成形肉の味比べ
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
成形肉。
精肉売場で拡大されてきている。
特に、冷凍品コーナーで大袋で大陳している企業が増えてきている。
相場高の生肉の需要低下。
それが一つの要因ではあるが、実際に食べてみるとそこらの赤肉と比較しても、脂身のある牛肉のテイストを感じさせるものがある。
脂身好きな舌を持つ方には最適な普段の食材。
なのではないだろうか。
しかし、・・・ 。
成形肉は見た目には、その食感や味を見極めることが難しい。
見た目はほとんど同じ。
逆に、生肉の場合はサシの入り方や筋の入り方で、食感や味がある程度見えるのであるが、成形肉は食べてみないとその美味しさがわからないのが現実ではないだろうか。
やはり精肉部門は食べてみての部門である。
だから、安さや量目でのコスパでは図り切れない部門であり、食べてみてからのリピーターを重視しなければならない部門なのである。
しかし成形肉は安かろうに走る傾向にあるのではないだろうか。
それは、見た目も同じ色目や同じ中身であり、またこの商品を購入したお客様は成形肉の味に関してはあまり関心が無いのではないかという思考があるのではないだろうか。
しかし私は想う。
成形肉を甘く見てはいけない。
なぜか?。
肉好きが成形肉を購入して食する場合が多いからである。
成形肉とは言え焼肉には変わりない。
そして昨今の食品スーパーや業務スーパー、更にはドラッグにまで品揃えが拡大しているのが成形肉である。
私だったら ・・・ 。
逆に成形肉で差別化をしてでも売り込みを図るべき商品化と思っている。
味にこだわる成形肉でも価格的には安価で提案できるから。
食べて感動するほどの成形肉を、コトPOPを付けて販売したら、絶対にリピーターが付くに違いない。
成形肉を食べ比べて思う、今後の精肉部門である。
PS
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
精肉部門は派手さは無いですから、殺気のある売場からは程遠いと思われます。が、精肉は食べてナンボ。よって最終的に肉は品質の良し悪しでリピーターが決定していく部門だと思っております。よって我々も食べないと評価できないですね。だから評価に時間がかかるのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2022年9月18日 (日) 07時52分
肉に関しての知識を持っていないので何とも言えませんが、一顧客目線で言えば・・・切り落とし同様端材でも信頼出来る商品であれば半端物のお得感で支持を得る可能性はありますし実際サイコロ肉や外食のお値打ステーキ等成形肉とは知らずに「柔らかくて上手い」と評価する事はあり得るでしょうね。
但し成形肉はリーズナブルが売りですので拘りと加工コストの課題はありそうですが・・・兎にも角にも精肉の知識は皆無なので申し訳けございません。足跡のみでお許し下さい(笑)。
投稿: dadama | 2022年9月17日 (土) 21時55分