと思う。おそらく周囲に当たりちらし、周囲とトラブルになり、そして一つのきっかけから大きな揉め事に拡大していったのであろう。

  そういう意味でも失敗と言う経験は人間を強くするものだ。

出来れば、トラブルであり揉め事であり、そしてアクシデントは避けて通りたいものであるが、それとて避けられない場面が多い。

  “なったらなるようにしかならない”

最近は、そう思えるようになってきたから不思議である。

  それだけある程度のトラブルを経験したということだろうか。

やはり、人生の変わり目を何度か経験してみると、肝が据わるのであろうか(笑)。

  大学入試の失敗。
  就職活動の失敗。
  昇格競争の遅れ。
  転職による挫折。
  独立による孤立。

人生の分岐点においての決断と、その後の挫折による心理的困憊(こんぱい)を何度も経験してくると、いつしか「なるようになる」という開き直りの心境が芽生えてくるものである(笑)。

  悩んでも解決しないこともある。

特に、過去を悔やむことで過去に戻れるなら戻りたいが、それは叶わぬ夢である。ならば悩んでも時間の無駄なだけだ。

  ならば前を向こう。

そのような心境になれる時間が速まってきてように思えるのである。

  しかし若い世代にそれを言っても通じないかもしれない。

自分が同年代の時に味わった挫折感や無能感は、やはり同じ心境になってみなければ解決策は見い出せないのかもしれない。しかし、そんな経験談を聞くか聞かないかでは、絶対に聞いておいた方が、心のゆとりが異なってくるのではないだろうか。

  “あの時あの人はあのように言っていたなぁ~”

それが、自分が同じ境遇に陥った時に、ふと頭に浮かぶのである。

  これが重要なのではないだろうか。

それだけでも、上司や先輩の失敗談は、自分にとっての処方箋となるのではないだろうか。






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2023年3月 8日 (水)

食品商業4月号の発売

皆さん、こんにちは。
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今日が食品商業4月号の発売日となる。

  「食品商業2023年4月号」

今月号も、定番の

  1時限目 ~ ファイブマネジメント。
  2時限目 ~ 52週MDマネジメント。

を執筆しているので、是非ご購読ください。
また、今月号は「宇都宮ヤオコー」の出店の記事の載せられている。

  「競合エリアレポート」。

こちらも、当方がレポートしたものであり、是非読んで欲しい内容となっている。

  埼玉県川越市に本拠を持つ「ヤオコー」。

このヤオコーが北上し、JR宇都宮駅前に出店するという意味は大きい。栃木県内に5店舗を出店しているヤオコーであるが、いずれもその出店は県南地区であり、県都である宇都宮市、それもJR駅前出店により、宇都宮市民に対して「ヤオコー」という食品スーパーへの認知度を高めるには絶好のシチュエーションと言えるのではないだろうか。

  しかしJR宇都宮駅前という立地は難しい。

というのは、宇都宮市とはもともと東武宇都宮駅周辺から広がっていった街であり、JR宇都宮は後発で栄えてきた歴史がある。よって従来からJR宇都宮駅周辺に食品小売業が出店するが、いずれも撤退している。

  そんな歴史を持つJR宇都宮駅前に「ヤオコー」が出店。

業界関係者にとっては大きな話題を提供するであろう。というのは、同じJR宇都宮駅の今回「ヤオコー」が出店した反対側に、昨年8月に「ウツノミヤテラス」という商業施設が建設され、その地下1階に「ヨークベニマル」が出店していたのである。

  「ヨークベニマル」に「ヤオコー」との戦い。

一気にそのような様相を呈してきた、JR宇都宮駅。

  業界関係者としては興味深い両者のせめぎ合いであろう。

そんな状況の中での、「ヤオコー」の今回の出店と、売場作りを開店初週と翌週で視察しレポートした内容が今月号で記事となっている。是非購読して頂き、両者と周辺競合店の考え方と取り組み方を比較してほしいと思うのである。

また、定番のファイブマネジメントは、前月号に引き続き「商品力」に触れた。

  商品力を分解する。

そんなテーマで、商品力を分解してみて、現場が自ら有する販売力を駆使して、商品を武器として如何に有効に活用できるかをテーマに執筆してみた。

  販売力がクルマの後輪なら商品は前輪。

そして前輪は変化に対応しながら、有効に市場を切り開いていく攻めの道具であり、武器でもある。しかし商品を武器に出来るかどうかも、現場次第なのである。

  商品を武器として磨けるかどうか。

そこに、これからの食品小売業の優劣が生まれていくのではないだろうか。

  そんな内容が食品商業4月号の当方の記事であろうか。







食品商業4月号が発売されました。
20234
当方の執筆は以下の通りです。

1.「ヤオコー宇都宮初出店」
    ヤオコーとヨークベニマルの戦い

2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 


52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(3月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(2月編)ダイジェストの視聴はこちら



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2023年3月 7日 (火)

SNSの存在

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


SNS。

  Social Networking Service

略して「SNS」。Social(ソーシャル)であるから、社会的なとか全体的なという意味合いである。よってSNSと言ってもいろいろな媒体がある。

  多くの方は自分が使っているツールを概ね指すであろうか。

私の場合であれば、このブログであり、Facebookであろうか。しかし他にもLINE、Twitter、YouTube、Instagram等々、今や数えきれないほどのツールがSNSとして活用されている。

  SNSの意義。

組織を離れて独立してからは、このSNSの世界が私の社会的な繋がりを担っていると言ってもいいであろう。

  組織に属してたころからSNSでも繋がりはあった。

しかし、いったん組織から離れてみた初めて、組織に属するという意味がわかるのである。

  それまでは、組織で働くことはごく当たり前の常識。

そう思っていたが、やはりこうして独立して組織から離れて活動してみると、組織内でのコミュニケーションや普段の就業による他者への繋がりであり関わりであり、組織と自分との関係性が理解できるのである。

  意外に組織に属しているとそれが見えてこないのである。

当然と言えば当然だが、それだけ同じ業界の組織に属し続けていると、毎日がルーティンの連続であり、大きな変化の無い日常によって、自らが何の不安も無い企業という大船に乗って荒波を航海していることを忘れてしまうのであろう。

  しかしこの船は大海原を航海していることにいずれ気付くのである。

それは、所属する企業にコトが生じたり、買収されたり、破産したりという場面に直面して初めて、そのことに気付くのである。

  更には定年によって組織から離れてしまうこともあろう。

そうした後の自分とは、誰とどのように繋がっていくのであろうか、と想像してみると、それはそれは恐ろしい世界が待っているのではないだろうか。

  組織を離れても地域での繋がりがあれば救われる。

しかし、いままでずっとサラリーマン生活をしてきて、いざ定年になってから家にずっとい続けるとなれば、想像するだけで恐ろしくなってくる。

  だからこそのSNSでの繋がりなのでもある。

たまたま私は、このブログから多くのSNSの仲間に出会え、それが独立の後押しもしてくれた。SNSとは言え、いずれリアルに繋がる時もあり、それがまた大きなきっかけをもたらしてくれることも分かった。

  デジタルによるネットワークの広がり。

現代人は、それを如何に有効に活かせるかが人生なのかもしれない。

  そしていずれ量子力学によってリアルな人間の繋がりが解明されるであろう。

その時に、SNSの繋がりも量子力学で解明されることになるかもしれない。そして更に人間の繋がりが強みとして存在感をたかめていくのではないだろうか。








食品商業3月号が発売されました。
20233    
当方の執筆は以下の通りです。

「店舗視察の実践法」
  首都圏店舗で学ぶべき項目とは。

「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
  二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



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2023年3月 6日 (月)

ひな祭り商戦2023

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


2023年のひな祭り商戦が終わった。

  皆様のお店は如何でしたか?。

今年もいろいろな発見と反省があったのではないでしょうか。

  ひな祭り商戦。

このイベントから今年度がスタートする、という認識でいた現役時代。よって、このイベントに掛ける意欲は相当なものだったと記憶している。

  はまぐり。
  ちらし寿司。
  真鯛。
  桃の花。
  菱餅。
  桜餅。

等々の華やかな展開によって、冬から春へのイメージを前面に押し出して店内を様変わりするイベントでもあった。

  現在では近隣の店舗を視察してのひな祭り商戦である(笑)。

昨年の3月3日は木曜日。そして今年は金曜日のひな祭り当日となった。

  同じ平日ではあるが木曜と金曜の差は大きい。

翌日も平日という繋がりと、翌日は週末という繋がり。ここに金曜日の夜という解放感であり時間的な余裕も生まれるのが金曜日という昨今の特性であろうか。

  そんな昨年と今年におけるひな祭りの違いとは。

各社のひな祭りのイベントによる売場を拝見すると、上記の違いとは関係無いが、はまぐりの展開がナイーブになってきたなぁ~という印象は否めない。

  “じゃぁ~てっちゃんの現役時代はどうだったの?”

そんなツッコミも大いにくるであろう(笑)。確かに私が現役の鮮魚部門に属していた時代のはまぐりの売上も展開スペースも現在とは格段の違いはあるが、それでも店長時代の売場は平台(6尺~8尺)を使用して展開していた。

  はまぐりの相場高と需要の激減。

これが大きな要因であるのは間違いない。が、今年は金曜日で時間的な余裕もあることから、はまぐりの需要が拡大してきたとの声もある。

  作りたくても作れないダブルインカム世代。

ということなのであろうか。やはり謂れ(いわれ)の深いはまぐりであるから、親としては作ってあげたい料理ではあるのだろう。
と同時に、時間的な余裕と言えば、ひな祭りには欠かせないちらし寿司も、例年であれば惣菜のちらし寿司の需要拡大が見込まれるのであるが、今年はどうも手作り志向からの、鮮魚部門のちらし寿司セットや単品の動きが良好だったという。

  これも金曜日という時間的な余裕の現れかもしれない。

また、3月3日が金曜日ということは、翌日または翌々日にお祝いの行事をする家庭もあるだろう。また小さな女の子がいない家庭でも女性のお祭りというイメージから、週末におけるご馳走の出現も大いに有り得たのが今年のひな祭り商戦である。

  3月3日~5日でのご馳走需要の高まり。

それが今年の特徴であったようだ。

  そして3月6日の啓蟄を経て急速に春がやってくる。

もうすでに、春の気配の地域もあるだろう。関東方面も20度前後の最高気温もちらほらである。

  あと半月もすれば桜も開花。

春到来である。
  





食品商業3月号が発売されました。
20233    
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  首都圏店舗で学ぶべき項目とは。

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   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
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2023年3月 5日 (日)

4月の新ドラマ

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

今日は3月5日。かなり早いとは思うが、4月スタートの新ドラマを紹介してみたい。
もっとも、これだけ早い4月のドラマ案内に嬉々としてついてきてくれるのはkazuさん以外いないであろうが(笑)。

まずは4月4日スタートの朝ドラ(NHK)から

  「らんまん」

NHKにて現在放映の「舞いあがれ」の次の朝ドラとして登場する。
番宣は「連続テレビ小説108作目『らんまん』は高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。その喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花の情景とともに描き、日本の朝に癒しと感動のひとときをお届けします。」

  とのことである。

主演は槙野万太郎役に神木隆之介。その妻・寿恵子役に浜辺美波。主人公の槙野万太郎は、高知で造り酒屋を営む裕福な商家の一人息子として生まれる、という設定でスタートするという。生家が造り酒屋ということであれば、これはもうdadamaさんの世界ではないだろうか。是非ともdadamaさんからの酒造業へのコメントも期待したいものである(無理であろうが)。

次は、テレビ朝日系、毎週金曜夜11時15分~。

  「波よ聞いてくれ」

主演は小芝風花。
番宣は「小芝風花演じる鼓田ミナレは、彼氏にもフラれたうえに、金もだまし取られ、やけ酒を飲んで泥酔しラジオ局のチーフディレクターとも知らずに男に愚痴をこぼしてしまう。ところが、その男に素質を見出され、深夜ラジオ番組を持つことに。」

なんと小芝風花が金髪のこの役柄に合わせて人生初となる地毛を金髪にして挑むことになり、見た目からガラリとイメージを一新!、とある。小芝風花のこの役に対する意気込みが感じられるのである。

「枠からはみ出すことに躊躇しがちな今の時代。世間の尺度にはハマらないミナレたちのわが道をつっ走る姿に、ドキドキハラハラしながらも高揚感を感じさせてくれる『波よ聞いてくれ』。ぜひご期待ください!」、とある。楽しみなドラマとなるであろう。

そして、TBS系列、同じ金曜日の夜10時~。

  「ペンディングトレイン」

主演は山田裕貴。
番宣は「突如、都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまう。SNSはおろかスマートフォン自体が役に立たない世界に突然放り出された乗客たち。電車で乗り合わせた人々がサバイバル生活を送る予測不能のヒューマンエンターテインメント。」

  どうもよく状況が読めないという設定。

まずは見てみないと、というところからのスタートであろうか(笑)。「波よ聞いてくれ」と同様に、掴みどころのないドラマ設定が多い今期であるが、主演だけで見てみたいと思わせてくれるのが面白いと思うのである。

更に、日テレ系列、毎週水曜日の夜10時~。

  「それって、パクリじゃないですか?」

主演は芳根京子。
番宣は「芳根京子演じる藤崎亜季は飲料メーカーの開発部員だったが、ある出来事をきっかけに知的財産に関わる業務につくことに。そこで、弁理士の資格を持つエリート上司・北脇雅美(重岡大毅)をタッグを組む。凸凹コンピがあくどいパクリから会社を守るため奮闘!」

  「石子と羽男」を思い出させる設定である。

そしてこちらは「知的財産」をテーマにした設定であるという。

  パクリ。

私の仲間達の間ではこれを「TTP」と表現している(徹底的にパクる)。なんか共感しそうなドラマであろうか。

最後は、フジテレビ系列、毎週水曜夜10時~。

  「私のお嫁くん」

主演は波留。
番宣は「速見穂香(波瑠)は大手家電メーカー営業部のエース。同僚たちから憧れの存在だが、実は家事が苦手な?汚部屋”で暮らすズボラ人間だった。そんなあるとき、後輩社員・山本知博(高杉真宙)が穂香の本当の姿を知ることになってしまい……。“働くズボラ女子”ד家事力最強男子”による社会派ラブコメディー。」

  これは絶対に面白いであろう(笑)。

お気楽に見れるラブ・コメディーであり、はやり毎期にこのようなお気楽ドラマは絶対に欲しいところである。

まだまだ皆さんに紹介したいドラマはあるのですが、今回は上記5つを紹介いたしたいと思います。







食品商業3月号が発売されました。
20233    
当方の執筆は以下の通りです。

「店舗視察の実践法」
  首都圏店舗で学ぶべき項目とは。

「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
  二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長塾(2022年9月14日~16日)での講演を行いました。
  将来企業の経営幹部を育成する目的で開催される年五回の店長塾。
  地域の競合店に勝ち抜く店舗運営の手法を講義致しました。



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2023年3月 4日 (土)

いわしの豊漁

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


「いわし」が豊漁らしい。

  水産業界にとっては朗報。

と思いきや、先日のテレビ放映では、予期せぬいわしの豊漁によって、本来いわし漁に出漁したわけではない漁船までも網にいわしがかかって迷惑しているとのこと。

  せっかくのいわしもたまったものではない(笑)。

逆に、いわしを追って本マグロも網にかかる確率が高まっており、こちらはホクホク顔の市場関係者のインタビューであった。

  しかしいずれも日本海側での出来事。

よって、太平洋側においては、いわしの豊漁という現象は起きていないとのことだ。

  先日は「さば」が大不漁との話題であった。

この「さば」と「いわし」は相関関係にあるらしい。というのは、いわしが大漁ということは、さばはいわしの下に追いやられる為、いわしの下に隠れたさばは大不漁らしい。

  よってさば缶が製造できないという。

さばは当然としてさば缶も製造不可により、今年は食品部門の企画からさば缶が消えるとのことである。

  これには食品部門は大きなダメージであろう。

毎年のことであるが、3月後半から4月にかけては新生活者が続々と誕生する。

  新規大学生が一人暮らしを始める新生活。
  新規社会人が一人暮らしを始める新生活。
  単身赴任者が一人暮らしを始める新生活。

それら新生活者達が、今年の4月から新たな地で新たな独り暮らしを始めることになる。そんな環境の中で、さば缶は従来から大きな役割を背負ってきたのである。

  簡便メニューの主役として。

新生活者にとって炊事は一大事である。いままで炊事をしたことがなかった新生活者が新たな地で慣れない炊事に慣れるには時間がかかるものである。私自身も経験があるが、そんな時はご飯は一応炊くが、あとのおかずは缶詰で間に合わせるという時期があった。

  それが4月から5月にかけてである。

その時のさば缶は大いに役にたってくれたものだ。

  そのさば缶が4月から消える?。

これは大きな問題である。というわけで、その問題もいわしの豊漁からのいわし缶に期待したいものである(笑)。

  どちらも青魚でありDHAやEPAは豊富である。

そんな時は惣菜と連動して、徹底していわしフライを売り込み、売上と利益を得たいものである。当然、鮮魚部門でも開きであり、三枚おろしによる商品化で利益を稼ぎたいところではあるが、昨今のお客様がその価値を評価してくれるかどうかである。

  “こんな時k,kさんならどうするかなぁ~”

おそらく、いろいろな引き出しを開いて一気に売場を作って、しこたま利益を稼ぐだろうなぁ~、と想像してしまう(笑)。

  こういう生の相場安でのベテランに知恵は奥深い。

但し、太平洋側では未だにいわしの豊漁は聞かない。早く太平洋側でもいわしの豊漁になってほしいものである。

  そういえば同じ日本海側ではカレイも豊漁らしい。

日本海側の鮮魚部門の業績はいいのであろうか。

  確認してみる価値はありそうだ。






食品商業3月号が発売されました。
20233    
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「店舗視察の実践法」
  首都圏店舗で学ぶべき項目とは。

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2023年3月 3日 (金)

後か先か

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


かって、「ファーストペンギン」なるドラマがあった。

  ファーストペンギン?。

それはベンチャー精神を持って行動する個人や企業を、尊敬を込めて呼ぶ言葉です。
具体的に言うとペンギンは常に集団で行動し、群れを統率するリーダーやボスはいない。よく氷上をペンギンたちが隊列を組んで移動する姿が放映されるが、なぜあのような行動がとるのかというと、最初に行動を起こした1羽に皆が従う習性があるからである。

  その行動を起こすペンギンをファーストペンギンと呼ぶ。

自ら危険にさらされるリスクもあるが、誰よりも早くエサにありつけ、誰よりも多くのエサを手にするチャンスもあるということである。

  まさにペンギン界のリーダーであると言えよう。

誰よりも早く行動を起こす存在。

  そのような存在がリーダーに相応しいのであろうか。

それは、その時々の状況により異なるのだろうが、現状を打破するために行動を起こす存在がリーダーであることは間違いない。しかし現状が打破された段階からは、組織をあるべき方向へ牽引し、同時に組織安定に向けた環境整備を率先する存在がリーダーとしての存在価値へと変化していくことになる。

  そしていつしか安定成長が出来上がる。

そのような成長段階に入ると、徐々に二極化が生まれていき、どこかで大きな混乱が生じ、安定から再び混乱へと逆戻りをし、組織がゼロスタートとなる。

  その繰り返しが人間の歴史であったと思われる。

我々はペンギンとどこが違うのであろうか。同じ地球上の生物であり、動物であり、集団で生きている存在だ。

  そしてピンチには群れを成す動物でもある。

特に日本人は群れによる集団生活を得意とする傾向がある。そこから飛び出そうとすると白い目で見られたり、裏切り者として村八分となる歴史を繰り返してきた。

  戦後は欧米化しては来ているが。

それでも、その歴史は従来の日本人が農耕を営んできた歴史から比べればほんの一時であることには違いない。

  逆に言うと先手必勝という意識が大きな差別化になるのではないだろうか。

この日本においては、群れから外れるということは本能的に避けなければならない状況を生むことを、DNAがしっかりと記憶しているのである。だからこそ、そのDNAを捨て、ファーストペンギンになることによって得られる先行利益のほうが大きいのだと私は想うのだ。

  だから「後か先か」と問われれば「先」を選択する。

しかし、その考え方は組織内では疎外される方向にあるのかもしれない。そこから先は、自らの人生の選択となろう。

  「後」を選択するか「先」を選択するか。

どうする家康、ではないが、人生にはいろいろな分岐点があり、その分岐点を自ら作りだして生きていくのである。

  そういう意味で今年の大河は面白い。

今日は芸能ネタの日ではないが(笑)。






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2023年3月 2日 (木)

バイイングの醍醐味

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


自分で仕入れて自分で売る。

  かっての仕入れは全てがそうだった。

しかし昨今はほとんどのチェーンストアではバイイングと現場での販売で役割を分担し、自分で仕入れて自分で売るという流れは分断されている。

  自分で仕入れたら自分で売る。

この当たり前の行為が小売りから消えると、そこには仕入れ担当と販売担当の間に大きな溝が出来てしまうことになった。

  かっては自ら仕入れて自ら販売していたのに。

それでは、なぜ自ら仕入れていたのか。

  本来の役割は仕入れて売るという分断が無かったから。

しかし、それだけだろうか。しかしバイイングにはそれ以外の醍醐味があったからこそ、売る側も一歩踏み込んで仕入れに赴いていたのである。

  その醍醐味とは?。

それは、市場にリアルに赴くと、掘り出し物に出会えたからである。

  掘り出し物。

そう、市場が意図して仕入れた商品以外に、産地が勝手に送ってくる掘り出し物である。特に水揚げが多かったり、間違って仕入れたりして在庫になってしまった商品である。

  それはリアルに仕入れに行った人間だけが知りえる情報である。

それも、リアルに行っただけではなく、その情報を一番早く知りえた人間からチャンスが巡ってくるのである。

  要は先手必勝なのである。

よって、それは事前情報には乗せられないものであり、だからこそ人知れずそんなチャンスが巡ってくるのである。仕入れと販売が分断されていない時代は、仕入れる人間が先手必勝で全てを仕入れ、全てを自社や自店で消費することが可能であった。

  だから尚更お買い得による売上と利益獲得が容易に出来たのだ。

今でも先手必勝は存在する。しかし、そのチャンスをものにできる店舗や企業が少なくなってきているのも事実であろう。それは、市場に直接買い出しに行く人間や企業が減少してきているからでもある。

市場にリアルに買い出しに行くバイヤーですら、そのような先手必勝的な商品に食いつくバイヤーも少なくなってきたようだ。

  現場が嫌がるからである。

日々のルーティン業務に追われ、必要以上の作業や商品をさばく事を嫌う傾向が顕著になってきたからでもある。

  だから先手必勝はごく一部に集中するようになってきた。

そうやって尚更、先手必勝を有効に活用する企業と活用しない企業の格差が生まれていくのである。

  中小ほど先手必勝を有効に活かしチャンスをモノにしてほしいものである。







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「店舗視察の実践法」
  首都圏店舗で学ぶべき項目とは。

「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
  二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長塾(2022年9月14日~16日)での講演を行いました。
  将来企業の経営幹部を育成する目的で開催される年五回の店長塾。
  地域の競合店に勝ち抜く店舗運営の手法を講義致しました。



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 


52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(3月編)ダイジェストの視聴はこちら
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イプロス「都市まちづくり」にも、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。






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2023年3月 1日 (水)

年度初め

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


企業により新年度は異なる。

  ちなみに「てっちゃん塾」は6月1日が新年度である。

そんなことはどうでもいいのであるが(笑)、3月1日を新年度のスタートとしている小売業は多いのではないだろうか。

  私が所属した企業は全て3月が新年度であった。

そういう理由もあろうだろうが、どうしても3月1日を迎えると、新たな年度の始まりという意識になるのである。

  “さぁ、新年度のスタートだ!”

そのような気持ちを奮い立たせるような気が湧いてくるのである。

  そんな奮い立つ気持ちを抑えての今日のブログとなる(笑)。

そして私の新年度は、いつも「ひな祭り」からスタートとなる。ひな祭りは3月3日であるが、3月の大きなイベントとしてのひな祭りから現役時代の私は新年度という意識が強かった。

  “ひな祭りで如何に勢いをつけてスタートするか”

毎年、そのような意識で迎えたひな祭りであるから、相当気合が入っていたのは確かである。よって、人事異動によって店舗が変わるという状況においても、人事異動前から赴任先の店舗に事前に赴いて、ひな祭りの販売計画の打ち合わせをしていた記憶がある。それもひな祭りに賭ける意識の現れだったのであろう。

  よって私にとってのひな祭りとは一年のスタートであった。

今年のひな祭りは金曜日。

  恵方巻同様に大きなチャンスとなろう。

しかし、ひな祭りやひな人形は3月3日以降には姿を消してしまい、週末のひな祭りのお祝いからは外れてしまう。

  さて、週末はどうしようか?。

と悩む食品小売業が多いと思われるが、私はそうは思わない。

  ひな祭りは今や大人のお祭りと化している。

要は、大人の女性が自分へのご褒美としてひな祭りを認識しているのが、昨今のひな祭り事情である。
よって週末は大人の女性へのご褒美提案へと移行できるのである。

  3月1日~3日までは従来の女の子のひな祭り。
  3月3日~5日までは大人の女性のご褒美提案。

このような流れで3月1日~5日の日曜日までのご馳走ウィークとして売場提案することで、単価アップを図ることが可能となる。
今年に入り、食事に対しての解放感と引締め感が明確に区別されるようになってきた感がある。節分での恵方巻の購入に見られるように、美味しいものを購入する時の商品単価はかってないほどに高まるが、逆に値上がり等への対応もしっかりと引締め、食費に対する明暗が明確になってきたのではないだろうか。

  そしてひな祭りの到来。

この時ばかりはは、女性の財布の紐を緩めるタイミングである。

  是非ともダイナミックなご馳走提案をしたいものである。







食品商業3月号が発売されました。
20233    
当方の執筆は以下の通りです。

「店舗視察の実践法」
  首都圏店舗で学ぶべき項目とは。

「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
  二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長塾(2022年9月14日~16日)での講演を行いました。
  将来企業の経営幹部を育成する目的で開催される年五回の店長塾。
  地域の競合店に勝ち抜く店舗運営の手法を講義致しました。



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

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52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

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