遠心力
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
求心力と遠心力。
このブログでも何度も出てくるワード。
この「求心力」と「遠心力」は2009年に執筆した記事である。そしてこの記事でも書いてあるのだが、
強い求心力の存在が、強い遠心力が生み出すのである。
要は、戻るところがあるからこそ、思い切り飛び出せるのである。
“飛び出したら戻れないのでは?”
逆に、そんな不安があったら飛び出すことは不可能である。
しかし飛び出さなければ何も得られない。
今こそ、勇気を持って飛び出す時なのではないだろうか。
そしてそこから人間は視点が広がっていく。
いや、視点だけではない、強い意志が生まれていくのである。
てっちゃん塾の「求心力」と「遠心力」。
その中心は、求心力の核心となるリーダーに学ぼうとする部下の存在である。
リーダーに学ぼうとする力学が求心力の強さ。
だからこそ、リーダーは常に自分は学ばれているという自覚と覚悟が必要なのである。そして、学ばれているという存在に成るためには、遠心力による行動にて外部に学ぶ姿勢にある。
だからこそ求心力と遠心力は相互関係にあるのだ。
リーダーが自ら学び、自ら学ばれるという存在価値を発揮している状態。
それが率いる組織を強くしていくのである。
そしてこの三年間、遠心力を磨く機会の断絶があった。ここに来てようやくそのような断絶の気概が消えてきたのは確かであろう。
来年は遠心力を磨く機会が一気に迫ってくるであろう。
その時の為に、自分はどこで遠心力を磨くのかを模索しておかねばならない。
しかもそれはリーダーだけの問題ではなくなってくるであろう。
リーダー以下の担当者でさえ、遠心力を発揮していかねばならないし、それを促すのもリーダーの遠心力なのである。
その為にはこの3年間の断絶から早く抜け出ることである。
いままの常識を、早々に非常識に転換し、外部の景色に触れ、今の組織内の現実とのギャップに触れ、そこからの学びをスピードを以って自分の考え方と行動を変えられるか。
時間は待ってはくれない。
そして、その波に乗れるかどうかで、今後の優劣が決定してしまうのである。
そんな遠心力に先日は触れてきた。
凄まじい勢いで、その遠心力は降り回っていた(笑)。
そして更なる求心力を得て組織に戻っていった。
いよいよ、そんな日常が戻ってくるのである。
しかし個人差が益々広がる懸念の中での日常となるであろう。
PS
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
職場のパート社員にも負担が増加しているのが現実でしょうか。但しそれを「負担」として認識するのか「やりがい」として創造するのかでは大きな違いがあると思います。是非現場ではやりがいに置き換えて役割分担をしてほしいですね。それも含めて、パートさんにも外部研修を進めていきたいと考えております。
投稿: てっちゃん | 2022年11月19日 (土) 07時59分
3年間のコロナ禍での空白、更にはウクライナ紛争。コロナの収束に伴う環境の変化はある程度予測は出来たでしょうがウクライナ紛争による原料・資源高に伴う経費増大に備えていた企業は無いでしょう。利益率が1%前後下がるインパクトですから相当数の企業が厳しい数値になるでしょうし、値上げも出来ず投資も出来ない八方塞がりの状況が続くと感じます。このような時こそ無限の資源である人材の活用。特にパートさんやアルバイトのモチベーションをどのように上げていくかが生き残りの鍵となるのではと。遣り甲斐を感じない職場風土ではパートさんも離脱しトリプル?それ以上の多くの課題を抱えて非常に厳しい時期が続くと感じます。
このような時期こそアンテナを最大限に伸ばし色々な情報を収集しすぐに動く事が必要ですね。
投稿: dadama | 2022年11月18日 (金) 09時00分