値上げへの対応①
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
原価高騰による利益対策。
しかしここ数か月の利益面での実績は厳しい数値が続く。
まだまだ、本格的に利益対策の実践と、その効果が従来の取り組みの延長線でしかない為、この原価高騰に相殺されて効果が出にくい状況なのであろう。
明らかに価格比較されやすい商品は難しいのでは。
と思っている方も多いと思われる。
しかしコンビニ業界は平気で価格高になっているのである。
特に、弁当やおにぎりと言った惣菜類の価格は、いつの間にかという表現が正しいと思えるほどに、価格に上乗せされている。
“あれっ!このおにぎりいつの間に198円”
“あれっ!このおにぎりは250円だがや!”
“この弁当もいつの間にか450円だっぺ!”
そんな声が聞こえてきそうなほどに、コンビニ業界の弁当やおにぎりは高騰しているのである。
しかしエキナカではコンビニで購入するしかない。
そんな環境の中での弁当、おにぎりの価格は平気で価格アップされているのに、なぜ食品スーパー業界は値上げに躊躇しているのであろか、と思えるほどに値上げに慎重である。
惣菜は一番商品開発しやすいカテゴリー。
よって、まずはここから独自化したカテゴリーで利益商材を開発していきながら、安定した利益を獲得していく事がスタートラインとなるのではないだろうか。
そして生鮮群の荒利見直しを図ることが優先。
おそらく、家中需要はつづくであろうから、これをチャンスと捉えて、特に原価が比較しにくい生鮮部門の荒利確保を図るべきかと思うのである。
家中需要を見込んだ価値創造。
そのような視点で捉えて時の、生鮮の商品化が重要であろうが、新たな食べ方やメニューの提供、そして売り頃の商品に特化しての、SKUによる単品量販が結果的には荒利を安定させていくことになるだろう。
そしてグロサリーの価格。
これも値上げをせざるを得ない状況に追い込まれているのではないだろうか。
特に主力カテゴリー以外の商品群。
主力カテゴリー№1商品以外の単品。
これらの商品に関しては、しっかりと値上げをして適正な荒利率を確保していく必要がある。
そうしなければ、いつまでも本来求める荒利率であり、荒利額を獲得することは無理な話となる。
そこからのスタートとしなければならないのが今年の荒利政策であろう。
PS
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コメント
k,kさん、コメントありがとうございます。
まさに東海と北関東の方言にお気づきありがとうございます(笑)。更に東北、北東北になると「450円だっちゃ!」「450円だず!」と濃い濁音になっていくきらいがありますね。まぁどうでもいいのですが(笑)。
そしていよいよお盆商戦。まずは生花に果実類は商戦の初期の動向ですね。お刺身類は本日から明日がメインでしょうか。台風が気になりますが、あとは人員確保でしょうか。かなり感染拡大にて濃厚接触者となっているようですので、是非この数日間のご検討をお祈り致しております。
投稿: てっちゃん | 2022年8月12日 (金) 06時43分
東海地方の方言と北関東の方言がでたなら何か書かなくては(笑) コンビニで最近弁当類を買ってないので解りませんでした。スーパーの弁当は値段据え置きですね。魚は高くて困ってます。特に鮭鱒類がこうも高くてはお手上げです。ここ2~3年散々塩鮭を売り込んだ私としてはお手上げです。野菜の代わりはないから買いますが魚が高かったら精肉を選びますからね~ 今日の当店生花の売り上げはすさまじかったです。鮮魚は刺身が売れず、値引きの嵐💦 逆に台風が直撃した方が言い訳できるのでそれもありかなっと後ろ向きにもなっちゃいそうです。さてどういう進路をとるか状況判断が大事ですね
投稿: k,k | 2022年8月11日 (木) 20時36分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
その方に、最後はどこがレースを制するのかを確認しておいてください(笑)。
食品商業の10月号の予告では、その事を取り上げるようですね。楽しみです😎。
投稿: てっちゃん | 2022年8月11日 (木) 13時42分
どなたか(笑)が「値上げチキンレース」との賜ってましたがその通りですね。
競合価格に興味を持ち自店の強み弱みを改めて知る良い機会であると思います。色々な視点で見れるのは外交努力のお陰ですねー(笑)。
投稿: dadama | 2022年8月11日 (木) 06時48分