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2022年12月 1日 (木)

虫の目とは

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



いろいろ今日から12月。

  食品小売業最大のヤマ場であり稼ぎ時。

今月からは「虫の目」で細部を見ていく必要があろうか。

  虫の目?。

そう、虫の目である。当方が従来からブログ等で記してきたワードである。

  魚の目 → 鳥の目 → 虫の目。

要は、より詳細に状況を確認して手を打つということである。

  これが現場の最大の強み。

そうとも記してきた。それだけ虫の目で状況を見るということは、より現場に近い人間であり担当者がその状況把握からスピードを以って手を打ち、状況の変化に対応していくという視点である。

  特に12月後半からは日別対応が求められる。

この時期になると、際物と言われる年末商材が大量に入荷し、そして二週間程度で一気に動き始め、最後は完売しなければならない。

  なぜか?。

際物が利益を生むし、逆に利益を失う魔物だからである(笑)。

  それだけ短期決戦であるということだ。

お刺身類。

  29日、30日、31日で売れる商品がゴロゴロと変化する。

しかし大抵の販売計画は、29日~31日で同じ販売計画になることが多い。

  20日~31日まで同じ売場で同じ単品を販売する計画を立案。

しかし実際は、

  29日 ~ たこ類。
  30日 ~ サク類。
  31日 ~ 造り類。

このように、日別で売れる商品は激変する。

  29日~30日で売れないから31日のお造りの計画を下方修正。

しかし、31日は朝からお造りの動きが活発であり、一日を通して欠品だらけのお造り売場。

  重要なのは29日~31日の日別での計画立案なのである。

また別の例。

  29日~30日で好調に動き始めた鏡餅。

よって、30日に追加して31日に勝負を掛けた。

  結果31日の午前中のみ動きがあり午後からはさっぱり。

もはや31日の鏡餅は時間帯MDを応用して売切るタイミングを図る商品なのである。

  際になればなるほど際物を虫の目で見る視点が重要となる。

いずれにしても、12月31日と初売りの翌日や翌々日では、全く異なる買い回りとなろう。

  29日~31日でも全く異なる際物の動き。

そして、そこを虫の目で日別に時間帯別に見つめる視点が成功の鍵となる。

  今月ほど時間の流れの早い月は無いのかも知れない。




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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
節約チャンス=買い溜めチャンス。
そのような意味からも、12月商戦は前半のボーナス支給時からの競争になるのは必至ですね。今年こそは先手必勝がモノを言う年となりそうですね。
東北では賢いお客様は年末に食べるナメタガレイを12月早々の相場安時に買い溜めして煮付けておくのが当たり前。生物ですらそうですから、日持ち出来る商品はいつが買い時なのか、逆にお客様に方がわきまえているのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2022年12月 1日 (木) 18時37分

魚はてっちゃんの18番ですから何も申しません(笑)。肉にしても毎日しゃぶしゃぶやすき焼きを喰らうのか?個々の家庭の都合はあれど集中する日は決まっている。更には鮮度重視で当日買いする物。ポイント販促等を利用し早めに買っても鮮度に影響ない物。特に今年は値上ラッシュですから節約出来るチャンスは徹底的に利用するでしょうから販促企画との連動も意識すべきでしょうね。ポイント販促時の商品弾性値見るとびっくりする数値が出ますしそれを踏まえた担当者はしっかりと売上を稼いでますね。

投稿: dadama | 2022年12月 1日 (木) 14時52分

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