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2022年8月24日 (水)

親の働く姿

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は、「孫を甘やかす」ことを記した。

  そして今日は「親の働く姿」。

昨日の続きで、二人の経営者のレストランでの会話から。

  いつしか二人の会話は子供の教育の話になっていた。

そして昔話になる。

  「昔は親の働く姿を見て子は育った」

おそらく、農家や漁師、更には林業といった一次産業で従事する方たちや、小売業の商店主の方々の人口が多かった時代の話であろう。

  確かに私も親の仕事を見て育ったクチではある。

しかし一次産業に従事される方も激減し、小売業もチェーンストアやスーパーマーケットに席巻され、個人商店も激減しているわけだから、当然にサラリーマンの親を持つ子供が急増し、自分の親の働く姿とは、せいぜい母親が料理選択等をする姿以外は見ることが出来ない時代なのかもしれない。

  自分の上司から生き方を学ぶ。

そんな話題をこのブログでは何度も記してきたが、本来であればそのスタートとなるのが、自分の親から生き方を学ぶのが筋なのかもしれない。

  しかし意外に父親から生き方を学ぶ機会が無くなってきているのも事実。

そして、日々共に仕事をしている自分の上司を親と見立てて、その仕事観、人生観から生き方を学ぶ機会の方が圧倒的に増えているのである。

  私自身どこかで子供に働く姿を見てほしいという願いもあった。

ある時、息子の学校で、親の職場に行って職場体験的なものをさせるというイベントというか行事があったのである。

  “子供が俺の職場に来るのか”

しかしクルマでしか行けない距離であったため、私の休日に午前中だけ自分の仕事をし、その行動を後ろから付いて来させて、見せたことがあった。

流石に周囲のパートさん達の興味の方が勝っていたほうに記憶しているが(笑)、それでも子供の興味にある顔、感動する顔が印象的だったのを鮮明に記憶しているのである。

  “見せてよかったのかな”

すこしだけ、満足したのである。

  そして帰宅する車の中での会話。

「どうだった?」

  「すごく勉強になったよ」

「どこが?。」

  「お父さんの歩くスピードが(笑)」

私の店内での歩くスピードは速い。それだけ目的をもって店内、バックヤード含めて移動するからであろう。

  「お父さんがいろいろな表情をするところ」

確かに、家ではあまり表情を変えないかもしれない。これは一つ反省だな、とも思ったことがあった。

  子供とはある意味自分に言ってくれる存在でもある。

未だに、そのようなイベントをしているスーパーもあろう。

  家族と触れ合う企業のイベント。

これも、だんだん企業内から消えていってしまっているのも、見直さなければならないのかもしれない。




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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
養ってもらっている間の制約。
そしてそれから解放された後の極悪。
両極端な保守派としての生き方ということでしょうか。人間、保守派を名乗る人ほど武闘派は多いもの(笑)。
しかし、石橋を叩き続けて渡った来たからこそ、今では見ただけでその石橋の堅牢さと欠陥がみえてくるのでしょうね。
私は人生60歳からが面白くなっていくのではないかと最近思い始めました。企業のレールから外れてからが、自由に己の道を歩めるのかと😎。

投稿: てっちゃん | 2022年8月24日 (水) 11時48分

私の親はかなり特殊?な職業でしたから養って貰ってる内はかなり制約された人生でしたでしょうか。学生の身分では異性交友が許されない(笑)。然しながら今となってはその教えが人生の糧になってますから不思議ですね。キリキリのアウトローを攻めても脱線してはいけない。意外と保守派と言っても信じて貰えないでしょうが(笑)。親から学んだ石橋を叩きまくって渡る慎重さと自ずのDNA?である猪突猛進を上手く使い分けて行きたいと思います。
何れにしても人生3/4過ぎた現実。棺桶には悔いを持ち込みたくないですね。

投稿: dadama | 2022年8月24日 (水) 11時21分

k,kさん、コメントありがとうございます。
親は亡くなって見て初めて、親の有難みがわかるとはよく言われますが、わたしもその通りだと思います。特に親父と息子の関係はそうかなぁ~と親を亡くした時に思いました。
親の別の顔(仕事の顔)もまた息子にとっては思いがけない感動になるのだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2022年8月24日 (水) 08時04分

親の背中  これが私の人生に悪意影響をあたえたのかもしれません💦 自営業者でしたが自由な職人でした。若い頃は反面教師にしてましたが歳をとって考え方も似てきました。 引退後は地元のボランティア活動を精力的にこなしてました。現状、自分の不運を恨むより先を考えて程よい位置で見守り何らかの形で地域貢献していくのが夢にもなってきています。子供に背中を見せるのも魅せ方があると思いますね 私は残念ながらカッコいい姿は見せられそうにありません。サラリーマンの親父の背中 家での行動も影響してますよ~

投稿: k,k | 2022年8月24日 (水) 07時52分

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