泰時の成長
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
鎌倉殿の13人。
いつの間にか9月も半ば。
残り三か月余りで今年の大河ドラマの終焉を迎える。
“ここからスピードアップしていくのかぁ~”
ここから、更に御家人たちの内紛が生まれ、鎌倉幕府創設以来の人材が離れていき、そして後鳥羽上皇の承久の乱が起こり、北条義時が鎌倉の御家人達を引き連れて京に上り、朝廷軍を平定する。
そしてその後を受けた義時が御成敗式目を制定するのである。
おそらく、それらの流れを今回の大河ドラマでは描いていくのではないだろうか。
最後は乱世を評定する法律を泰時が作り上げるという結末。
それが今回の大河ドラマのストーリーなのであろう。
北条泰時。
御成敗式目の制定者であるが、歴史の授業では御成敗式目だけが独り歩きしていき、自分の記憶の中での制定者が浮かんでこなかった。
しかし大河ドラマにてそれが明確になったのである(笑)。
そしてその父親が北条義時。そのオヤジが北条時政という繋がりも記憶に無かった。
記憶にあるのは北条時政と北条政子。
そして北条政子に至っては、怖い独裁者というイメージが覆われていた。
尼将軍として御家人達をまとめ上げた人物だから。
男勝りの女性というイメージが凝り固まっていたのであろう。
そして今回の鎌倉殿の13人。
登場当初は、ユニークな描かれ方で話題となった。そして小池栄子がそれを彼女のキャラクターで演じるから、そこから鎌倉殿に入り込んでいったのである。
しかし御成敗式目を制定したのは北条泰時。
このドラマでは、義時の息子として成長していく過程を描かれているが、いずれ義時の死後、いままで抱えていた御家人内のトラブルに対しての、正式な決まり事を制定することで、その秩序を公文書として公開し、裏表の無い組織を作っていくかをまとめたのであろう。
結果としてその法律は江戸時代まで存在感を持っていたのである。
そして、そこに至るまでの鎌倉幕府の不安定な時代と、頼朝から義時に引き継がれる組織運営手法、そこから多くを学んだ泰時、時房らがより安定した社会にしていこうとの願いを込めた法律であったのだろう。
しかし現在のドラマの段階はまだそこまでには届かない。
まだまだ、内部紛争があり、朝廷とのいざこざがあり、義時の暗躍が必要な段階である。
北条泰時、そして時房。
今後の成長と活躍が楽しみとなってきた。
PS
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コメント
kazuさん、コメントありがとうござます。
今回の大河ドラマは、毎回の主役というかターゲットが異なり、一人一人の人生にスポットを当てながら、全てのストーリーが結ばれていく。そしてその中に現代の笑のつぼも入れ込んでいますので、本来の時代背景とは異なる部分もあるのでしょうが、そこが三谷幸喜の世界なのだと思います。歴史はどうやっても変える事はできませんが、その歴史をどう見るかは時代によって異なっていくものだし、それだからこそ、毎回同じ場面が時代の変遷の中で取り上げられ、意味を変えながらその時代に馴染んでいくのだと思います。但しそこで登場する役者との合う合わないもあるかと思いますが。来季の大河ドラマはどうも馴染めないかも(笑)。
投稿: てっちゃん | 2022年9月11日 (日) 07時29分
kazuです。
歴史的観点からドラマを見れるのは楽しそうですね。自分が教育の中で覚えてきた記憶と擦り合わせながら「ここは違う。ここは同じ」と、脳汁でひたひたになりそうです。
先日、ある経済紙のコラムで鎌倉殿の13人の記事を見ました。主人公不在?のドラマで「鎌倉」と言う狭い空間でのストーリーを表現させたら三谷幸喜さんは流石とう言う内容でした。彼の作品は「真田丸の上田、ホテル」など狭い空間での作品が多いらしいのです。又、主人公不在というのも「Z世代」の方々から共感を生むようです。たしかにこの世代は「目立つ」とか「出世欲」の様な意識が我々の世代より希薄に感じます。(私の息子もまさにその世代的な思考があります)
そういった方々からも支持を得られる大河なのでしょうかね。
投稿: kazu | 2022年9月11日 (日) 07時21分