リーダーシップ⑥
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今週はリーダーシップをテーマにブログを書いてきた。
今日が最終となる。
リーダーシップがテーマであるが、今週のテーマは他企業が集まるセミナーでの小グループ活動時におけるリーダーシップの発揮の仕方がメインである。
今まで
「司会進行役」
「書記記録役」
「時間管理役」
と小グループ活動における3つの役割と、そのリーダーシップの発揮の仕方について記してきた。
残るは「プレゼン役」
プレゼンとは、小集団活動において、限られた時間内に意見を出し合い、まとめから導かれた結論を、他のグループに発表する役割となる。
発表者のリーダーシップ。
グループ討議において、それぞれがその役割に応じてリーダーシップを発揮してきた。結果としてメンバーの想像を超えた結論に到達出来たのである。
しかしそれはあくまでもグループ内でのこと。
それがそのグループを飛び出して、他のグループに影響を与えることが出来るかどうか、その成功事例を拡大できるかどうかは、プレゼン役にかかっているのである。
要は広告塔になれるかどうかである。
プレゼン役とは、上記のように単なる発表者ではなく、組織内で各人がリーダーシップを発揮して導かれた結論や成功事例を、全組織や全店に公開し、自分のグループだけでなく全グループであり全組織に拡大することがリーダーシップとなるのである。
小売業で言えばスーパーバイザーではないだろうか。
個店個店での取り組みで、有効な成功事例を見出し、全店に拡大し、一店舗での成功が全店に広まっていく、その橋渡し役がスーパーバイザーであり、その存在如何で店舗全体のレベルがスピードを持って高められていく、という役割。
それが小グループでのプレゼン役のリーダーシップ。
今週は、月曜から本日迄、リーダーシップについて考察してきた。
それを小グループ活動に置き換えて。
そして、小グループにおける討議の役割として「司会進行役」「書記記録役」「時間管理役」、そして本日が「プレゼン役」として四人の異なる役割を持った人間が、それぞれに自ら率先してリーダーシップを発揮することで、4人が持つ能力以上の効果が発揮されるという事例を紹介した。
それは、実際の小売業における自分の役割に置き換えることが出来るであろう。
そして本部、店舗問わずに自分の役職において、誰に言われなくても、その本質を理解してリーダーシップを発揮することで、そのリーダーシップが組織全体に有効に活かされていくのである。
そしてそのような意識を持つ従業員が企業を成長させていくのである。
是非、今の役職を上記のような視点で見直し、それぞれがそれぞれに役割において、率先してリーダーシップを発揮してほしいものである。
それが企業におけるあなた自身の未来を切り開くのである。
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当方の執筆は以下の通りです。
「店舗視察の実践法」
首都圏店舗で学ぶべき項目とは。
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一時限目 ~ ファイブマネジメント
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「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
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52週MDマネジメント(2月編)ダイジェストの視聴はこちら
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
相手の強みを徹底して伸ばしてあげると、いつの間にか弱みまで引きずり上げられて目立たなくなってしまう。弱み弱み弱みと攻め立てるのではなく、強みを自信に変えて積極的に成長しようとする人間本来の本能が働くのではないでしょうか。お互いにそういう事例をたくさん体験してきたような(笑)。
投稿: てっちゃん | 2023年2月18日 (土) 08時57分
本論からずれるかも知れませんが、個性が有るから人間であって個性から生じる得手不得手は必ず有るのですから得手を如何に伸ばすかと不得手を克服していけるポジティブな環境や風土作りって大切だなと思いますね。更には自らの主張を押し付け相手を萎縮させてしまう光景も良く見受けられますでしょうか。一見主張が通ったようでも相手が理解同意してなければ結果は伴いませんから。得手不得手をお互いに信頼し合い補い合える組織やグループ作りを意識したいですね。
投稿: dadama | 2023年2月18日 (土) 08時54分