新生活者への対応
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日は3月31日。
3月も最終日となってしまった。
これを「早くも4月」と表現するのか、「ようやく4月」と表現するのか。
新生活者にとっては「ようやく4月」という心境だろう。
それだけ、ここ数か月、そしてこの数年は長い長い時間の始まりとなるであろう。
誰もが経験する新生活。
それは、新たな生活の始まりの方もいるだろうし、従来から住む土地での環境の変化である方もいるだろう。
新たな土地で新たな生活のスタート。
それが、新入社員の場合であれば、この4月から本格的に新たな生活が始まるのである。今まで学生生活で学問として自分の未来像を描いてきたが、明日からはそれを現場で現実に自分の身をもって体験していくのである。
仕事後に自宅で自炊。
そんな生活がこれから毎日続いていくのである。
その為のマイストアの選択。
それが明日からの新生活者の課題となる。
我々は自分で勤務する店舗がマイストアだった(笑)。
それは当然であろう(笑)。たまには他のスーパーで買い物もするが、基本的には自分が勤務する店舗で就業後にそのまま買い物をして自宅に帰った。
いやいや現実は会社の寮に帰ったのであるが。
ある寮では、同じ店舗に勤務する後輩が全員の夕食のメニューを調理しておくのが役割のお店も経験した。
だから就業後も自由な生活は出来なかった。
それでもそれを通して自由な交流があり、孤独感など無かった。それはある意味「幸い」だったのかもしれない。
話はそれてしまったがこの時期は新生活者の生まれる時。
それに対して、我々小売業、特に食のインフラを扱う食品スーパーとしてやるべきこと。
それは新生活者のマイストアとなることである。
新生活者だけの為の店舗になれ、ということではないが、従来の顧客を失いながらも新たな顧客獲得がこの時期の使命であるとすれば、店舗運営の全ての志向を新生活者に対する対応に回してもいいのではないかと思うのである。
新規顧客獲得の最大のチャンス。
それが今だからである。逆に言うと、
従来顧客喪失の最大のピンチ。
でもあるからだ。顧客を失うピンチと同時に、顧客獲得の最大のチャンス。
どちらを取るかと言えば簡単だ。
それが今なのであれば、絶対に新規顧客獲得へ向けて、店舗運営を実践しなければならない。
簡便メニューの徹底提案。
即食メニューの夕方提案。
上記の2点は、4月月間の最大テーマとなろう。
そしてこの時期獲得出来た顧客はリピーターとなるのである。
それを4月の最大の課題として行動したいものである。
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「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
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52週MDマネジメント(4月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメント(3月編)ダイジェストの視聴はこちら
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