東大漕艇部
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日、あるバラエティーを見ていたら思いがけない場面に遭遇した。
東京大学漕艇部。
漕艇部とは、いわゆるボート部のこと。ボートと言っても競艇ではない(笑)。
手漕ぎのボートである。
そして東京大学のボート部の創立は1886年とのこと。創部136年というから凄い歴史である。
東京大学漕艇部。
私も学生時代にボートを漕いでいた手前、東京大学漕艇部の存在は知っていた。
知っていたというよりも神として崇めていた(マジで)。
なぜか?。
学生ナンバーワンの実力であったから。
だから、私が抱く東京大学というイメージは、日本一頭の良い学生というよりも、日本一ボートの強い大学という印象。
ついでに頭も良いんだったという追加的イメージか(笑)。
ボートの華と言われるエイト(8人漕ぎ)では、当時の全日本選手権で4連覇していたのである。
私が大学入学前から3年時まで4連勝。
4年時に中央大学に敗れはしたものの、その漕ぎの華麗さは他大学を圧倒していたのである。
未だに目に焼き付く東大の漕ぎは、オールが水を掴むときのキャッチの時の水しぶきが、どのオールからも同じ角度で同じ高さで舞い上がり、オールが水を最後に押してから抜ける時のオールと水の滴る姿が、どのオールも同じ角度で同じ高さから滴るのである。
まさに芸術の域であった。
それだけ、力強さと同時に8人のパフォーマンスが一致しており、他の追随を許さないほどの一体感があったのである。
だから練習量も群を抜いていたとも聞いている。
ボートとは頭脳競技と昔から言われていた。国立大学が結構強かったのもそのせいかもしれない。当時からも、オールをセットする器具(リギングと言われていた)の高さや角度を個人に合わせて微調整したり、どの角度が一番力が伝わる角度であるとか、オールの形も工夫を凝らしたりと、計算された漕ぎを圧倒的な練習量で常に漕力に転換する技術を身に付けていたのであろう。
我々の大学は常に気合と根性のワードしかなかったが(笑)。
そして、その番組にあの加藤登紀子さんも出演し、なんと彼女も3か月間ではあったがボート部に所属していたというではないか。
“だからあの琵琶湖周航の歌なのかぁ~”
本来は観光の歌なのかもしれないが、当時の漕艇部の学生達は、ことあるごとに琵琶湖周航に歌を肩を組んで至っていたのである。
残念ながら東京大学の活躍はあの4連覇以降聞かなくなったが。
おそらく、圧倒的な体力を有する他大学の学生達も、当時からの東大が取り入れていた科学的技術を学び、このデジタルの時代の波に乗り、その体格、体力、そして科学的技術を活用した練習による科学的進化を遂げた結果の大学の勢力図の変遷なのであろう。
要は他大学の勝つ仕組み作りが確立されてきたのである。
仕組みが整えば、絶対的に体力的な素質のある人間には叶わない。しかし東京大学漕艇部が教えてくれたことは数多い。
自ら考え自ら行動することの重要性。
そこに体力的資質の無い人間でも、常にその先頭に立つことによって、その道での先頭を走ることが可能であることを私に教えてくれたのである。
PS
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
経済学部の私でもボートが焦げたので、やはり気合と根性でも通じるということではないでしょうか(笑)。ただし、売れる原理原則、商売の原理原則は理論を現場で実践しなければ理解できないということも不変の原理原則ではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2022年12月 3日 (土) 17時45分
という事は物理学とか理系の選手が多かったのでしょうか(笑)。理論と実践のバランスはスポーツも商売も同じですね。
更にはサッカーの守りと攻め。スペイン戦でも痺れさせて頂きました。
現場はスポーツですよ(笑)。
投稿: dadama | 2022年12月 3日 (土) 15時11分