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2023年1月14日 (土)

都内の新店から

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


仕事柄、都内の新店を視察する機会が昨年から増えてきた。

  人口が増加する新規エリア。

都内全域ではないが、新規の開拓されたエリアでは人口増が止まらないエリアが多い。

  なんとも羨ましい限りである。

ほとんどの地方のエリアはその逆であり、如何に客数を確保するかに神経を使い果たしているのであるが。
しかし、逆に言えば、そのような都心部の新店から何を学ぶかと言えば、30代から40代の若い核家族を集客する為の取り組みが従来以上に活発化しているということであろう。

  何をすれば若年世代を取り込めるのか。

それを参考にするには、都心部の新店や話題の店舗を視察するメリットは大いにあろうか。
そいう意味では地方以上に極端にその方向に振られた店舗レイアウトや品揃えにシフトしていると言えるのではないだろうか。

  地方においてはお刺身類の低下が目立つ。

お刺身と言えば、ご馳走でありお酒のお供であり、何かの祝いの席というイメージである。

  しかし昨今のアルコール離れ。

特に日本酒やビールのアルコール離れから、刺身へのご馳走需要、お祝い需要が減ってきているのが現状であろうか。

  それも30代の暮らしの変化であろう。

よって、今都心部では、お刺身お造りは、その需要のある世代に対しての、素材を厳選したおもてなし的な、同じまぐろでもワンランク上の中トロや大トロを使用して、高単価であるが価値の高いお造り類をメインとした刺身コーナーの転換されつつある。

  逆に売場拡大されているお造りコーナーとは?。

それは、果実のカットフルーツコーナーである。鮮魚のお造りコーナーばりに、カットフルーツでのSKU作りや値頃作りが為され、6尺から9尺にて展開している店舗が出現し始めているのである。

  果実を食べる習慣。

私も果実好きで、以前は毎昼食時には、店内で購入した柑橘類やりんご類を毎日休憩室で食していた。

  コロナ禍になり車内で食するようになって購入は無くなった。

逆に、女房が作る弁当に毎回入れてもらって食していたほどである。そのような需要がカットフルーツのスペース拡大に繋がっているのであろう。

  更に果実を摂る習慣が別方向から進んでいる。

それは、ドライフルーツとして果実を摂るという習慣であろうか。それをヨーグルトに入れて食するという朝食スタイルや、シリアルと共に食するというスタイルが導入されているのであろう。

  日持ちのする果実の購入。

これが、青果の果実ではなく、ドライフルーツやグミとして食するというスタイルに変化して、食事のスタイルが変わってきているのである。

  特にダブルインカム世代の食事方として定着している。

共に働き、共に子育てをし、共に食事を作る世代。だからこそ、体に良いものを手間をかけずに購入し食事として摂るスタイル。

  そんな提案のある売場が集客力を高めているのである。

いずれそれは地方での暮らしの変化としても実践されていくであろう。そしてそんな顧客の変化に対応しなければならないのが、今後の地方スーパーの流れではないだろうか。





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コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
専門店のDNA。効率から入るビジネスなのか、楽しさから入る商売なのかの違いが明確でしょうか。但し、楽しさの前に苦痛から入る部分も多いでしょうが。しかし、その苦痛から利益が生まれるのも事実ですから、専門店の社是、社心に触れることも、今後の自らの在り方を探る上で重要なのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2023年1月14日 (土) 10時16分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
ドライフルーツでの果実系とナッツ系。
そうですね、使われ方も違いますから、そこを現代の食べられ方に分けて、世代別に提案していくことで、30代世代の来店動機になるでしょうか。
いずれまた濃ゆいミソニコミを洋風に食してみたいものです(笑)。

投稿: てっちゃん | 2023年1月14日 (土) 10時09分

確かにお刺身の売り上げは厳しいですね。ロスもあるので毎日天気とにらめっこです(^_^;) 当社の新店も都心に似たイメージなんでしょうが空回り感も否めません。メインの客層がご年配の女性なので。そこを全くついていない、育て上げれば若い客層がつくのでしょうが我慢できずに田舎流に戻す(笑) 何度も同じ事の繰り返し。役員がやりたくても大株主がまとまって直ぐに数字に結び付かないなら辞めろと言われたなら、、、大人の事情もありますね  余談ですが今回の食品商業 角上の社心 私も同じ気持ちだったので間違った自己コンセプトではなかったと確信しました(^^ゞ

投稿: k,k | 2023年1月14日 (土) 09時34分

ドライフルーツに目をつけましたか(笑)。
ドライフルーツも果実系とナッツ系に分かれ、無塩のミックスナッツは仕掛け次第ではびっくりする売上になりますよ。
こちらのお店に目から鱗の売場を作っている店舗がありますから(定番か企画かは?ですが)興味がおありでしたら味噌煮込食べがてらお立ち寄り下さいね(笑)。

投稿: dadama | 2023年1月14日 (土) 07時37分

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