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2022年11月11日 (金)

現場力とは

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は「創って、作って、売る」を記した。

  いわゆる我々業界の強みがそこに集約されている。

それだけ、この業界は創って、作って、売る、という業務に囲まれた職場であると言える。

  しかしその強みを活かしきれていない現実。

そして、ここに現場力が隠されているのではないだろうか。

  現場力とは?。

特に、この業界でいう現場とは、店舗のことである。

  店舗 = 販売。

役割としてはそうだが、とは言っても、仕入れて販売するという行為は今も昔も変わらない。

  問題はどこから仕入れるか、という問い。

そこに本部商品部と店舗販売部の役割の相違がある。

  本部商品部はあらゆるネットワークから仕入れを検討する。
  店舗販売部は本部商品部が提案する商品から仕入れをする。

よって、店舗販売部はより絞られた商品群から、自らの販売計画に基づいて仕入れをし、製造し、販売するのである。

  要は、創って作って売るという基本形は不動なのである。

それでは、現場における創るとは、どのようなことなのか。

  現場での創るとは販売計画のことである。

まずは、日々の予測から入り、客数を見込み、売場のレイアウト上での販売計画と数量計画を立案するという部分。

  これが、創って作る楽しさなのである。

時として、創るとは、そのレイアウト自体を創造するところに戻るところもあるだろう。

  季節に合わせて時代に合わせて競合に対抗して。

それが、改装という一つの機会を生み、そこにおいても現場の情報と知恵によって改装という創造が生まれていくのである。これも現場力を磨く大きなきっかけとなるのである。

  新店も改装も現場と共有することで継続力が大きく異なるものだ。

要は、自分事として受け止めるか否か。本部主導による他人事とせずに、現場主導による自分事として実践することで、新店も改装もその後の競争力が大きく異なっていくのである。

  これが新店や改装時で現場力を高める大きな要因となる。

よく、現場力を高める、という方針が出されるが、このように「創る」という領域で現場の情報や意思が共有されるかどうかで、現場力を磨き、店舗力が高まり、そして結果的に競争力が付いていくかどうかは、全て「創る」ところから始まるのである。

  そこの差が現場力の差になって現れているのではないかと思うのだ。

現場力を磨くとは、現場自身が上記のような「創って、作って、作る」ことを磨き続けることは当然であるが、現場がこの3つの領域を自らの意志で関わっていける環境の整備も企業としては重要なポイントとなるのである。

  それが結果的に高い競争力を生むのである。




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  7月21日開催「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
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52週MDマネジメント(11月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
現場に直接携わる女子力の構築。
今回はその部分の事例が多く提示されたのかと思います。そしてそこが今後着実に進めていく方向性が見えてきましたね。

投稿: てっちゃん | 2022年11月12日 (土) 13時28分

諸事情で早々に寝落ちし(笑)。
リアルに語らせて頂きましたので今日もショートで。
目的買い・・・作る
衝動買い・・・創る
こんなニュアンスも見えるでしょうか。
先日のお店も青果・鮮魚は作る・創るが明確で流石てっちゃん流と感心致しました。
これからは常温販売カテゴリーの通路確保とゾーニング変更、レジのセットバック&台数減で売場のテーマを持たせ「おされ(笑)」な売場を女子力を使いながら進化させると更に良い売場になるだろうな・・・と帰路にインテリヤ●●と話しておりました。

投稿: dadama | 2022年11月12日 (土) 08時28分

k,kさん、コメントありがとうございます。
 目的買いによる時間短縮。
 衝動買いによる店内徘徊。
お客様に買い物の楽しさを与えられるお店は利益獲得も可能性が高いのではないでしょうか。
よって、そこから学ぶものも多いのでしょうね。され、どちらの役割を演じるのか、それを明確にしていくことが重要となってきますね。

投稿: てっちゃん | 2022年11月11日 (金) 22時15分

お楽しみ様です、いけず後悔しております。💦

先日、休みにある専門店中心のスーパーに行ってきました。カミさんに渡された目的買いは2品。 最近、鮮魚が低迷しているので近隣のスーパーにヒントをもらいに散策しています。
そこは赤丸急上昇中の企業です。値段が安いのはありますが、それだけではない魅力満載です

自社や近隣競合最大手企業だと目的外以外の衝動買いは1~2品ですがこの店ではカゴがパンパンになるまで買ってしまいました。

価格帯、量目帯もありますが、このサイズのトレーに見合った量、売価、魅せ方がうまい。ちょっと量目は多いかな~っと思っても2回で食べきれるサイズ。あまり見かけないサイズのブロック肉もどう料理してやろうかな~っとワクワクして買ってしまいました。

買い上げ点数が伸びない、値上げの連続で一品単価は上がっているので、財布のひもが固い現金支払い派の年配者は見切りシールばかり狙う方が多くなった気がします。

中小のスーパーにいくいと掘り出し物があるけどアラも見える。大手にいくと掘り出し物は無いけどアラも見えてこない。うちのような中堅はどっちつかずで徹底できてない。

その専門店は決して広くはありません、段ボール積みは各所にみられるし綺麗でもありません、雑です。 でも買いたくなる商品はいつ行っても満載ですWW とどのつまり、如何に衝動買いを誘発させるか。 人口減、少子高齢化、物価高、増えない給料の中で安心、安全な商品、優れた調理技術があっても懐が乏しいと買えない。 如何にワクワク気分でカゴに入れてもらうかは衝動買いしかないと思った買い物行動でした。 ここから自店で買い上げ点数を増やす?元に戻す行動を実践してみます。

投稿: k,k | 2022年11月11日 (金) 07時38分

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