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2022年11月14日 (月)

考え方が縦割りに表れる

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



売場の縦割り。

  基本中の基本である。

が、大手のシステムがしっかり定着している企業と、中小企業ではそこの徹底度合いが異なるようだ。

  中小では曖昧さが残る。

それは、本部商品部の指導も無いから、尚更現場までのその徹底が為されないのだろうと思う。

  何故、徹底されないのか。

そこには、縦割りの考え方が大いに異なるのであろう。

  せいぜい牛豚鶏の括りがあればいい。

そのようなスタンスだと、そこから先の縦割りという意識は吹っ飛んでしまう。

  鮮魚の生魚等での曖昧な括りは理解できる。

生=丸魚・生切身・活貝 のような連鎖で、売場が括られるのであろう。そして活貝も生きている鮮魚であるから、生の括られるのは理解できる。

  しかし意外に精肉の縦割りが整理されないは不思議である。

なぜかと言えば、精肉ほど下段から二段目~上段まで含めて、トレイの幅を統一できるのである。

  にも拘わらず縦割りが徹底されない。

やはり、そこには企業としての統一性、徹底性、そしてその縦割りの括りの理解度が低いのではないだろうか。

  縦割りとはお客様の買い易さなのである。

そしてもう一つは、販売側の括りの明確さでもある。

  なぜ括りを明確にするのか。

お客様が、その場で自らが欲しいカテゴリーを一目瞭然で示しているからである。だから、その場から一歩の動かずとも商品を比較でき、そして縦横斜めと同じカテゴリーや用途でくくられているから、選びやすく比較しやすく、結果的に買い易い売場なのである。

  このような比較しやすい売場は必然的に点数が高まっていく。

なぜなら、目が疲れないから。自分の欲しい商品、例えばステーキを購入しようとして売場に赴いた。しかし、その売場ではステーキが縦割りではなく、横割りで幅広く上段で展開されていた。

  お客様の視点は横に2メートルほど動かさなければならない。

縦割りのしっかりしているお店であれば、ステーキを縦横1メートル以内で数多くのアイテムを比較購買出来る。

  この違いがお客様には大きな負担となるのである。

そしてもう一つの課題は、企業側に縦割りとしての括りの明確さが無いという問題もある。

  売る側に縦割りの概念と考え方が無い場合。

それは、企業として売場の意味を深く考えていないということである。

  このような企業は表面上だけの品揃えに終始する。

だから、カテゴリーとして強化すべき部分でり、カットする部分の強弱を把握できないのである。

  そこを認識する必要があろうか。

縦割りへのこだわり。

  しっかり学ぶべき部分ではないだろうか。





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コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
鮮魚の縦割りに関しては、私も「刺身用」「青魚」「小魚」「イカ類」「釣りもの」に分け、生切身も「煮魚」「フライ用」「地元消費品」、更にカラーコントロールも合わせて縦割りに活かしてました。だから脚立からの撮影も映えましたね(笑)。全ては縦割りに意志を入れることからでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2022年11月15日 (火) 08時36分

尊敬するdadamaさんからのお言葉に誘われてきました(笑) 縦割りにも色々な考え方があります。以前飲食店勤務時代にメニュー改廃で新たにメニューブックを作成しました。その時に総料理長もきて大揉めになりました。普通は前菜、さしみ、焼き物、揚げ物等のカテゴリー割りなのですが、精肉の縦割りのように鶏、豚、牛、その他で分けろと言われました。鶏が食べたいのに探すのが面倒だ、お前らはそう思わないのか? 私はスーパーを経験したので理解は出来ました。お客様も同じで鮮魚なら刺身、生食,さく等は集合されていて問題はないのですが。 よく聞かれる煮魚用のお魚はどこ? 生切り身や冷凍切り身をご案内します。その中でムニエルなどに向く魚と煮魚に向く魚、間にどちらでも美味しい魚。なるべくそういう風に陳列します。この考えも客目線に沿った行動なのですが、気にしてそうやってる店はあまりないですねー。 精肉も買い物するときは最下段と上段品揃えにしかワクワクしません。下段は値段,上段はチャレンジです(笑)最近は豚の首軟骨、ふわ、小袋等のホルモンがお気に入りです。新たな部位があると興味が掻き立てられます。縦割りの中にも売価帯が安値少量からお値打ちジャンボに向かって導線を組むのが普通だと思ってますが、企業によってちがうのでしょうか?煮魚特集、ムニエル特集などは鮮魚でやりやすいスポット平台の使い方ですねー 財布のひもが固い昨今、なにかもっと手がかりが欲しいです。現場にいる時間は短いので休日が勉強の日です。いきたかったな~  料理を自らすると目線が変わってきます。dadamaさん、是非酒の肴から始めましょう!(^^)!

投稿: k,k | 2022年11月14日 (月) 19時37分

sakaeさん、コメントありがとうございます。
縦割りの徹底は従業員の教育にも直結する毎日の躾になりますね。しかし企業によってその部分の捉え方が全く異なるのはどうしてなのかと思うのですが、そこが企業としての基本の捉え方なのだと認識しなければならないということなのだと思うようになりました。企業によって、言葉が通じないとは、このような部分なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2022年11月14日 (月) 18時12分

あの画像は縦、横のラインを揃えることの大切さを伝えたくアップしました。
現企業に移ってから縦割りや括りの大切さを学びました。てっちゃんのおっしゃる通りで縦割りがしっかりしていると、売場がすっきりしていて見やすく選びやすいというメリットがあります。しかし、フェースをしっかりとらないと中途半端になり、何が売りなのか伝わらない売場になってしまいます。
レイアウトを考える際もまず括りを考えるので、担当者が縦割りを意識することは非常に大切なことだと思います。

投稿: sakae | 2022年11月14日 (月) 17時42分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨日も、sakaeさんから縦割りの画像が共有されましたが、精肉ほど縦割りを明確に、そして徹底されなければならない部分でしょうか。まずは売る側が縦割りの意味を理解するところから始めなければなりませんね。

投稿: てっちゃん | 2022年11月14日 (月) 09時33分

私も仕事柄他社の棚割を拝見する事があるのですが商品が見つけられず「イラッと」する事もあり(笑)。肉の多段ケースは目的買いが多いと思うので「見やすく、分かりやすく、買いやすく」の陳列が大切の筈ですが、私を含め据膳に慣れている男連中には見えない落とし穴でしょうか。
k.kさんの主夫目線を見習わねばですね(笑)。

投稿: dadama | 2022年11月14日 (月) 08時44分

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