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2022年12月24日 (土)

働きがいとは?

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日はXmasイブ。

  洋の集大成。

是非とも、今まで取り組んできた洋のカテゴリーを爆発させて頂きたいと思います。

  そして今日のテーマは「働き甲斐」。

先日のガイアの夜明けで、この「働き甲斐」をテーマにしていた。しかしその前に「働き方改革」に触れる必要があろう。

  ・労働者の不足
  ・出生率の低下
  ・生産性の低さ

このような傾向が顕著になりつつある10数年前から、叫ばれて働き方改革が始まったように思う。先日のガイアの夜明けでは、その働き方改革によって、企業と労働者の関係がどうなっていったのかを解説していた。

  働きやすさと働きがい。

働きやすさを縦線に、働きがいを横線としてグラフを作った場合を解説していた。

  働きやすさは低いが働きがいは高い場合。
  働きやすさは低いが働きがいも低い場合。
  働きやすさは高いが働きがいは低い場合。
  働きやすさは高いが働きがいも高い場合。

上記の四つの場合があるという。

  昭和の時代は働きがいはあったが働きやすさが欠如。

この時代を「バリバリ職場」と命名。しかし高度経済成長が止まりかってのような高い業績の伸びが鈍化した時代から、働きがいも働きやすさも低い時代となる。これを「しょんぼり職場」と命名していたのが面白い。そしてここから働き方改革がスタートしたという解説だった。

  政府が旗振り役としてスタートした働き方改革。

働き方改革スタート時は主に働きやすさを追求した政策であり、企業側の認識も一致してそちらの方向へ突き進んだように思える。

  よって働きやすさは格段に向上したが働きがいは低迷したまま。

この時代を「ぬるま湯職場」と表現していた。そしてようやく働きがいも働きやすさも内包した職場を目指そうという気運が高まってきたのが昨今であるという。

  ちなみに両方を両立した職場を「いきいき職場」と命名していた。

但し、未だにこの「いきいき職場」とはどのような職場なのか、そしてそれをどう実現すればいいのか、という課題に対しては「正解」はないという。

  働く人の「やりがい」をどの部分に感じるのか。
  企業側の「何を以って」やりがいにしたいのか。

この二つが企業毎に試行錯誤を重ねながら作り上げていくものである、というこの番組の結論であった。そういう軸の中で具体的な事例を取り上げて放映していたのである。

  働きがい。

小売業界での働きがいは、「売る楽しさと売れる喜び」であると私は常に書いてきた。

  しかしそれも個人個人で異なるのかもしれない。

但し、私の仲間たちの仕事観でありコンサル先での現場の人間のモチベーションを考察してみても、「売る楽しさ」と「売れる喜び」に目覚めた従業員とその企業の業績は大方良好である。

  そして退職者も減少している。

但し、いろいろな事例があり正解があるとは思う。いずれにしても、働く従業員がそれぞれに目的をもって一つの企業やお店で働いているのは間違いない。

  もっと積極的に働きがいというテーマに関わるべきではないだろうか。

それが軸となって従業員が未来を切り開いていくのであるから。





PS
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コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
コンプライアンス遵守はこれからの店舗運営には絶対ですね。それと同時に目標達成の為の一致団結心。人間の本能には達成感という満足を求める本能も備わっているもの。その本能をゆり動かしながら、あるべき売場を維持しお客様の支持を得て目標達成しようとするリーダーシップのある人間に人は集まるもの。その為の残業もしっかり付けることも大切だと思います。店舗としての競争力を失ったら、全ての人間が不幸になる現実も確実に迫りつつありますよね。今の日本全体がそちらの方向に向かっているような気がします。

投稿: てっちゃん | 2022年12月25日 (日) 09時11分

大どんでん返し終えて帰りました。働きがいは大事ですが法律違反を推進してはいけませんね。最近よく思います。昭和世代は上等でしたが最近の若手は違います、そこをどう取るか。コンプライアンスを遵守してからの話だと思います。そうはいっても部門で私だけは多少してます笑 部下やパートにはさせません!

投稿: k,k | 2022年12月24日 (土) 20時29分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
自社や自店の生産性の基準を測定するのは重要なことだとは思います、が・・・ 。
昨今の経費高騰もあり、どうしても販売の側面に目が行きがちですが、営業面の数値を上げる(荒利額)が最大の経常利益の改善。もっと利益の取れる商品の販売力を磨くことが近道なのだと思うのです。今月発売の食品商業のおおたやさんの事例に学ぶことが重要かと。

投稿: てっちゃん | 2022年12月24日 (土) 07時59分

日頃の行いか?今日はホワイトクリスマスとなりどうやって出勤するか悩んでおります(笑)。
近年、作業改善とか人時生産性を指標に重きを置く企業が多くなってきましたが、働き甲斐とか楽しさが無いと生産性は落ちるのは当然だと思うのですが数値化出来る生産性ばかりに目が行き結果人員削減や時間短縮、更にモチベーションが下がり縮小均衡して行く。生産性は結果であり、過程をしっかり見つめられる管理職は少ないのが現状でしょうか。特にコミュニケーションを意識しない管理職が気になりますね。

投稿: dadama | 2022年12月24日 (土) 07時51分

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