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2022年9月24日 (土)

やらない理由

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は「スピードがもたらす効果」を記した。

  リーダーが部下と共有するスピードが重要。

そんな記事であった。

  今日は「やらない理由」。

スピードを以って事に取り組もうとすると、必ず反発がある。

  当然である。

いままで、以前の取り組みを構築することが当面の課題だったわけであるから、また新たな取り組みをスピードを持ってリーダーが部下と共有して実践に移そうとするが、それに納得いかない部下は必ずいるものである。

  そんな彼らをどう説得するか。

このような対応でも、個人個人の考えと行動は全く異なるものである。

  問題は「やらない」のか「やれない」のか。

その事をリーダーがしっかりと確認することが重要である。

  やらないことを一括りにして決めてしまう事の失敗が多いのではないだろうか。

要は、新たな取り組みに対して、どうしても追随できなくて戸惑っている場合が多いのである。

  なぜ、やらないのか?。

部下ひとりひとりとそのような視点で率直に意見を聞いているのだろうか。

  「やりたくでも、出来ないのです。」

意外に、そのような方も多いのも事実である。

  なぜ従来の取り組みが否定されてしまったのか。

そこが解決しない限り、自分としては前へ進めない。進むことが出来ない。進む気力がわかない。

  そこに自分マネジメントの「自分の言葉で話す」ことが重要なのである。

上司やトップからの一方的な指示命令だからという他人の言葉ではなく、自分がどう理解しどう納得したのかという過程を含めて、自らの言葉で部下とコミュニケーションを取ることで、部下の納得度は大いに高まるのである。

  そこには普段からの信頼関係が重要なのであるが。

しかし中には、それでも頑なに新たな取り組みを拒む部下もいるだろう。

  そこが問題だ。

その理由は何だ?。

  しかしそこから先へ進まないケースが多い。

上司やリーダーの諦めがほとんどである。

  “やらない人間は去るしかない”

そんな組織の論理に負けているのである。

  そこを引き出してこそのリーダーなのであるが。

そこの部分を感情を押さえて冷静に、受信者(相手)に理解できる自分なりの納得性を以って伝えることが重要である。

  それでも理解されない場合。

どこから部下の自己責任というステージに移すのか。

  リーダーの腹ひとつであろうか。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
上司に問題がある「やらない理由」。
それも一因はあると思います。
ただし、やらない理由を探っていく姿勢があれば、パワハラという自らの要因にも気づいて欲しいものですが、そこに自らの懐の広さということころを振り返って欲しいものです。

投稿: てっちゃん | 2022年9月26日 (月) 21時32分

やならい理由。
上にしか目が向いていない上司の為にやる気を起こすメンバーは居ますかね?(笑)。
現場力を削ぐ理由にパワハラ的な事案も多いと思いますよ。

投稿: dadama | 2022年9月26日 (月) 12時09分

k,kさん、コメントありがとうございます。
企業や組織とは不思議なもので、組織内で異常値を出す人間はそもそもはじいていく傾向にあるのは確かですね。そしてそれが常態化していくと組織として退化していく道のりを歩むことになっていくと思います。そして誰かがその退化を救う人間達が現れてくれればいいのですが、あまりにも吸引力が強すぎると組織的に厳しい方向に向かっていく事になるのではないでしょうか。特に生鮮部門がどんどん衰退化していく企業とそこに強みを見出していく企業では大きな格差が生まれていくと思います。
k,kさんには是非ともそんな企業で活躍してほしいと思うのですが。

投稿: てっちゃん | 2022年9月24日 (土) 14時56分

やらない人、やりたがらない人。年齢関係なく居ますね。鮮魚では他から来た人間のほうが効率よく、歩留まりよく出来るのに全く興味を示さないし最初に教わったおっそいマニュアルから発展できない人。本部からの売り上げ施策も全くやらない人。 私は必要以上にやって実績は残すけどロス高は驚異的な数字出します(笑) 現場も3年を目途に転勤させてもらわないとつまらなくなってしまいます。就任2年目に全開で取り組んでるつもりですので3年目には下がるか、それ以上に数字が上がっても何かつまらないんです。パートさん方とも必要以上になれなれしくなるのが嫌なんです。やはり変わり者なんですね~

投稿: k,k | 2022年9月24日 (土) 14時22分

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