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2022年11月23日 (水)

3C分析

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


3Ⅽ分析。

  ご存知の方も多いであろう。

3Ⅽとは

  Customer  ~ 顧客
  Competitor ~ 競合
  Company  ~ 自社

そのような領域で情報を集め、自社や自店の方向性を決定し、具体策を構築するのである。

  年度初めの方針や新規開店時のMD政策構築の手法でもある。

よく、企業のトップや経営陣がこのような手法を用いて新店を開発出店するのであるが、より重要なのは、このような手法を現場の店舗運営者が自ら構築して自ら運営する店舗運営方法が現場を鍛えていくのである。

  自店は今後どのような領域に力を入れるべきか。

この決定を、現場で構築させるのである。

  全てはそこからスタートすると私は考える。

年度初めの、ストアコンセプト作りがから、個店毎の今年一年間の店舗方針が決定されていく。
それを基にして、店舗が統一的な方向性を打ち出し、その方向性に基づいて、個別の部門コンセプトが構築され、その下におけるカテゴリーの役割が決定されていく。

  それが月別週別計画へと連動していく。

このことによって、店長以下の部門担当者からパートさんに至るまで、企業方針を受けた店舗コンセプトの同じ方向に軸を向けることが出来るのである。

  だから一致団結が可能となるのである。

店舗の一致団結とは、なにも気合や精神的なものを指すのではなく、ストアコンセプトという文章化された概念に対して集うものなのである。

  そのコンセプト立案を導き出すのが先程の3Ⅽ分析なのだ。

今年の企業方針が打ち出された。その方針に沿って、商品部や販売部が部署毎により具体性を持った幹部方針を打ち出す。

  店舗は販売部からの方針を受けて店舗独自のストアコンセプトを立案する。

そのストアコンセプト立案に際して、上記の3Ⅽという視点で、

  地域の商圏の把握。
  地域の競合の商売。
  自社や自店の強み。

それらを統合して、今年の自店の商売の方向性を決定付けるのである。

  そこからより詳細な部門やカテゴリーへ落としていく。

3Ⅽというと何か難しい数値分析や帳票の把握をしなければならないのかと思いがちだが、そうではない。

  重要なのは情報収集と選択である。

自店が立地している地域には、どのようなお客様が住み、道路事情やどのような人口構成を為しているのかを把握し、同時に競合店はどのような立地で商売をし、自店にどのような影響を与えているのか。更には自社の強み、弱みを把握し、その強みを活かして、自店としてのどのような方針にて今年の営業目標を立て、予算という業績を構築していこうとしているのかを、明確にすることなのである。

  だから個店の店長がストアコンセプトを立案しなければならないのである。

そしててっちゃ流を言わせてもらえば、その年度初めのストアコンセプトが52週MDのスタートでもあり、そこから毎週の計画立案による仮説が立案され、検証データを活用することで、52週MDが週毎に積み上げられていくのである。

  この継続が結果的に一年間の52週である。

年度初めの方向性と具体的取り組み事項が、毎週の仮説に活かされ、そして検証されながら継続し、それが一年を通して積み上げられるから、一年後に同じ週を迎えた時に、大きな進化の後が売場作りに出てくるのである。

  “昨年の売場ってこの程度か”

昨年の売場を見て、そう思えるようになれば、しめたものだ。




PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長塾(2022年9月14日~16日)での講演を行いました。
  将来企業の経営幹部を育成する目的で開催される年五回の店長塾。
  地域の競合店に勝ち抜く店舗運営の手法を講義致しました。



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  7月21日開催「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  6月22日開催「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 


52週MDマネジメント(12月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメントセミナー(12月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(11月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(10月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(9月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら



食品商業12月号が発売されました。
12
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
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お楽しみください。


イプロス「都市まちづくり」にも、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。








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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
SWOT分析(スウォット分析)
 Strength(強み)
 Weakness(弱み)
 Opportunity(機会)
 Threat(脅威)
こちらもよく使われる分析手法ですね。
このような手法で年度初めのストアコンセプトや競合対策、新店開店時のコンセプトを定番としている企業は、現場の考える力が培われていくのではないでしょうか。考え方として情報の整理と活用がスムーズになると思いますよね。

投稿: てっちゃん | 2022年11月23日 (水) 09時23分

当社はSWOT分析手法を使って自店の課題対策を考えてます。尤も私の立場では無く店長がしっかり分析して議論すべき事ではありますが、作業割当や標準化に重きを置き、競合に対しての意識が低いのが現状でしょうか。ホームとアウェイで戦う温度差も有るとは思いますが・・・
やる事やればまだ伸び代はあるなーとネタ切れにならないようポジティブに構えてます(笑)。

投稿: dadama | 2022年11月23日 (水) 07時47分

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