ウォーキングから想うこと
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日のブログで「再びのウォーキング」を記した。
久しぶりに外を歩いてみる。
三か月振りにいつもの6kコースである。
以外に6kは長く時間も一時間程度かかる。
よって、外の景色や通りの家並みを見ながらのウォーキングとなる。
そして思っていたこと。
“意外に空き家がおおいなぁ~”
自分の住む家の周囲もそうだし、現役時代に調査した店舗周辺の地域もそうだ。
30件に1軒程度の割合で空き家になっている。
特に、古い街並みの住宅地はその傾向が強い。そして久しぶりのウォーキングで更に分かったこと。
空き家が更地になっているということ。
今回の久々のウォーキングでも3軒の空き家が更地になっていた。
3軒である。
逆に言うと、その更地に新たな住宅建設が予定されており、いずれそこに住む住人が地域の小売り店を使用してくれればいいのであるが、まだそこは見通しが立っていない。
空き家が更地になる。
これは、その土地家屋の所有者が他に住居を持ち、その家が実家でありながら現在は住んでいないということである。
それだけ、実際には実家で育った若者が、そのまま実家に住まわず、大抵は独立して外で暮らしているということであろうし、そのまま外に住まいを設けてそのままそこに居住しようとすることであろう。
実家がどんどん空き家となっていく。
これが地方の実態である。
都市部と地方との立地環境の大きな違い。
上記の外に住まいを設ける地域が都市部であろうし、実家が空き家になっていく地域が地方なのである。
そんな中での地方スーパーの生き残り戦略。
都市部に店舗視察に行くと、この真逆の展開となっている。そのような現実を目の当たりにすると、今展開されている都市部のMDが地方に当てはまるのかという疑問が大いに感じるのである。
取り入れるべきところと逆のところ。
それを明確にして、今現在の地方スーパーの今後を明確にしていく必要があるなぁ~と思う昨今である。
PS
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
9.3kですか!、凄いですね。後は継続かな😎。
確かに歩きながらの思考も重要な時間でしょうか。9.3kともなると、dadamaさんの場合は2時間の思考時間でしょうか。途中で寄り道するのも理解できますね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2022年10月 1日 (土) 08時02分
k,kさん、コメントありがとうございます。
空き家問題に関しては、かなり詳しいですね。参りました(笑)。
地域に根差した商売。そして未来のお客様を巻き込むMD。そのバランスを今、そして3年後、更には10年後を見据えて、どう変化対応していくか。やはり常にその視点で見続けていきたいですね。
投稿: てっちゃん | 2022年10月 1日 (土) 08時00分
今日はk.kさんの素晴らしいコメントに敬意を表し足跡だけ残させて頂きます。ちなみに私は9.3キロでした(笑)。歩きながら物事の整理もまた楽しですね。
投稿: dadama | 2022年9月30日 (金) 20時44分
空き家問題。私の居住地区にも沢山あります、しかも取り壊さないでそのまま。いつ崩れてもおかしくない空き家も多数。なぜ更地にしないか。撤去費用に数百万、おまけに更地にすると固定資産税が6倍近く跳ね上がるからです。売りたくても後ろの林が近所で分配して所有のところもあるし、明治時代からの公衆道路後など面倒な事案も多数。都会なら売りに出しても買い手がつきますが過疎地にいくと獣(野生動物)の家になってることもあります。スーパーも然りで都会のやり方が田舎で通用するのか?若い世代が多い新しい分譲住宅付近ならまだしも昭和の家がまだまだ多い地域はおじいちゃん、おばあちゃんが地域のデマンドタクシーなどを利用して来店してくれる地域もあります。当然大荷物は持って帰れないので最低限のお買い物。買い物難民に向けての移動スーパーも必需施策ですね。お盆やお彼岸に強い店はそういった方が沢山いらっしゃる地区と思った方がいいかもですね。カルパッチョやブイヤベース等の横文字メニューよりも甘辛煮付け、焼くだけ商品、また、お一人になった年配者はレトルトの煮魚等を好んで買っていかれます。その地域の特性にあった展開に+αのワクワク感があればいいんですけどねーヒット商品が連発しないので悩んでます(~_~;)
投稿: k,k | 2022年9月30日 (金) 20時29分