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2022年10月

2022年10月31日 (月)

妥協の良し悪し

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は、朝ドラ「舞い上がれ」がテーマだった。

  今日は「妥協」がテーマ。

昨日のブログで取り上げた朝ドラである「舞い上がれ」。

  このドラマにビズリーチの女優が出ている。

ビズリーチを一躍有名にした女優の「吉谷彩子」が出演しているのである。そしてその役柄が、妥協しないで自らの目的に対してストイックにトレーニングを続ける学生という役柄。

  男性顔負けのストイックさにサークルメンバーも一目置く存在。

そんな彼女の空への想いと、空を飛ぶ楽しさがいずれ福原遥に伝わり、その結果として福原遥はいずれパイロットを目指して自らの夢を果たしていくストーリーであると思われる。

  ストイックな性格と行動。

ストイックとは、自身を厳しく律し、禁欲的に己を持するという意味のこと。 わかりやすくいうと、さまざまな欲求に左右されず、自分で定めた基準を厳守して行動する、という意味である。

  要は妥協しない行動とも言えるか。

ストイックはどちらかというと肯定的な意味合いが強く、妥協というと否定的な意味合いが強くなって用いられることが多い。

  ストイックな性格が自身の成功につながった。
  妥協しない性格が周囲とのトラブルを生んだ。

同じ言葉の意味ではあろうが、「ストイック」と「妥協しない」には微妙な違いがあるように思える。


  この違いはどこに由来するのであろうか。

おそらく、ストイックとは全てにおいて個人に終始する関係の中での個人の行動を図る言葉としての意味合いが多い。
逆に妥協とは、組織内での関係において、完璧を求める度合を図る言葉としての意味合いが多いのではないだろうか。

  ストイックとは個人競技における自らの判断基準。
  妥協とはチームプレーにおける組織内での共通項。

だから、妥協というワードが使われる場面では、組織内での目標という大前提の中で、組織内での個人個人の目標に対してのアプローチの度合やレベルの認識に違いから生まれる人間同士のトラブルやチームワークの乱れという認識に至るのではないだろうか。

  チームとしての最大公約数をどこに持つか。

よって、一人の妥協しない姿勢がチームにどう影響するかという微妙な人間関係が問わることになるのである。

  それだけチームという組織運営は困難が伴う。

しかし、それ以上にチームがまとまることによって、一人一人が自分の能力を超える能力を発揮できる可能性も高まるのである。

  だから個人競技でのタイム差ほどチームでのタイム差は無くなるのである。

極端な言い方をすると、個人競技は個人のストイックの度合いで結果が出るが、チームプレイとなると個々人のストイックと同時にチームでの妥協という認識の一致性とお互いの信頼関係からの個人のモチベーションの総和がチームの結果となるのである。

  そこを理解しながらのリーダーのマネジメントが鍵となるのである。





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2022年10月30日 (日)

舞い上がれ自分

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

最近の日曜日はドラマネタが多い。ということは、なかなか毎週見続けるドラマに苦心している証拠でもあろうか。

  先週は「最果てから徒歩5分」
  先々週は「しもべえ」
  その前は「ドラマ紹介」
  更に前は「鎌倉殿の13人」

それ以外の芸能ネタがネタ切れなのである(笑)。

  そして今日はNHKの朝ドラ「舞い上がれ」の紹介。

平日朝8時からのNHKのドラマ。所謂朝ドラ。

  私が朝ドラを見るのはこれで二回目。

始まりは、2020年の3月だった。

  折からのコロナ過の中でのエール。

よって途中で放送継続できずに特別版を放映したりもしたが、やはり私の故郷出身の古関裕而さんをモデルとしたドラマでもあり、あの時のコロナ過という環境と相まって人気となった朝ドラでもあったので、最後まで見届けたのである。

  それから二回目の朝ドラ。

今回は、同じNHKで放映されていた「正直不動産」で好評だった福原遥が主役ということで見ることにしたのである(笑)。
当初は、子役が大阪から五島列島で自由な生き方を体験し、自分で積極的に行動する性格を身に付け、そして再び大阪に戻ってきて、空を舞う飛行機に憧れたり、大学では琵琶湖での鳥人間コンテストを目指したりと活動していく中、いずれは航空機のパイロットとして、自らの夢を叶えていく朝ドラの設定である。

  そこでは大阪の町工場が舞台。

彼女の父親が経営する町工場がギリギリの経営環境からネジに特化して契約を獲得し、そこから大きくなっていく過程も同時に描かれているのである。

  その町工場が初めてネジの契約を獲得した時の瞬間。

これは、私も同様に個人の企業を立ち上げた経験から、その瞬間の喜びに対しては非常に共感を覚えたのである。

  チェーンストアの従業員の時代には考えられなかった感動。

一軒からの仕事の要請であり、契約の獲得であり、執筆に依頼等、自分の会社が一つの仕事を請け負うということの感動であり緊張でありというのは、サラリーマン時代には得られなかった感動がある。

  一つ一つが自らの仕事に直接に関わってくるという緊張感。

これも、その立場にならなければ得られない感情であろうか。
それも合わせながら、自らがどのような生き方をしていきながら、自らの夢を叶えていくのか。それがなんとなく自分の現実と重ねて見ていけるのが楽しいのであろうか。

そしてこのドラマにはもう一つの話題がある。

  あのビズリーチの女優がキーウーマンとなって登場している。

CMでおなじみのビズリーチと人差し指を掲げる女優、吉谷彩子が人力飛行機の人力となってサークルメンバーの作る飛行機に乗り込む役を演じているのである。

  ストイックな完璧主義として妥協しない姿勢で異才を放つ役柄。

これがいずれ、福原遥に空を飛ぶ楽しさを教えていくのである。
また、その時代のサークルの人間関係や飲み会での盛り上がり方など、自分たちが経験してきた学生時代に近い感覚も見ていて共感するものがある。

  同時に町工場の成長記録も見ていきたい部分である。






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2022年10月29日 (土)

終わりからの始まり

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


物事とは常に連続しながら繋がっていく。

  昨日の業績もそうだし52週のMDも同様だ。

業績対策の最大の要因となる競合対策も同様。競合店の存在が無くなるまでは競合対策は永遠に続くものだし、もしその競合店が閉店となっても、その後に入居した競合店が更に強豪となる可能性も低くはない。

  52週MDもたった一年の流れでしかない。

要は、この業界で生きていく限りは、終わるということは次への始まりであり、一時完全にその関係が終わったとしてもそれはいつか来る次への橋渡しであることも多い。

  例えば定年後からのつぎ。

全く異なる業界へ行く方もいれば、そのままその企業に残る方もいる。そして私のように独立して同じ業界に関連する職を起こす人間もいよう。

  要は物事は必ず繋がっていくということ。

それは、この世の成長や進化も同様であろう。

  市場でのセリがいずれネット上のオークションとなった。
  リヤカーでの行商がやがてとくし丸となって甦ることに。

このように、物事が進化していく過程でも、必ずその段階で不便な部分が改善されて、より多くの人に役立つスタイルとなって蘇っていく。

  だから終わりとは次への始まりなのである。

そして逆に、始まりは終わりへとつながっていくことも知らなければならない。

  永遠に続く関係や流れはない。

だから、我々は常に変化へ対応しながらその変化に乗ってより遠くへと自社や自分を運んでいかなければならないのである。

  波に乗るにはボードがいる。

そして、一人で乗るボードから手漕ぎのボートに乗り移り、そしてスクリュー付きのモーターボートに乗り移り、最後は大型クルーズで世界一周を目指すことになるという人生もあろう。

  人生も生まれて始まっていく。
  そしていずれ死を迎えて終焉。

そしてその終焉がいずれまた人生の始まりとなる、のかな(笑)。

  そこが不安だから皆死を恐れるのであろう。

よって、この流れの中には、進化はあれど退化は無い。

  全ては進化という波に乗れるかどうかなのである。

それは、自らが生み出した進化もあれば、他人が生み出した進化に乗ったり掴まったり、更にはその進化に押しつぶされたり。とは言っても、いずれまた復活して、再び進化を生み出す人も多い。

  潰されて終わったところが始まりだったのであろう。

そんな人生観を持って自分の人生を全うしたいものである。




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2022年10月28日 (金)

業績とは全ての連鎖

皆さん、こんにちは。
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業績は改善せよ!。

  多くの企業は上司からこう叱咤される(笑)。

そしてそこから具体的に、どの業績に対して、どうトライしていくのかが具現化されていくのである。

  あるお店は「売上」対策。
  あるお店は「利益」対策。
  あるお店は「ロス」対策。
  あるお店は「効率」対策。

そんなてんでバラバラな具現化は無い。

  必ずと言っていいほどどこかの部分からのスタートとなる。

そして、新任の店長や若手の店長ほど、上位から落ちてきた指示命令に忠実に従って行動することになる。

  それがだめだとは言っていない。

その姿勢と行動とスピ―ドが問われる時代であり、そのスピードが必ず業績改善に向かうことも事実である。

  しかし新任の店長ほどそこで挫折するのである。

私もそうだった。だから新任の時の店舗ほど、あまり思い出したくないのである(笑)。

  何故か?。

その事に集中して、周りが見えなくなっていくのである。

  そして売上対策にのみ集中してしまう。

結果として、ロス増、廃棄増、利益減、荒利率激減の結果となる。
いや逆の結果として、ロス対策からの、売上激減の可能性もある。

  このように一つの目標が周囲の結果を悪化させることに繋がるのである。

そうやって、新任の店長ほど疲弊していくのである。

  そこから少しづつ数値要因が見えてくるのである。

この業界、とりわけ生鮮主体の食品小売業は、数値目標における「売上」「荒利」「ロス」「廃棄」「生産性」等の数値がお互いに連動しているということをまずは理解しなければならない。

  特に店舗を預かる店長は上記の理解が重要だ。

要は、現場の最先端で指揮を執る店長ほど、店舗内での上記の数値責任者であり、店内でのその理解とコントロールは店長が担うことになるからである。

  誰よりも一番店内でのその相互関係に詳しくならなければならない。

だから店長は楽しくもあり、気の遠くなるような数値追求を永遠にこなしていく事が、店長という役割なのだと理解しなければならないのである。

  “尚更店長が嫌になりました(汗)”

と思われる方もいるかもしれない。

  しかしだからこそ店長は楽しいのである。

なぜなら、そこが理解出来るにはそれ相応の時間と経験を要するし、それが理解していくなかで、確実にその成功体験を積み上げていきながら、確実に業績を積み上げていけるからである。

  要はその成功の道筋を理解できるかどうかだ。

そして、それが理解できたならば、必ず、組織であり店舗でありを業績改善へ向かわせることが出来るからである。

  だから店長は楽しい。

是非、そんな存在となってほしいものである。





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2022年10月27日 (木)

吐き出すことの大切さ

皆さん、こんにちは。
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先日、ある友人と会話した。

  久しぶりのリアルな会話であった。

このブログにも以前にはコメントを頂いていた仲間でもある。

  7年ぶりのリアルにお会いしてのお話。

話は尽きなかった(笑)。

  当時の事。
  現在の事。
  商売の事。
  企業の事。
  家族の事。

やはり7年も経過すればお互いに当時との変化もあるし、お互いの成長もあろうか。そして、その年月の間に蓄積されてきた想いが宿っていくものである。

  想いが宿る。

そう、いろいろなしがらみから蓄積されてきた想い。それが心の中に宿っていき、そしていつの間にか知らず知らずに壁となって周囲が見えなくなっていくものである。

  だからどこかで吐き出さなくてはいけない。

しかし問題は、どこに吐き出すか、である(笑)。

  吐き出すには相手がいる。

しかし、その相手が誰でもいいのかというとそうではない。

  吐き出させてくれる人間が必要なのだ。

安心して、吐き出せるか、という問題。安心して吐き出せるには、それ相応の信頼がいるのである。

  私もこのような仕事に就きいろいろな場所へ行くことが増えてきた。

そこで、以前からブログのコメンテーターであった彼と久しぶりに彼の地でお会いした。そしてなんとその彼は、同じブログのコメンテーターの方ともつい一週間前にお会いしていたのである。

  “世の中狭いなぁ~”

そう思わずにはいられない偶然である。

  そんな偶然からの吐き出し。

このブログの仲間達は、企業は違えど同じ志を持つ同志であり仲間であり、そしてライバルでもある。そんな関係から構築された信頼関係が、自らの想いを吐き出させてくれるのである。

  自らの想いを吐き出させてくれる相手。

それが家族であれば、理想なのかもしれない。

  しかし家族では解決しない想いもあろう。

だから、信頼を寄せられる相手が必要なのである。

  吐き出すことの重要性。

それが健全な体を構成させていくのだと思うのである。




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2022年10月26日 (水)

冷凍食品のメリット

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冷凍食品の売場が無限大に拡大している。

  冷食は完全に割引対象商品から外れてしまったようだ。

大きな要因は冷凍技術の高まりであろう。

  パン類や刺身、スィーツ、果実、そして銘店シリーズの商品化。

それらは全て冷凍技術が高まってきた結果に依るところが大きいと思われる。
以前は、冷凍=品質劣化、という先入観が大きかったが、昨今の冷凍食品の認識は大きく異なってきているようだ

  冷凍食品 = 鮮度品質維持食品

このようなカテゴリーに入ってきているのではないだろうか。

  チルド商材 = 鮮度品質のばらつき

これが懸念されるが、冷凍食品はどの商品も安定した鮮度と品質が保たれた状態で流通している安心食品のイメージが定着してきたのである。
以前にもこのブログで記した記事があった。

  「価値の追求」

生鮮食材は時間と共に鮮度が落ち、それに合わせて商品価値も加速度的に落ちていくという特性がある。

  よって高鮮度の商品ほど高い価値で販売できるというメリット。

しかし、昨今の冷凍技術は高鮮度品を維持したまま凍結できる時代となった。よって、そのメリットを逆に活かして、コストをかけてでも凍結し、高鮮度を維持した状態で販売することで、食材の無駄も回避できることになるのである。

  最高の高鮮度のまま品質保持が可能。

これが、今後の冷凍品の認識となっていくのではないだろうか。

  高鮮度のまま品質保持が可能。

これは、逆に言うとチルドで保存する以上に、冷凍化にすることで全ての課題が解決されるということではないだろうか。

  しかし課題の多い。

如何に自宅に帰宅するまでに、冷凍状態を維持できるかという課題である。

  そこに宅配というサービスが連動してくるのではないだろうか。

更に、冷凍保持の為の保管バッグや保管箱の流通も今後は考えられるであろう。

冷凍食品のイメージ。

  どれも同じ品質。
  そして高鮮度品。
  更に日持ち良し。

逆に言うと、そのような特性となることによって、鮮度を見極める目や鮮度維持の為の知恵がこの業界から消えていくことが懸念されるであろう。

  ますます目利きが希少価値となっていくであろう。




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2022年10月25日 (火)

伝わっているのか

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我々の仕事。

  最終的には利益を生むこと。

利益を生む最短距離は、売上を上げて、その売上に上積みされた利益を獲得することである。

  売上とはお客様が購入した売上金。

だから、直接的にはお客様が購入することが大前提となる。

  お客様が購入するとは?。

それは、自店にリアルに来店され(ネット業務や配送業務を除く)、リアルに売場から商品を購入してくれることである。

  リアルに購入するとは?。

リアルな売場でリアルな商品を見て、その価格と価値が見合うと判断した段階で、購入の意思を決めること。

  要は価値が伝わるかどうか。

それをリアルに来店する前から、リアルに来店すればリアルの品揃えがされているからという信頼関係があれば、お客様は目的を持って来店されるのである。

  それを目的買いという。

そうでなければ、リアルに売場を歩きながらリアルに陳列されている商品から伝わる価値を感じた時に、購入すると決めるのである。

  これが衝動買いである。

目的買いも衝動買いも、いずれにも言えることは、お客様のその価値が伝わっているかどうかである。

  ここが今日の最大のポイントである。

お客様に伝わっているのかどうか。

  それを客観的に見れる目を持っているかどうか。

それが販売力という事なのではないだろうか。

販売力を支える力には以下の要素が必要となる。

  一つは「商品力」
  二つは「人材力」

要は、魅力のある商品を、販売技術を擁する店舗の人材が売場で販売するから、販売力のある店舗が生まれるのである。

  そのスタートラインが伝える力である。

その商品価値をお客様に伝えているのかどうか。

  伝えるのは何もコトPOPだけではない。

商品を見せる陳列もあれば、それをいろいろなSKUにて食べ方を伝えることも大切であるし、その理由がわかれば納得して購入してくれるだろうし、更には食べた感をサンプル等にて伝えることも可能であろう。

  いろいろな引き出しを使って商品価値を伝えること。

これが重要なのであるが、売場を見ると、伝わってこない売場がほとんどである。

  伝えている「つもり」なのである。

我々が思っている以上に、お客様は売場から伝わっていないのが現状なのである。

  伝われば必ずお客様から反応がある。

その反応が、売上という実績である。そして、売上を上げている売場からは、ヒシヒシとその価値が伝わってくるのである。

  それは何も価格だけではない。

商品価値という食べてみたいという価値なのである。またはコストパフォーマンスに優れているから購入しておくという伝わり方もあろうし、かってコトPOPによってお試しで購入したら美味しかったので、再び購入するというリピーターもいよう。

  いずれにしても伝わった結果の目的買いなのである。

伝える技術。

  なにもそれはコミュニケーションだけの問題ではない。




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2022年10月24日 (月)

頭の整理

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仕事が出来るとはどういうことか。

  この業界であれば売場と数値の達成度であろうか。

売場作りが基本に忠実で、尚且つ本部提案等を活用して実践し、更に結果が付いてくることが出来るという条件であろうか。

  基本に忠実だけでは結果は付いて来ない。
  しかし、協調性がなければ評価されない。

要は、結果をどのように導くかが問われるのである。

  そこに組織の評価が現れるのである。

そこで、k,kさんなどは自らの数値を導く手法の引き出しをいくつも持ち合わせているので、逆に本部提案以上の手法を行使して業績をたたき出そうとするのであるが、そこが評価の分かれ目でもある(笑)。

  “結果よければ全て良し!”

と言えたのは10年前まで、いや30年前とも言えるかも知れない。

  組織とはそのような存在でもあるから厄介だ。

しかし、やはり結果を出せるかどうかは、考え方に掛かっているものであり、結果を出す人間は、総じて頭の整理が出来ている人間ではないかと思う。

  “それはセンスなのでは?”

そう思う方もいるかもしれない。売場作りはセンスであり、人間が生まれ持ったセンスのある人材が売場作りが上手く、そしてそれが売上を上げる要因なのでは、との考えである。

  しかしそれはノーだ。

売場作りはセンスではなく、売れる売場作りとは、試行錯誤しながら数をこなして経験を積んで得てきた自らの頭の整理次第である。

  頭が整理されていれば売るための原理原則を行使するだけである。

売れる原理原則が、今までの売場作りから習得し、それを頭で整理されているから、単純に考えることが出来るのである。

  それを難しい言い回しでマニュアル化するから頭で考えすぎてしまうのである。

難しいマニュアルを、単純明快に説明できる人間が、売上を上げる事が出来るのではないかと私は思うのだ。

  そしてそれを頭で単純化しているのである。

単純化とは、引き出しを整理しているということである。

  いろいろな売上拡大の為の引き出し。

その引き出しを整理する能力が、場面に応じてどの引き出しを開けるかを判断し、適切な引き出しから適切なネタを用いて売場を作り、結果を出す。

  この整理の仕方が業績改善能力なのでないだろうか。

しかし、これはあくまでも売場作りという分野での業績改善手法である。業績改善には売場作りから売上を拡大するだけではなく、利益改善の手法もあるだろうし、在庫改善の手法もある。更にはロス改善からの利益改善や作業改善からの作業効率改善や生産性改善へと繋がる業績改善もある。

  しかし全ては頭の整理次第である。

要は、目の前のどの課題に対してどの引き出しを開けるのかを、自分の頭で整理されているかどうか。

整理されていないとどうなるか。

  いろいろな引き出しを開けようとしてもがき苦しむことになる。

だから、更に効率の悪い行動に移ってしまうのである。

  効率の良い改善策を効率よく実践する。

その為の頭の整理。

  いろいろな要素を単純化する工夫。

これが重要なのではないだろうか。




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2022年10月23日 (日)

名所

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今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

世界卓球の放映により、第一話から二週間ばかり間をおいて放映されたドラマ。

  「最果てから徒歩5分」

崖っぷちのオーベルジュで紡がれる、悲劇と喜劇のヒューマンドラマ。

  これがこのドラマの番宣である。

悲劇と喜劇のヒューマンドラマ。

  前2回を見てその通りだと思った。

最果てから徒歩5分、の最果てとは死の世界であり、このドラマの設定は、自殺の名所である断崖の海岸線から徒歩5分にあるレストランでの出来事を毎回取り上げるものである。

  自殺の名所。

であるから、それなりにワケありの人物がこのレストランで最後の食事を摂り、その後に思い残すことなく自殺の名所へ、というストーリーを自分なりに描きながら、このレストランで摂った食事によって自分を振り返ることが出来たという毎回の流れのようだ。

  それだけ食事とは人生を変えることが出来るということ。

ここでは、食事やその美味しさといった感動から、人間としての無機質な感情ではなく、感動という感情にふれることによって、生きる望みを蘇えさせること相手に気づかせるというストーリーである。

  それだけ食欲とは人間の根源なのである。

人の死には行く通りもの道があろう。

  自然に死を迎える場合。
  病気で死を迎える場合。
  他人による他殺の場合。
  自分による自殺の場合。
  
そして、それぞれに自らは行きたいのに死する場合もあろうし、自ら望んで死する場合もある。

  いずれにしても人生は一度きりだ。
  そして必ず人生には終わりがくる。
  その終わりはいつ来るかしれない。

だから、いつ死が訪れようとも、後悔の無い人生を歩むという覚悟が必要なのだと思う。

  それは自殺の場合でも後悔の無い人生と私は想いたい。

そう思えば、自分の死は自分で決めることが可能だと思うのだ。

  かといって、今人生を去りたいとは思わないが。

それは自分だけではないという想いがあるからであろう。

  家族、仕事、友人等々の存在。

自分を取り巻く周囲の方々の存在が、自分を勇気づけてくれるのである。
そして、そんな方々によって、自分は活かされているのだと考えるのだ。

  だから人生万歳である。

しかし、今後は誰もわからない。

  しかし、死はいずれ訪れるのである。

だから、悔いのない人生を常に歩もうとする心構えが重要なのだと思う。

  芸能ネタにしては重すぎましたねkazuさん(笑)。


  


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2022年10月22日 (土)

視点の違い

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



コンサルをしていると意外なことに驚かされる。

  視点の違いだろうか。

例えば売場指導の際に、売場を一通り一周すると、売場の違和感に気付くことがある。

  入口の商品展開。
  売場の陳列線。
  商品の見にくさ。
  通路幅の狭さ。

お客様目線で売場を一周しただけで、いろいろな違和感が見えてくるし、感じることがある。

  その逆に売場の見事さに感動することもあるが。

例えば棚板の間隔幅などは、一度設定したら、それが最善の幅だと思い込み、その後の微調整等をしないことが多いのではないだろうか。

  おそらく今が最善の状態であると信じてしまっているのであろう。

しかし、当初はそのその棚板の位置で最善の位置だったのであろうが、例えば最下段の棚板を一番下に下げたり、陳列される商品が変更されて、当初よりも低い商品が陳列されるようになると、どうしても下段の棚板と二段目の棚板との間に隙間が生じてしまう。

  しかしだれもそれに対して違和感を抱かない。

それは、いままでその棚板の高さに慣れてしまっているという店舗側の錯覚であったり、棚板の高さよりも陳列されている商品にのみ目がいってしまっているという事実なのであろう。

  しかし第三者からみると棚板の間が空きすぎている。

という違和感を感じるのである。それは売場の人間では意外に感じない部分かもしれない。

  顧客の違和感をどう感じるか。

それが、逆に言うと我々の仕事になってくるのかもしれない。
しかし、それはコンサルの仕事というよりも、店舗の店長が常にお客様視点で売場の違和感を感じることが最優先なのである。

  店舗の店長とはそのような視点を同時に持つことがその役割なのである。

売り手の発想だけではなく、顧客の困りごとを全て把握して、店舗で改善出来ることはスピードをもって対応する。

  それが店長の役割でもある。

そして、そのような視点を持って売場を見るには、ある流儀がある。

  一度店外へ出て青果入口から入り直すこと。

そう、一度店外に出ることによって、また違った視点を身に付けることが出来るのである。

  それが私の流儀だった。

店舗の人間は常に品出しとか、店内の商品に対するマネジメントがあるため、どうしてもバックヤードから店内に入り、そしてバックヤードに戻っていく。

  だから視点が変わらないのである。

一度商品から離れて、顧客視点で店舗の外観から店内に入店し、そこでいろいろな媒体を見て、入口の雰囲気を感じてから、ようやく商品に目を移すのである。

  商品はあくまでも最後の最後だ。

従業員としての視点は、常に商品が第一優先であるが、お客様は意外にそうではない。

  店内の売場という場の雰囲気をまず感じるのである。

それが、五感となって入口から各部門を感じながら買い物をするのである。

  そうするといろいろな違和感を感じていくのである。

顧客視点。

  はやりいつもの視点から離れることが重要であろうか。



  

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2022年10月21日 (金)

利益シフト

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


原価の高騰。

  更に全てのコスト高騰。

よって、上半期の各企業の業績は売上減、荒利激減、更に経常利益も大幅減の業績となっているのではないだろうか。

  “2019年比ではまだ余裕”

そんな評価もあるだろうが、何もしなければこの構図は永遠に変わらないであろう。

  要はアフターコロナにおける構図は変わらないということだ。

私も執筆している食品商業の10月号(9月8日発売)のメインテーマは「値上げラッシュ時代の販売強化策」であった。
ここで、野菜、果実、鮮魚、精肉、惣菜、そしてグロサリーでの荒利益獲得策がそれぞれに特集されていた。

  それだけ小売業界における荒利益の確保は急務なのである。

特にグロサリーはNB商品が主体の商品構成であり、価格比較されやすい商品群であるから、価格対応によって売り上げを落とさずに利益を獲得していくことは至難の業ではないだろうか。

  よって生鮮とグロサリーでの荒利額の獲得手法を混同してはならない。

以前にもこのブログで記したが、生鮮に関しては「荒利率」を重視した利益管理が重要である。その為にはダイナミックな荒利ミックスによる調理加工の導入による利益獲得と、手間をかけない商品に関しては薄利多売方式で荒利のミックスを図る必要があろう。このような時こそ、生鮮出身者の腕がモノをいうことになる。

  問題は高値入商品の売り方にあろうか。

そして、低値入商品と高値入商品の売場レイアウト次第で、荒利ミックスは如何様にでも変化出来ることを知らなければならない。だからこそ、売場の縦割りという基本中の基本の徹底が求められるのである。

  売場の縦割りによるカテゴリーの比較のしやすさ。

お客様が求めるカテゴリーが、縦割りでしっかりと管理された売場は選びやすい。そして選びやすさと同時に比較しやすいというメリットもある。比較しやすいから、価格差による商品の比較も容易になり、その容易さを利用して高値入商品の安さ感もお客様に伝わりやすくなるのである。

  結果として売れて儲かる商品の購買比率が高まるのである。

このように、売場とは商品の見やすさ選びやすさを図れば、同時に商品同士の比較のし易さに繋がり、結果的にそれが売れて儲かる商品の安さ感を引き出し、荒利ミックスに繋がることを知らなければならない。

  だからこそ縦割りという基本がより重要となるのである。

逆に、グロサリー群では荒利額という発想が今後の課題となるのではないだろうか。

  絶対的な荒利額を稼ぐ方針。

そこにソフトしなければ、大きな損失を被ることになるし、今後、グロサリーでの荒利額獲得への対応にお遅れをとっていくことになるだろう。

  それだけグロサリーでの荒利額獲得術はシビアとなる。

何といっても価格比較されやすい商品群。

  よって縦割り等での見やすさは逆にデメリットに繋がる。

ここで重要なのは、先日も記したが、衝動買いを誘発させることである。

  特にグロサリー商品の衝動買いの誘発である。

それによって、グロサリー部門における荒利額での予算達成、または昨年比達成を図ることに軸足を置くことが要求されるのである。
特に、売れ筋商品の値入の見直しを最優先にして、そこから店舗レイアウト上での企画コーナーや平ケースといった定番以外の売場での利益品の単品量販による荒利額獲得商品の量販が重要となってこよう。

  結果としての

    売上減 〈 荒利額増

  この構図の数を増やすことである。

このように、生鮮とグロサリーでの荒利額獲得手法の組み合わせから、店舗としての荒利額獲得を実践していくこと。

  いずれにしても年末が迫っているのである。

12月は荒利額最大の月。

  この月は絶対に失敗出来ない正念場となるからである。




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2022年10月20日 (木)

衝動買いの考察

皆さん、こんにちは。
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以前のブログで「衝動買い」を記した。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-5af9b2.html


zoomてっちゃん塾での意見交換。そんな場での商売に対する議論が交わされ、その中で出てきた「目的買い」と「衝動買い」。

  「目的買い」は価格訴求が重要。
  「衝動買い」は価値訴求が重要。

そんな文章で、目的買いと衝動買いを結んでいたと思う。

  価格訴求による目的買いは短時間の買い物。
  価値訴求による衝動買いは買い回りが長い。

このように色分けされるのではないだろうか。

  何故か?。

目的買いとは、その名の通り目的を持ってそのお店に来店するわけであるから、購入する商品とその販売場所がある程度わかっている中での買い回りとなる。

  よって短時間で買い物を済ませる目的でもある。

だから、余計な買い物や買い回りはしないで、その目的を達成した段階で、早々にそのお店から離れることになる。

  寂しい話ではないか。

逆に衝動買いとは、目的買いをしに来たにも関わらず、店内を歩いていく都度に、関心のある商品や、関心が無くても意外性のある商品、更には綺麗な陳列等に惹かれてその売場に行って足を留め、思わず「食べてみたい」との衝動に駆られて商品を購入してしまうことである。

  よって買い回りが長くなり購入商品も結果的に多くなる。

問題は衝動買いのその後である。

  衝動買いで購入した商品をリピートするかどうか。

ここで、今回の衝動買いが、今回限定ではなく、その商品のコアなリピーターとなれば、今後その商品はそのお客様にとっては目的買いの商品となるのである。

  そうやって衝動買いによるリピート効果が高まっていくのである。

我々の商売とは、目的買いと衝動買いの交互作用によって、安定したリピーターが連日の客数となって来店され、経営が安定していくのである。

  新店開店当初はチラシ商品の目的買いがメインであった。

だから、荒利率も低く、来店頻度も高かったのであるが、徐々に衝動買いの売場からリピート買いが増加し、客数は開店当初からは減少するものの、衝動買いからのリピーターが増加することによって、徐々に客単価が上昇していくのである。

  チラシによって目的買いを誘発させる。
  来店された顧客に衝動買いを誘発する。

チラシを配布するということはチラシ商品を売り込むことではなく、チラシ商品を目的買いとして来店されたお客様に、衝動買いを誘発する売場によって、目的買いと衝動買いを同時に購買して頂くことにある。

  だからチラシによる来店時が衝動買いの勝負どころとも言える。

チラシ投入とは、衝動買い誘発とチャンスと捉えて売場計画、商品計画を立案して、その後のリピート買いの確率を高めることなのである。

  チラシ投入による集客と売上は一時のこと。

重要なのは、その一時における衝動買いとその後のリピーターを獲得できたか否かにある。

  そうやって新店開店のお店は時間と共に強くなっていく。

いや、強くしていくかどうかは、衝動買いを誘う売場作りの精度にある。
そして、商品価値の高い衝動買いの商品のリピーターを、新たな目的買いのお客様として日々加えていくことなのである。

  衝動買いの売場作りの精度が利益の安定も支えていくのである。




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2022年10月19日 (水)

価値の追求

皆さん、こんにちは。
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商品価値。

  価値とは?。

商品の価値とはなんだ。

  品質の良さ。
  美味しさ。
  使いやすさ。
  商品の新鮮さ。
  コスパの良さ。

いろいろな要素で、その商品の価値が決まっていくのである。

  特に我々の業界は食品小売業である。

よって、食品の美味しさという視点でその価値を評価する目利きが求められるのである。

  美味しさという目利き。

目利きとは何も、魚を見極める目とか、果物を見極める目という生鮮の仕入れ力だけの問題ではない。

  鮮度の追及を仕入れと販売面で極めること。

これが、我々が追及すべき商品価値なのではないだろうか。そしてもう一つ重要なことがある。

  商品価値とは時間によって低下するということ。

要は、我々の取り扱う商品には、生鮮商材が多く存在する。

  生鮮商材とは時間と共に鮮度が低下する。

時間と共に鮮度が低下する、ということは、時間と共に商品価値が低下するということである。

  入荷した段階で一番商品価値が高いということだ。

だから、一番商品価値の高い段階で、一番利益を取らなければならないということでもある。

  その延長線上に、作りたての商品価値も語られなければならない。

惣菜やベーカリーは、作りたてが一番鮮度がよく、そして一番商品価値が高いといことである。
だから、作りたての商品が売場に陳列された段階で、その商品価値を訴える行為が我々には必要なのである。

  作りたてが陳列された段階でお客様に告知しているか?。

否であろう。ごく一部、ベーカリー部門などは企業マニュアルとして、焼き立てのベーカリーが売場に陳列された段階で、必ずマイク放送にて店内のお客様の告知する企業もある、が、その他の部門は商品製造して、そのまま売場に陳列しているだけではないだろうか。

  作りたてが一番美味しい。

誰もが、その事実を知っているハズなのに、誰もその商品価値をお客様に伝えていないのが現実なのだ。もっともっと貪欲に、作りたてや出来たてと言う事実を、今店内にいるお客様に告知するべきなのである。

  その行為が店内の鮮度感を高めていくのである。

そして、我々小売業は、その一番商品価値の高い段階での商品の味を知らなければならない。

  今が一番美味しい。

それを、我々小売業の武器としなければならないのである。そしてそれは何も果実や野菜、魚といった生鮮商材だけではなく、惣菜やベーカリーといった製造部門での、出来立ての瞬間も「今が一番美味しい」という商品価値をお客様に伝えていくことなのである。

  そのような店舗全体での取り組みが店舗力なのである。

まずは、自らが、商品価値の一番高い段階での商品を堪能するという行為を積極的に行い、貪欲に貪欲に作りたての「今が一番美味しい」を獲得するという行動をすることが、自身の販売力を高めていくことになるのである。




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2022年10月18日 (火)

もう一人の自分

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先日、コンサル先である質問を受けた。

  「部門チーフ兼副店長の辞令を受けて」

先日、そのような辞令を会社から受けたが、現状は自分の部門の仕事で目いっぱいで、とてもとても副店長としての仕事もできていないし、まして副店長とはどのような仕事をすればいいのかもわからないのですが、どうしたらいいでしょうか?」。

  よくある質問であろう。

逆に、部門チーフ兼任でなくても、副店長とはどのような役割なのかを教育されずにその職に就く方も多いのかもしれない。

  よく言えば都合のよい人事かもしれない。

しかし、人事としては将来的に評価したからこそ、現状の部門チーフを兼務しながらでも、なんとか将来店舗の幹部として成長してほしいという願いからの人事異動であることは間違いない。

  しかし具体的に本人はどうするのか。

そのような指導であり内示を本人に通達して、本人の理解を得たかどうかが重要なのである。

  そのような交互理解があるからこそその職位に目的を持てるのである。

人材や人数がいないからこそ、部門チーフ兼人の副店長という役職なのであり、しっかりと部門に人材が備わっているのであれば、兼任ではなく副店長専任の職位を与えられるのである。

  そして兼任の最大の期待は後任の育成である。

まずは、自分が受け持つ「作業」の一部から、部下やパートさんに役割を分担し、部下を育成していくことからのスタートとなる。

  特に作業面での役割の分担から始まる。

それは、自分ではなくてもその作業が出来る人材を育成しながら、自分がその作業から外れても、売場が維持されていけるような体制を構築していくことである。

  要はもう一人の自分をどれだけ作れるかということだ。

そうやって、もう一人の自分が、いろいろな場面で役割を果たしてくれることで、少しずつではあるが、目先の部門の作業から抜けることが出来、その時間を店舗全体の売場の維持に向けられるのである。

  店長とは店舗全体の全ての事実を把握することから始まるのである。

副店長も同様に、部門を飛び出し、店舗という全ての内部外部周辺の事実を把握し、そして理想の店舗の状態を如何に効率よく運営できるかという膨大なマネジメント領域に飛び込むことなのである。

  その前提としてまずは自分から抜け出すこと。

そしてそれは、一人一人のパートさんまで含めて思考していかなければならないことなのである。

  自分がいなくても売れる仕組み。

その仕組みが出来上がれば、黙っていても「売れる」売場を作成し、自分がいなくてももう一人の自分が商品を販売してくれることが可能となる。

  それがコトPOPであり陳列技術である。

単に商品を出すことから、売れる陳列、売れる媒体の設置によって、自分がいなくてもそられが商品をより有効にお客様に伝えて、お客様の購買意欲を高めてくれる役割を果たすのである。

  もう一人の自分を育てるという意識。

このような発想を持つ人材が育ては育つほどに、販売力の高い店舗が生まれていくのである。




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2022年10月17日 (月)

ファーストペンギン

皆さん、こんにちは。
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今期のドラマで放映されている「ファーストペンギン」

  毎週水曜22時より日テレにて放映。

今日は日曜日の芸能ネタではないが、昨日もkazuさんからのコメントで、今期の中では数少ない面白いドラマということである。

  ファーストペンギン?。

誰もが初めはそう思うであろう。

  ペンギンはペンギンでもファーストとは?。

ネット検索してみると分かった。

  ファーストペンギンとはベンチャー精神。

ペンギンは常に集団で行動するが、、群れを統率するリーダーやボスはいない。
よくテレビなどで、氷上をペンギンたちが隊列を組んで移動する姿が映されるが、なぜあのような行動がとれるのかというと、最初に行動を起こした1羽に皆が従う習性があるからだという。

餌をとるために海に入る時も同様で、最初の1羽が飛び込むまで、群れはお互いに牽制し合うような仕草を見せ、決して各々勝手に飛び込もうとしない。しかしこの最初の1羽には、リスクばかりがあるわけではなく、群れの仲間に先んずる分、より多くの餌にありつける可能性もある。

ビジネスも同様で、他に先駆けることで、より大きな利益に結び付く可能性を秘めるのである。

  企業としてもファーストペンギンの存在は重要である。

しかし、そのファーストペンギンとなった人材の活かし方が出来ない企業がほとんどではないだろうか。

  ファーストペンギンを活かすという企業スタンス。

このような企業スタンスを持つ企業は、小売業界よりもITベンチャー企業に多くみられる傾向なのだろうと思う。

  ファーストペンギン = アウトロー。

そんな見方もされるであろうか。

  しかし、アウトローがいるから発見があるのである。

そして、そんなアウトロー的なファーストペンギンの存在を評価している企業が、今大きな存在感を表してきているのも事実である。

  現状を打破できない中小にも存在するファーストペンギン。

そんなファーストペンギンを見出し、そして正しく挑戦させ、新たな発見からの新たな原理原則を創造していければ、店舗力を更に競争力のある企業や店舗に高めていけるのではないだろうか。

ファーストペンギンに特有の行動とは。

  それは「有言実行」である。

出来る出来ないは後回しにして、まずはやってみる。

  その前に有言してから行動すること。

それが、ファーストペンギンへの道ではないだろうか。

  有言にて覚悟を決める。

だからこそ、スピードある行動に移行し、そして何としても成功させるという高い志が備わる。

  それがファーストペンギンへのスタートライン。

そんな従業員をいかに育てられるか。そして見守られるか。

  そこから中小は盛り返していくのではないだろうか。




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2022年10月16日 (日)

10月ドラマの掘り出し物

皆さん、こんにちは。
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今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

ここ一か月で、10月スタートのドラマのご案内を二回ほど記した。

  そして全ての案内したドラマを視聴した。

どうもなぁ~ ・ ・ ・ ?。

  という感じ。

まだ10月前半であり、後半からも続々とドラマがスタートするので、そっちを楽しみにしていこうかとは思う。

  ところで

前2回のドラマ案内には入れていなかったドラマがある。

  「しもべえ」

毎週日曜日 22時~ BSプレミアムにて放映。但し、既に3回の放映が終わり、本日が第4話。

  見逃し配信情報

第3話を先日視聴したが、なんとも不思議なドラマではある。そしてこのようなドラマをNHK系列で放映するのであるから、最近のNHKの変貌ぶりにも驚かされるのである。

  “まるでテレ東じゃん!”

そんな最近のNHKのドラマである。

番宣では「物語はドラマ10「しもべえ」の10年後から始まる…。雑誌記者の明日香(堀未央奈)は病気を患い、医師の佐々木辰馬(金子大地)に治療の意志がないことを告げていた。そんな明日香に辰馬は「しもべえが奇跡を信じさせてくれた。しもべえを調べてみて」と言う。記者魂に火のついた明日香は、10年前に人びとを騒がせたしもべえ(安田顕)という存在を調べ始め、やがてしもべえ誕生の真実にたどりつくことに…!」。

  物語は10年間と現在とが交互に登場してくる。

見ている方は、どちらも現代のストーリーかと思ってしまうが、第一話から視聴しているとその辺がよく理解できるのであろう。よって、今回は見逃し配信の情報も添付したので参考にしてほしい。

  一瞬青春ドラマかなとも思わせるが、

しもべえとは、僕(しもべ)のような中年男性のことで、ここでは俳優の安田顕さんが配役となっている。そしてその風情はまるで「フウテンのとらさん」こと、渥美清が虎次郎で来ていた洋服にそっくりの服装で登場し、常に主人公の白石聖の周辺に現れては、彼女の周囲に新たな風を吹かせて、問題を解決していくのである。

もう一人の主演の堀未央奈さんのコメントとして、
「しもべえ」を既にご覧くださったしもべえファンの方にはより詳しく、そしてまだご覧になっていない方にも楽しんでいただける裏ストーリーとなっています。私が演じる明日香を軸にいろんな謎が明らかになっていきます。
様々な視点から物語を見ることが好きな私にとって、聖ちゃん演じるユリナ目線の本編と、今回の明日香目線の特別編、どちらもとても楽しい撮影でした。ぜひ、ご覧ください。

との事である。

  残り少ない放映時間ではあるが、楽しみたいと思うのである。




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2022年10月15日 (土)

ティール組織

皆さん、こんにちは。
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昨日は「高津マネジメント」を記した。

  風通しの良いフラットな組織。

そんな内容だった。そこで触れられていたのが「ティール組織」。

  ティール組織?。

そう、ティール組織が次の時代の組織形態であると言われているのである。

  私も初めて耳にする言葉である。

そこで、ティール組織について調べてみた。そしてフィール組織に至るまでの、人類の組織形態には四つのフェーズ(段階)があったという。

  第一段階 ~ レッド組織(オオカミの群れ)
  第二段階 ~ 琥珀色組織(軍隊式上意下達)
  第三段階 ~ オレンジ組織(機械的科学的)
  第四段階 ~ グリーン組織(家族的多様性)

上記のような組織形態の変遷を歩みながら、

  第五段階 ~ ティール組織(一個の生命体)

ティール組織とは「生命体」と表現されている。組織は社長や株主だけのものではなく、組織に関わるすべての人のものととらえて、「組織の目的」を実現するために共鳴しながら行動をとる組織のことをいう。

  リーダーといった役割や上司や部下といった概念もない。

構成員が信頼に基づき、独自のルールや仕組みを工夫しながら目的実現のために組織運営を行っていく。そして、ともに働く構成員の思考や行動がパラダイムシフトを起こすきっかけとなり、さらなる組織の進化につながっていくのだ。

  とても今の店舗運営では考えられない組織形態。

しかし一つだけ言えるのは、店舗は一つの生命体であるということ。これは、私のファイブマネジメントにも通ずる考え方である。

  店舗は一個の商品であるという考え方。

これは、店舗を一個の生命体として、各部門毎に分かれてはいるが、店長としてのリーダーシップが部門毎に役割を牽引し、そしてその集合体として一個の商品という表現が、一個の生命体と通ずる考え方である。

  しかし店長というリーダーは確実に存在する。

よって現段階は、第三段階(機械的科学的組織)と第四段階(家族的多様性組織)の中間に位置するのであろう。

  第三段階の企業もあれば第四段階に近づいている企業もあろう。

しかし、ティール組織とは完全に分断されているように思える。社長、部長、店長といった役職と役割は明確であり、リーダーシップも重要な要素となって業績を左右している。

逆にティール組織では、組織が社長や株主のものではなく、一つの生命体である。よってメンバーは「組織の目的(進化する組織の目的)」を実現し続けるために、共鳴しながら関わっていると捉えているのがティール組織の特徴である。

組織の進化する目的を実現するために、メンバー全員が信頼に基づき、独自のルールや仕組みを工夫しながら、目的実現のために、組織運営を行うというスタイルを取っているのだ。

  考え方は理解できる。

ここで重要なのは、ティール組織とは生命体である。生命体は常に進化し続けるということだ。進化が止まれば生命体は死を迎える。だから生命体として維持し続けるには、組織自体の進化が必須なのである。

  だからこそ組織の目的も進化し続けなければならない。

今まで記載してきたことは、ティール組織のほんの一部の紹介である。そしてそんな組織作りに取り組んでいる企業や組織が現実に、確実に増えてきているのではないだろうか。

  一個の生命体として店舗を見る視点。

こんな店舗はやはり強いし勝ち抜いていくのではないだろうか。




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2022年10月14日 (金)

高津マネジメント

皆さん、こんにちは。
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ヤクルトスワローズの優勝。

  かってはそれで日本シリーズに出場できたのだが。

現在は、再びセリーグ内でのクライマックスシリーズを勝ち抜いてからの日本シリーズであるが、それでも二年連続でセリーグを制した実力は本物であろう。

  長いペナントレースを制すること自体実力は本物である。

あとは、クライマックスシリーズという短期決戦で勝ち抜く実力が問われるのであるが。
それでも、クライマックスシリーズでも1勝のアドバンテージが与えられているため、優位性は変わらない。

  それにしても高津マネジメントが話題である。

高津マネジメントの真骨頂は、乱れないチームワークであろう。

  その根底にあるのはフラットな組織。

監督とコーチ陣、そして選手達とのコミュニケーションがフラットで風通しの良い環境の中で運営されている点は、他の球団と比較しても群を抜いているのではないだろうか。

  そこに村上宗隆という大打者が花開かせた。

よって、チームが一丸となって、勝利と言う二文字に対して自分の役割をきっちりとこなしていく体質が出来上がってきたのだろうと思う。

  更に「野球を楽しむ」という体質が加わった。

野球を楽しみながら、自らの役割をきっちりとこなしていくというチーム野球。

  高津監督は、選手に無理をさせない。

通常であれば、6人の先発でローテーションを組むが、ヤクルトの場合は先発を7人以上で回し、6日休んで投げるローテーションから、7日以上休んで投げるローテーションへと変えていった。

  それには師である野村監督の影響が大きい。

高津監督が師と仰ぐ名将・故野村氏は生前、明治から昭和初期にかけて活躍した政治家・後藤新平氏の名言「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」を自らの格言として大切にしていた。

  人を遺すマネジメント。

これが組織内に定着すれば、人間は必ず報いるもの。よって、自らが与えられた役割を、全力でこなそうとするDNAが宿っていくのである。

  それと同時に野球を楽しむという空気。

これが組織に加わったら、絶対に強くなるであろう。

  それが組織である。

そして、ここぞという時の勝負の場面での眼力。

  それには自らがクローザーとしての経験がモノを言っている。

クローザーとは言葉通りに、そこで幕を引くという役割。

  自らの力で試合を終わらせる役割。

だから、その試合の最大の見せ場があり、そして皆の期待を背負って登場し、その試合の全てが凝縮する瞬間である。

  その場面での采配が試合を大きく左右する。

その役割を経験してきたのは大きいであろう。人間の心理状態や駆け引きが全てに凝縮される瞬間であるからだ。

  ビジネスの世界でも十分に役立つ高津マネジメント。

今年のクライマックスシリーズと日本シリーズが楽しみである。



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2022年10月13日 (木)

疲労と疲労感

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先日のBSプレミアム。

  疲労がテーマであった。

疲労とは、「痛み」や「発熱」と並んで、3大生体アラームと呼ばれている。しかし、この疲労、それは他の痛みや発熱とは異なる大きな点があるという。

  それが疲労と疲労感。

人間は生きている限り、疲労からは逃れられない。

  現代は疲労度を計測できるという。

そして、運送業の従業員の10時間の勤務後の疲労度を計測すると、重度の疲労度が計測されたが、本人は至って疲労感を訴えていない。

  そこが問題なのである。

この企業では、疲労度が高いのに疲労感を感じない割合が3割程度あったという。

専門家の言を借りると、
 
  細胞に起きている変化を疲労であり
  それを認識する感覚が疲労感となる

よって、疲労感を感じることによって、自ら体を休めるという行為に至るのである。

  疲労とは、体の細胞がダメージを受けた状態であり
  疲労感とは、脳が感じる休めというサインとなる。

このような関係が、疲労と疲労感にはある。
  
  しかし私たちはその体のサインを無視する時がある。

人間とは、唯一自分の疲労感を自分で消すことが出来る動物なのだという。

  疲労感をマスク出来る動物。

それが人間だという。人間とは前頭葉が大きくなったことによって、その欲の塊である前頭葉が、疲労感にマスクをして無理をさせることができるようになったのだという。これをこの番組ではマスキングというワードで盛り上がっていたのである(笑)。

人間は、ある報酬を期待すると、前頭葉にドーパミンが分泌され快感や高揚感を感じ、それが疲労感を打ち消してしまうのである。人間は前頭葉が発達したことによって、もっといい生活、もっといい暮らしが出来るという欲求から、自分の疲労感を一時的に打ち消す技を覚えてしまったのである。結果として進化も得たが過労死のようなリスクも抱えることになった。

  よくわかる話である(笑)。

自分に例えても、三日連続でコンサルに入り、帰路に就くのであるが、最後に帰宅の車に乗った途端に、寝落ちの緊張感も消え一気に疲労感が襲ってくるのである。

  しかしコンサル中に疲労感を見せることは出来ない。

だからこそ、休むときにしっかりと休養を取ることは重要となろう。

  そして疲労感を脳に伝える機能が肝臓にあるという。

だから、肝臓は常に働き続けているということになる。だから肝臓は大切にしなければならないのである。

  肝臓 = 飲みすぎで機能低下。

だから、休肝日という言葉が引用されるのである。肝臓を休ませる日。是非とも、私の仲間達には、この構図をもう一度肝に銘じてほしいものである(笑)。




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2022年10月12日 (水)

肴(さかな)

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酒の肴(さかな)

  魚ではなく肴と書く。

なんで、魚ではなく肴なのか?。

  下戸の私ではあるが肴には興味がある(笑)。

肴とは、お酒を飲むときにいっしょに食べるもの、という意味がある。

  “それでは「つみま」や「あて」との違いは?”

肴、つまみ、あて、等、お酒を飲むときにはいろいろなおかずというか食材がついてくるものであり、それらがあるからこそお酒も美味しく飲めるものでもある。

  肴とは食材に限らない。

というのも、お酒を嗜むときの話題や話のネタという意味でも「肴」というワードを使用するのである。

  “今日はあいつを肴に飲もう”

というような表現で、酒の席を設けることもままある話である。

  それでは「つまみ」や「あて」との違いは?。

肴は、お酒を嗜むときに添える料理。
つまみは、手でつまんで食べるもの。
あては、お酒にあてがう料理の意味。

  つまみは主に関東。
  あては主に関西。

で使用されるらしいが、最近はそのような地域差はほとんどなくなってきているのではないだろうか。

  「肴」の正しい使い方とは?。

何気なく使われている“酒の肴”という表現は間違いらしい。

「肴」という漢字は「酒に添える料理」という意味を持つため、「酒の“肴”」とは「酒の“酒に添える料理”」という意味の二重表現になってしまう。よって、これからは“酒の肴”ではなく「肴」というような使い方に改めなければならないと思われるのである(笑)。

それはいいとして、酒を飲むと食事が美味しく感じるのはどうしてだろうか。

  ネット検索でもその答えは出てこない。

美味しいとはあくまでも個人の感想であり感覚である。

  それでもお酒で美味しく感じるとは?。

ここからは私の独説であるが、アルコールによって舌の感覚が多少麻痺し、シラフの時にはまずいと感じていた舌が、アルコールによって麻痺した舌が、アルコールによって胃の消化スピードが速まり、食べたいという欲求からくる、美味しさ感なのではないだろうかと思っている。

よって、飲酒によっていろいろな料理を覚えてきたのも事実である。

  高校生まで食えなかった刺身類。

しかし、アルコールを覚えるにしたがって食えるようになったのも事実だし、同様に、以前なら食えなかった野菜類、豆類、そして辛い物もアルコールの力によって食えるようになっていった。

  それともう一つは仲間との会話も重要であろうか。

家で一人で飲むときは、それなりの酒量であるが、仲間との飲み会ともなると一気に酒量が増加する。

  そして食事も増える。

それだけ、仲間との会話が酒量も食量も増やしてくれるのであろう。

  アフターコロナが近づいている。

そんな時間がまた到来するのであろうか。




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2022年10月11日 (火)

スィーツの力

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スィーツ。

  今なお伸び続けているカテゴリー。

そして、都市部の新店舗ほど未だにスィーツの品揃えが増加している。

  思えばスィーツとはいつごろから登場したワードであろうか。

思うに、ティラミスなる洋菓子が登場して以来、スィーツというワードが小売業界にも登場し、売場に品揃えされるようになってきたように思う。

  当時のスィーツとは生クリームを使用したデザートが一般的だった。

しかしそれがいつしか、洋菓子のパテシエなる職人の方達が登場して、生クリーム以外にもいろいろな素材を使用して、甘くて酸味があって苦味も味わえるスィーツが続々と登場してきたのである。

  初期のスィーツは丸ごとバナナであった(笑)。

バナナを生クリームとスポンジでくるんだ洋菓子。ヤマザキの商品である。よって、私的にはヤマザキとはパンメーカーと同時にスィーツのメーカーでもあると認識している。

  しかし平成になると多様なスィーツが続々と登場してくる。

しかし、相変わらず素材は生クリームと果実。そしてそれから私は、果実に目覚めていったのである。

  “果実自体を食べよう”

そう思い始めたのである。そして同時に店長という職位から、店舗の先頭で販売される果実という部門に興味を抱くようになっていった。

  スィーツに果実は欠かせない素材。

だったら、果実自体を販売しながら学び、そして食し、販売力を付けられれば一石二鳥とも思った。だから、果実を使用したスィーツというよりも、スィーツに使用される旬の果実を、その旬と共に販売していくことが、何よりも商品の販売力を鍛えられるであろうとの意図もあったのであろう。

  更に果実自体には大いに興味を持つことが出来た。

しかし、肝心のスィーツというカテゴリーにはなかなか到達出来なかった。

  その間にスィーツは更に進化を遂げていくのである。

先日のガイアの夜明け

  「スィーツ」を取り上げていた。

シャトレーゼの取組みの報道などもあったが、興味を引いたのは長野県伊那市にあるスィーツ店。

  菓匠(かしょう)Shimizu。

オーナー社長の清水慎一さんが登場していた。
そして、その清水さんが年に一度実施しているのが、夢ケーキ作り体験。

  地域のお子さんの夢をケーキで実現するという催し。

子供たちが、自分の将来の夢をケーキの上に描くというイベント。親子で楽しむイベントとして人気を呼んでいるが、現実にその夢が叶いつつあるお子さんも多いという。そしてその催しが企業の従業員のチームワーク作りに役立っているのである。

  なかなかコミュニケーションが取れない管理職と従業員。

その間を取り持つのが、自分の夢をケーキに託すというケーキ作りが、従業員同士のコミュニケーションに役立っているという。

  今回は古紙の回収業者が取り上げられていた。

そこで営業所の課長が、部下とのコミュニケーションの課題に対して、清水さんの力を借りることにしたのである。

  夢ケーキ作りの過程で図られたチーム内のコミュニケーション。

仕事とは無関係の遊び的な共同作業をすることで見えてくる、従業員同士の素顔。その素顔が人間的な親近感を覚えていくのである。

  働き方改革。

それが引き金となって、無駄な時間が削除されていく職場環境。敢えてその無駄な時間を業務として作ることで得られる人間関係。

  それをスィーツの力を借りて回復していく。

スィーツとは、ある意味そのような力があるのであろう。

  スィーツでコミュニケーション。

そういえば、スィーツを前にして、笑顔にならない場面はない。

  そういう食卓を演出できるようなコトPOPがあれば。

大きな共感のある売場が演出できるのであろうなぁ~、と思うのである。




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2022年10月10日 (月)

ライバルの存在

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ライバルの存在。

  人間が競い合う相手を持つと強くなる。

それが、人間であれ、企業であれ、記録であれ、一つの目指す目標を持つことになるのは間違いないであろう。

  それが同じ人間としての相手であれば尚更だ。

そして、そんな競争相手が、いつしか自分自身を奮い立たせ、相手に負けないというより具体的な基準を作り、それを目指して日々の努力を意図的に実践するようになっていく。

  ライバルとは不思議なものだ。

同じ人間、そして同期に近い年代のライバルほど競争心が燃えてくるものである。

  それを若年時代にはスポーツで経験する。

小学校時代の運動会。

  なとしてもかけっこで一番になりたかった。

そして高学年になると記録で競い合った。

  5年生で初めて一位を明け渡した。

この時の悔し去ったらなかった。

  それも相手は頭の良さも学年一位。

そんな経験をしながら、中学、高校と進み、そして競争という経験を積みながら成人となり、企業に入っていく。

  近年は競わない運動会になったと聞く。

優劣を付けない、順位を付けない、結果を問わないという世界。

  それも重要ではある。

目先の結果よりも、自分で考え自分で行動し、自分で結果を受け止めることも重要である。

  しかしそれを加速させるのが競争心でもある。

同じ人間として、同じ年代として、同じ職位として、同じ部門として、自分が定めたライバルと競い合う存在が、知らず知らずのうちに自分の努力の幅であり質を高めてくれるものだ。

  そいう言う意味での競争は重要である。

そしていつしか、その競争相手を他企業に位置付けたり、競合店に位置付けたりして、自分の仕事の幅をひろげていくのである。

  なぜ、どうして、お客様が入るのか、購入するのか。

それを競争相手の存在から、自分と比較して考察し、そしてそれに負けない売場であり売上であり、顧客を獲得しようとうする創意工夫が、いつしか自分を高めてくれるのである。

  そういう意味でも「競争心」は自分を高めてくれる心持ちである。

ライバルの存在。

  決して喧嘩相手ではない。

そして、そんなライバルとは長い付き合いとなる、自分の砥石となってくれるものである。




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2022年10月 9日 (日)

10月のドラマから

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今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

10月スタートのドラマが始まっている。

  当方が一押しのドラマを以前記した。

そして今回は、本日以降のドラマを紹介していきたいと思う。

  前回の紹介はどちらかというと深夜番組の紹介だった。

よって、今回はゴールデンゾーン(夜8時~11時)までの時間帯でのドラマを紹介したいと思う。

  まずは「エルピス」

10月24日(月) フジテレビ系列 22時スタート。

  主演は長澤まさみ+眞栄田郷敦+鈴木亮平。

よくぞ、この三人を揃えたものだ(笑)。
番宣は「長澤まさみ演じる浅川恵那は、エースの座から転落したアナウンサー。そんな彼女が仲間たちと共に冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく。脚本を渡辺あや、監督を大根仁が務める社会派エンターテインメント」。

  動画を見たが、結構面白そうである。

スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤)と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した、10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描いていく。恵那と共に行動するうだつのあがらない若手ディレクター・岸本拓朗役として眞栄田郷敦、恵那と拓朗の先輩で報道局のエース記者・斎藤正一役として鈴木亮平が出演するところが面白そうである。

  次に「クロサギ」

10月21日(金) TBS系列 22時スタート。

  主演は平野紫耀+黒島結菜。

クロサギとは、詐欺師を騙す詐欺師?。
番宣は「詐欺によって家族を失った黒崎高志郎(平野紫耀)は、詐欺師への復讐を決意し、詐欺師を騙す詐欺師=クロサギとなって生きていく。壮絶な過去にもがき苦しみながらも、クロサギとして詐欺師に立ち向かう孤独なダークヒーロー・ストーリー」。

  いわゆる復習もののようだ。

公式サイトの動画も、悪を懲らしめる正義の味方という設定であろうか。その他に三浦友和や山本耕史も設定されており、奥の深いストーリーが期待される。

  更に「自転車屋さんの高橋くん」

11月スタート 毎週木曜 BSテレ東 0時30分スタート。

  主演は鈴木伸之+内田理央。

番宣は「人付き合いが苦手な飯野朋子(内田理央)は会社勤めの30歳。ある日、彼女は近所の自転車屋を営む見た目はヤンキーの高橋遼平(鈴木伸之)と出会い…。世話好き年下ヤンキーと内気なアラサー女子の大人の胸キュンピュアラブストーリー」。

内田理央、しっかりした顔立ちながら、以外にこの時間帯に登場する機会の多い内田理央。そしてヤンキー役の鈴木伸之との掛け合いが面白そうである。おそらく性格的には真逆なのであろうが、その内気な役柄が内田理央の可愛さを引き出すのであろう。

  そして最後が「舞い上がれ」

10月3日(月) NHK朝ドラ 毎日朝8時スタート。もうすでに始まっているのであるが(笑)。

  主演は福原遥。

番宣は「福原遥演じる岩倉舞は生まれ育った東大阪市の町工場を離れ、五島列島にいる祖母の元を訪れる。そこで力強く舞い上がる“ばらもん凧”に魅入られる。“パイロットになりたい”空へ憧れるヒロインの厳しい道のりと未来への夢を描くヒューマンストーリー」。

  福原遥は「正直不動産」でファンとなった。

NHKの朝ドラを推すのは、「エール」以来であろうか。それだけ、なぜかこの朝ドラには注目したいと思ったのである。

前回と今回の10月のドラマ案内。かなり多くのドラマを推すようになってしまったが、是非一度は録画をして評価してほしいものである。




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食品商業11月号が発売されました。
11
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2022年10月 8日 (土)

年間メニュー

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


コンサルとしての年間メニュー。

  私の場合は上記の年間メニューを設定してコンサルに入る場合が多い。

その企業の特性や要望等を取り入れて、如何にしたら、その企業全体が相乗効果を高められるような年間のメニューを設定できるか。

  そこからがコンサルのスタートとしている。

よって、年間メニューの基本形はあるが、企業毎にだいぶ異なるメニューの再編をしてコンサルにあたっている。

  青果を強くしたい。
  鮮魚を強くしたい。
  店長を強くしたい。
  競合対策を重点に。
  店長案を最優先に。

いろいろな要望からの、コンサルメニューを設定している為、複数企業を受け持つ中でも全てが異なる年間メニューとなっている。

  しかしファイブマネジメントを軸は全ての軸。

要は、コンサルとして、提携企業先のメンバーが自らの考え方と就業姿勢、そして高いモチベーションを維持するところから始めることが、当方の考え方を理解して実践していく近道と考えている。

  いわゆる技術論や具体策はその後でもよい。

いや、逆に後の方が、よりその技術論が理解しやすく、そして部下にも指導しやすいという自分の頭の整理が完了していることになるのである。

  それが理解されたならばその次からの実践力は早いし効果的だ。

そこから先は、企業毎に異なるメニューを毎月実践していくことになる。

  そこに提携先の改善スピードが加われば業績も加速していくもの。

それが、商売であり数値なのである。

  しかし意外に具体策を求めたがる。

それは、即数値に繋がるからである。

  しかし一時の数値を求めて失敗してきた自分の過去。

それがあるから、同じ失敗を提携企業先に繰り返させたくはない。

  考え方と実践力、そして継続力。

商売の基本はそこに集約されるのである。そしてそれが基本であり、徹底とは継続することに他ならない。

  考えてみれば地味が生業である。

しかし、その地味な生業の裏側に、人間一人一人のダイナミックな成功があり失敗があり、そして感動があるのである。

  だからこそ商売は辞められない。

そして、そんな人間を企業のリーダーと共に育てていく事が、私の生業である。

  よってそんな受講生が企業内で実績を残し始めると嬉しいものだ。

どの企業にも、そんな受講生が確実に育ってきていることは何よりである。

  業績とはある意味人間の日々の取り組みを現す指標となる。

だから、指導はするが毎日共有しているわけではない。月に一度の訪問から、当方の考え方を学び、そして理解して実践する。

  学ぶだけなら簡単だ。

しかし、その考え方を理解するところから時間を要するのである。考え方を理解するまでには、従来の自分の理解を改めなければならないからだ。そこから新たな考え方を実践を通して理解していくことになる。このタイムラグが業績とのギャップとなっていく。

  しかし考え方を理解すれば必ず実績は付いてくる。

それが数値というものである。

  しかし多くはそのタイムラグで挫折していく。

だから、継続という行為が非常に重要になってくるのである。

  極端な話、成功するまで継続することが重要となる。

しかし、成功するまでの継続がどれほどのものなのか。誰もわからないから厄介なものなのであるが、それでも最低一年継続すれば、必ず結果は確実に現れてくることだけは確かである。

  一年間の継続。

52週も一年間、そしてそれを実践するのも最低一年間。

  その後に必ず人生を変えてくれる結果が待っているのである。





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2022年10月 7日 (金)

食品商業11月号の発売

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は、食品商業11月号の発売日。

  テーマは「コトPOP」。

コトPOPと言えば「山口茂」先生であるが、今号は、その山口茂先生と前田りかさんの対談が掲載される(食品商業11月号の予告編に載っていた)。

  これは楽しみである。

実は当方、山口茂先生にも、そして前田りかさんとも近い存在である(と勝手に思っている)。

  独立の際には山口先生に大変お世話になった。
  
そして前田りかさんには、Facebookのてっちゃん会のテーマである「楽しくなきゃスーパーじゃない」のポスターを制作して頂いた。

  メンバーの写真から似顔を書いてそれを一人一人添付して制作された逸品。

これはてっちゃん会の宝でもある。但しFacebookてっちゃん会に関しては、現在はプライバシーの関係上メンバーのみの閲覧と検索可になっている為、他の方の閲覧は不可となっていることをご了承ください。

  そんな繋がりのあるお二人が対談するという企画。

是非読んでみたい企画である。

また、当方の連載も今回は一年が経過した。

  よってファイブマネジメントの連載も今回で終了となる。

食品商業の三浦さんに命名して頂いた「勝てる!店長塾」。それの根幹を為すテーマが「ファイブマネジメント」である。

  「自分」
  「商品」
  「人材」
  「組織」
  「競合」

五つのテーマに対してのリーダーのマネジメント力を向上させ、自ら率いる組織を勝てる存在にしていくためのマネジメント。

  それがファイブマネジメントという概念。

今年一年を掛けて通してきた、ファイブマネジメントも今回の三回目の競合マネジメントを以って終了となる。

  52週MDマネジメントは12月編。

12月商戦をテーマにした52週MDマネジメント。

  お客様の一年間の評価を頂く12月商戦と年末商戦。

この月の利益は年間の荒利額を決定づける結果となるため、失敗は許されない。

  普段の失敗は全て年末商戦の為に蓄積してきたもの。

よって、従来の失敗をこの年末商戦で花開かせることに出来るかどうかでもあり、過去の失敗が必ず実を結ぶのも12月商戦、年末商戦であることも私は経験してきた。

  そんな食品スーパーとしての12月商戦。

そんな失敗を、この12月商戦で開花させ、そして次年度へ向けて更に高みを目指してステップアップする月とも言える。

  今年の12月商戦。

ようやくコロナ禍も終息に向かうのか、それとも再び第8波が到来するのか。それもよっても帰省の有無が大きく異なる今年の年末商戦。

  コロナ終息で帰省は大幅増。
  第8波の到来で再び大幅減。

しかし、我々は次のステージへ向かっていかねばならない時期に来ていることは間違いない。

  アフターコロナにおける競争の世界。

これは、従来の競争とはかけ離れた世界となっていくのであろう。

  そんな予見を食品商業からも読み取ってほしいものである。




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2022年10月 6日 (木)

食べてみたい

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今年に入って伸びている部門。

  それは惣菜であろう。

確かに、コロナ禍が始まった2020年は惣菜の厳しい年であった。

  売れ筋のばら販売が売場から消えた時。

その影響は甚大であったが、それでも2021年から徐々に売上が回復してきて、今年に入っても生鮮が厳しい中、惣菜だけは昨年比100をキープしている企業が多い。

  更に都市部の新店での惣菜の位置づけは更に高まっている。

    惣菜 = 即食。

  外食から内食、更に惣菜への需要は堅調に維持している。

この流れは、おそらく当面は変わらないであろう。そしてお惣菜を伸ばしている企業には、ある特徴がある。

  商品開発力が高いということだ。

要は、新規品揃えが豊富であり、入れ替えが頻繁に行われているということ。

  飽きのこない品揃え。

それによって、競合他社で販売されている同様に商品に関しては、価格比較がされやすいというデメリットを極力排除しているのである。 

  それによって新規開発商品で利益を上げていく手法。

そこに新規開発商品を生み出す力が増していくのである。惣菜とて、価格競争の世界からは逃れられない。

  しかし惣菜はインストア部門。

よって、やり方次第ではいくらでも新規開発商品を生み出すことが出来るし、インストアのメリットを如何様にでも享受できるということである。

  インストアのメリットとは?。

それは、値入を自由に設定できるというメリットである。しかしこれとて、ワンデイ管理によるロス増というデメリットと裏表の関係ではあるが、高い商品開発力を以ってすれば、売上と利益を同時に獲得できるチャンスなのでもある。

  そんなメリットを活かしている企業ほ惣菜は好調であると言える。

しかし、商品開発にも一つの掟はあるようだ。

  食べて美味しいかどうか。

以前の惣菜は、価格感度を勝手に高くして商品化していたように思う。よって、惣菜で購入するのなら同じ素材を生鮮で購入して自宅で調理した方が、圧倒的に美味しかった。

  しかし今や惣菜で購入した方が自炊するよりも美味。

そんな商品がどんどん開発され、そして定着しているようだ。そして高単価になろうとも、そのようなコンセプトで商品開発している企業の惣菜が絶好調だという。

  やはりどの部門も最後はそこに行きつくのであろう。

特に、即食の部門は尚更であろうか。




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10
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2022年10月 5日 (水)

リクルート流マネジメント

皆さん、こんにちは。
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先日の「カンブリア宮殿」。

  リクルートを特集していた。

カンブリア宮殿も800回を迎え、その記念盤としてリクルートの特集が二週にわたって放映されていた二回目の今回。

  社長の出木場氏(47歳)が登場。

年商2兆8000万の世界的企業であるリクルートの社長が、47歳。

  いかにもリクルートらしいではないか。

私の知るリクルートとは、就職斡旋企業、そして鎌倉殿の13人に出演していた堀田真央がCMを務めているゼクシーの出版企業というイメージ。

  10年間の8,000億から今や2兆8,000億の企業へ成長。

とても考えられない急成長である。

  当時から斬新なマネジメントの企業というイメージはあった。

そして、リクルート出身のベンチャー企業経営者もよく聞く話である。

  かってのソニーのようなイメージである。

そんな企業イメージの中で育ってきた現社長であるから、やはり発想も仕事へのスタンスも斬新なイメージ通りのCEOである。

  10年前の3倍へと成長させた主役。

そこまでの企業の革新が出来るということは、やはり特別のマネジメント力があるのであろう。
そこで、リクルート流マネジメントという話題が出てきたので、興味深く見ていた。

  リクルート流のマネジメント。

まずは、失敗させないマネジメントはマネジメントに非ず。

  これが一つ大きなポイントであろうか。

頭では、失敗から学ぶと理解し、そして部下にも「大いに失敗せよ!」を声高々に発するものの、実際に自分のお店で発注ミスやら大きなロスを出した時には、𠮟り飛ばすししかめっ面をする場面もある。

  しかしリクルートの社長自らの言葉となると染みるものがある。

誰でも未経験時の失敗は付き物であるし、それがあるから今現在までに成長してきたと言えるのであるが、どうしても自分がマネジメントをする立場となると、失敗しないマネジメントをしてしまうものである。失敗させるマネジメントのような本を読んで指導法を学んだりもしたが、いざ目の前の失敗が明らかな部下に対して、極力失敗させない指導や指示を出してしまう自分がいた。

  失敗させることに対する賛否両論があろう。

特に、我々業界は小売業。そして食品スーパーマーケットの特性は一年52週の繰り返しである。

  同じことが毎年巡ってくる仕事。

だから、経験を積めば積むほどに見えてくる成功失敗の要因。よって、どうしても従来の経験と推移から、今目の前の結果が見えてしまう部分がある。

  かたや仕事の領域を拡大していく企業。

よって、いままで誰も経験したことが無い領域に踏み込んで切り開いていくパイオニア的な存在に成らなければならない企業。

  上司や社長でも未知なる世界へ導入していく開拓力が求められる。

そうなったときには、我々のような52週等のリサイクル的な知識など全く関係ない世界である。

  そんな時には失敗という言葉はタブーなのかもしれない。

そんなことを考えながら見ていくと、あるワードが登場してきた。

  仕事への情熱というワード。

そこで、出木場社長が引用したのは、早朝野球。趣味で集まる早朝野球は、その情熱から来る熱意が早朝の5時から人間を駆り立てるものがある。しかし業績不振時に上司から早朝5時からの出社を求められても、誰も納得しない。

  そこにあるのは仕事への情熱というワード。

その情熱の高い人間に仕事を任せるというマネジメントが、今までのリクルートを創造してきたのだと言う。

  やはり行きつく先は、そこなのだろうと納得したのである。




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2022年10月 4日 (火)

懐かしい声

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先日、突然の携帯が鳴った。

  “このくそ忙しい時に誰だ?”

その携帯が鳴ったのは、あいにくのzoomでの仕事中であった。zoomが終了して、そういえば携帯が鳴ったなと思い出して、その発信元を確認した。

  “ボート部の同期じゃないか!”

そう、学生時代にボート部に所属していた当方の、同じ学年の同期の仲間からの電話であった。

  “懐かしいなぁ~”

そう思って、返信の電話を掛けた。

  懐かしい声が電話先から聞こえてきた。

「久しぶり、元気か⁉」

  相変わらずのでかい声が聞こえてきた(笑)。

しかし、なんか周囲がざわついている。そういえば、奴の声も相当出来上がった(酔っぱらった)ロレツの回らない言い方であった。

  「今、どこから電話してるんだ?」

そして、帰ってきた言葉は、私の問いとは異なっていた。

  「〇〇がお前と話したがっているんだよ~。」

やはり、ロレツが回っていない。そしてその後、その〇〇の声に切り替わった。〇〇の声は更にロレツが回っていない話しぶりである。

  「おお~っ!、久しぶりだな。声が聞きたかったんだよぉ~。」

相当、飲んでいるなぁ~。彼に、今回の集まりの趣旨を聞いてみたが、どうも話が見えてこない。
そして、〇〇が突然、画面共有を求めてきたので、こちらもがFaceTimeに応じて、電話を切り替えた。そして映ったその先にあった顔を見て、私は唖然とした。

  “完璧に光っている!”

そう、彼は私の想像をはるかに超えて、頭髪が全くなかったのである。私はその彼に言った。

  「眩しいんだけど!。」

流石に、この言葉に周囲からも大きな笑い声が聞こえてきた。同期の仲間と学生時代に過ごした街の温泉で、温泉+飲み会をしているらしいことは分かった。そして何人かの同期生に聞いた結果分かったことは、

  日帰り温泉旅行に来て飲んでいたらしい。

その声の大きさといい、飲んだくれ度合といい、あの当時(学生時代)そのものである。

  お互いに一応は定年に到達した身。

昔話に花咲かせる時代が来たのであろう。小売業という業界、なかなか週末の休日は困難だったが、これからはこのような同期会やOB会への参加も機会が増えてこよう。

  下戸の私でも積極的に参加したいものである。


  
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2022年10月 3日 (月)

目的買いと衝動買い

皆さん、こんにちは。
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毎週木曜日の21時からを基本に開催しているzoomてっちゃん塾。

  てっちゃん会でもコアなメンバーによるzoomミーティングである。

基本毎週木曜日であるが、当方の時間の限りにおいて開催される為、月に2回程度になることもある。

  参加メンバーはおおよそ5名~6名。

メンバーの所属企業はてんでバラバラ。

  大手もあれば中小もいる。

しかし、そんな企業規模や店舗の売上など全く関係無しに、参加メンバー全てが対等の立場で意見交換をする場である。

  そんな場だからこそ継続して参加されるのであろう。

ここ数年のコロナ禍によるリアルな会合が無くなって久しい。

  逆にzoom等のリモートによる会合が増えた。

増えたというよりも、全てがリモートに変更されたといってもいいだろう。

  年3回のてっちゃん会も2020年2月を最後に延期続きである。

しかしリモート開催してみると、リアルに集まるという時間とコストを掛けないで、パソコンの向こうに集まる仲間達との会合の数が以前よりも圧倒的に増えていることに気付く。

  “コロナ禍がもたらした偶然の賜物”

それがリモートという環境であり、そんな環境において自らが取り組んだ事例を、PowerPointというツールを利用して発表出来る環境になったとも言えるのであろう。

  そんなzoomてっちゃん塾。

今週もそんなzoomミーティングで議論が交わされた。

  今週は「目的買いと衝動買い」の違いと効果。

ある参加者からの取り組みで、目的買いにおいては一人のお客様が何点購入されているかが問われるのに対して、衝動買いの場合は参加率で部門の評価をすべきという意見が交わされた。

  目的買いは価格訴求が重要。
  衝動買いは価値訴求が重要。

上記の商品の役割を明確にして、販売側もその特性を活かした売り方やチラシの入れ方をすることによって、買上点数を重視すべきか参加率を重視すべきかの議論である。

  特にグロサリーにおける商品特性は重要であろう。

そんな議論において、やはり重要だと思うのは、その言葉やワードが企業内で通じているのかどうかである。

  企業内で言葉が通じなければそれは空回りするだけである。

そこを如何にして解消していくか。

  企業内で通ずる言葉の統一。

意外に重要な課題ではないだろうか。




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2022年10月 2日 (日)

オンベレブンビンバ

皆さん、こんにちは。
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今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

先週の日曜日。

  大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。

なんと、その大河ドラマのその回の表題が「オンベレブンビンバ」。

  オンベレブンビンバ?。

だれもがそう思ったに違いない。その表題が先々週の次回予告に表示されたのである。

  オンベレブンビンバ?。

早速ググった。しかし何人も検索しているのであろうか、オンベレブンビンバというワードが上位に来ているではないか。しかし、そこには明確な回答は無かった。

  “来週の放映を確認するしかないか”

このような話題を生むのも、今回の大河ドラマの特徴かもしれない。そして三谷幸喜らしい表題の付け方でもあろう。

  話題性。

それが今期の大河ドラマの大きなテーマでもある。そして従来の大河ドラマとは一線を画す脚本でもある。

  それが今回のオンベレブンビンバとなったのである。

結論的には、北条時政の娘である大姫が、いいなづけの源義高を失い途方に暮れていた時に「元気になるおまじない」を教えるのである。

  それが「オンタラクーソワカー」。

それを北条時政は、北条家分裂の危機に際して息子や娘たちを集めて酒宴の席で、そのおまじないを必死になって思い出そうとして、あの「オンベレブンビンバ」を唱え始めたのである。

  要は大姫を含めた北条家の平和な時代を象徴する言葉だったのである。

しかしそれも束の間、その後から急速に息子の義時は、父である時政を謀反の疑いをかけて追い詰めていくのである。

  鎌倉殿の13人の最終話は12月18日(日)。

そして今日を含めると、残り11話となる。

  長い長い鎌倉時代のどこまでが描かれるのか。

義時と政子親子の協力によって鎌倉幕府における北条家の安定がもたらされる礎がこの二人から生まれたと言ってもいいだろう。

  そして北条家の執権はその後130年続くのである。

よって、内容の濃いストーリーが続くのであれば、義時の最後が今期の大河の最後ではないだろうか。

  三谷ワールド。

まだまだ楽しみたいものである。





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2022年10月 1日 (土)

10月の商売

皆さん、こんにちは。
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今日から10月。

  本格的な秋の到来の月。

イベントや催事的には、

  「豆腐の日」(10月2日)
  「いわしの日」(10月4日)
  「十三夜」  (10月8日)
  「まぐろの日」(10月10日)
  「スポーツの日」(10月10日)
   *祝日により3連休最終日
  「秋土用」  (10月27日)

等が、10月に催されるであろう。そして私が10月に位置づけている最大の項目は何か。

  それは「鮮魚部門強化の最重要月間」としていること。

それは鮮魚部門出身ということもあるかもしれないが、未だイベント時にその強さの発揮が期待され、お店へのご馳走感を抱かせる最大の要因が鮮魚部門であるからだ。

  今月は鮮魚を強化して12月へ向ける絶好の月。

そう信じて現役時代は店長業務をこなしてきた。

  それは52週MDを何年も実践してくると見えてくるのである。

52週MDは一年52週の繰り返しである。よって、例えば10月10日のまぐろの日を捉えてみよう。今年の10月10日は昨年の反省を基に今年の計画が立案されることになるのであるが、それはある程度の数量計画や販売金額の計画には役立つだろうが、結果的にそれは昨年の実績であり、今年の数量、金額の目安にはなるが、単にそれだけでしかない。

  いくつ売り込むという意志の無いデータ。

それが52週を捉えた客観的な見方ではないだろうか。だから52週を継続することに意味を見いだせなくなってしまうのである。

  重要なのは意志の入った52週MDを継続していくこと。

その為には、今年の十三夜を昨年の反省ではなく、今年の十五夜の検証という位置づけで、十五夜の反省から同じ年の十三夜を如何に成功させるかという視点で52週を捉え直すことにあるのである。

  52週とは毎週毎月の連続のトレンドとして捉えること。

ここに52週継続の意味と次への意志という本質が隠されているのである。

  そう捉え直すことによって見えてくる52週MDとは。

それは、今週はどこから来ているのか、という問い。
そして、今週はどこに繋がるのか、という未来予測。

  これが毎週の52週MDの検証事項なのである。

そしてその結論が、鮮魚の強化月間という回答であり、それが12月商戦へ繋がるという未来への希望なのである。

  今月の鮮魚の強化月間が年末商戦成功のカギ。

それが、現役時代に見えてきた52週の今月の重点課題。

  あとは、やるかやらないかだけである。

  



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