探求心
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
コンサルをしていて一番気を遣うこと。
それは従業員のやる気。
いくら企業に合ったセミナーや講義をしても、現場の従業員のやる気にスイッチが入らない限り、売場は変わらず業績も変わらない。
但し、知識だけは増えていく。
知識が増えるということは、本当にその企業にとって、本人にとっていいことなのだろうかと思う。
一番重要なのはやる気からの意志の入った行動である。
単なる行動ではない、その講義を意味を理解しての行動が重要なのである。でなければやらされ感たっぷりの行動となり、それは維持継続されないのは明らかである。
その根底のあるのがやる気のスイッチである。
そのスイッチも、受講生の腑に落ちて、そこから本当に行動に移した場合には、必ず結果が伴うものだ。
タイムラグこそあれ結果は必ず後から付いてくる。
それが、講義が腑に落ちて、行動に移され、それが継続されることで、タイムラグを伴いながらも必ず結果は後から付いてくるものである。
それがこの世の原理原則ではないだろうか。
だから、努力とは難しくもあり、それを経験してきている人間は必ず継続することの大切さを語るのである。
セミナーで受講生のやる気のスイッチを入れる。
コンサルにとって、この部分がスタート段階では重要な課題となるのではないだろうか。このスイッチが入るか入らないかで、その後の結果に繋がるスピードが全く異なってくるからである。
それだけスタート段階でのスピードは重要なのである。
かといって、第一回目の講義でコンサルが重点を置くべきところはどこなのであろう。
強烈なインパクト?。
いや違う。
それは「共感」である。
これも曖昧な表現と思われるかもしれないが、そこに現場視点での捉え方と表現の仕方を使えば、現場の従業員は必ず共感してくれるものである。
そのちょっとした共感なのである。
人間とは、そのちょっとした共感によって、心が共鳴する。そして、その共鳴が感情を揺さぶり、いずれ知らぬ間にスイッチが入るのである。
そのスイッチとは不思議なものである。
自分の意志とは裏腹に、脳が探求心を燃やすのである。
“確かにそうだよな”
“ならやってみよう”
そのような探求心を燃やすのが、セミナーでの共感からくる心の振動であり、知らず知らずに自ら行動を起こしていく。
それがきっかけとなり前に進んでいく。
ある一つの共感が、脳の探求心のスイッチを入れ、そしてそのスイッチが他の探求心のスイッチを入れていくのである。
“あいつ変わったなぁ”
そのスイッチの連鎖が、上記のような周囲の人間を感嘆させるほどに前向きの行動にさせるのである。
そこから本格的なコンサル活動がスタートする。
食品商業2月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長塾(2022年9月14日~16日)での講演を行いました。
将来企業の経営幹部を育成する目的で開催される年五回の店長塾。
地域の競合店に勝ち抜く店舗運営の手法を講義致しました。
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(1月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメントセミナー(1月編)ダイジェストの視聴はこちら
イプロス「都市まちづくり」にも、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
働きがい。
この一言で、ある意味人生が大きく変わっていくのかと思います。
特に男性はその大半を働くことに費やすでしょうから、家庭とはまた別の多くの時間を自らの働く場で過ごす人生。そこには家族とのつながりとは別に働きがいで繋がれた縁あって結ばれた仲間の存在も大きいのかと思います。
そんな場にしていくのも自分の考え方ひとつですから、是非そのような思考になるきっかけと掴ん欲しいと思いますね。
投稿: てっちゃん | 2023年1月23日 (月) 08時20分
人生の半分、更には雇用延長で50年以上働く時代ですから働き甲斐が人生の中で最も大きなモチベーションとなりますね。
ご縁に恵まれる時期は人それぞれでしょうが、ここで働いていて良かったと思える働き甲斐を見出して欲しいですね。
投稿: dadama | 2023年1月23日 (月) 08時04分