数字の謎
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日のヒューマニエンス。
数字と数学がテーマ。
以前は文字や言葉がテーマの時もあったヒューマニエンス。しかし今回数字というテーマでは、その歴史は文字よりも古いことが分かった。
文字以前に数字が人間社会には存在していたのである。
それだけ、数字とは文字以上に人間にとっては重要な物差しであったのだろう。
数字 = 生きる基準。
そんな意味合いのある数字。人間社会にとって数字とは獲物を分けるのに大きな意味を持っていたのだろうと思う。そしてそれはまさにそこで暮らす人間にとっては平等の証しでもあったのである。
人間の数 = 獲物の数
人間の数に合わせて、収穫物をどう分けるのか。そこに数字がが重要視されてきたのである。
だから文字や言葉よりも数字が絶対的な基準となっていたのである。
数字の基本は10進法であるのはご存知の通り。
それは片手で5本、両手で10本の指の数からきている。
人間は人間の体を使って数字を表し、そしてそれを身近な基準として活かしてきた。
しかしある時10という数字に不備を感じたのである。
5も10も、3人に分けられない。更には4人にも分けられない。そして6人にも分けられない、という不備。
数値の始まりはあくまでも均等に分けるという基準である。
今の世の中よりも、平等という意識の強い時代であったのだろう。その意識が生んだ数字。
それが12というダースの数字。
その名残が今でも広く残っているではないか。私は今回のヒューマニエンスで初めて1ダース12とい意味を知った。そしてそれが未だに消滅しないで残っているという意味も含めて感動したのである(笑)。
なるほど1ダース12とはそういう意味だったのか、と。
そしてそれはいろいろな量目に引用できるのではないだろうか、と。
みかんの入れ目は6個が基本。
ならば、多くの商品の入れ目を、6個、12個に合わせることが大切なのではないかと思ってしまったのである(笑)。
“塩鮭6切れは多くね?”
確かにそうだが、上記のような1ダースの意味をコトPOPに書き込めば、多くのお客様が納得してくれるのではないだろうか。
6切れ、12切れでこの値段は安いよ~!。
また、この1ダース12とい数字の数え方も披露していた。
片手の等しさ指から小指の4本で数えることが出来るのだ。
人差し指から小指までの関節の間を数えると12なのである。それを余った親指でなぞっていくと、指を折って10を数えるのと同じ要領で12を数えることが出来る。その配列から、3で割ると4個、4で割ると3個、2で割ると6個、12で割ると1個、等が簡単に識別できるのである。
“人間の体って上手く出来てるなぁ~”
思わず唸ってしまった。
PS
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
なんでもそうですが、興味がなければタダの数字、しかし興味が増すと数字から数値になっていきますね。数字はコントロールできませんが、数値はコントロールしたいものです。
投稿: てっちゃん | 2022年12月 3日 (土) 17時54分
ダースは12進法の由来も言われてますね。
時間・月・星座・干支も12干支ですし。
10進法は手から生まれ、12進法は数学的に最も綺麗(割り切れる)数字という事でそれぞれ使い分けられたのでしょう。
私は単純な2進法で白黒つけたがりますが(笑)
投稿: dadama | 2022年12月 3日 (土) 15時20分