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2023年2月27日 (月)

2月の業績

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


本日は、2月の27日。

  今月は今日と明日のみ。

やはり、28日という期間は近づいてみると早いものである(笑)。

  今月はどうも節分を境に業績低下傾向である。

思えば、帰省が増加した年末商戦は地方スーパーが好調をキープ。逆に1月商戦は都市部が強調をキープ。

  しかし今月はどちらも不振となる。

節分商戦は概ね巻寿司を食する文化が全国的に定着してきたようだ。更にその文化は食文化に進化を与え、単なる巻寿司を食する文化から一歩進んで「一年で一番美味しい巻寿司を食べる日」へと進化してきた。

  だから今年の節分は過去最高の寿司の売上となった。

しかし、年末と節分で思いっきり食に費やした分、普段での節約もまた大きく振れてきたのであろう。

  家庭のコスト増と物価の高騰。

この局面から、普段の食卓においての節約志向は昨年以上に高まっているようの思う。

  しかし惣菜売場だけは賑わっている。

そう、どの企業も惣菜やデリカ、ベーカリーといった即食部門は相変わらず好調のようだ。

  なぜか?。

物価高騰の折、自分で調理するより惣菜の商品を購入したほうが安上がりという判断も大きいのではないだろうか。

  外食やコンビニ弁当はコスト増を売価に重ねている。

しかし、食品スーパーの惣菜やデリカ部門は、意外にコスト増を売価に反映させていない。そこをしっかりお客様は察知しているのであろう。

  だから外食から惣菜へ流入しているのである。

更に、従来は素材を購入して自宅で炊事していた方も、素材の高騰から惣菜へ切り替えてでもコスト低減と判断されているのだと思われる。要は、外食やコンビニからの流入と自炊からの流入の両面が、惣菜好調、生鮮不振の構図となっていると思われる。

  だからこそ惣菜以外は荒利ミックスが問われるのである。

今年のバイイングは、まさに荒利ミックス可能な商品を徹底してバイイングして商品力を固め、その商品力を販売力を以って売込み、従来以上の荒利ミックスへと挑戦する年なのである。






食品商業3月号が発売されました。
20233    
当方の執筆は以下の通りです。

「店舗視察の実践法」
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今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



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  52週MDマネジメント(2月編)ダイジェストの視聴はこちら



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コンサル業務」カテゴリの記事

コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
低迷の鮮魚部門での昨年越えはお見事。更に荒利ミックスを図りながらの利益額での昨年越えは更にお見事(ブラボー!)。
是非、そのノウハウ(くそ親父チーフの意地)を公開してほしいものですよ。鮮魚部門の利益創出というのは、従来からのいろいろな単品での利益創出の積み重ねから生まれるもので、マニュアルには無い日々の積み重ね以外の何ものでもありませんから、毎日が勝負ですね。

投稿: てっちゃん | 2023年2月27日 (月) 15時29分

粗利ミックス。今月は意外と上手くいきそうです、売上は月半ばから落ち込みましたがギリギリ昨対到達できるかどうかですね🎵コトポップで定価で販売、値入れ入る商品を価値を出して販売強化。さてさてどうなるか、職人くそ親父チーフの意地をみせます(笑)

投稿: k,k | 2023年2月27日 (月) 15時07分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
やはり中小ほど、生鮮、そして主力、更に絞り込んで強みを磨く、といキーワードが重要となっていくのではないでしょうか。そこで勝てる領域を見出せなければ、大きな波に呑まれていくように思います。直近でもそのような事例を目にしております。
とは言いながらも、こちらでは大手同士の戦いが既に始まっております。いずれここを話題に集結したいものですね。

投稿: てっちゃん | 2023年2月27日 (月) 08時10分

今日もあちらのパワポを改造しておりましたが、利益圧迫要因の壁を乗り切るパワーをどこに見出すのか?人時生産性を上げるには守りの引算だけでは何れ行き詰まる。経営的には結果を導き出しやすい効率化経営を推進するのは当然ですし大切ですが、中小企業は概に絞り込んだ経営をしておられるので現場の疲弊が心配ですね。
今回も馬鹿げた発表を何回もダメ出し喰らいながらも下痢止め飲んで少しでも分かって頂ける用頑張ります(笑)。
ぶっ飛んだ話の目的は人時生産性の向上であり、やる気、活気、気合いは数少ない枯渇する事の無い経営資源になる筈ですから。

投稿: dadama | 2023年2月27日 (月) 00時19分

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