年度初め
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
企業により新年度は異なる。
ちなみに「てっちゃん塾」は6月1日が新年度である。
そんなことはどうでもいいのであるが(笑)、3月1日を新年度のスタートとしている小売業は多いのではないだろうか。
私が所属した企業は全て3月が新年度であった。
そういう理由もあろうだろうが、どうしても3月1日を迎えると、新たな年度の始まりという意識になるのである。
“さぁ、新年度のスタートだ!”
そのような気持ちを奮い立たせるような気が湧いてくるのである。
そんな奮い立つ気持ちを抑えての今日のブログとなる(笑)。
そして私の新年度は、いつも「ひな祭り」からスタートとなる。ひな祭りは3月3日であるが、3月の大きなイベントとしてのひな祭りから現役時代の私は新年度という意識が強かった。
“ひな祭りで如何に勢いをつけてスタートするか”
毎年、そのような意識で迎えたひな祭りであるから、相当気合が入っていたのは確かである。よって、人事異動によって店舗が変わるという状況においても、人事異動前から赴任先の店舗に事前に赴いて、ひな祭りの販売計画の打ち合わせをしていた記憶がある。それもひな祭りに賭ける意識の現れだったのであろう。
よって私にとってのひな祭りとは一年のスタートであった。
今年のひな祭りは金曜日。
恵方巻同様に大きなチャンスとなろう。
しかし、ひな祭りやひな人形は3月3日以降には姿を消してしまい、週末のひな祭りのお祝いからは外れてしまう。
さて、週末はどうしようか?。
と悩む食品小売業が多いと思われるが、私はそうは思わない。
ひな祭りは今や大人のお祭りと化している。
要は、大人の女性が自分へのご褒美としてひな祭りを認識しているのが、昨今のひな祭り事情である。
よって週末は大人の女性へのご褒美提案へと移行できるのである。
3月1日~3日までは従来の女の子のひな祭り。
3月3日~5日までは大人の女性のご褒美提案。
このような流れで3月1日~5日の日曜日までのご馳走ウィークとして売場提案することで、単価アップを図ることが可能となる。
今年に入り、食事に対しての解放感と引締め感が明確に区別されるようになってきた感がある。節分での恵方巻の購入に見られるように、美味しいものを購入する時の商品単価はかってないほどに高まるが、逆に値上がり等への対応もしっかりと引締め、食費に対する明暗が明確になってきたのではないだろうか。
そしてひな祭りの到来。
この時ばかりはは、女性の財布の紐を緩めるタイミングである。
是非ともダイナミックなご馳走提案をしたいものである。
食品商業3月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
「店舗視察の実践法」
首都圏店舗で学ぶべき項目とは。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。
PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長塾(2022年9月14日~16日)での講演を行いました。
将来企業の経営幹部を育成する目的で開催される年五回の店長塾。
地域の競合店に勝ち抜く店舗運営の手法を講義致しました。
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(3月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメント(2月編)ダイジェストの視聴はこちら
イプロス「都市まちづくり」にも、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
上半期で勝負がつきますか。それは痺れますね。ということは、この3年間で、業績に関わらずあるべき方向に進化していった企業が大きく跳ねるということですね。と考えると、コロナ禍における特需はある意味企業の実力を見極める甘いひとさじだったんですねぇ。
投稿: てっちゃん | 2023年3月 1日 (水) 07時48分
日本は春の到来を感じるこの時期が心身もポジティブになりますからね。新年に誓った物事を行動に移すのも今でしょうか。
コロナ収束と共に新たな課題山積のこの一年。
勇気を持って周囲を共感、巻き込む事に各々が動いて行きたいですね。本年は上半期で勝ち負けが見える痺れる年になるでしょうから。
投稿: dadama | 2023年3月 1日 (水) 07時42分