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2022年12月

2022年12月31日 (土)

よいお年を

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


いよいよ一年の総決算である大晦日を迎えた。

  このブログを見ている時間も無いであろう12月31日。

昨日は一年で一番長い日を書いた。

  こちらもゆっくりと読む時間など無い読者も多いと思う。

本日という日を理解している方がほとんどではないかと思う。そしてそれぞれの方が、それぞれの想いを胸に本日を迎えていると思われる。

  是非細部の変化を無視せずに行動してほしいものである。

そしてその意味が理解できる方々が本日に臨まれているのではないだろうか。

  全ての成功要因は細部に宿っている。

その細かさが成功を生み、次年度に繋がり、そしてそれは全ての商売に当てはまるのである。是非この年末商戦から新たに学び、進化していって欲しいものである。

  当方も二年目の新年。

昨年の正月は未だ模索の中にあった。そしてその模索の中から少しずつ霧が晴れてきたのが昨年の正月明けからであった。

  独立後の半年は無我夢中であった。

しかしその無我夢中の時ですら、時は流れ、結果に向かって進行しているのである。それがわかるのはその数か月後から。

  その流れは店舗運営と同じであることを学んだ。

人間の努力とその結果には必ずタイムラグが生じる。

  そのタイムラグの時に大いに悩むのである。

何年生きてきても、同じことで悩むのであるから不思議である(笑)。

  しかしこの世で直ぐに結果が出るものは何一つ無い。

それも人生の中で学んできたことである。

  この一年間でまさに同じことが繰り替えされてきたのである。

自らの進化を信じて、前を向いて前進すること。

  これを継続することで人生は切り開かれていく。

そしてそこには必ずタイムラグが生じる。何度経験しても、このタイムラグというすぐには結果が出ないという事実には慣れないものだ(笑)。

  この年末年始商戦も同様であろう。

年末直前に取り組んだ事柄は、年末商戦には結びつかない。しかし年明けからコツコツと取り組んできた事柄は、タイムラグを伴いながらようやくお盆商戦で光が差し、年末商戦で目に見える効果となって、驚かされるのである。

  そしてこれが商売の本質でもある。

世の中の変化への対応を継続しながら、新たな取り組みと新たな商品へのトライの継続がその年の最後の商売で必ず結果を手にすることが出来る。

  それを改めて学んだ年末商戦ではなかったでしょうか。

それでは、明日、新たな年にお会い致しましょう。

  この一年間ありがとうございました。




PS
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2022年12月30日 (金)

一年で一番長い日

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


12月30日。

  一年で一番長い日。

私は以前からこのブログでも記してきたが、今日が小売業者、特に食品小売業者にとっては一年で一番長い日、だと未だに思っている。

  今日は、昨日と明日の間の日。

おそらくどの企業でも今日の在庫金額が一番多いのではないだろうか。

  生鮮食品が強い企業は特にそうだ。

ということは、今日の中での作業が一年で一番最大となるということ。
今日の売上の為の売場作りという作業と、明日の一年で一番売上の高い日へ向けての準備という作業。この二つの作業が重なる日であるということだ。かっては、

  12月30日は何時に帰れるか見通しが立たなかった。

但し、作業改善、商品の変遷、売上の頭打ち、そしてなにより長年の経験からの準備への早急な対応等から、12月30日も単なる一日に近づいてはきているなぁ~、という感覚はあるが。とは言っても、経験者であり今現在この時を迎えている方はわかるであろう。

  やはり今日は一年で一番長い日。

精神的には、それが実感であろう。

  そこから解放されて2年。

今現在の役割を担う仕事に就いて一年半。よって、かってのスーパーマーケットに従事していた時のように、年末年始に従事することは無くなった。それでも今現在彼らがどのような面持ちで過ごしているのかは想像できる。

  あとは計画通しの実行するのみ。

その計画を信じながらも、今日から明日一日はあっという間に時間が過ぎていく。

  しかし、決して流されてはいけない。

一年で一番お客様が来店されるという今日から明日にかけての売場の修正は、その瞬間が命である。

  重要なのは、多くのお客様が来店されている時。

全ての勝負は、その瞬間の行為によって決まるのである。

  “まだまだお客様が来店されているから大丈夫”

その瞬間が命取りなのである。

  特に12月31日は午前中から時間との戦いとなる。

全ては、際物を全て売切る為にその瞬間を見逃さない事。

  気が付いたら全てがタイムオーバー。

今年のUターンは1月2日~3日。今年の年末年始は暦通りの曜日周りであるから、尚更短期決戦となるであろう。

  特に今日から明日に掛けてが最大ピーク。

そして明日は売り切って初めて利益が確定する日。

  と同時にお客様からの通信簿が届く日(笑)。

いずれにしても、今日を入れて残り2日。

  一年間の商売の細部を仕上げてほしいものです。

そして明日の日を迎えてください。



  


PS
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2022年12月29日 (木)

竹原ピストルを聴く

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日、ではない。

  が、芸能ネタを送りたい(笑)。

先日、BSプレミアムにて「The Covers」が放映された。

  テーマは[カバーズが北海道から贈るクリスマスフェス]

北海道からの生放送にて、CHEMISTRY、竹原ピストル、田島貴男(Original Love)、氷川きよし、平原綾香、Little Glee Monster、そしてスペシャルゲストとして森山良子が参加して放映された。

  「Silent Night(きよしこの夜)」/氷川きよし
  「クリスマス・イブ」(山下達郎)/CHEMISTRY
  「WINTER SONG〜雪のクリスマス」(DREAMS COME TRUE)/平原綾香
  「I BELIEVE」(華原朋美)/氷川きよし
  「宙船」(TOKIO)/Little Glee Monster
  「落陽」(吉田拓郎)/田島貴男(Original Love)
  「メロディー」(玉置浩二)/森山良子

そしてラストは「ら・ら・ら」(大黒摩季)/氷川きよし、という豪華なメンバーが豪華な歌声をカバー曲で披露していた。

  いずれも心に刺さる歌と歌声。

上記のメンバーなら、カバーで歌ってもそれ相応に聞きごたえのある曲を歌いこなしていた。

  田島貴男の落陽も良かった。

分かり頃の吉田拓郎の雰囲気そのままに彼の持ち味である、クセの強い(笑)歌声を披露していた。北海道ということで、北海道出身の中島みゆきの歌も数曲取り上げられていた。その中でもひときわ来場者を引き付けていた歌と歌手がいた。

  「ファイト!」(中島みゆき)/竹原ピストル

彼がリスペクトする北海道のレジェンドである中島みゆきの名曲である「ファイト!」。それを竹原ピストルが情感豊かに力強くカバーしていたのが非常に心に残った。

  ファイト! 闘う君の唄を
  闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中を
  ふるえながらのぼってゆけ

中島みゆきの「ファイト!」は、上記の歌詞が頭に浮かぶが、実はその前に語られる歌詞が非常にリアルであり、人間の内面の弱さを素直に表し、そしてそれに対する応援歌なのである。

  そして竹原ピストルという歌手。

いままではあまり馴染みのない歌手であり、あまり積極的に聴こうとも思わなかったのであるが、この番組と中島みゆきのファイトであるから必然的に視聴していた。

  素直に感動した。

そしてその後に歌ったオリジナルの「せいぜい胸を張ってやるさ。」も想うものがあった。

  それはこの一年間の自分の歴史。

企業人として長らく過ごしてきた今までの環境とはまさに180度転換したような、この一年間の環境であった。

  黙っていても収入があった今までの環境。

そこから180度転換し、自らの能力とそれを評価して採用してくれる企業が無ければ、毎月の収入は安定しないという環境。

  まさに実力の世界を知るのである。

そんな環境に身を置いた自分へのエールとして、竹原ピストルのファイト!が聞こえてきたのである。

  “これからもこの曲を自分のエールとしよう”

そう思った。もう引き返しは出来ないのである。この道を自分の今後の人生としていく以外は道はない。いや、道が無くはないが、この道を極めていくことが自分の今後の人生と決めて歩んだこの一年半。だから、簡単には引き返すわけにはいかない。とは言っても必ずどこかに壁は待っている。

  その時に竹原ピストルのファイトを自分のエールとしよう。

そう思えた瞬間であった。





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2022年12月28日 (水)

みかんの発見

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この時期の果実。

  ほぼみかん一色ではないだろうか。

11月中旬までは「サンふじりんご」の出荷もあり、果実コーナーはみかんの袋売りが前面に配置されていはいるが、私はまだまだ蜜入りであるサンふじりんごの量販期であると思っている。

  そして12月からは一気にみかん一色となる。

売場もそうだし売上も一気にみかんの構成比が高騰してくるのが12月のみかんの実態である。

  価格訴求品から品質・味へと移行していくみかんの動き。

そして12月商戦の中盤以降、特にボーナス商戦と言われる頃から味や品質本意の商品が主流を占めてくるようになる。

  そこから企業毎の特色が出始めてくるのである。

企業の特色と同時に、エリア毎の特色であり地方市場毎の特色が出始めてくるといってもいいであろう。

  要は地方市場に入荷する産地や品質で品揃えが確定するのである。

そこに大手であれば産地と直接に取引しながら品揃えの商品が決定していくのである。

  そして産地毎に味の違いが明確になっていく。

先日、女房の友達の方からみかんを頂いた。

  食べたら非常に美味しかった。

私が気に入っているみかんは「丸賢」みかん。

  石巻と宇都宮で人気のみかんである。

その二つの地域に住んでいた私は、常に美味しいみかんといえば「丸賢」がDNA的に体に染み込まれているのであるが、先日頂いたみかんは、丸賢とはまた異なる美味しい味だった。

  味が濃いのである。

要は、甘味と酸味の両方とも強いのである。方や丸賢みかんは甘味はあるが酸味の少ないみかん。だから丸賢みかんは甘いというイメージが強い。

  しかし今回のみかんは甘味と同時に酸味も強い。

だから味があるのだ。

  「丸賢みかん」は「群馬名月りんご」
  「二川みかん」は「サンふじりんご」

りんごに例えると、そんな比較がされようか。

  今回のみかんは「二川みかん」。

ネット検索するとJA豊橋の特選二川みかんが検索された。しかしあまり出回っていないみかんかもしれない。

  そのみかんは個人商店で販売されているみかんだった。

その個人商店は以前は数店舗を持つ小型食品スーパーだったが、近年全国展開の寿司チェーンに買収されて経営陣が変わり、そのみかんも今年から注文仕入れに変わったらしい。

  仕入れ担当者が自信を持ってお勧めするみかん。

要は、そのスーパーの果実のプロが選ぶみかんなのであろう。自分で食してみて美味しいと思ったみかんであるから、来店したお客様にもお勧めする。

  そして「美味しかった」と言われれば楽しいし嬉しいものだ。

今回、そのみかんを個人的に注文して頂いた。

  その担当者の笑顔が忘れられなかった。





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2022年12月27日 (火)

ワールドカップ総集編から

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25日の日曜日。

  通常なら鎌倉殿の13人の放映日。

しかし、それは先週で最終回を迎えた。

  “さて今日は何を見ようか?”

そう思ってテレビに備わる番組表を確認したら、NHKでFIFAワールドカップ2022総集編が放映予定であったので録画して昨日視聴した。

  “流石NHKだなぁ~”

ワールドカップサッカーの総集編とは言え、他局がお笑い芸人を集めて笑ネタを中心としたバラエティー番組とは違い、世界各地からのワールドカップに対する国民性であり、世界情勢でありを織り交ぜた予選から、決勝トーナメントではどこからこの映像を取り寄せたのだろうと思えるような、今までの各局の放映された映像には無いドラマティックな角度からの映像が、このワールドカップを別次元のドキュメンタリーとして仕上げているのである。

  “流石NHKだなぁ~”

悔しいければ、何度も唸ってしまうほどの仕上がりだった。

  特にベスト8からの深掘りが良かった。

そして、想った。

  “ベスト8の試合からが本番なんだなぁ~”

これはワールドカップに限ったことではない。高校野球でのベスト8が揃う順々決勝が一番面白いのである。そしてベスト8での勝者と敗者に大きく分かれ、勝者は大きく取り上げられ、敗者は残念ならが忘れ去られていく。

  ベスト4からは全てのチームが記憶に残る。

まずは決勝トーナメントをみていてそう思った。そしてベスト8同士の試合からいろいろなドラマが生まれていくのである。

  一番感動したシーン。

それは、日本を破ったクロアチアと優勝候補筆頭のブラジルとの試合。最終的には引き分けとなりペナルティーキック戦に持ち込まれた。

  ブラジル筆頭はロドリゴ選手。

クロアチアの10番を背負うモドリッチ選手と同じチームでプレーする選手である。そのロドリゴ選手がブラジルでの一人目で外した。結局この試合、クロアチアがペナルティーキック戦を制して勝利した。

  その後のことである。

クロアチアのモドリッチ選手が、嘆き悲しむブラジルチームに駆け寄り、ブラジルのエースであるネイマールへ挨拶をしたのち、ペナルティーキックを外したロドリゴ選手の頭を抱えて慰めた。

  「元気を出せ、ロドリゴ!」
  「失敗は誰にでもあるんだ」
  「君はもっと強くなれる!」

このような舞台で活躍できるかどうかは、このようなマインドがあるかどうかではないだろうか。

  ベスト8同士の試合ではポルトガルのロナウドも去った。

ベスト4とベスト8の違い。それは活躍すべき選手がここぞの場面で期待通りの活躍をするかどうかであろう。それをまざまざと見せつけたのが決勝でのエムバぺとメッシであろう。そして彼ら二人の活躍が屈指の決勝戦を生んだ。

  フランスのエースであるエムバぺ。
  アルゼンチンのエースのメッシ。

「豪」で「走」のエムばぺと、「柔」で「和」のメッシ。

  そして最後はメッシのワールドカップとなった。

延長戦に入ってからのメッシのドリブルでの敵陣への攻め込みは、36年前のマラドーナの5人抜きでのドリブルからのゴールを思い出した。

  あの時はマラドーナが自ら得点を入れた。

しかし今回のメッシはチームメイトへ最終のキラーパスを出して得点。

  これが今回のアルゼンチンの全てではないだろうか。

とは言いながらも、最後はゴールキーパーと1対1でのペナルティーキック合戦。

  どちらもエース同士からキックに入った。

これを見て、想った。

  “なぜ日本はフォワードから蹴らないのか?”

今回絶好調の堂安、前田、そして浅野の順番で蹴っていたらどうなっていたのか。

  たら・れば、は禁物ではあるが(笑)。

誰が外したとは問題ではない。単純に思うのは、この大会で得点を決めている選手から蹴るのは当たり前と思うのは業界の違いであろうか。
そして同時に、この総集編で全般的に解説していた内容では、やはり攻めの姿勢と細部への配慮であった。

  日本の強みは攻めの姿勢とそのスピード感。

そしてその攻めの姿勢が無くなった瞬間に弱みが再び露出してくるということ。

  攻めの姿勢は何事にも失ってはいけないものなのだ。

この総集編から想う今年のワールドカップであった。
  



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2022年12月26日 (月)

勝ちパターンを磨く

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企業にとっての「勝ちパターン」。

  小売業の勝ちパターン。
  店舗での勝ちパターン。
  部門での勝ちパターン。
  個人での勝ちパターン。

組織でも個人でも、そして業界における勝ちパターンがあるだろう。

  そしてそれは順次更新されて新たな勝ちパターンが構築されていく。

現役時代に習得したその勝ちパターンを、体系化してセミナーや研修会で披露していく。

  「ファイブマネジメント」であり
  「販売力強化セミナー」であり
  「52週MDマネジメント」であり
  「競合対策セミナー」等である。

初年度はそのようなセミナーを、企業毎にアレンジして一年間のセミナースケジュールに落とし込み、毎月そのスケジュールに沿って一日のタイムスケジュールに落としてセミナーが始まる。

  そこでも勝ちパターンが見えてくるのである。

要は、どのような一年間のスケジュールから、どのようなオプションを組み入れ、どのような組み合わせでセミナーの順番を組ませていく事で、研修を受ける企業の従業員の販売力とマネジメント力が高まり、それが商品の仕入れ力と連動して業績が積み上げられていくのか。

  毎月一回の合間にどのようなオプションを組み込むか。

それ次第で、更にセミナーの効果が確実に現場の従業員の行動に連動してお客様の支持を得ていくか。

  そのようなコンサルとしての勝ちパターン。

これもコンサルとしての経験の積み重ねによって構築されていくのである。

  私自身もそれを学ぶこの一年であった。

一言で言うと、

  現場の人間と関わり続けること。

このことを実践していけば、必ず私の勝ちパターンが構築され、そしてそれが確実にコンサル先の業績に直結していくことを学んできた。そして来年はこの勝ちパターンを更に応用してコンサル企業の個別特性を強みとして取り組んでいきたい。

この一年で見えてきた自分自身の強み。

  それは現場での強み。
  更に強みの個店対応。

一店舗一店舗、その立地上の環境や競合店の存在に合わせて、強みの発揮できる環境を整備して店舗力を高めていく事。

  それが自分自身の強みであることを学んだ。

そんなこの一年間の学びを、来年は更にコンサル先の企業に発揮していきたいと思うのである。


  


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2022年12月25日 (日)

今年の最後の芸能ネタ(笑)

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今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

そして今年最後の芸能ネタとなる。

  よって今日は今年のドラマの私的ベスト5を挙げてみたい(笑)。

今年も、1月スタート4月スタート7月スタート10月スタートのドラマを紹介してきた。毎回複数本のドラマをご案内はするものの、私も全てが全て完璧に最後まで見続けるものではない。一応ご案内はするが、途中で録画さえも断念してしまうドラマもある。

  おそらくkazuさんも同様であろうか(笑)。

そんな中でも、最後まで見て面白かったなぁ~という5本を提供したい。

まず、は第5位

  正直不動産。

ドラマの感想はこちら

  山下智久主演。

このドラマで福原遥が共演で出演し、そのご縁?で現在の朝ドラの「舞いあがれ」を見るようになったのである。またこのドラマでは草刈正雄や大地真央、倉科カナ、泉里香、そして市原隼人といった豪華な共演者達が面白おかしく物語を構築していった。

  何と言っても毎回の痛快な完結が心地よかった。

次は、第4位

  ナンバMG5。

ドラマの感想はこちら

  間宮祥太朗主演。

他に森川葵が彼女役として、非常に痛快な役を演じており、彼との関係作りが面白さを際立てせていたように思う。第何話だったか忘れたが、吟子の恋人が難波家を訪れた際の、家族総ぐるみでマジメ一家を演じた時は顎が外れるくらいに大笑いしたのを覚えている。とても現実的なストーリーではないが、なぜかそれでも痛快にドラマが進行し、そして自分を振りかえさせてくれたドラマであった。

更に、第3位

  ミステリと言う勿れ。

ドラマの感想はこちら

  菅田将暉主演。

そして共演は、伊藤紗莉、尾上松也、筒井道隆といった面々。そして毎回の出演者も豪華であり、永山瑛太や白石麻衣らが関わるストーリーもいい感じであった。基本的には一話完結であるが、その流れで少しずつ現代の問題へと繋がっていくのストーリーが人を引き付けていったのであろう。

そして、第2位

  石子と羽男~そんなことで訴えます?~

ドラマの感想はこちら

  主演は有村架純と中村倫也。

有村架純見たさで見始めたが、有村架純の東大卒のパラリーガルと、高卒で弁護士一発合格の中村倫也のそれこそ凸凹コンビが痛快である。このドラマで素人である法律という世界、そして現代の法廷での争い等も取り上げられ、法律を利用して訴えることに対する窓口に立つことが出来たと思う。

最後は、第1位

  これはもう「鎌倉殿の13人」であろう

ドラマの感想(最終話)はこちら

  主演は小栗旬。

しかし、このドラマ(大河ドラマ)は当然であるが、登場人物も超豪華であり、その豪華出演陣がそれこそその役を情感たっぷりに演じ、そして消えていった。ストーリーも北条義時というあまり表に出てこない人物を軸に据え、彼の役割とその成長ぶり、そして最後は自分の息子へと夢を託して死を迎える流れは感動であり、三谷幸喜氏の脚本も従来の大河には無い現代風のアレンジと読解力からの演出であったと思う。

  今年もいろいろなドラマで楽しませて頂いた。

そして、このブログも日曜日の恒例テーマとなっていたように思う。

  来年も多くのドラマに触れていきたいと思うのである。




PS
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2022年12月24日 (土)

働きがいとは?

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日はXmasイブ。

  洋の集大成。

是非とも、今まで取り組んできた洋のカテゴリーを爆発させて頂きたいと思います。

  そして今日のテーマは「働き甲斐」。

先日のガイアの夜明けで、この「働き甲斐」をテーマにしていた。しかしその前に「働き方改革」に触れる必要があろう。

  ・労働者の不足
  ・出生率の低下
  ・生産性の低さ

このような傾向が顕著になりつつある10数年前から、叫ばれて働き方改革が始まったように思う。先日のガイアの夜明けでは、その働き方改革によって、企業と労働者の関係がどうなっていったのかを解説していた。

  働きやすさと働きがい。

働きやすさを縦線に、働きがいを横線としてグラフを作った場合を解説していた。

  働きやすさは低いが働きがいは高い場合。
  働きやすさは低いが働きがいも低い場合。
  働きやすさは高いが働きがいは低い場合。
  働きやすさは高いが働きがいも高い場合。

上記の四つの場合があるという。

  昭和の時代は働きがいはあったが働きやすさが欠如。

この時代を「バリバリ職場」と命名。しかし高度経済成長が止まりかってのような高い業績の伸びが鈍化した時代から、働きがいも働きやすさも低い時代となる。これを「しょんぼり職場」と命名していたのが面白い。そしてここから働き方改革がスタートしたという解説だった。

  政府が旗振り役としてスタートした働き方改革。

働き方改革スタート時は主に働きやすさを追求した政策であり、企業側の認識も一致してそちらの方向へ突き進んだように思える。

  よって働きやすさは格段に向上したが働きがいは低迷したまま。

この時代を「ぬるま湯職場」と表現していた。そしてようやく働きがいも働きやすさも内包した職場を目指そうという気運が高まってきたのが昨今であるという。

  ちなみに両方を両立した職場を「いきいき職場」と命名していた。

但し、未だにこの「いきいき職場」とはどのような職場なのか、そしてそれをどう実現すればいいのか、という課題に対しては「正解」はないという。

  働く人の「やりがい」をどの部分に感じるのか。
  企業側の「何を以って」やりがいにしたいのか。

この二つが企業毎に試行錯誤を重ねながら作り上げていくものである、というこの番組の結論であった。そういう軸の中で具体的な事例を取り上げて放映していたのである。

  働きがい。

小売業界での働きがいは、「売る楽しさと売れる喜び」であると私は常に書いてきた。

  しかしそれも個人個人で異なるのかもしれない。

但し、私の仲間たちの仕事観でありコンサル先での現場の人間のモチベーションを考察してみても、「売る楽しさ」と「売れる喜び」に目覚めた従業員とその企業の業績は大方良好である。

  そして退職者も減少している。

但し、いろいろな事例があり正解があるとは思う。いずれにしても、働く従業員がそれぞれに目的をもって一つの企業やお店で働いているのは間違いない。

  もっと積極的に働きがいというテーマに関わるべきではないだろうか。

それが軸となって従業員が未来を切り開いていくのであるから。





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2022年12月23日 (金)

洋の集大成

皆さん、こんにちは。
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今日は12月23日。

  Xmasイプの前日。

12月商戦もここまで来てしまったという感じであろうか。そして本日から年末31日までの9日間が食品小売業に携わる人間にとって一年で一番輝きを放つ時となる。

  12月23日‐25日 ~ 洋の集大成
  12月26日‐28日 ~ 和の集大成
  12月29日‐31日 ~ 際
の集大成

そんなこれからのスケジュールであろうか。26日‐28日は和の集大成と記したが、和の売上と同時に従来からの年末の売場への準備としての食品小売業としての売場作りも含めた表現である。

  そして今日から25日までは洋の集大成。

洋の集大成とは「洋食メニュー」をこの一年間力を入れて売場提案してきた結果が、全てこの期間に集約されてお客様の評価を得られる時ということである。

  洋のメニュー。

部門で言えば、洋日配であり、精肉であり、惣菜であろうか。しかし、部門で区別すればそうなるが、全ての部門で洋風メニューは存在するわけであるから、部門で大雑把にくくることも必要であろうが、洋風の提案の中の素材がこの時期には具体的な売上として検証できるということになる。

  今年一年間で頻繁に提案してきた洋風メニュー。

それは、その提案の都度に目に見える売上として、お客様の評価を受けたとは認識できない場合が多いが、このXmasの時期に必ず大きな結果として現れるのである。

  例えばローストビーフ。

もはやローストビーフは常に売場提案されている商品になっているが、それでも精肉部門が牛肉のももブロックで「手作り」のローストビーフを提案するということは少ない。

  しかし洋の集大成のこの時期に大きな成果を得る。

お客様は洋のメニューの提案を関心のある方は必ず見ているのである。そして思うのだ。

  “いつかはこの素材でローストビーフを”

その「いつか」が、洋の集大成のこの時期なのである。

  “いつかはこのメニューを食べてみたい”

それが、Xmasのこの時期になるのである。

  今年の取り組みが必ずここで現れる。

そんな経験を何度もしてきた。そしてその都度後悔してきた。

  “もっとしっかりやっとくべきだった”

それは、今年一年での取り組みの度合いではなく、それをこのXmas商戦でもっとしっかりやっておくべきだったという反省である。それだけ、このXmas商戦とは、今年一年間の洋の提案が予想以上に大きな反響を寄せてくれるのである。

  そして本日から25日にかけてそれを実感するのである。

是非とも、大きな反響を感じて、和の集大成、そして際の集大成へと進行してほしいものである。





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2022年12月22日 (木)

練り物のトップランナー

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先日のカンブリア宮殿。

  練り物のトップランナーがテーマだった。

練り物。

  かまぼこ、揚げ物、はんぺん、ちくわ等々。

カテゴリーとしては和日配や鮮魚部門に属するであろうか。

  昔はほとんどが鮮魚部門だった。

だからこの時期からの鮮魚部門は店舗内でもおせち商材や年末の数の子、新巻き鮭他で在庫の山となり、部門チーフはその在庫整理と売場作りで残業続きとなるのが当たり前の時代もあった。

  ある時期から練り製品が和日配に移管されていく。

そこから鮮魚部門は年末商戦では数の子、たこ、刺身類に集中することが出来るようになったが、相変わらず鮮魚部門で練り製品を扱う企業もあるであろう。

  私は鮮魚部門で練り製品を扱う経験をして良かったと思っている。

その経験が店長になって、年末のおせちというカテゴリーでの業務に活かされることになるからである。

  年末のおせちに日配担当者はなかなか手が回らない。

それに加えてXmas~年末の売場変更や定番の棚替え、そして年越しそば、日配と食品を合わせて受け持つグロサリーチーフともなれば、とてもとてもおせちに関わる時間は減少する。

  とはいってもおせちは日別の売場調整が重要な商材だ。

当初予定数量と異なる売れ行きと売場とのギャップが、29日から日別に発生し、そこから売場の棚替えの微調整をしながら、平台と定番でスペース変更等を行い、30日の夜には在庫を完璧に売場に出し切り翌日を迎えなければならない。

  グロサリーの人員だけではかなり厳しいものがある。

よって、おせち商材に関しては、私は店長時代に私の仕事として受け持ってきた。おせちが予定通りに売り切ることが出来るかどうかは、店舗としての利益に大きく関わってくるからである。

  際物とは本来そういう商材である。

12月商戦の利益頭が際物であり、そこで売上を高め、そこで利益を3か月分たたき出すのである。

  それが読めない時代になってきているのが昨今。

そんなおせち商材であるが、ある年に今回のカンブリア宮殿のテーマである練り物のトップランナーである紀文さんからおせちに対する考え方と姿勢を教えてもらったことを思い出した。

  日本人の食生活に対する「謂れ」(いわれ)。

当時から、年末の食生活に対する「謂れ」を強調していた紀文さんは、28日頃から取引先の店舗を巡回していたのである。その時のその巡回してきた紀文の担当者の方と話す機会があった。

  私は現場の人間としてある不満を漏らした。

「本部が提案する基本台帳に基づいて売場を作るが、毎年売れない商材が平台の目立つところに位置付けられ、売れるかまぼこや伊達巻が定番に配置される台帳なんです。私としては作業性からも売れる商材を平台でダイナミックに展開する方がより効率よく売上を作れると思うのですが。」

  私は同意を得られるのかと期待したが・・・ 。

「確かに店長さんのおっしゃる通りかとは思います。但しおせちとはかまぼこや伊達巻だけではなく、古来からいろいろな謂れによって蓄積されてきた日本の食文化なのです。よってかまぼこ以外にも、佃煮や昆布巻き等の食材全てがおせちとして一年間の無病息災を願い、年神様と共に食する行為なのです。だから逆に売れないカテゴリーの商材ほど、より目立つ場所にてお客様にも謂れをご提案することがより重要なのではないでしょうか。」

なんと、紀文の担当者の方は、自分の主力カテゴリーであるかまぼこや伊達巻よりも、なかなかお客様に支持されにくいカテゴリーを売場で優先して提案するような見解を示したのである。

  私は返す言葉が無かった。

その通りである。そして自らの企業の利益優先以上に、おせちの謂れを優先して売場指導に回るその姿勢に大いに学んだのである。

  それからこの企業の方との交流が蜜に始まったのである。




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2022年12月21日 (水)

コンビニの閉店

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コンビニエンス。

  今や食品スーパーの競合関係にある。

そのコンビニエンスに、最近ある動向が目立ってきているように思う。

  コンビニの閉店。

コンビニの閉店が相次いでいるように思えるのである。

  “あっちもこっちもコンビニ閉店が相次いでいるなぁ~”

そんな声が聞こえてくるのである。それは、自宅近隣のコンビニもそうであるし、提携企業内の店舗周辺のコンビニも同様に閉店が相次いでいるらしい。

  なぜか?。

いろいろな理由があろう。それこそ、これだっ!という理由ではなくそれこそあらゆる理由から閉店せざるを得ない環境になってしまった店舗がほとんどではないだろうか。

  競合店の増加。
  人件費の高騰。
  自炊客の増加。
  弁当の値上げ。
  水光熱費高騰。

このように、いろいろな要因が重なって閉店せざるを得ないのであろう。

  そしてそれに伴って小型店の売上が伸びている。

コンビニの閉店によって小型店の業績が上向き傾向の店舗が発生し始めているのである。

  と、小型店の店長は言うのであるが・・・ 。

とは言っても、その小型店の惣菜や食品、菓子だけでなく、なんと生鮮の業績も上向いているのであるから不思議である。

  “コンビニ閉店でなぜ生鮮も伸びるのか?”

そう思ってしまうほど、コンビニ閉店以外の要因もあるのかもしれない。
おそらく、そのコンビニを利用していた方が、コンビニ閉店によって近隣の小型スーパーで自炊せざるを得ない状況によって生鮮の購入が増加しているのかもしれない。

  特に惣菜に強い食品小型店への影響は大きいと思われる。

私は現役のころから、惣菜の競合はコンビニだと思っていた。特に弁当類の競合は明らかにコンビニである。

  コンビニと比較して自店の強み弱みは?。

そこに注目して、食品スーパーの惣菜としてコンビニに勝てる弁当売場を作ることを最重要課題としていたのである。

  価格的に安価。
  欠品が少ない。
  出来立て訴求。
  アイテム豊富。
  
ここを如何に差別化して弁当売場を充実させてきた結果、弁当を筆頭に惣菜全般の特に夕方以降の集客力を高めることが出来たのである。

  “惣菜の強みを活かして夕方の集客力を高めること”

それが店舗全体への貢献度として機能したのである。

  それがコンビニ閉店からの数値効果。

小型店ほど、コンビニの影響度も大きく、コンビニ対策としての惣菜の強化が大きな効果を上げる事を知らなければならない。




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2022年12月20日 (火)

懐に入る

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競合店の店長との名刺交換。

  いろいろなコンサル先で提唱している行為。

競合店の最新情報を有しているのが、何と言っても競合店の店長であることは間違いない。

  そして競合店との関係構築は企業間で大きな隔たりがある。

競合店自体を良く思わない企業もあれば、積極的に競合店との関係を構築する企業もある。

  店長の個人差もあれば企業としての考え方の違いも大きい。

私が所属してきた企業は、競合店との関係作りに関しては自由に対応出来たので、積極的に競合店とは関わりを持てたように思う。

  結果競合店の店長とは積極的に関わってきたと思える。

それは、何と言っても競合店の最新の情報を有しているのが競合店の店長だからである。

  これは間違いなの無い事実である。

だからこそ、競合店の店長と常に情報交換していれば、大抵のことは見に入ってくる。

  時として相手の愚痴を聞くこともままあるが(笑)。

それだけ、競合店同士の関係ではあるが、それなりに打ち解けてくると、お互いを一個人として付き合えるようになってくるのである。ここから先は個人差は大きいであろうか。そして個人的な店長同士の関係性にも大きく左右されるようになっていくであろう。

  要は相手の懐に入れるかどうかである。

相手の懐に入るとは、単なる名刺交換の関係から、成功事例や業績関係の情報まで交換できる関係であり、それには相手の企業であり店長に対する視点が大いに関わってくるのである。

  同じ地域の営業の仲間。

そう認識することで、相手を敬う姿勢となり、企業としての格上や格下という小さな視点から同じ地域の営業の仲間として、共に地域のお客様への貢献を考える仲間としての意識が大きく左右することになろう。

  そんなお互いの姿勢がお互いの懐に入れる条件となろうか。

そんなお互いの意識と情報共有が、より有効な成功事例の共有であり業績の共有へと発展していくのである。
そして、そんな関係性を持つ競合店の店長を何人得ているかが、その店長の遠心力ではないだろうか。

  遠心力とは外部から学ぼうとする力である。

逆に求心力とは内部に学ぼうとする力である。求心力と遠心力共に大きな力を発揮して行動することがリーダーには求められ、そこから内部と外部のバランスを見極め、外部から有効な情報を取り入れて内部の活性化と強化を図る視点が身に付いていくのである。

  そのような店長時代の経験が更に上の職位になって活きてくるのである。

その第一歩が、店長であれば競合店の店長との名刺交換から始まり、懐に入ることによって得られる情報を有効に活用して自らの視点を広げていくのである。

  その根底にあるのが「競合店は同じエリアの営業の仲間」という視点。

その視点が無い限り、相手の懐に入ることもまた不可能であろう。




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2022年12月19日 (月)

異業種の働き方

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コンサル業務に就くようになってから、いろいろな方とのお付き合いが増えた。

  従来は小売業界の関係者が主だった。

しかし、コンサル業となると、食品小売業界やスーパーマーケット業界の方とのお付き合いも当然ではあるが、出版業界の方やシステム関連の方、更には製造業やチラシ関連の方、そしてイベント業界の方々とのお付き合いも増えてきた。

  先日ある異業種の方と三日間行動を共にした。

システム関連の方であるが、彼も私と同様に出張という働き方であったのだが、一日の過ごし方が全く異なるのである。

  私は自宅で資料作りをしてパソコンに保存して出張に入る。

当然、移動中はパソコンを開くことも、資料を確認することもない。それはコンサル先でのセミナーで使用するものであるから、今更それを修正したり閲覧するということは無い。

  ただボケっと外の景色を眺めているだけである(笑)。

しかし同じ電車や新幹線に乗り合わせても、彼はすぐさまパソコンを開き、なにかを確認したりキーボードをたたき始めるのである。

  要は移動中でも仕事をしているのである。

私のようにだたボケっと外を眺めていたり、物思いにふけっている様子は全くない。常に頭の中にはいろいろな業務が存在し、そして頭で整理したりパソコンでそれを整理したり、またはメールに対応したり電話で会話したり、常に仕事をしているのである。

  “他業界の方の出張時の仕事ぶり”の違いを感じたのである。

私などは、知らない土地に来たら、電車内では常に降りる駅や時間を気にして、仕事どころではない。またそれほど切羽詰まった時間との戦いもほとんどない。

  まして移動中にパソコンを開くと酔うタイプ(笑)。

よってなおさらパソコン等を開く気分でもないのであるが、彼の場合はその逆の行動である。
同様に、空港や駅構内でパソコンを開いて仕事をしたりリモートミーティングをしたりしている他業種の方も多い。

  最近はスマホにイヤホンを差し込んで会話している方も多い。

隣に誰もいないのに一人で話続ける方を見ると、ちょっと違和感を感じてしまうのは、年齢的なギャップであろうか。それともそれが当たり前(特に都心では)の就業形態なのであろうか。

  だから空港内の電源のある机はほぼ満席状態である。

そしていずれも彼らが手にするパソコンはコンパクトである。中にはタブレット+簡易キーボードの方も多い。

  “キャリーバックが軽くていいなぁ~”

私なぞ、未だに2キロもあるMacbookproである。それをキャリーバックから取り出すだけで疲弊してします(笑)。私と行動を共にした彼もいかにも軽量のパソコンで常に出し入れしながら軽快にキーボードを打つ姿は、どこでも即オフィスという空気である。

  “これが現代の働き方かぁ~”

同業者との行動ではこのような光景は見られない。同業者とは常に売場の話であり、ボケっと外を眺めていたり、寝ていたり(笑)。

  同業者との行動では常に同じ時間軸で回っているのである。

しかし、異業種の方との行動では、同じ時間軸で回ることは無い。

  私も「どこでもオフィス」に転換出来る脳が欲しいものである。




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2022年12月18日 (日)

報いの時

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

いよいよ今日が最終回。

  もちろん「鎌倉殿の13人」。

最終回のテーマは「報いの時」。

  大河を見続けてきた方には憶測が経つであろう。

無邪気な田舎サムライの子供が、源頼朝と巡り合い、そして回を追うごとに成長していく中で、最後は人間としての報いを背負うことになるという風に捉えるのではないだろうか。

  私もそのように感じたのであるが、・・・ 。

報いの時とは、そんな単純な意図で最終回を迎えるのであろうか。

  もっと深く大きな意味での報いではないだろうか。

報いとは二つの意味があろう。一つは報いられるという意味で、良い行いに対して良い結果が自分に跳ね返ってくるという意味。もう一つはその逆で、悪い行いに対して悪い結果が自分に跳ね返ってくるという意味。

  今日の最終回は果たしてどちらなのか。

大方は、大河の後半からの義時の激変ぶりと悪意ある行為(結果的に周囲からはそう認識されている)から、義時は決して良い最後ではないであろうという憶測ではないだろうか。

今回の大河でも多くの役者が登場してきた。登場順に記していくと、

  片岡愛之助
  佐藤浩市
  新垣結衣
  菅田将暉
  大泉洋
  中村獅童
  新納慎也
  佐藤二郎
  金子大地
  梶原善
  中川大志
  坂東彌十郎
  西田敏行
  市原隼人
  横田栄司
  寛一郎
  生田斗真
  
等々の役者たちが、登場して役割を演じ切り、去って行った。

  その生死に関わってきた義時。

その関わり方において報いがあるとすれば、ドラマの推移を見る限りは当然に悪い報いとして自らに返ってくると思われるが、私はそうは思わない。

  兄との約束。

義時の兄である片岡愛之助と交わした約束。それは源氏の力を借りて坂東武者の国をつくるという約束。愛之助はその夢叶わずこの世を去った。そしてその意志を受け継いだのが義時役の小栗旬が妥協せず、そして私利私欲に走らず結果的にそれを貫いてきた。

  その事に対しての報いとなるのではないだろうか。

そして最終的には、坂東武者の国をつくるにあたって、自らの存在自体も消し去る決意に至るのが、第48話の最終回ではないのだろうか。

  全くの独断であるが(笑)。

今までの全ての罪を自ら背負い、息子の泰時へ何の不安も無く執権を継げる環境を整えて、去っていくのではないだろうか。

  大方の予想では伊賀の方の毒殺と噂されている

が、私は伊賀の方の陰謀を見抜きながら、その陰謀を利用して自らこの世を去る手段とするのではないかと予想するのである。

  そして泰時の手によって兄の夢を叶えるというストーリー。

と、想像するのである(笑)。

さてkazuさん、この奇想天外な予想、どう見ますか?。

  是非、午後6時までに回答をお願い致します(笑)。




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2022年12月17日 (土)

笑顔のフライト

皆さん、こんにちは。
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今日は日曜日・・・ ではない。

  が・・・ 。

NHKの朝ドラ「舞い上がれ」からの話題としたい。

  今期の朝ドラ「舞い上がれ」

録画にて、毎回視聴している。

  今週のテーマは「笑顔のフライト」

幼少期の五島列島での暮らしから、五島名物のバラモン凧に興味を持ち、大空を飛ぶことにあこがれを持ち、やがて大学では人力飛行機に興味を持ち、人力飛行機のサークルである「なにわバードマン」に入部。そこで自らの操縦で空を飛ぶことへと夢が膨らんでいく。更には大学を中退し、難関の航空学校へと進学し、パイロットを目指している現在の段階である。

そして、ソロ飛行での訓練では、なかなか滑走路の中央に着陸出来ず、自分の飛行技術に悩む期間が続いていた。
そんな中で教官(吉川晃司)から言われた言葉。

  「なぜパイロットを目指したのか、もう一度振り返れ」。

大切なことではないだろうか。

  行動するには目的がある。

なぜ今、自分は今こうして目の前の壁にぶつかり悩んでいるのか。そう振り返ることによって、今こうして行動している意味、壁を乗り越えようとしている意味、そう振り返るから、その壁を乗り越える勇気と力が湧いてくるのではないだろうか。そして彼女は今までの人生を振り返って、自らの意志で航空学校に入学した意味をもう一度振り返り、そして気付くのである。

  夢を諦めない。

その結果、試験時に自らが笑顔でフライトすることで、その夢を叶えることが出来ることに気付くのである。

  要は、笑顔で仕事が出来ることの幸福感である。

自らが笑顔になることで、自分を含めた周囲であり、関わる乗客やお客様も同様に笑顔になれるという仕事のやりがいであろうか。

  全ての人間の有能感はそこから来ているのではないだろうか。

自分が笑顔で仕事が出来ることで、周囲の方達に対して笑顔を提供し、そして周囲を巻き込んで笑顔の輪が広がっていく。

  そこに自分の仕事から得られる存在意義を認識する。

そんな存在になれることで、いずれそれが生きがいになっていく。

  それが自らの幸福感となっていくのである。

我々も、自分の仕事を笑顔で実践できることがなによりである。

  まさに「売る楽しさ」「売れる喜び」そのものである。

その為には、自らが笑顔で仕事が出来る環境を自ら創造していくことが重要であり、更には組織のリーダーは自らの率いる組織の部下達が笑顔で仕事が出来る環境を整備することが重要な使命となろう。

  まずは自らのが率先して笑顔になること。

そこから組織は大きく変わっていくのではないだろうか。





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2022年12月16日 (金)

ハードルを下げる

皆さん、こんにちは。
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昨日は今月発売の食品商業1月号の記事内容であった。

  今日も波多野氏の言葉を引用した。

パートさんを巻き込むために、コトPOPやエンド作り、そして販売計画立案等の権限移譲を積極的に行ってきた波多野氏であるが、その初期段階で重視したのが、ハードルを下げて飛び越えやすく設定してから迎え入れたという部分。

  だから初めが肝心であるという。

得てして組織とは、初めにマニュアル等を導入して、全ての基本を学んだ次の段階から、このマニュアル通りの高いハードルを用意して、そこを飛び越えさせようとするのであるが、その逆を勧めたということである。

  まずはやってみる。

そのスタンスである。まずはやってみるというスタンスは、やってみようという意欲を持たせるということであり、その意欲は自分でもできそうだという安心感によるものである。

  そして敢えて失敗させてみるというスタンス。

人間は、失敗から大いに学ぶもの。

  特にパートさんはその傾向が強い。

そしてなにより、パートさん一人の失敗でお店がいくら欠損するのかという問い。

  たかだか一万円の欠損なら経験によるメリットの方がはるかに大きい。

だからこそ、ハードルを低くして、だれでもがちょっとしたジャンプで飛び越えられる高さに設定して、どんどんハードルを越えてみようと思わせることが重要なのだ。

  私もハードルの話をする(笑)。

第一から第四のハードルを用意して、売上を分解しながらそのハードルを高めていき、最終的にはリピーターを増やしていき、客数増を図っていくという構想。

  第一のハードル ~ 売場に立ち止まってもらうこと
  第二のハードル ~ 次に購入して頂く為の売場作り
  第三のハードル ~ 更に購入品の単価アップを図る
  第四のハードル ~ 最後はリピーター作りへの施策

この四つのハードルにて、一つの売場作りを構想していくという考え方である。

  まずは第一のハードルはお客様に立ち止まって頂けること。

簡単である。

  しかしそれは奥が深い。

奥は深いが、飛び越えやすいという感覚が重要だ。そして分かりやすい。お客様が自分が作った売場に立ち止まるということは、データでは認識できないが、リアルにその売場にいればわかることである。

  だから第一のハードルはリアルな現場でしか認識できないのである。

そして、立ち止まるところから数値が動き始めていくのである。お客様が立ち止まらなかったら、その売場の商品は売れないということである。だから、売る為にまずはお客様がその売場その商品の前で立ち止まることが何よりも重要なのである。

  それを分かりやすく第一のハードルに例えたのだ。

そして物語はそこから始まるのである。だから導入部分の初めが肝心なのであり、そこを起点に商売がスタートするのである。

  立ち止まったお客様が次にどう進んでいくのか。

そう考えると、第二のハードルの高さが見えてくるのである。立ち止まらないところから第二のハードルは非常に高いが、逆に立ち止まったお客様が第二のハードルを感じる高さは意外に低い。

  そう考えると第一のハードルの設定が非常に重要であることがわかる。

何事も、初めのハードルという導入段階の入口をどこに設定するか。そこから全ての物語は始まるのである。



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2022年12月15日 (木)

職人から商人へ

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今月発売の食品商業2023年1月号。

  おおたやさんの記事が10ページで紹介されている。

そこで、営業部長兼店長の波多野氏の取り組みは、赤字からの転換、そして店舗を地域の小売業の中でもブルーオーシャン的な存在に育て上げ、独自化に成功させた過程が分かりやすく執筆されている記事である。

  速攻性のある取り組みなど何もない。

だれでもやれて、直ぐに結果が出せる取り組みなど、何もない。が、スタート段階でのハードルを下げてまずはやってみるという初期段階のパートさんへの巻き込み方が学ぶ部分かなぁ~と思うのである。

  今回の記事はサクセスストーリーであり。

波多野氏が店長に赴任してからかれこれ12年。やはり同じお店で12年という年月をかけて現在の組織を作り上げてきたのである。

  一朝一夕(いっちょういっせき)に出来ることではない。

しかし、当初は彼もこのような壮大な店舗力強化に向かうとは思ってもみなかったかもしれないが、地道に組織を活性化させ続けることによって、ここまで店舗力が高まり、地域の競合店に左右されないお店を作り上げることが出来るのである。

  そのサクセスストーリの道筋が明確に流れているのである。

是非、購読してほしいものである。そして彼の言動で感動した言葉があった。

  「職人から商人になってほしい」

いくら技術があっても(例えば刺身を調理する技術)売れなければ意味が無い。

  技術とは売る為の手段である。

だからこそ、せっかく魅力ある刺身を製造出来るのだから、その商品を最終的にお客様に正価で納得して購入して頂けるような販売力を身に付けてこそ、商人である、という強い思想である。

  この思想が店舗運営に貫かれているのだ。

だからこそ、技術者であれ素人のパートさんであれ、自らの手掛ける商品への最終的な思い入れが入るのである。そしてその思い入れの熱量が他のスーパーの従業員との格差となってお客様に伝わっているのであろう。

  従業員一人一人の熱量。

それを一つの店舗力としてどう引き出し、どう結集させ、どう伝達するのか。

  その手法が今回の記事で見えてくるのである。

私とも付き合いのある波多野氏。

  普段はそのような切れ味のある意見交換をしたことが無い(笑)。

バイク好きのただのヤンキー上がりかと思っていたが、組織や周囲の環境によって人間は磨かれていくのであろう。そして誰でもがそのような行動力を身に付けていく事が出来るのであり、私も自らの企業人としての人生を振り返ると、そんな周囲の環境に感化されてきたように思う。

  但しきっかけをどう活かすかが重要なのである。

彼も、いろいろな場面に遭遇しながらも、巡り合うきっかけに対しての積極的な行動が、新たな世界を切り開き、新たな景色に対して、新たな気づきをもらい、そして更に進化していく。

  その行動力が進化の源なのである。

その前提も踏まえながら、この記事を改めて読み直してみたい。


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2022年12月14日 (水)

リーダー交代のリスク

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社長が、部長が、店長が、チーフが、

  人事異動等で交代する。

魚の目、鳥の目、虫の目で捉えた場合、企業としてチャンスでもありピンチでもある。

  そこにも現場の虫の目が大きな役割を果たすことになろう。

いろいろな理由で人事異動が発令される。

  トップが交代する場合。

そこにはいろいろな理由が存在するであろう。親父から息子への世代交代という場合もあろうし、予定年数が経過して予定通りの社長交代もあろう。更には業績不振により責任を取っての交代もあろうか。更にはM&Aによって強制的にトップ交代という事態も近年は多くなってきているかもしれない。

  特に後半の事由によるトップ交代ほどリスクが伴うであろう。

魚の目の視点でトップ交代を見ると、従来からの流れが大きく変わるということである。

  以前のトップの考えから具体策までを理解した組織体系。

これが、大きな転換を迎えるわけであるから、新たなトップの意向、思考を理解した側近、幹部、そしてそこから下される具体策が現場で機能するまでには、いろいろなトラブルが予想されるからである。

  それが成功もすれば失敗もあり得るのが組織である。

トップ交代だけとらえてもそうであるから、幹部や部長の交代、そして現場の店長の交代においても同様のリスクを伴うことになるのである。

  新任のリーダーの意気込み。

それは得てして前職者への批判であり反発であり、そして否定につながる場合が多い。

  前任者の施策を否定して新たな施策に路線変更する。

前任者の業績不振による人事異動であれば尚更であろうか。

  これが現場の混乱の基になるのである。

要は、どのような改革・改善であろうと、必ず現場の混乱は付きまとうもの。そしてそこから雨が降って、地が固まるかどうかも新任リーダーの行動次第である。

  得てして新任リーダーは変えたがるものだ(笑)。

私も自分自身を振り返ってみても、そのような行動をしていたかもしれない。そして人事異動の赴任前から新天地へ赴き、部門チーフとひな祭りの打合せをしたり、具体的な発注に関してはパートさんと打ち合わせをしたり。

  大きな転換を図る時ほど現場との関わりが重要となる。

そして現場の納得と理解が、その後の変革をサポートしてくれるのである。

  新任にリーダーほど初めが肝心。

そして、その初めほど、現場、末端を重視した行動を伴わなければならない。

  年越し後はそんな人事へ組織の話題は大きく転換するもの。

企業の人事は既に来期に構想に入っているであろう。

  現場もそのような心持ちで新年度を迎える必要があろう。





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2022年12月13日 (火)

希少部位の売り方

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希少部位と言われる商品。牛肉によく使われるワードではないだろうか。

  ヒレ、ミスジ、ザブトン、カイノミ、シャトーブリアン等々。

それぞれに特徴があり、味わいがあり、そしてクセがある(笑)。

  そしてそれぞれにファンが付いている。

私は特に「ハラミ肉」が大好きだ。以前はここまで相場が高くなかった時には、他の牛肉よりも安価だったため、一番美味しそうな部分を購入して焼肉やステーキとして食していたものである。

  適度な硬さと適度な脂身。

このバランスが最高で、売場にハラミが品揃えされている時は好んで購入し、美味しい焼肉たれ(叙々苑等)で食していたのである。

  隠れたヘビーユーザーであった。

だから、少量ではなく自分が食べられる分だけ容量の大きいものを優先して購入していたのである。

  ここに希少部位の売り方が潜んでいるのではないだろうか。

どうしても、我々の視点は価格になってしまう。グラム単価で価格を評価するのかパック単価で評価するのかは別にしても、1パックあたりの単価を他の商品と連動して買い易いと判断して量目とパック単価を決めつけているのではないだろうか。

  希少部位とはその名の通りあまり出ない部位である。

それは、牛肉に限らず魚でも存在する。

  例えば腹身の先のハラスといわれる部分。
  例えばまぐろの皮をすいたすき身の商品。

このような部位や商品はアラになるような部分を、わざわざ手間をかけて商品化するのであるが、どうしても数量は限定されてしまう。

  問題はここからである。

少ない部位だけに、より多くの商品化をするために、少量で比較的低単価でお客様が購入できるような商品化をするのである。

  答えは逆だ。

希少部位だからこそ、ヘビーユーザーはしっかりと食したいのである。

  だから価格ではなく価値で購入する。

だから、そのまぐろから1パックしか取れない部位や商品なら、高単価になっても製造出来る1パックで商品化し陳列すべきである。

  価値ある希少部位。

だからこそ、ヘビーユーザーはその価値に負けて購入するのである。

  逆にヘビーユーザーの数は少ない。

だから、より多くの数量に小分けするのではなく、より少ないヘビーユーザーに価値ある1パックを購入して頂くだけで、その希少部位は完売となる。

  これが商売ではないだろうか。

少ないヘビーユーザー(その商品の価値のわかるお客様)ほど、何人もいるわけではない。だからこそ、その方が購入した段階で完売、という流れが、希少部位の売り方なのである。

  そんなお客様がしっかりとリピーターになって頂けるお店になりたいものである。





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2022年12月12日 (月)

第二の入口

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入店した瞬間の入口が重要。

  私が最重点課題としている部分である。

取引先企業では、取り組み半年程度でようやくその意味と実践が実を結びつつある。

  顧客の視点からの入店時の感度。

お客様の感度は敏感である。我々以上にお店へ入った瞬間に感じるものに左右されるものである。

  入店したらシクラメンの彩に圧倒された。
  入店したらみかんの箱売りに圧倒された。
  入店したらXmasの飾り物に圧倒された。
  入店したらサラダ材の彩りに圧倒された。

入店した瞬間の感動がそのお店を印象づけ、そのような積み重ねがそのお店の固定概念を作り上げていくのである。その印象付けは入店直後が全てを握っている、と私は考えている。

  しかし・・・ 。

入店直後だけで全てが完結したかと言えば、そうではない。

  店内は入口だけではないからである(笑)。

その後に、野菜売場、鮮魚売場、精肉売場、惣菜売場、ベーカリー売場等に続き、その周辺のグロサリー類の商品やレイアウトによってイメージは大きく異なっていくのである。

  大型店は入口が二カ所。

しかし、小型店ともなると、入口が青果側のみで、またそこが出口となっているお店も多いであろう。

  入店直後のイメージで店内の買い物をする。

まして売場も狭小であれば尚更、入口のイメージを引きづったままレジへと進まれるお客様も多いのではないだろうか。

  “店内にもう一つの入口を作らねば”

そんな風に思う様になってきた。

  “もう一つの入口を創造する”

出入り口が一カ所のお店は、どこからかもう一つの入口という役割を作ることが大切なのではないだろうか。

  例えば惣菜の売場から。
  例えば精肉の売場から。
  例えば冷食の売場から。
  例えばお酒の売場から。

いろいろな考えがでてくるのではないだろうか。本当の入口は概ね青果側が多いと思われる。

  青果 → 鮮魚 → 精肉 → 惣菜 → 洋日配
  
または、

  青果 → 鮮魚 → 惣菜 → 精肉 → 洋日配

このような店舗レイアウトにて、店内配置されているお店が多いのではないだろうか。

  入口から鮮魚までが和のイメージ。

だとすると、

  精肉・惣菜の後半が洋のイメージ。

そのように区分けすると、精肉や惣菜付近から、思い切って洋のイメージへと店内装飾も切替え、洋のイベント時には第二の入口からの企画力を高め、店内装飾と相まって商品展開することによって、お客様の来店動機が高まっていくのではないだろうか。

  全てはお客様伝わるかどうか。

以前にもそのような記事を書いたと思う。

  全ては伝わってナンボ。

その為に、店内に第二の入口を設けて、そこから再び異なる提案を思い切って展開することによって、ようやくその意図と商品が連動して来店動機を高めてくれるのである。

  300坪以下のお店ほど効果が発揮されるであろう。




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2022年12月11日 (日)

いよいよ大詰め

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

いよいよ鎌倉殿も大詰めを迎えている。

  なんと来週が最終回。

今年の大河ドラマは、早かった。そして初めて録画した。それだけ後日再び見てみたいと思わせる毎回毎回のストーリーの繋がりを感じるのである。

  よくぞここまで一つ一つを繋げたものだ。

関心してしまう。

  kazuさんもコメントと手づすね引いて待っていることであろう。

ということで、大河ドラマについての記事は次回の最終回当日に合わせてアップすることにした(笑)。

  今日の記事は1月スタートのドラマの紹介である。

こちらも早いもので、9月スタートのドラマが続々と最終回を迎えている。

  “一足先に案内しておくか”

ということで、本日の日曜日を設定した次第であります。

まずは、毎週月曜夜9時~ フジテレビ系列。

  「女神(テミス)の教室」

主演は北川景子。更に山田裕貴、尾上松也、小堺一機らが共演。何といっても北川景子見たさからの紹介である(笑)。
一昨年の「リコカツ」からの、初月9となるらしい。リコカツの印象が強いなか、今回は法曹界の裏側を取り上げるらしい。リーガルドラマであろうか。

番宣では
「裁判官や検察官、弁護士などの“法曹界”を目指す学生たちが通う法科大学院、通称・ロースクールが舞台となる今作。北川さんが演じる裁判官の主人公・柊木雫(ひいらぎ・しずく)が、実務家教員としてロースクールへ派遣されてきたことで物語が始まります。」

しかし、単なるリーガルドラマではなく、リーガル×ヒューマン×サスペンスが絡むドラマとなるらしい。これは今から楽しみな月9となろうか。

今視聴している「クロサギ」の検察側からみた社会を見るようで、これは北川景子見たさだけではなく、内容からみても見ごたえのあるドラマとなるであろう。

次は、毎週木曜夜9時~ テレビ朝日系列。

  「警察庁 アウトサイダー」

主演は西島秀俊。他に濱田岳、上白石萌歌らが出演。こちらも西島秀俊が出演することから、絶対に面白いドラマになるであろうという期待感からのお勧めである。

番宣は
「今や日本のみならず世界から熱い注目を集める俳優・西島秀俊が2023年の幕開けに挑むのは、スネに傷を持つ《グレー》な刑事たちが、秘密を隠しながら、互いに利用しあい、それぞれの正義を見出していく…という超異色作!。」

  かなり力の入った番宣である。

訳アリ3人のタッグが織りなす今までにない刑事ドラマとなるであろう。更に、柳葉敏郎、石田ひかり、優香らが共演も楽しみである。

更に、1月5日(木)スタート(毎週木曜)夜9時~、フジテレビ系列。

  「忍者に結婚は難しい」

主演は、菜々緒と鈴木伸之。共演は勝地涼、山本舞香、吉谷彩子、市村正親ら。

番宣は
「「超実力主義」の甲賀忍者の妻(菜々緒)と「超保守主義」な伊賀忍者の夫(鈴木伸之)がお互いライバル忍者の末裔である招待を知らず結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけ。すれ違う感情、かみ合わない会話から、夫婦生活は冷めきって破綻寸前に。」

  こちらもリコカツを彷彿させるようなストーリーか。

妻は「超実力主義」の甲賀忍者、夫は「超保守主義」な伊賀忍者。この設定からしても、絶対に笑える、そして泣けるのは間違いない。

  忍者×夫婦のラブ・コメディーであろう。

そして、毎週金曜夜10時~ TBS系列。

  「100万回言えばよかった」

主演は井上真央と佐藤健。他に松山ケンイチ。

番宣は
「井上真央演じる相馬悠依は、もともと幼馴染だった鳥野直木(佐藤健)と再会し、お互いに運命の相手だと確信するのが、その矢先、直木を不可解な事件で失ってしまう。悲しみに暮れる悠依、自分が死んだとわからないまま魂となってさまよい続ける直木、そして直木の存在を認識できる刑事の魚住譲(松山ケンイチ)。」

  ファンタジー・ラブストーリーであろうか。

最後は、毎週火曜夜10時~ TBS系列。

  「夕暮れに、手をつなぐ」

主演は広瀬すず。当然、広瀬すず見たさからのお勧めである(笑)。

番宣は
「主人公・空豆を演じるのは、本作がTBSドラマ初主演となる広瀬すず。九州の片田舎でのびのびと育った空豆は、男勝りな性格と行動力で竜巻のように周囲の人を惹きつけるエネルギーと素敵な笑顔を持つ野生児みたいな女の子。その野生児っぷりに「猿」や「猪」と呼ばれることも。」

  面白そうではないか(笑)。


しかし、いずれも積極的な女性と保守派の男性という昨今の風潮を加味した設定であるが、とはいっても、必ずどこかで男性の本質を見せてくれるドラマが多いようにも思う。

まだ、1月スタートだけはわかっているが、詳細はもう少し後になってから、正確なドラマ初日が見えてくるであろう。ただし、1月5日スタートの「忍者に結婚は難しい」だけは早いスタートなので見逃さないで欲しいと思うのである。




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2022年12月10日 (土)

作業改善の第一歩

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



この業界での作業改善。

  店舗で取り組む重要な課題。

ここにきていろいろなコストが高騰していく中、従業員の行動の無駄な作業を見直し、改善していこうとする作業改善は永遠に続く行為ではないだろうか。

  当然に売れる売場の改善も同時並行的に取り組む課題ではあるが。

あくまでも、作業改善は売れる売場作りと同時並行的に進めて改善を図り、売れる売場と逆行するような改善策では何の意味もないことを理解することが重要となる。

それを理解した上での作業改善だからこそ、大きな意味を持つのであるし、逆に言うと、売れる売場作りとコスト(時間)をかけない売場作りが共存できる方向へ進めることが可能なのである。

それでは、具体的に食品スーパーの視点で捉えた「作業のムダ」とはいったいどこからスタートすべきなのだろうか。

  それは「歩かせない」という視点である。

歩くスピードも重要であるが、もはや歩くスピードよりも歩かせないという視点で作業を構築し直すことが求められる時代となってきた。

  “歩かなかったら仕事にならないよてっちゃん!”

「歩かせない」と表現すると、声を大にして詰め寄る方が多いであろうか(笑)
。しかし、歩かせないというテーマでの作業改善は昔から言われていたことではある。

  しかし未だに歩かせることを当たり前としている企業が多い。

例えば、発注をするのにわざわざ事務所に行ってパソコンに向かってデータを打ったり、ファックスを流したり、昨日のデータを見たり、という行為である。

  いずれも部門毎にパソコンやタブレットを配布すればいいだけのこと。

更に例えば、わざわざ売場に行って製造数や品出し数をチェックして戻ってきて、各自に渡す手法を取る企業も多いであろう。

  売場チェック用のカメラを設置すれば各自作業場から把握可能となる。

もっと言うと、作業場内でまな板に向かって作業する人も、一人一人が各々に冷蔵庫から調理用の素材を取り出して、調理してまた戻す。

  主任が一手に引き受ければ包丁を握る時間が飛躍的に伸びるであろう。

作業従事者を歩かせない、という視点で全ての作業を見ていけば、かなり大きな作業改善となっていくであろうし、一人一人の作業効率が飛躍的に拡大していくに違いない。

  但し売場での接客という点と相反することへの対応も必須であるが。

おそらく、上記のような点は企業毎に大きな隔たりがあるのかと思われる。

  作業重視の企業もあれば売場重視の企業もある。

どちらを優先させるかは、その企業のDNAを決めるのであるが、結局は商品が回転するから作業が発生する、という本質を理解して、売れる売場とそれを回転させる作業の歯車の一致が最重要課題となることは間違いない。

  



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2022年12月 9日 (金)

仕入れと販売

皆さん、こんにちは。
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売るために、仕入れる。

  売れたから、仕入れる。

同じ仕入れ(発注)でも、売るために仕入れる行為と、売れたから仕入れる行為は全く異なる。

  特設は売る為に仕入れ、定番は売れたから仕入れる。

そう解釈することも出来るであろう。しかし定番とてある程度は「売れるであろうから仕入れる」という意味で、売るためにという意味合いも多くなっていくであろう。また、定番にコトPOPを付けて売る込みを図る場合も店舗や担当者によっては大きく違ってくるかもしれない。

  私の業務は販売力強化をメインにコンサルテーションをしている。

だから、このことによって販売力が高まっていく。

  しかしなかなか業績が高まっていかない。

ということも、まま有り得るのである。

  なぜか?。

販売力を高めても、玉がなければ宝の持ち腐れとなろう。

  玉があって初めて販売力が活きるのである。

早い話、110%の仕入れをするから、110%の売上が可能となるのである。

  90%の仕入れだったら90%以上の売上は有り得ないのである。

最近は売価アップによって、数量で昨年比90%の仕入れをしても、売上で100%になる可能性はあるが、それでは結果的に販売力による業績なのか売価アップによる業績なのかが不透明である。

  “販売力が高まってきたな”

そう実感してきたなら、仕入れを二桁にして、「売る」という意識と行為を、身に付けた販売力で検証しなければ進化は無いのである。

  そしてその結果は早々に数値に表れるのである。

販売力を学ぶということは、意志を持った仕入れによって玉を増やし、その玉を高い販売力で検証しなければ、その販売力を理論上学んだだけのことであり、本当の販売力を身に付けたとは言えないのである。

無謀に仕入れを増やすことは論外ではあるが、仕入れが増えるから点数が増えて、結果として売上が上昇するのである。

  こんなのは自明の理ではあるが。

よって、企業として高い販売力を身に付けてきたという自信が付いてきたのならば、仕入れを増やしてその販売力を検証していくことが、その販売力を早々に結果に結びつける道なのである。

  “なかなか結果が出ないなぁ~”

それは、上記のようなストーリーが成立していない可能性が高い。

  だから販売者の意志が重要となるのである。

または、組織として商品を送るという行為が必要となってくる場合もある。

  仕入れと販売。

一人で仕入れて一人で売るというのであれば、売る意志が重要であり、組織で仕入れて組織で売るのであれば、仕入れ担当者と販売担当者との意志疎通が重要となる。

  二つが組み合わされて販売実績が伴っていくのである。





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2022年12月 8日 (木)

食品商業1月号の発売

皆さん、こんにちは。
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今日は12月8日。

  食品商業の発売日となる。

今月号も、いつものように

  ①ファイブマネジメント
  ②52週MDマネジメント

上記2部を執筆している。

ファイブマネジメントは今年一年、昨年以上に深掘りして執筆していこうと考えていた。よってリ・スータトとなる今月はファイブマネジメントの中でも、その中核となる「自分」マネジメントを深掘りして考察してみた。そして私がマネジメントにおいて最も影響を受けた「田坂広志」さんが提唱する「七つの知性」を私なりに編集した七つの知性を重点的に考察してみたのである。

  リーダーが身に付けるべき7つの項目。

それを知性として位置付け、まさに魚の目から鳥の目へと視点を変えながら組織を如何に運営していくのか。更には虫の目にてより細部の視点からの、現場の強みとはなんぞや、そしてその強みを引き出すための知性とは如何なるものかを、自分の今までの企業人として現場で店長を実践していた経験を基にまとめてみたものである。

  マネジメントの最先端に位置するのは「共有」。

私は、店舗の店長としてそのことがマネジメントの最優先事項だと思っている。

  教育ではなく共有である。

従来は教育というワードにて、どちらかと言えば一方通行の知識伝達が上司から部下へと連動していくことが教育であるとされていた。

  よって店長以上の能力を発揮できないのが従来型の店舗運営であった。

しかし、店長にもいろいろなタイプがあり、販売力に優れる店長もいればマネジメントを得意とする店長もいるし、更にはコミュニケーションに優れる店長もいたりする。

  全てが全て販売力を有する店長だけではない。

よって、店長が得意とする部門以外の販売力の向上という課題に対しては、共有という手法にて、部下が有する販売力を如何に自分と共有し、更には他部門へと共有できるかが、そのお店の、更には企業としての販売力向上へと連動するのではないかと考えるのである。

  店長の仕事とは最後は店舗力。

店舗力とは結果的に販売力になるのであるが、その販売力を支える力にはいろいろある。

  そのいろいろな力を人材から引き出す能力。

その能力だけは店舗内で№1でなければならない。販売力だけ№1で、その他の要因となっている能力は№2でも№3でも構わないのであるが、いろいろな要因を人材から引き出す能力、すなわち人材を活かす能力は絶対に№1でなければ店舗力は高まらない。

  その為には自分マネジメントが重要なのである。

当方のファイブマネジメントの講義で、一番初めに自分マネジメントを数回に分けて実施するのであるが、やはりここからスタートして正解だと思っている。

  なぜか?。

ここからリーダーが確実に部下に対する接し方や組織への関わり方が変化するからである。

  部下への視点が変わるのである。

特に、担当者やパートさんに対する意識が変わるのであろう。

  店舗が明るくなっていく。

全てのマネジメントはそこからスタートしなければならない。

  だからこその自分マネジメント。

是非とも、自分マネジメントから今年もお付き合いください。




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2022年12月 7日 (水)

親近感を磨く

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ファイブマネジメント。

  当方が提唱する店舗リーダー向けのマネジメント領域。

鮮度感、季節感、安さ感、安定感、そして親近感の五つのお客様の感度を店舗が磨きこみを図り、競合店以上にお客様の支持を得ることで安定した集客力を得ていくという思考である。

  一番最後が親近感。

親近感を磨くということは、どういうことであろうか。

  「私のお店」。

という感覚をお客様に感じて頂く事である。

  特に近隣のお客様には必須の条件が親近感である。

いつもの従業員がいて、いつもの商品があって、いつものサービスで、いつもの時間に、いつもの店内レイアウトで、いつ行っても充実した品揃え。

  そしてこのイベントに必ず品揃えしてあるあの商品。

普段であれ、イベントや催事であれ、目的を持った商品が確実に品揃えされているお店。

  そしてそれが「リアル店舗」の強みなのである。

そう、リアルに強いということは、お客様にとっての親近感があるかどうかという点である。

  そこには必ず固有名詞が付いて回るのである。

固有名詞とは、リアルな名前であり個人であり、その人間関係である。

  レジ担当者がリアルにお客様の名前で呼びかける接客。
  青果担当者がリアルに美味しい果実の選び方を教える。
  鮮魚担当者がリアルにこの魚の美味しい食べ方を説明。
  精肉担当者がリアルに部位毎の美味しい食べ方を説明。

それも、いつものお客様といつもの担当者との人間関係による会話のやり取りがそこにはある。

  固有名詞とはお客様の名前によるやり取りを重視すること。

そのようなお客様にとって、そのお店の選択基準は「安さ」とか「品揃え」とかではなく、私に一番いい商品を提案してくれる信頼できる従業員がいるということなのである。

  その親近感がリアル店舗の一番の強みとなっていくであろう。

だから、今からその親近感を磨いていくという意識を持つことがまずは重要なのである。

  それを具体的に次年度の課題として実践すること。

そのような親近感に対しての具体的な取り組みを実践し、それが競合店と比較してどう評価し、結果してその評価がどう具体的に客数増や売上増に繋がっているのかを検証すること。

  それが次年度以降の課題としなければならない。





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2022年12月 6日 (火)

ダイレクトな反応

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昨日は「きっかけ」を記した。

  あるきっかけで人間はスイッチが入ることを記した。

そして今日は「ダイレクトな反応」。

  昨日同様に人間のスイッチの入れ方である。

スイッチの入れ方というと、なにか悪意のある意図的な行為や思考にとらえられがちであるが、要は人間がどのような場面でモチベーションが高まるかということである。

  それを知ってコミュニケーションするかどうかである。

しかし意外に上司とはそのようなコミュニケーションの効果を考慮せずに、自らの使命感を前面に打ち出して部下と関わる方が多い。

  何度も言うがコミュニケーションの主役は受け手である。

だから、受け手の人間が発信者の意図と意向を肚に収めて行動するかどうかが問われるのである。

  更に、肚への収まり方次第で行為に大きな違いが出るということだ。

これが店長以上の役職ともなると、そのような人間の根本的な刺激に頼らずに、その使命であるとか役割に徹して行動することを当たり前と考えて行動しようとするが、コミュニケーションの受け手がそこまで大人の対応と思考を持っているとは限らない。

  特に現場のパートさん達はそこが全ての場ではないのだから。

パートさんにとって今の職場は二刀流の一枚の刃ではないのである。

  あくまでも二つ目の目的の場である。

だから、客観的に平等に全ての事象を把握することが出来るのである。そして純粋に喜び、楽しみ、そして満喫するのである。

  その逆もまた生まれるものである。

だから、如何にして高いモチベーションで自ら有する能力をその場で発揮できるかをリーダーは思考しなければならない。

  しかし結局は店長とて同じ人間である。

だから、パートさんも店長も同じ人間として、どのような時に人間的に高い能力を発揮できるのかを、人間のブラックボックスに収めるのではなく、共有しておく必要があろう。

  例えば報告事項。

店長であれば週報や日報という報告手段を活用している企業が多いであろうか。担当者でも店長に対する日報や毎日のミーティングでの報告事項があるかと思う。

  重要なのはそれに対する反応ではないだろうか。

一人一人に、ダイレクトに返信しているであろうか。

  そのダイレクトな反応が受け手にスイッチを入れるのである。

報告者は誰もが、先週や本日の行為や気づきをしっかりと報告しようと報告書は作成する。

  それに対してダイレクトに電話で反応があったとしよう。

どのような反応であれ、“みてくれていたんだ” という感激があるだろう。それが部門担当者であったりパートさんであれば尚更嬉しいものである。

  単なるコミュニケーションのつもりでも同様であろう。

特に、二つ上の上司からダイレクトな反応があれば尚更である。確かに上司としては、多くの部下を持てば持つほど、直接二つ下の部下と関わる機会が減っていくものである。だからこそなのである。

  敢えてそのような時間を作れるかどうか。

それは意識次第ではないだろうか。そしてそれを定期的に時間を決めて実践している企業もあるかもしれない。

  しかしそれは決め事で行うものではない。

常に、随時実践できるかどうかである。だからこそ受け手はそのサプライズが嬉しいのである。

  その信頼感から人間は行動を変えていくのだ。





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2022年12月 5日 (月)

きっかけ

皆さん、こんにちは。
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人間が行動を変えるきっかけとは。

  “それがわかれば苦労はしないよ(笑)”

部下の行動をどう変えようかと四苦八苦しているリーダーの方から大いにクレームが出そうな冒頭からの議題である。

  しかし人間はそのきっかけによって確実に行動を変えるのだ。

そしてそれは意外に単純な事実からなのである。

  名前を憶えてもらった。
  結果を褒めてもらった。
  事例を他に紹介された。
  業績を公に表彰された。

いろいろな事から、本人のやる気や本気のスイッチが入って、そこからどんどん能力を発揮し始めるという事例は枚挙にいとまがない。

  それだけ気持ち次第で行動は大きく変わるのである。

先日、あるミーティングで販売部長職の人間と話した時のこと。

  パートさんに数値を見せたらやる気になって。

そう、そんな単純な事だけでも、人間とは仕事に対する気持ちが高まっていくのである。

  特に自分で描ける仕事においては尚更だ。

自分で描けるということは、自分で与えられた売場の商品を自分で考えて売場を作れるという我々業界の特性があるから、自由にそのストーリーを描けるのである。

  そして描いたストーリーがどうお客様に評価されたのか。

それが、数値でありデータである。

  そのプロセスを知ることで次へと繋げていこうとするのである。

次はもっとこうしてみたい、ああしてみたい、そして実践してまた結果が出る。

  その繰り返しが取りも直さずPDCAなのである。

難しい技法とかプロセスとかではなく、自分で考え自分で行動する、というプロセスの連続なのである。

  そこにデータという公の結果が後押しをするのである。

誰だって、自分が考え自分で行動したことに対しての結果を知りたいと思うのは当然である。

  そしてその行為は他者と比較してどうだったのか。

これも当然の結果ではないだろうか。

  自分の行為は他の人に比べて勝っているのか劣っているのか。

そこから再び次へのモチベーションが高まっていくのではないだろうか。

  特に劣っていた場合の次への行為が重要なのである。

そこでデータを見る担当者とデータを見せる上司とのコミュニケ―ションが生まれていく。そのサイクルがPDCAなのである。

  何も難しいことは無い。

継続していくだけのことである。

  一度決めたサイクルを回し続けていく事。

商売もコミュニケーションも同様に、継続していくことで全ての結果検証は進化していくのである。

  データとは「魚の目」「鳥の目」「虫の目」である。

そして、現場のパートさんの虫の目の視点は、
誰も敵わない。その評価と次への鳥の目、魚の目の視点を虫の目のパートさんと共有することで、その虫の目は強みを増していくのである。

  そんな育成が現場の定番を強化していくのである。





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2022年12月 4日 (日)

それが大事

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今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

さて、本日放映の鎌倉殿の13人も大詰めを迎えてきた。

  が、・・・ 。

今日のテーマは乃木坂46。

  新・スター誕生である(笑)。

先日の「乃木坂 新スター誕生」は感動的な歌があった。

  大事MANブラザーズバンドの「それが大事」。

今回はヴォーカルの立川俊之さんが登場した。そしてこの歌が大好きというMCオズワルドの伊藤俊介も大好きという歌であった。

  「伊藤家のみんな大好き」

そう言って、歌の終わりには涙ぐんでいたのが印象的であった。

その歌詞は如何に記してみた。

 
※負けない事
  投げ出さない事
  逃げ出さない事
  信じ抜く事
  駄目になりそうな時
  それが一番大事※

 △負けない事
  投げ出さない事
  逃げ出さない事
  信じ抜く事
  涙見せてもいいよ
  それを忘れなければ△

 Ohー

  高価な墓石を建てるより
  安くても生きてる方がすばらしい
  ここに居るだけで傷ついてる人はいるけど
  さんざん我侭言った後あなたへの想いは
  変わらないけど
  見えてるやさしさに時折負けそうになる

  ここにあなたが居ないのが淋しいのじゃなくて
  ここにあなたが居ないと思う事が淋しい(でも)

 (※くり返し)

  高価なニットをあげるより
  下手でも手で編んだ方が美しい
  ここに無いものを信じれるかどうかにある
  今は遠くに離れてるそれでも生きていれば
  いつかは逢える
  でも傷つかぬように嘘は繰り返される

  ここにあなたがいないのがせつないのじゃなくて
  ここにあなたがいないと思う事がせつない(でも)

オズワルドの伊藤家の面々も、この歌と歌詞に大いなる力をもらって勇気ある人生を切り開いてきたのであろう。

  負けないこと。
  投げ出さないこと。
  逃げ出さないこと。
  信じ抜くこと。

自分が窮地に陥った時に自分自身に言い聞かせる言葉ではないだろうか。それを昔は詩人から勇気づけられたものだが、今はこのような歌によって勇気づけられることが多いのではないだろうか。

  この状況に負けまいとするマインド。
  この状況を投げ出さないというマインド。
  この状況から逃げまいとするマインド。
  そんな自分の行動を信じ抜くマインド。

いずれも自分自身がこれから登ろうとする高い頂きを前にした気持ちの持ちようを表した歌がここにあるのだ。

  人生において必ずこのような状況を迎える時が必ずある。

そんな状況に置いての自分への応援歌がこの歌であり、この歌から勇気をもらって前向きなマインドを維持してきた方は多いのではないだろうか。

  そして今再びこの歌を前にして自分を信じる大切さを想う。

そして乃木坂46の第5期生も、肝いりで誕生したものの、トラブルが続いて出遅れた感があったが、今こうして一致団結してきたメンバーの結束力が生まれてきた。

  それを象徴するような今回の「それが大事」。

毎週日曜日の芸能ネタ。

  なかなか鎌倉殿の13人を取り上げる機会が無くなっていく(笑)。

今日を含めて残りあと三話。

  皆さんの注目は義時の最後ではないだろうか。

源頼朝を慕い、信じ、見習ってきた北条義時が、安定の時代を築きつつあるなか、その反動として身内の心が離れていく現実。

  天は義時をこれからどう裁いていくのか。

楽しみはその一点に集中してきたのではないだろうか。




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2022年12月 3日 (土)

東大漕艇部

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先日、あるバラエティーを見ていたら思いがけない場面に遭遇した。

  東京大学漕艇部。

漕艇部とは、いわゆるボート部のこと。ボートと言っても競艇ではない(笑)。

  手漕ぎのボートである。

そして東京大学のボート部の創立は1886年とのこと。創部136年というから凄い歴史である。

  東京大学漕艇部。

私も学生時代にボートを漕いでいた手前、東京大学漕艇部の存在は知っていた。

  知っていたというよりも神として崇めていた(マジで)。

なぜか?。

  学生ナンバーワンの実力であったから。

だから、私が抱く東京大学というイメージは、日本一頭の良い学生というよりも、日本一ボートの強い大学という印象。

  ついでに頭も良いんだったという追加的イメージか(笑)。

ボートの華と言われるエイト(8人漕ぎ)では、当時の全日本選手権で4連覇していたのである。

  私が大学入学前から3年時まで4連勝。

4年時に中央大学に敗れはしたものの、その漕ぎの華麗さは他大学を圧倒していたのである。

未だに目に焼き付く東大の漕ぎは、オールが水を掴むときのキャッチの時の水しぶきが、どのオールからも同じ角度で同じ高さで舞い上がり、オールが水を最後に押してから抜ける時のオールと水の滴る姿が、どのオールも同じ角度で同じ高さから滴るのである。

  まさに芸術の域であった。

それだけ、力強さと同時に8人のパフォーマンスが一致しており、他の追随を許さないほどの一体感があったのである。

  だから練習量も群を抜いていたとも聞いている。

ボートとは頭脳競技と昔から言われていた。国立大学が結構強かったのもそのせいかもしれない。当時からも、オールをセットする器具(リギングと言われていた)の高さや角度を個人に合わせて微調整したり、どの角度が一番力が伝わる角度であるとか、オールの形も工夫を凝らしたりと、計算された漕ぎを圧倒的な練習量で常に漕力に転換する技術を身に付けていたのであろう。

  我々の大学は常に気合と根性のワードしかなかったが(笑)。

そして、その番組にあの加藤登紀子さんも出演し、なんと彼女も3か月間ではあったがボート部に所属していたというではないか。

  “だからあの琵琶湖周航の歌なのかぁ~”

本来は観光の歌なのかもしれないが、当時の漕艇部の学生達は、ことあるごとに琵琶湖周航に歌を肩を組んで至っていたのである。

  残念ながら東京大学の活躍はあの4連覇以降聞かなくなったが。


おそらく、圧倒的な体力を有する他大学の学生達も、当時からの東大が取り入れていた科学的技術を学び、このデジタルの時代の波に乗り、その体格、体力、そして科学的技術を活用した練習による科学的進化を遂げた結果の大学の勢力図の変遷なのであろう。

  要は他大学の勝つ仕組み作りが確立されてきたのである。

仕組みが整えば、絶対的に体力的な素質のある人間には叶わない。しかし東京大学漕艇部が教えてくれたことは数多い。

  自ら考え自ら行動することの重要性。

そこに体力的資質の無い人間でも、常にその先頭に立つことによって、その道での先頭を走ることが可能であることを私に教えてくれたのである。





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2022年12月 2日 (金)

数字の謎

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先日のヒューマニエンス。

  数字と数学がテーマ。

以前は文字や言葉がテーマの時もあったヒューマニエンス。しかし今回数字というテーマでは、その歴史は文字よりも古いことが分かった。

  文字以前に数字が人間社会には存在していたのである。

それだけ、数字とは文字以上に人間にとっては重要な物差しであったのだろう。

  数字 = 生きる基準。

そんな意味合いのある数字。人間社会にとって数字とは獲物を分けるのに大きな意味を持っていたのだろうと思う。そしてそれはまさにそこで暮らす人間にとっては平等の証しでもあったのである。

  人間の数 = 獲物の数

人間の数に合わせて、収穫物をどう分けるのか。そこに数字がが重要視されてきたのである。

  だから文字や言葉よりも数字が絶対的な基準となっていたのである。

数字の基本は10進法であるのはご存知の通り。

  それは片手で5本、両手で10本の指の数からきている。

人間は人間の体を使って数字を表し、そしてそれを身近な基準として活かしてきた。

  しかしある時10という数字に不備を感じたのである。

5も10も、3人に分けられない。更には4人にも分けられない。そして6人にも分けられない、という不備。

  数値の始まりはあくまでも均等に分けるという基準である。

今の世の中よりも、平等という意識の強い時代であったのだろう。その意識が生んだ数字。

  それが12というダースの数字。

その名残が今でも広く残っているではないか。私は今回のヒューマニエンスで初めて1ダース12とい意味を知った。そしてそれが未だに消滅しないで残っているという意味も含めて感動したのである(笑)。

  なるほど1ダース12とはそういう意味だったのか、と。

そしてそれはいろいろな量目に引用できるのではないだろうか、と。

  みかんの入れ目は6個が基本。

ならば、多くの商品の入れ目を、6個、12個に合わせることが大切なのではないかと思ってしまったのである(笑)。

  “塩鮭6切れは多くね?”

確かにそうだが、上記のような1ダースの意味をコトPOPに書き込めば、多くのお客様が納得してくれるのではないだろうか。

  6切れ、12切れでこの値段は安いよ~!。

また、この1ダース12とい数字の数え方も披露していた。

  片手の等しさ指から小指の4本で数えることが出来るのだ。

人差し指から小指までの関節の間を数えると12なのである。それを余った親指でなぞっていくと、指を折って10を数えるのと同じ要領で12を数えることが出来る。その配列から、3で割ると4個
、4で割ると3個、2で割ると6個、12で割ると1個、等が簡単に識別できるのである。

  “人間の体って上手く出来てるなぁ~”

思わず唸ってしまった。




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2022年12月 1日 (木)

虫の目とは

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いろいろ今日から12月。

  食品小売業最大のヤマ場であり稼ぎ時。

今月からは「虫の目」で細部を見ていく必要があろうか。

  虫の目?。

そう、虫の目である。当方が従来からブログ等で記してきたワードである。

  魚の目 → 鳥の目 → 虫の目。

要は、より詳細に状況を確認して手を打つということである。

  これが現場の最大の強み。

そうとも記してきた。それだけ虫の目で状況を見るということは、より現場に近い人間であり担当者がその状況把握からスピードを以って手を打ち、状況の変化に対応していくという視点である。

  特に12月後半からは日別対応が求められる。

この時期になると、際物と言われる年末商材が大量に入荷し、そして二週間程度で一気に動き始め、最後は完売しなければならない。

  なぜか?。

際物が利益を生むし、逆に利益を失う魔物だからである(笑)。

  それだけ短期決戦であるということだ。

お刺身類。

  29日、30日、31日で売れる商品がゴロゴロと変化する。

しかし大抵の販売計画は、29日~31日で同じ販売計画になることが多い。

  20日~31日まで同じ売場で同じ単品を販売する計画を立案。

しかし実際は、

  29日 ~ たこ類。
  30日 ~ サク類。
  31日 ~ 造り類。

このように、日別で売れる商品は激変する。

  29日~30日で売れないから31日のお造りの計画を下方修正。

しかし、31日は朝からお造りの動きが活発であり、一日を通して欠品だらけのお造り売場。

  重要なのは29日~31日の日別での計画立案なのである。

また別の例。

  29日~30日で好調に動き始めた鏡餅。

よって、30日に追加して31日に勝負を掛けた。

  結果31日の午前中のみ動きがあり午後からはさっぱり。

もはや31日の鏡餅は時間帯MDを応用して売切るタイミングを図る商品なのである。

  際になればなるほど際物を虫の目で見る視点が重要となる。

いずれにしても、12月31日と初売りの翌日や翌々日では、全く異なる買い回りとなろう。

  29日~31日でも全く異なる際物の動き。

そして、そこを虫の目で日別に時間帯別に見つめる視点が成功の鍵となる。

  今月ほど時間の流れの早い月は無いのかも知れない。




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